2004.02.24 暴君ハバネロ
経営再建中の「東ハト」の命運を変えたという噂のスナック「暴君ハバネロ」を食べてみた。袋を空けた時の印象は「なんだ、なげ輪ってポテトスナックがあったけど、それみたいじゃん」ってところ。これのどこがキャラメルコーンだけにすがっていてつぶれそうになった会社を立て直す力となったのだろう・・・
ひとつ口に入れる。「うん、まずまず辛い。でもカラムーチョのが辛いんじゃないかな?」が、なんとも後を引くうまさも持っている。カラムーチョはその辛さが途中からくどくなってくるのだけど、この暴君ハバネロはべたべたしていないところがいい。量も飽きないところでなくなった。手もべたつかない・・・。なるほど、辛い物好きに受けるポイントをつかんだ商品だなぁと感心。
最近読んでいる本にもあるが、今、ディスカウントストアを中心とした低価格志向と、ブランド品(高価格帯の商品)の間にあって、普及品よりはちょっと高いけれど、個人のニーズ「ストーリー性」「癒し」「こだわり」などに応えるものが、大きくシェアを伸ばそうとしている。要するに「そこそこいい」というのはダメということなのだろう。ただただひたすら辛いものなら作るのは簡単だろうけれど、そこに「辛い物好き」にちょっと蘊蓄を傾けさせるようなひとひねりが要るということなのだと思う。健康茶「へルシア」しかり、それに追随してきた「フラバン茶」しかり、地焼酎ブームしかり、化粧品専門店に何が欠けているのかという答もそのあたりにありそうな気がする。
« 2004.02.23 ランナーの欲 | トップページ | 2004.02.25 壁 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2019.03.24 楽しめたけど(2019.03.24)
- 2019.03.20 障害対応(2019.03.20)
- 2019.03.19 全面禁煙(2019.03.19)
- 2019.03.18 残念(2019.03.18)
- 2019.03.17 地域密着(2019.03.17)
コメント