夕方までスッキリとは晴れてこなかった。蒸し暑い名古屋だ。
来月、静岡である中部ブロックの大会への参加のための乗車券を買いにでかけた。化粧品組合の中では「総務」を担当しているので、こういう仕事はもう何年もやっている。ことしは、経費の都合で交通費は個人負担となったため、少しでも安くいける方法をということで、JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」という企画切符を使うことにした。通常6180円の名古屋~静岡が4500円で、おまけとしてキヨスクか車内販売で使えるドリンク券がついている。もっとも、一般の乗車券でなくあくまで旅行企画なので、他の列車への変更が不可だったり、払い戻しの条件が厳しかったりする。
JR東海ツアーズの金山支店。いつもは順番待ちの人が結構いるのだが、きょうは番号札の発券機のお待ちの人数が「0」と表示されていた。これは「ついてる!」(高額納税者全国1位の斎藤一人さんみたいに連呼したいくらい)すぐに順番がきて、カウンターの向こうにマタニティウエアの女性とネームプレートの「研修」という文字が新しい女性が座った。あらかじめ記入してあった申込書を出す。同じ日にちながら、往き2パターンで計17名、帰りは1パターンで7人の合計24名のキップの手配である。
先輩の指示をオウム返しのようにくり返しながら、こちらのリクエストを確認して、端末で予約状況を確かめに行く。キーボートを叩く動作がのろく心許ない。先輩のマタニティさんは、少し離れた端末に向かうと慣れた手つきでキーボードを操作している。どうやら同じ検索をしているようだ。やがて新人さんのもとに寄ってきて、あれこれとアドバイスをしている。あとからわかったのだが、いちばん人数の多い15人の席を取るのに、すでにかたまってとれない状況となっていたので、少し離れてもいいから1列5人ずつを3列おさえるのかどうかというような座席取りで手間取っていたようだ。
かなり待たされて(その間に次の順番の新横浜までのぷらっとこだまを1枚という人は帰って行った)、ようやく席の配置の確認にやってきたのでOKをだす。ここから発券までも、何やら端末の前でもたついている。ようやく発券できた24枚のキップだが、それを並べて確認をとる段取りがまるでできない。先輩に言われたことばをまたまたオウム返し。「それでは、大変お待たせしました」と、キップをトランプの七並べのように並べていくのだが、同じ座席番号のA~Eという風に並べることすらおぼつかない。あきれるくらい長い時間をかけて辛抱強く確認してあげた。さらにあきれたのは、こんどはそれをまとめてカードホルダーに入れる時にぐちゃぐちゃにしてしまったこと。せっかくキレイに並べたんだから、その順番にキレイに納めればいいのに・・・。
入って何日目かというような新人さんだったらやむを得ないかなという気もするが、あれがこの春の新入社員だったというんなら、早く別の仕事に就いた方がいいだろうな。覚えることがいっぱいで大変だろうとは思うけれど、サービス業って結局「センス」の問題だと思う。現場に出て何日目かだって先輩の助け船をもらいながら器用に立ち回ることだってできるはずだから・・・。
この使えない娘はともかく、JR東海ツアーズの金山支店には、一言言いたい! 「研修」というプレートをつけてるからいいっていうわけじゃないと思う。冒頭から「すみません、まだ研修中ですので至らないこともあるかと思いますがよろしくお願いします」というあいさつが、本人と先輩マタニティさんからあってしかるべきじゃないのだろうか。買わないわけにはいかないから、辛抱強く耐えてあげたけど、おかげで、スタバでお茶していこうという時間がなくなってしまったこの腹立たしさはどこにぶつけたらいいんだ。(って、ここに曝しているけど)