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2004/04/05

2004.04.05 スタート

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 きのうとうって変わって快晴の名古屋。最高気温18℃、枝からあふれんばかりに満開を迎えた桜が青空に映えていた。あすあさってと公立の学校の入学式があるが、何とか持ちこたえて式に彩りを添えてくれそうだ。

 4月といえばスタートの月。わたしはこれから2年間、町内会の会計を仰せつかっている。先日、書類とお金を引き継いだのだが、街灯の電気料金引き落としのための銀行口座を開設しておいてほしいという申し送りがあった。そこでけさ朝一番に近くの都市銀行の支店に出向いた。「新規口座の開設」ということで歓迎されるかと思いきや、「○○公民会会計 伊藤 英雄」という具合に、団体名を冠する口座の開設にはその団体がちゃんと活動しているかどうか、存在しているかどうかを確認しないと口座をお作りすることができませんという。「オレオレ詐欺」ではないが、架空や匿名の口座を作らせないための措置というのだ。

 それで、その団体の、うちでいえば公民会の「定款」や「規約」「会則」といった書類を提示してくれと言われた。先月までの取引実績があるのだし、単なる名義変更と同じようなものではないかと尋ねるが、今はそれが決まりですからの一点張りで、とりつく島もない。しかたなくすごすご帰ってきたが、株式会社や法人の団体ならともかく、任意の団体なら、その名称だって規約だって「でっちあげる」ことだって簡単にできるのだから、およそ架空口座撲滅の歯止めとはいえないのになぁと、釈然としない思いが募る。そして、相変わらずの窓口嬢の慇懃無礼さにも腹が立つ。こんどは「会則」を持って別の信用金庫に行くことにしよう・・・。会計のスタートはいささか波乱含みである。

 長男は今夜から妻の実家でおじいちゃんと2人という下宿生活をスタートさせることになった。3台のパソコンやら何やらを車に積み込んで移動。先日終端までの工事が終わっていた光ファイバーへの接続も完了した。彼にとっては今までなにもかも親がかりだったことからの「親離れ」であり、わたしたち親(とくに母親)にしてみれば、ゆるやかな「子離れ」のファーストステップというところだろうか。それにしても、男の子とはいえ、ある程度の自炊ができるくらいに育てておけばよかったという悔いがのこる。ストレスをためることなくうまく立ち回ってくれることを祈るような思いだ。

 次男は、2組2番で高校3年生をスタート。もともと女の娘の割合の高い学校だが、彼のクラスはさらに女の娘の比率が高いらしい。長男の学校もそうだったが、言っちゃあ悪いけれど、受験へのテンションの高め方が女子の多いクラスは、どうしても甘い傾向がある。もうひとつ上をめざそうとか、玉砕覚悟で初志貫徹というような空気になりにくいのだ。(それが必ずしも正しいとは言わない)はたして、来年の今頃、彼は花開いているだろうか・・・。

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