2005.01.19 お役所
朝の最低気温は1.4℃。風が強くないのでさほど寒さを感じない。日中は雲がやや多かったものの11.9℃まで上がっておだやかな一日。区役所まで歩いていったが、セーターだけでじゅうぶんだったかも。
区役所への用事は、作成してあった「給与支払報告書」の提出だった。今月までが提出期限で、できるだけ20日までに提出してくださいという要請にちゃんと応えてあげたというところ。去年までだったら、同じフロアにあった「固定資産税償却資産係」に立ち寄って償却資産の報告書も提出できたのだけど、ことしから事務の効率化で、いくつかの区をまとめて担当する仕組みに変わったとかで、ここでの提出ができない。
うちの南区の担当はとなりの熱田区役所だ。この区役所のすぐ近くには、このあいだ月曜日に行ったけれど、通りがかったのは夜8時過ぎだから当然のことながら提出できる時間帯ではなかった。わざわざ出かけていくことと郵送の切手代を天秤にかけて、今回は80円切手を貼って郵送した。
事務の効率化で拠点を集約するのは「お役所の都合」であって、われわれにとってはサービスダウンでしかないような気がする。書類の受付くらい今までどおり南区役所で行うべきじゃないのかなと思う。区役所間を巡回して書類を集めたり配ったりする自動車便の仕組みもあるだろうから不可能な話ではないと思うのだが・・・。
「お役所仕事」といえば、巷間伝えられているタイでの話が、最近では極めつけといえる。スマトラ沖地震で被災し、パスポートもお財布もクレジットカード類もすべて失い、プーケットに開設された日本大使館の相談所に、渡航証の発行を求めにたどりついた人に、大使館がしたことは「2500円の発行手数料を要求」したことだった。着の身着のままの被災者に対し、「お金がないのなら、保証人を立てれば短期貸し付けを行う」とまで説明したという。
このあまりにも無情極まりない対応も「法律でできないことになっている」で片づけられている。ナチスの迫害からユダヤ人を守るためにビザを発給しつづけてリトアニア人を助けた、杉原千畝さんのような外交官までは期待しないが、たかだか2500円のこと、どうしても取らないと帳尻の合わなくて困るというのなら、せめて「決まりにはないけれど、わたしが立て替えよう」というくらいの「人間味」ある外交官はいなかったのだろうか。じぶんのうっかりミスでどこかで落としたというわけではないのだ。
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