2004.09.22 揺れ動く
けさは開店前に格安理髪店へ。営業が始まる9時の5分前についたのだが7人目。月曜火曜の連休明けとはいえ、朝からこの盛況ぶりはうらやましい。いつも書くように、1575円では多くは望めないが、合理的に割り切ればかなりコストパフォーマンスが高い。ヘアスタイルにとくにこだわりもないわたしにとってはこれで十分という感じだ。
きのうも書いたことしの年次大会での提案についてだが、きょう午後行われた中部ブロック(愛知・岐阜・三重・静岡)の理事会でも、批判的・懐疑的な声が相次いだ。「守りから攻めへ」という意図を持って提案しようとしているのだが、どうも「悪」のように受け止められているようなのである。もっとも、じぶん自身もほんとうに踏み出してよいものかと躊躇っていることもたしかなので、それらの声はじゅうぶん理解できる。でも、「このままでよいわけはない」はずなのだ。
理事会への行き帰りの間、ICレコーダーにヘッドフォンをつないで先日の函館取材の録音を聴いていった。昭和48年生まれ、31歳の二代目は地域一番店の看板の威光をすべて捨ててまったく新しい店をゼロベースから立ち上げようとしている。彼は「同じ街の中にたくさんのお店を構えていたけれども、そのどれもがどこを切っても同じな金太郎飴のような店だった。そんなのは『専門店』とは言えないものだった」とぶった切る。「みんなじぶんの店は化粧品専門店だというが、専門店専用ブランドと呼ばれるものを置くだけで専門店だと言っているだけで、お客様は『専門』だなんて思っちゃいない」とも。単純明解であるだけにどっぷりと業界につかったわたしの耳に痛い。
事業規模を拡大していこうという「欲」はない。儲かることならどんなことでもしようなんてこれっぽっちも思わない。でも、霞を食べて生きていくことはできない。どんなに偉そうに言っていても、お客さまに支持されなければ「絵空事」でしかない。心の中でのいろいろな思いの舵取りがむつかしい。
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