2004.06.28 ランナーの孤独
朝の最低気温21℃。風があって湿度が少なくおよそ名古屋らしくない夜明け。蹴飛ばしていたタオルケットをたぐり寄せてくるまった。
時折、薄日も射す明るい曇り空。こんなお休みは暑くなる前に走りにいくに限ると、9時半過ぎに大江川緑地めざして走り出す。最低でも緑地内3周と往復での14kmが目標、調子がよければ5周で20km超えも思い描いてのスタート。勢い込むと失速するので、抑えて抑えてと意識する。緑地の入り口までは2.3km。汗だくになることもなく息が弾むこともなくまずまず想定どおりの走りかな。
くちなしの花はもうその盛りを過ぎていて全然香らない。先週の台風で落ちた木の葉や枝がまだ完全に片づけられてはいない。人工池のカルガモは、水面に浮いたその木の葉や枝が邪魔をしてスイスイとは泳げない。花壇に植えられたキレイな紫の花はなんて言うのだろう・・・と風景を愛でる余裕があったのは1周目だけ。いくら風があるといっても、いくら木立で日が陰っているといっても、そこはそれ6月下旬である。額の汗も次第に光を増してくる。
途中、舗装された遊歩道を離れ、木立の中の小路を走る。木の根っこがでっぱっていたり、ウッドチップが敷かれていたりして、走りたくても速く走れないところで、さらにペースを落ち着かせる。何とか3周も残りあとわずか、緑地から一歩でると陽射しをさえぎるもののない一般道の帰路が待っているので、もうこのあたりでという思いと、いやいやせめてあと1周という思いが交錯する。その時、反対側をさっきすれ違ったランナーが、折り返してくるのが見えた。彼はたぶん2周目に入ったというところのはずだけど、俄然対抗意識が生まれる。
4周目を走っておけば、あすとあさってのうちどちらか1日走れば(いつもの閉店後の10km強)今月の目標200kmがクリアできることにも気づいた。2日とも走らなきゃ達成できないよりは、うんとハードルが低くなる。ということで、気持ちがきっちり固まり、4周目に突入。トータル17.2km。帰り着いてシャワーを浴びたあとの「昼間」のビールはメチャメチャうまかった。「やればできるじゃん」というランナーとして久々に前向きな一日だった。今月は、これで192.1km。目標の200kmに王手である。
一人で黙々と走るのは、考え事をするには最適だけど、いろいろな言い訳とともにめげやすいのも確かだ。
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