2004.10.22 リサイクル
秋晴れの一日、きょうはディシラというメーカーの化粧品を扱っているお店の有志の会「D'z」のメンバーと、資生堂の掛川工場と、隣接している企業資料館とアートハウス(美術館)に出かけてきた。ディシラは資生堂のグループ会社である。
新幹線で名古屋から東京に向かうと掛川の駅のすぐ手前の右側に工場が見える。きょうわかったのだけど、工場の壁面にあるビジュアルは7m×30mあるのだそうだ。かつては時々のキャンペーンに連動した広告を掲示していたが、最近はアート的な要素が強いものになっている。今のビジュアルは「秋の中秋の名月」を表しているのだそうだ。
今回のメインの目的は、掛川工場の一角で行われている空きビンリサイクルの仕組みの見学にあった。この仕組みが全国的に採りいれられて3年になるだろうか。うちも当初から取り組んでいて、空きビンをお持ちくださったお客様にはポイントをさしあげていて、まぁ、うちなりにではあるが積極的に取り組んできたつもりだ。でも、聞くところによると資生堂全体で年間7000トンとも8000トンともいわれるガラスの使用量のなかで、リサイクルの場に持ち込まれているのは、ことしようやく100トンを超えるくらいなのだという。まだまだ周知が行き届いていない。
話を聴くと、お店の側も実にいい加減で、中のキャップを外していない、ビンの中を洗っていないなんていうのは序の口で、中身が入ったままだったり、あきらかにわざとガラスびんではない容器をまるで不燃ゴミを押しつけるように混在させていたりするのだそうだ。破砕してカレットにするラインにのせるまでに、無駄な人出をかけていることがとても残念だ。
最近でこそ、はじめからリサイクルすることを想定したビンのデザインも多くなってきたようだが、以前のデザイン重視のものの中には、まず装飾的につけられたプラスチック類を手作業で外したり、はがれにくい大きな紙ラベルをお湯につけてはがしやすくしたりなど、無駄な手間もかかっているようだ。
透明ガラスびんを破砕したカレットは、ふたたび化粧品のガラスびんとなって使われるという話を聴き、リサイクル現場でのこの無駄な労力を見てくると、この取り組みをもっと多くのお店、そしてもっと多くのお客様に正しく認知してもらう活動をしなくちゃいけないことを痛感する。メルマガで「当店は化粧品のガラスびんのリサイクルをしています」と書くと、「すごいですね、うちの近くでもやってくれるといいのに」というような返事がきたりする。一応、資生堂のお店は全国どこでもやっている(できる)はずなんだけどなぁ・・・。会社も営業担当者もお店も、もっと意識をもたなくちゃね。
昼食は、アートハウス館長さんから教えていただいた「のら」という和食のお店。お茶畑の中にポツンとあるお店だけど、人気のお店らしい。お昼の定食(?)は、写真のような直径40cmくらいの大きなお椀型の器ででてきた。味もまぁまぁおいしかったし、女性陣は大満足だったようだ。男性陣は「もう少し量が・・・」というところだったかもしれないが、話のタネとしてはつかえそうだ。
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