2005.03.31 誰のため?
朝は3℃台まで気温は下がったが、昨日までと違ってきょうはグングンと気温が上昇。最高気温は17.5℃、ようやく桜の開花が宣言された。心配した花粉症の症状は思ったよりはひどくなく、きょうのところはクスリが勝ったというところか。
けさは父の墓参り。お彼岸につづき万博会場を避けて高速利用コースで出かける。このあいだは強風にハンドルを取られそうで肩に力が入ったが、けさはさほど風も強くなく快適なドライブだった。
万博といえば、内覧会当時から大ブーイングだったお弁当の持ち込みが制限付きながら認められることになった。きのう小泉首相が「いろいろ難しい問題があるようだが、来る人の身になってお弁当くらいは認めた方がいい」と記者団に語った「ツルの一声」が決め手になったようだが、万博協会幹部はそれがきっかけではないと歯切れの悪いことを言っているらしい。
だいたい「食中毒の心配がある」からという理由そのものが噴飯もの。家庭で作ったものだけに食中毒の危険があるわけでなく、会場内の飲食店が食中毒を絶対に起こさないという補償はない。どちらも確率は同じだ。要は、どういう契約を交わしているかは知らないが、会場内に出店した飲食店や売店の売り上げを守るための「屁理屈」と思われて当然だ。
入場ゲートで有無を言わさず廃棄処分にさせられていたお弁当の類の映像に、どこが「環境に配慮した万博」なのかと釈然としない思いを描いた人も多かったはず。ただ、単にその不評に屈してしまったら、会場内の飲食店に対して申し開きができないとばかりに、奥の手として「首相のツルの一声」で否応なしというかたちをつくったのだろう・・・というのは穿った見方だろうか。
手作り弁当は許可するが、ひきつづきコンビニなどの出来合いのものの持ち込みは禁止だという。コンビニで買った幕の内弁当をお弁当箱に詰め直せばOKなわけで、このあたりの線引きには依然として業者への配慮がにじんでいる気がする。コンビニ弁当がOKになったって、会場内の外国館のレストランを利用しようという人が少なくなるとはとても思えないのだが。
こんなことばかり考えていると血圧が上がりそうだけど、きょうの内科受診では、134/80とふつうに戻っていた。医師が替わったのだけど、このところ「高いですねぇ」と言われていたのが、ドキドキするくらいきれいな女医さんだったわけではない。ちょっと不思議な気分。