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2004/07/27

2007.07.26 AT SEVENTEEN

 最高気温31.5℃。雲がひろがったりしたが雨は降らず。でも、一頃よりかなりしのぎやすい。

 休みのきょうは、朝走ったあとためらうことなくビールに手を伸ばす。ここちよくクールダウンしたところで、午前中は読みかけの川島 誠の「ロッカーズ」を読了。最近、この手の軽い文体のものが多いので、こんどは重厚な内容のものを読もうかなと思う。

 夕方、映画「69」を観る。原作の1969年佐世保という時代設定はそのままに、今のティーンエイジャーにも笑えるエピソードを、宮藤官九郎がうまくつないだという感じの軽妙な青春コメディに仕上がっていた。妻夫木聡がちょっとやりすぎという感じもなきにしもあらずだが、娯楽としてはまずまずだ。名古屋駅前の69席の小さなスクリーンの映画館は、10代~20代前半の男女で満席。わたしのような当時をリアルタイムで知っているおぢさんはいなかった。

 そのあと、栄で妻と合流してブルーノート名古屋での「ジャニスイアン」のライブに。地元の某FM局のペアチケットプレゼントに当選したのだ。ゆっくりできるようにと21:15開演の2ndステージを予約しておいた。

 ドラマ「岸辺のアルバム」の主題歌だった「Will you dance」や「Love is blind」など、ちょっと陰のある繊細なシンガーソングライターというイメージのある彼女だけど、もともとはメッセージ色の濃い曲を歌っていたことを、今夜のアコースティックギター1本でのステージでしっかりと魅せてくれた。いい意味で骨太で芯のしっかりした大人の女性の唄(そりゃあ53歳だもんね)を聴かせてもらい満足満足。

 ブルーノートは、開演前に食事や飲み物を楽しみ、開演中も飲み物はオーダーできるから、リラックスした雰囲気でライブを楽しめるのが取り柄だが、今夜のようにバンドサウンドと違って、アコースティックセットの音量では、グラスとお皿のふれる音やら、スパゲティをすする音が聞こえてしまうのはやむを得ないかもしれない。でも、となりの中年おばさん2人組の「おしゃべり」の声は許せないなぁ。はじめはMCの合間だけだったおしゃべりが、アンコール前のラスト、彼女の代表曲「At Seventeen」がはじまっても止まらない。映画「69」の中の妻夫木聡なら、目の前のコップの水をぶちまけているところだが、現実はそうもいかない。さっきスパゲティをすする音をたてた前のテーブル席の人もふり返ってチラチラみているが、おばさんたちは意に介さぬ様子。開演前やたらといろいろ食べていたし、結構呑んでいるのだが、この人たちはライブを楽しみにきたのと違うのかなぁ。

 この日のチケットは8000円(招待券じゃなかったら行けないなぁ)、ライブは正味1時間ちょっと。生ビール中ジョッキ800円、ウーロン茶600円・・・結構バブリーな夜遊びという感じだなぁ。

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