けさは目覚めが悪かった。一旦トイレに起きて、新聞と牛乳を取り込んできたものの、いつもならそのまま起きだしてしまうところをまたベッドに倒れ込んだ。何だろうなぁ。走りに行くにはそろそろタイムリミットという時間になっても、起きだそうという気力がわかなかった。その後、いつもなら走っている時間になってざぁ~っと雨が降った。ものの5分くらいであがったのだが、ほらほら走らなくて正解だったとじぶんの怠け心を正当化する。
昨夜、化粧品組合のサイトやグループウエアなどを預けているサーバのメンテナンスがあった。30分くらいで終わるはずがかなり時間がかかった。ようやくアクセスできるようになったと思ったら、ユーザーライセンスキーを入力してくださいという画面表示になっていた。変だなぁと思いつつ、1年半前の購入時にメールで送られてきていたキーをコピー&ペースト。ところが、何度くり返してもログインできない。よくよく見比べてみるとお客様コードが変わっている。これでは解除できないのはしかたないところだ。プログラムの再インストールでもしたのだろうかと、メールでサーバを管理してくれているところに連絡をとるが、きのうは返答がなかった。
けさになっても同じ状態なので、あちこちから「どないなってんの?」という問い合わせがとびこんでくる。けさはメールサーバにもアクセスできなくなっていたし、それはこっちが聴きたいところだよなぁ。11時前になってようやく先方の担当者から連絡がくる。曰く「昨夜はサーバのマシンを入れ換えたのだが、そちらの使っているグループウエアは、サーバ固有にライセンスを付与しているので、サーバ環境やハードディスクが変わると新たなライセンスキーの発行が必要ということでした」という。サーバの入れ換えなんて聴いてないなと思ったけれど、ライセンスキーの再取得というフォームはみたことがあるので、わかりましたと簡単に答えておく。メールサーバは復旧しましたということだった。
出先から戻って再取得の手続きをとるために新しくなったお客様コードを見にいくと、こんどは「サーバーが見つかりません」状態で、TOP画面そのものが表示されなくなっている。あわせてサイトも落ちている。メールサーバが復活したらこんどはWebサーバかよ・・・。すぐに電話をかけると「今、席を外している」とのこと。これは現場に復旧に向かってくれたのだなと合点。すぐにも復旧するだろうと高を括る。
しばらくしてグループウエアの会社から電話が入る。「1年間の無償保守期間を過ぎていますので、ライセンスキーの再発行には有償の年間保守契約を結んでいただく必要があります」という。「へっ?」というわけで、電話の応対をしながらサイトを見にいくと、たしかにそのように書いてある。そんなの最初に聴いてないよって思ったけれど、サイトに明記されている以上、知らなかったでは通用しない話だった。その額84000円(税込)也。
今さらどうにもならないことだけど、サーバそのものを入れ換えなければこれは起こらなかった事態だ。しかも、そのアナウンスは受けていない。財務を担当する専務理事に指示を仰ぐと、これは損害賠償ものだぞと言われる。そんなこと言われてもと小心者は途方に暮れてしまう。その上、夕方になっても担当者からの連絡はなく、まったく復旧しない。週末が挟まることから、グループウエアの再稼働はどんなに急いでも月曜日以降になってしまう。組合側の管理者としては、じぶんの落ち度ではないにせよ針のムシロだ。
夜7時。すでにサーバが落ちて8時間近くになる。経過についてもまったくなしのつぶてということで、部門の担当者じゃなくトップに直接「一刻も早い復旧を」と連絡をとる。7時40分頃、Webサーバ復旧。ほどなくかかってきた担当者の経過説明によれば、要するに「Webサーバが落ちていたことに気づかなかったということ」「電話があったというメモにも気づかないでいたということ」だった。席を外しているというのを勝手に復旧に向かっていると考えたわたしのミスもあるが、実に単純かつ初歩的なミスということだったわけだ。
その後のメールでは、ライセンスキー再取得のための費用は先方が持ってくれるということになりそうだ。胃が痛むようなやりとりをしないですみそうなのはうれしい。それにしてもさばのみそ煮缶(さば缶)は美味いけれど、サーバ管理者(サバ管)は美味くない仕事だよなぁ。それも、実際に運用していない預ける側の管理者は責められるばかりで割の合わない仕事だ。