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2005/03/31

2005.03.31 誰のため?

 朝は3℃台まで気温は下がったが、昨日までと違ってきょうはグングンと気温が上昇。最高気温は17.5℃、ようやく桜の開花が宣言された。心配した花粉症の症状は思ったよりはひどくなく、きょうのところはクスリが勝ったというところか。

 けさは父の墓参り。お彼岸につづき万博会場を避けて高速利用コースで出かける。このあいだは強風にハンドルを取られそうで肩に力が入ったが、けさはさほど風も強くなく快適なドライブだった。

 万博といえば、内覧会当時から大ブーイングだったお弁当の持ち込みが制限付きながら認められることになった。きのう小泉首相が「いろいろ難しい問題があるようだが、来る人の身になってお弁当くらいは認めた方がいい」と記者団に語った「ツルの一声」が決め手になったようだが、万博協会幹部はそれがきっかけではないと歯切れの悪いことを言っているらしい。

 だいたい「食中毒の心配がある」からという理由そのものが噴飯もの。家庭で作ったものだけに食中毒の危険があるわけでなく、会場内の飲食店が食中毒を絶対に起こさないという補償はない。どちらも確率は同じだ。要は、どういう契約を交わしているかは知らないが、会場内に出店した飲食店や売店の売り上げを守るための「屁理屈」と思われて当然だ。

 入場ゲートで有無を言わさず廃棄処分にさせられていたお弁当の類の映像に、どこが「環境に配慮した万博」なのかと釈然としない思いを描いた人も多かったはず。ただ、単にその不評に屈してしまったら、会場内の飲食店に対して申し開きができないとばかりに、奥の手として「首相のツルの一声」で否応なしというかたちをつくったのだろう・・・というのは穿った見方だろうか。

 手作り弁当は許可するが、ひきつづきコンビニなどの出来合いのものの持ち込みは禁止だという。コンビニで買った幕の内弁当をお弁当箱に詰め直せばOKなわけで、このあたりの線引きには依然として業者への配慮がにじんでいる気がする。コンビニ弁当がOKになったって、会場内の外国館のレストランを利用しようという人が少なくなるとはとても思えないのだが。

 こんなことばかり考えていると血圧が上がりそうだけど、きょうの内科受診では、134/80とふつうに戻っていた。医師が替わったのだけど、このところ「高いですねぇ」と言われていたのが、ドキドキするくらいきれいな女医さんだったわけではない。ちょっと不思議な気分。

2005/03/30

2005.03.30 撃沈

 きのうはあんなに風の強い晴天だったのにさほど花粉症の症状が重くなかった。ただ夕方から夜にかけて少しずつきているなって感覚はあった。だから、きょうはおとなしく自粛すべきだった。

 あしたの朝は墓参りを予定しているので走りに行く時間はない。のこり3.3kmまで迫っている月間200km達成のためには、けさ走るのは必須だった。・・・といっても、走ることは義務じゃないし、気持ちいいし。いろいろ考え事もできることもあって、好きで走っているのだ。でも、けさは自粛すべきだった。

 走ってきてからシャワーを浴びシャンプーをするわけだからからだについた花粉は洗い落とせるはず。でも、吸い込んだ花粉まで洗い流せるわけじゃない。加えて、きょうは午前中から商品をお届けに行ったり、郵便局に行ったりという用事もあって、何度か外に出た。

 と、前振りが長かったが、本日は今シーズン最悪という感じで撃沈ということ。ここまで症状が進むとクスリもまったく効きもしない。「参りました」というところだ。

 それでもきのうきょうは、最高気温も12~13℃と低かったのだから、あすあさってと高気圧に覆われておだやかに晴れると聞いては、先が思いやられる。誰かが言っていたけれど、そこらじゅうの杉の木を思いっきり切り倒したいという気持ちがよくわかる。でも、ダメなんだ、もう杉だけじゃなくてヒノキも飛んでいるらしいからね。(涙)

2005/03/29

2005.03.29 妻曰く・・・

 雨があがって晴れたけれど、西高東低の冬型の気圧配置となって10m近い北西の風が吹き続けて、肌寒さを感じる一日。朝は生暖かいくらいの9.3℃の最低気温だったが、日中は13.7℃止まりだった。この分では桜の開花はまだ2~3日お預けかな。けさみた緑地の桜もまだまだつぼみは固そうだった。

 本日は、妻が「ちょっとぉ!」といっていた話2題。きょうは14時に某メーカーの営業担当者と約束をしていた。ところが、その担当者から「ちょっと早いですけれど今から伺ってもいいですか?」と電話が入る。時計はちょうど正午を指すところだった。彼が今から会社を出るという意味だったら、高速を使って走ってきてちょうど14時くらいということになる。

 でも、彼は「ちょっと早いけれど」とことわっている。「これから・・・」っていうのは、どのくらいの時間をさすかなのだが、言葉を額面どおり受け取ると、ちょうどお昼時にやってくることになる。妻曰く「ちょっと非常識じゃない? じぶんだってお昼ご飯を食べるんだから、食事を済ませて13時に伺いますってのがふつうじゃない?」。

 で、結果、12時20分くらいにやってきた営業氏。名古屋の会社じゃないから、できるだけ効率よく多くの店を回らなくてはという事情はわからないでもないが、ここは妻の指摘のほうが的を射ている気がする。Tくん、今後は気をつけたほうがいいよ。

 さて、もうひとつの妻の苦言はわたしに向けられている。きのう書いた「スーツ2着セール」の話について、「そんなことまで書いたのぉ・・・。恥ずかしいじゃないの」というものだ。どのみち庶民・小市民なんだから気取っている必要はないからいいけれどと言いつつ不満げだった。ここでこうやって蒸し返すとあしたはもっときつくあたられるかもしれない。

 でも、最初は「妻の憤り」って表題にしようと思っていたくらいだから、それよりはマシだよね。

2005/03/28

FWELLありがとうの会

fwellは学校のようなものでした。
ウェストが気になり運動でもするかぁ、と、なにげなく覗いたフォーラム・・・
スポーツすること、個人競技でもみんなで楽しく取り組めること、励まし合うこと・・・いろいろ学びました。
ウォーキングもフライングディスクもエアロビクスも学べる教室がありました。
フルマラソンなんて夢のまた夢だったあの時、靴の選び方、のんびり走れるレース、呼吸の仕方・・・・いろいろなアドバイスをもらいました。

長年慣れ親しんだFWELLという学舎はこの3月で閉鎖されましたが、FWELLで出会った仲間とのつながりがなくなるわけではありません。
多くの卒業生が今も元気に活動しています。

時は春、卒業のシーズンであり出会いのシーズンです。
今一度、黄色い旗のもとに参集しましょう。

校長先生役だったのりちゃん、
教頭先生は走れ、マロンさん?
教師達がさぼって学校が荒れそうになったとき、立ち上がった生徒会長のpicoさん、歴代の強者、問題を起こしても憎めないあの悪ガキ達・・・
できるだけ多くのメンバーに参加していただきたいと思っています。
用務員のおじさんや、給食室のお姉さんもいましたよね(;'')??
交流試合で仲間になってくれた全国各地の校友の方々・・・「青梅若草」、「大地を走る会」、札幌のユミちゃんとかにも集まってもらいたいなぁ。

あの遠征は修学旅行みたいだった、運動会もあったなぁ・・・そんな皆さんのお話を聞かせてください。

■開催概要
4月10日(日曜日)
13時~15時 謝恩会1:ランorウォーク(皇居周辺予定)
15時~16時30分 謝恩会2:入浴
17時~20時 謝恩会3:酒宴(場所はお茶の水、秋葉原、神田エリアで探索中)
酒宴は、会費5000~6000円予定
(家族割引13歳以上1000円引き、小学生割引2000円引き、入学前無料)

4月1日(金曜日)までにご出席の可否をお知らせください。

【記入例】
**********************************************
名前(orハンドル) ランorウォーク 入浴 宴会
 山猿          ○     ○  ○
 山猿同伴1名    ×     △  ○
**********************************************
(宴会予約の都合上、4月1日までに一報をお願い!! 少しでも参加可能性がある方は△で)
掲示板などで参加表明いただくか、下記へメールでお知らせ下さい。

fwell@infoseek.jp

※入浴予定はスーパー銭湯「江戸遊」大人400円
http://www.edoyu.com/kanda/
千代田区神田淡路町2-9-9 Tel:03-3258-2611

■お知り合いのサイトやご自分のBLOGなどにどんどん転載・転送してください。昔の仲間の方に、なかなか連絡がつかないので。宜しくお願いします。

2005.03.28 雨降って・・・

 朝から雨。予報では上がるといっていた夕方になっても一向に止む気配をみせない。空にはどんよりと重苦しい雲がたれ込めているのだが、個人的には明るい光のほうに向かって歩き出していこうとしているところ。きょうの定休日にもいろいろなメール、電話が入り、着実に「前へ」動いているというところだ。

 ただ、どんなに事情を語っても、結果的に化粧品組合で任されていた多くの仕事を「投げ出し」「逃げだし」ていくことには変わりはない。それでも「残念だ」「からだを壊さないようにがんばれ」と声をかけていただけるのがとてもありがたいし、涙が出るほどうれしい。

 きょうも、わたしの受け持っていた仕事をもっとも多く引き継いでいただくであろうOさんと組合事務所で作業をしてきた。恨み言のひとつも言われて不思議のないところだけど、いつもと同じ軽口をたたき合ってきた。「うんと出世して六本木ヒルズに居を構えることになったらちゃんと呼んでよ」って、そんなことあり得ないって。

 わたしに気を遣わせないようにということなのか、わたしを除く三役での緊急役員会が月末に招集されていることを知った。わたしの職務をどのように分担・継承するかを話し合うための開催だという。年度末・月末の忙しいときに、わたしの個人的なことから迷惑をかけていることを心苦しく思う。ちょっと前に後任・後継について何か腹案はあるのかというメールをいただいたけれど、それには「わたしがとやかく言える筋合いのものではないし、有能なかたはいらっしゃいますから」と返事をしておいたのが、この開催に通じているのだろう。いずれにしても申し訳ない話だ。

 夕方、うちに戻ると、こんどお世話になるI社からメールがきていた。新入社員を迎えるとともに、新体制がスタートする4月1日の全体ミーティングに同席してほしいという内容だった。フルコミットするのは7月からとしても、早く顔を覚えてもらっておくことは大切だから、これはわたしにとっても願ってもない話だ。ほんとうは父親の命日なので朝早くに墓参りをすることにしていたのだけど、これは父もわかってくれるだろう。

 同じ4月1日に入学式を迎える次男のスーツと、「2着目は1000円」セールで急遽買うことにしたわたしのスーツを受け取りに言ってきた。ちょうどこれがわたしにとっての「入社式」用のスーツとなることになった。

2005/03/27

2005.03.27 つぼみ固し

 朝から春の陽射しが注いだ。3.1℃まで下がった気温も陽射しとともにグングンと上昇して、最高気温は18.3℃まで上がった。それでも、あしたと言われていた名古屋の桜の開花はちょっと遅れそうだ。

 いつも走りに行く緑地は桜の名所でもある。枝を見上げて走ってみたが、まだまだつぼみは固そう。きょうは近くの町内会の「園遊会」という札の下がったロープで、桜の木の下を場所取りしていた。予定は変えられないからなのだろうが、きょうは完全な「枝見」だ。

 きのう開幕したプロ野球。ことしは「改革元年」だと囃したてているが、パリーグが開幕しているのにまだオープン戦を行っているというセリーグのスタンスというのはどうなんだろう。まぁ、去年はパリーグの開幕とアメリカメジャーリーグの開幕カードをぶつけるという「いじめ」を行ったのだから、それよりはマシだ。

 きのうの開幕戦、「歴史的初勝利」と大いに持ち上げられた楽天は、本日はワースト3番目という歴史的(?)な大敗を喫した。26対0というのはなかなかにして屈辱的だ。100敗するかしないかが話題となっていて、最下位決定のごとくいわれているが、ここはひとつBクラス首位くらいはめざしてほしいもの。(これも失礼かな)

 サッカーとプロ野球開幕の後ろに隠されてしまったしまった感じのある「高校野球」だが、きょう地元愛知県の「東邦高校」がサヨナラ勝ち。これで、先日の「愛工大名電」とともに愛知県勢がそろって1回戦を勝ち上がった。べつに学校関係者でも、母校でもこどもたちがお世話になったわけでもないけれど、地元の学校が勝つというのは悪い気はしない。ブロックが違うので、決勝戦で対決という可能性もないわけじゃない。

 野球もサッカーもおなじだけど、結局ひとりの力だけではどうにもならないということか。1点を争う好ゲームだった東邦と育英の試合も、東邦の堅い守りがサヨナラ勝ちを呼び込んだようだし、サッカー日本代表も中田英寿のフィジカルの強さだけでは勝てない。正念場のバーレーン戦は、3バックに戻して闘ってほしいものだ。そのためには中田のベンチスタートもやむなしと思うのがどうなんだろう

2005/03/26

2005.03.26 接客業失格


 予報は晴れるという話だったのだけど、朝はどんよりとくもっていた。最低気温も2.3℃と、まだまだひんやりとしている。走る準備をして外に出るとポツリポツリと細かい雨が落ちはじめた。大降りになることはなかろう、すぐにも上がるはずだと走りはじめたが、結局緑地を2周して帰ってくるまで小雨がつづいていた。う~ん、ついてない。

 きのうの夜、某コンビニに出かけたときの話。レジはうちの次男と同じくらいのたぶん大学生のバイトの男の子。ふつう、コンビニのレジって「198円が1点、350円が1点」と商品を確認する声を発することはあっても、いわゆる「世間話」はしないものだが、きのうのレジ男くんは、「お客様ってビールはK党ですか」と声をかけてきた。ちょうど、A社の○○○○ドライが製造日から3日後に入荷したという「鮮度なんたら」キャンペーンをしていたからのようだ。

 返事をしないのも無粋なので「いや、べつにKと決めているわけじゃないけど」と応える。カゴの中にSU社のも入ってるだろうが・・・。すると案の定、「工場からできたての○○○○ドライが入ってきていますけど」という。じつは、わたしは○○○○ドライが嫌い。正直にそう伝えると「めずらしいですね」という返事。おひおひ!

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 ここのコンビニチェーンのお気に入りに「野菜スティック」がある。2月下旬にリニューアルして発売になっているのは知っていたが、きのうはじめて見つけた。早速カゴに入れたのだが、このレジ男くん「これってソースが変わったんですよ。ボクは前のがおいしいかったなぁ」と言う。こらこら、わたしはこれから味わおうとしてるんじゃないかよ。悪気はないんだろうけど、お前、接客業失格だわ! ひとりごとならお客様が帰ってから言いなってとこ。

 お酒のおつまみにと口にしたその「野菜スティック」だけど、あたらしくなったディップ(ソース)は、ねりごまの風味とこくもあるみそマヨネーズという感じかな。わたしの口にはよく合うものだった。「なるほど、キミのような青いガキにはこの味はわかるまい」って言ってやりたい気分。

 そうして飲みながら見ていたサッカーのアジア最終予選。劣勢は言われていたことだけど、全くもって消化不良の敗戦。中田英寿にも鋭さはみられず、いつもながらのフォワードの存在感のなさにもがっかり。やっぱり、あわてて中田頼みの4バックにせずに、国内組重視の3バックで臨んでいたほうがというのが、にわか評論家の分析。

2005/03/25

2005.03.25 余寒

 予報どおり冷え込んだけれど(2.1℃)、昨夜の雨もあがって、目覚めたときは「光の春」という感じの明るい陽射しが差し込んでいた。いつもの緑地を走りながら、この寒さでは桜のつぼみのふくらみが足踏みだなぁ・・・と思っていると、空から白いものが落ちてくる。

 はじめのうちはちらちら程度だったのが、うちに帰り着くちょっと前にはかなりの降りかたになる。その後もお昼過ぎまで、時々小雪が舞う肌寒い一日となる。3月も25日だというのに・・・。

 「閉店」をお知らせするDMは、メール便で発送した分がほとんどのところできょう届いたはず。例によって、ご近所はきのうの夜とけさの宅配でお届けした。「びっくりした」と駆け込んでこられるかたもあれば、お知らせに書いたとおりに、手持ちのサービススタンプを使ってしまわなくてはという「実利的」なかたもある。いずれにしても、当分は平身低頭の日々がつづく。

 きのうの予告どおり、元旦のような特集号がいくつも差し込まれた大冊の朝刊が届いていた。新聞社は広告収入が見込めるから大よろこびだろうけれど、配達員さんはさぞかし大変だったことだろう。その特集号発行のもとである「愛地球博」の開幕日。内覧会での大混乱の報道が効いたのか、人出が予想を大きく下回り「順調」な滑り出しだったらしい。きょうは平日だからということもあるだろうし、寒さが客足に響いたこともあるのだろう。あすあさっての週末がどうなるか・・・。って、他人事のようには言っていられない。うちもこの週末はちょっとにぎわってもらわないと・・・。

2005/03/24

2005.03.24 ハードル


 朝からくっきりと晴れあがった。最低気温4.0℃も青空と陽射しを感じると寒く感じることはない。2日間続いた雨だったが、まるで万博の開会式を祝うかのように晴れあがった。しかも、14時からの開会式が終わったであろう16時半過ぎから再び雨が降り出したのだから、よほど関係者の心がけがよかったのだろう。

 名古屋のマスコミは「万博」一色という状態がつづいているが、開幕にあたって地元紙である「中日新聞」のあすの朝刊は、お正月元旦くらいのボリュームの大冊となるらしい。通常の郵便受けには入らないので、そのまわりに置いていく可能性があるという親切な(?)告知チラシが入っていた。そんな大騒ぎすることかしらと鼻白む思い。

 雨で洗われた緑地をいつものように走ってくるが、遊歩道の真ん中あたりに落ち葉がたまっている。おとといからきのうの明け方にかけての雨は、側溝をあふれさせるくらいの激しさだったということか。

 本日より、お店のお客様に「閉店」のお知らせをはじめた。「そうですか・・・」と冷静に受け止めてくださる人もあれば、「えっ? どうして?」と驚かれる方もある。どちらの反応も淋しくもあり心苦しくもある。どうにも切り出しにくい方もあるが、閉店までのタイムリミットを考え、お客様にご迷惑を少しでもかけないためには、口に出さずにはいられない。

 そして、お知らせを同封したDMをメール便で発送した。あすにはお客様のところに届き、いやでも「閉店」という文字が目に触れることとなる。当分の間、いや閉店のその日まで「どうして?」という質問攻めにあうことになるのだろう。

 お店の仲間やメーカーからの電話やメールもまだまだ続いている。こちらも当分の間続くのだろう。めざす目標の地点は決まっているのだが、そこにたどり着くためには、超えなくてはいけないハードルがたくさん待っている。

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 名古屋地区のコンビニで「名古屋フェア」をやっているということは以前書いた。昨夜は酒の肴に「世界の山ちゃんのどて煮」のレトルトを食べた。しっかりと長い時間煮込んだものと違って、味噌が若い(?)感じがするのはちょっと残念だけど、ホルモンもこんにゃくもちゃんとしていておいしかった。こんどは白いごはんにどろっとかけて「どて煮丼」にしてみよう。

2005/03/23

2005.03.23 今さらながら

 きのうあんなにしっかり降った雨なのに、きょうも断続的に雨が降り続いた。夕方、西の空に少しだけ西日が輝いているのが見えたから、あすの朝は青空がのぞめるのだろうか? 妻は乾かない洗濯物に頭を悩ませている。

 きのうの「宣言」をうけて、「えっ? ほんとなの?」という感じの電話が何本かはいる。「そうなんです。」と答えるしかない。そしてきょうも、担当者にきてもらったり、こちらからお願い行脚にでかけたりして、メーカーさんなどへ話を通す。連絡すべきところは結構多いものだとちょっと意外な思い。それだけ、いろいろな人のお世話の上に成り立っていた商売なんだなぁと今さらながら痛感する。

 さて、いよいよ「お店のお客様」へのお知らせのタイミングが迫ってきている。なんども読み返してつくったお知らせ文書もできた。封筒の印刷も終わった。これが届くと、きっとビックリされるだろうなぁというのが想像に難くない。出さなくちゃいけないけれど、出すのを躊躇うような気分もちょっぴり。

 あしたは愛知万博「愛地球博」の開会式、そしてあさって25日開幕だ。個人的にはあまり興味も関心もないのだが、もうきのうからゲートの前で一番乗りをめざしてテントで寝泊まりしている人もあるという。ホントにご苦労様なことです。

 内覧会で露呈したトラブルに対しては、さしたる改善策も講じられないままに本番に突入しようとしている。せめて「飲食物の持ち込み禁止」だけでも撤回できないものだろうかと思う。どうして、こういう「公」の決めごとって一旦決めたら意固地に変えようとしないんだろうねぇ。こんどの万博協会には、かなりの人数がトヨタ自動車をはじめとした民間企業から出向しているはずなのに不思議でしかたない。まぁ、わたしはたぶん見にいくことはないだろうからいいのだけど・・・。

2005/03/22

2005.03.22 閉店

 朝から雨。時折雨脚が強くなる。そんなお天気というのに花粉症の症状は緩和されない。きょうはとくに目のかゆみと涙目に悩まされる。

 そろそろ潮時かもしれないのでここでも公表することにしよう。ことし創業50周年を迎えることになっている自営の化粧品店を閉める決断をした。さりげなくここでも匂わせてはきたのだけど、先週の定休日に業界での恩人にお話ししてきたのを皮切りに、きのう、愛知県の長である方にもお話しをし、もっとも言いだしにくかった化粧品店仲間の親友にも昨晩打ち明けた。明けて、きょうから取引先のメーカーへも話をしはじめた。

 化粧品屋の子として生まれ、お店のお客さんにもかわいがってもらいながら育ってきたし、じぶんが関わるようになってからもやがて30年になろうとしている。淋しくないといったら嘘だ。できることなら歳を重ねてもう如何ともしがたいという時がくるまで、化粧品屋のおやぢでいたかったというのも偽らざる思いだ。

 退職金はなく、老後も国民年金しかもらえないという自営業者としては、少しでも長く続けられたらと思ってもきた。ただ、心情だけでしがみついていて、気がついたらにっちもさっちもいかないというおわり方では困ってしまう。

 ことしに入ってから何度も書いてきたけれど、ことしは50歳というひとつの節目を迎える。これからのじぶんの人生の設計図を描くにあたって、もしも、何か今までとちがうフィールドで力を試したい、力を発揮したいと一歩を踏み出そうとするのなら、もうぎりぎりタイムリミットを迎えていると思うのだ。

 そんなことをあれこれ考えていたのだが、ここにきて急にいくつかの歯車ががっしりとかみ合って回り始めた。幸いにして妻もこどもたちも理解を示してくれた。踏み出すにはもう今が最後のチャンスかもしれない。そう決断したのだ。もっとも、これはわたしだけがあたらなフィールドに踏み出すという話ではない。母もこどもたちも、そして何より妻という家族を含めた「いとう家」にとってよかれと熟考しての話だ。(細かいいきさつは、またいつか別途ブログにでもまとめてみようかと思っている)

 ただ、いろいろな人に、そしてあちらこちらに迷惑をかけるのは心苦しい。とくにずいぶん少なくはなってしまったが、「うちの店でなくちゃ」とご愛顧いただいているお客様にはほんとうに申し訳ない。でも、じぶんの人生、ここは悔いを残したくない。

 ここまで、話をした人全員が一様に驚き、「残念だ」と言ってくれている。別段、格好つけるわけではないが、惜しまれつつ去るのが「華」というところではないだろうか。

2005/03/21

2005.03.21 初ETC

 朝から快晴。風は強いがぐんぐんと気温が上がっていく。きょうはお彼岸のお墓参り。お中日はきのうだが、定休日のきょうに予定していたのだ。いつもはお店の開店前に帰ってこなくちゃいけないので6時半頃にうちを出ているのだが、きょうは定休日なので8時出発。父が生前に用意していた霊園へは、今まで愛地球博のメイン会場の前を通って行っていたのだが、万博が開幕したら混雑に巻き込まれたりすることが予想される。そこで、おととい開通した「東海環状自動車道」を使って迂回するコースを考えてみた。

 この日のために、開通記念イベントである「とよたマラソン」に参加して、インターチェンジのとりつけ道路の確認をしたし(笑)、ETCも取り付けて準備万端だった。もっともこれには、自動車用品屋さんの商品券があったことやカード会社のキャンペーンがあったこともあるのだけど。

 国道23号を東に走り、豊明ICから「伊勢湾岸道」へ。片側3車線の高速は通行量も少なく、横風であおられるのを除けば、快晴の青空と相まって快適そのもの。接続する「東海環状自動車道」も通行車輌はまだまだ少なく路面も新品だから、こちらも快適。豊田勘八ICを下りればほど近い。所要時間で15分は早いだろうか。何より市街地を抜けていくわけじゃないので、信号がないのが最大の好感度ポイントかな。片道1050円也とETC車載器が告げたが、それくらいの出費の価値は大いにありそうだ。

 初ETCだったけれど、本当にゲートが開くのか心配で減速した上でもういちどブレーキを踏んでしまった。ノンストップです~ぃと通り抜けられるようになるには、もうちょっと習熟が必要といったところかな。もともと長い行列ができるほど料金所は込んではいなかったけれど、今のところはまだETCレーンに入っていくのは優越感が味わえていいものだ。

2005/03/20

2005.03.20 笑えない

 けさはちょいと寝坊、走りにでられなかった。月間200kmペースに戻ってきたところだったのに、ここで休み癖がついちゃうとなぁ・・・。あしたの朝も「お墓参り」だし。

 きのうまではアダルト系・出会い系のメールを「笑える」とちゃかしてネタにしてきたけれど、けさのメールは「件名」が「耳より♪情報」とか「まだ見てないんですか?」、「プロバイダーからのお知らせ」というのは、今までにもよくあったことだけど、よくよく見てみると、その差出人は「わたし」なのだ。つまり差出人のアドレスと宛先のアドレスが同じということ。これは笑えないぞ。

 未明から午前9時頃までに5通。その後はピッタリ止まったからプロバイダが対応したのかなと思っているが、ここまでくると迷惑メールじゃなくて立派な犯罪じゃないのかなぁってところ。

 笑えないといえば、福岡・佐賀での地震だ。春先ってなんとなく地震が多いというイメージがあるが、西のほうにきたかぁという感じ。東海大地震は今後30年の間に80%を超える確率で発生するといわれているし、にわかに心配になる。だって、うちの建物はかなりガタが来ているから、大きな地震が来たらひとたまりもないという感じだから。福岡・佐賀には知り合いの化粧品やさんもある。被害がなかったことを祈るばかりだ。

2005/03/19

2005.03.19 前途多難

 風は強いけれど「光の春」実感。目は強烈に涙目だけど、そのわりには鼻はおさまっている。クスリが効いているのかな。朝の走りはずっと考え事しながら2周。そのわりにはペースは遅くなかった。最低気温1.7℃、最高気温13.6℃は、平年並みってところかなぁ?

 巷は3連休。愛地球博の内覧会では早くも混乱が発生。最大ピーク時の予想の5分の1くらいの人出というのに、地下鉄からリニモへの乗換駅では1時間半待ちの行列ができたとか。リニモも途中駅で重量オーバー(?)となって動かなくなる始末。今からこれじゃあ、どうなることやら。弁当の持ち込み禁止というのが物議を醸しているが、この程度の人出でトイレの不足も露呈しているとか。もともと、あまり出かけてみたいという気持ちはなかったけれど、こんな難行苦行、疲れるだけのために出かけるのはゴメンだなぁ。

 大阪の万博には3回出かけたような気がする。あちらこちらのパビリオンでたしかに並ばされたようには思うが、交通アクセスでトラブったような記憶はない。今回のような運営をしていると、「名古屋は元気」という評価もあっという間に水泡と化すような気もする。やっぱり田舎の都市なんだ・・・ってね。まぁ、住んでいるほうとしてはそのほうが楽かもしれない。だって「名古屋って元気なんだってねぇ」とか「燃えているんだって?」って言われても、実感はないし、くすぐったいような面はゆいような気持ちになるだけだから。

 きょうも「笑える」メールが届いた。差出人は「ママさんバレーボールのチームより」となっている。

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 当方は週末や平日夜に集まり、バレーボールを楽しむスポーツチームです。簡単に言えばママさんバレーチームといったところでしょうか。

 実は当方、表向きはママさんバレークラブだったのですが(これ以上詳しいことはご勘弁ください)日常の不満や夫との不満を語っているうちに、男性との合コンをセッテングする場となっていました。(後略)

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ホントにあの手この手よくやるわ。

2005/03/18

2005.03.18 ご指名

 スッキリとした晴天となるはずだったのに、走るために外に出てみると頭上をねずみ色の大きな雲が覆っている。緑地を走っている時、ぱらぱらっと雨も落ちてきた。それならそれで「花粉」の悲惨も少なくてすむかもしれないと考えたが、お店を開けた10時からはずっと青空がひろがっていて、北西の風もかなり強く吹いた。それでも、思ったより花粉症の症状はひどくない。このくらいですんでくれればありがたい。

 愛地球博(万博)開幕まで1週間を切り、きょうから内覧会。きょうは報道関係者が対象らしいが、あすあさっては地域住民・招待客が訪れるらしい。名古屋駅近くではサテライト会場として「デ・ラ・ファンタジア」(でぇりゃあと言う名古屋弁をかけているらしい)がきょうオープン。ポケモンパークやらスターウオーズ展などに多くの人出と夕刊が書いている。きのうも書いたけれど、ミーハーな名古屋人には堪えられない。

 以前にも書いたのだが、「出会い系」というか「アダルト系」というか、そうしたご商売のみなさんは、なかなか知恵者である。きょうはなんと2人から「ご指名」がかかってしまった。(笑)

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 たった今、貴方に入札された女性がいます。
【名前:美奈】
【年齢:27歳】
【コメント】最近は全然楽しいことが無いし、よかったらいっしょに遊んでくれませんか??
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※現在、真理奈さんからの指名メールは貴方様への一通のみとなっております。

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 こんなんでホイホイとURLをクリックしちゃう人っているのかなぁ? 絶対おかしいってわかってるじゃんね。こういうメールを考え出す奴の顔も見てみたいが、こういうのにひっかかっちゃう人の頭の中も見てみたい感じ。

2005/03/17

2005.03.17 ミーハー

 どんよりと曇り空。駐車場の車のフロントガラスに少しだけ雨が落ちたあとが見えるが、起きだしたときにはいったん止んでいた。予報は80%の確率で「雨」を告げているが、降り出してもひどい降りにはならないだろうと走り出す。はじめ細かい雨がメガネにあたったが、緑地に着く頃にはそれもあがった。「なんと心がけのよい」と自賛したが、緑地の周回が2周目にはいると、ふたたび雨が落ちはじめ、やがて本降りに。暖かい雨だったし、撥水性のあるウエアだったのでさして気にはならなかったが、「心がけがいい」わけではなかった。

 ただ、一日雨模様だったおかげで、目のかゆみはあいかわらずだけど、鼻は楽だった。晴れて暖かくなるあしたからが恐怖である。

 ヤフオクにだしていたSONYのPDA「CLIE」が落札された。3年前のものなので5000円にもなればと思っていたのだが7850円がついた。ちょっと臨時のお小遣いって感じでうれしいって言うと、元々はいくらで買ったのよと、冷や水を浴びせるような妻の言葉。ハイハイ、たしかにそんなもんじゃありませんでした・・・。

 新しもの好きを自認しているわたしだけど、これって「名古屋人」の特性でもありそうだ。きょうで開港1ヶ月のセントレアには、今も東京ディズニーリゾートを上回る人出が毎日つづいているというし、オープン1週間の栄の三越専門店ビル「ラシック」にも人が押し寄せている。万博に先駆けて開通したリニアの新交通システム「リニモ」もこのあいだの土日は大変な人だったらしい。自分のことは棚に上げるが、名古屋人って思いっきりミーハーだ。

 今、いくつかのコンビニチェーンで「名古屋フェア」が行われている。あんかけスパだのどて煮だのみそかつだのといった「名古屋の味」が揃えられている。でも、何か変じゃないのかなぁ? よその土地の人に「名古屋の名物?」を紹介するというのが、こういう企画の本旨じゃないかなぁと思うのだ。たとえばデパートの「大北海道展」とか「全国駅弁大会」というのがそうであるように。名古屋のコンビニで名古屋人相手に「名古屋フェア」っていかがなもの?といいつつ、どて煮を買ってきたわたしである。

2005/03/16

2005.03.16 花開く

 最高気温16.6℃。明るい「春」が戻ってきた。あたらしい桜の開花予想では、前回よりも1日早くなって今月28日。去年よりは5日遅いが平年並みという。

 わが家では、就活をはじめていた長男に「内定」がでた。まだまだ他もあたっていくようだが、とりあえず社会人への足がかりができたわけで、ホッと一安心。長男も次男もひとつずつ着実にステップをのぼっていってくれているのがありがたい。

 きょうの「花粉情報」は「非常に多い」。朝から悲惨な状態を覚悟していたが、意外なことに鼻の具合はきのうとは雲泥の差で、恐怖の「鼻水たら~り」は起こらなかった。朝、走りに行くことを控えたことや、起き抜けからずっとマスクをしていたのが功を奏したのかな。あすは「雨」、花粉は「少ない」ということになっている。

 来月、福岡での委員会のお知らせが届いた。ことしの化粧品組合の年次大会の内容構築にあたって、2年間担当した者として、ことしの内容構築の中核を担う九州ブロックの人にアドバイスをというのが、ことしわたしに与えられた役回り。ちょっと前に「これで卒業ですね」って言ったら、「バカを言うな。落第で留年だ」と怒られたけれど、この2年間のようには、べったりどっぷりにはならなくてすむようだ。いつまでも同じ人間がやっていては弊害もでてくるものだし、ちょうどいいバトンタッチということになるはずだ。

 福岡ははじめてだ。中州の屋台街にも繰り出したいけれど、それは叶うのかなぁ。この時期はちょうど「バースデイ割引」が使えるので、セントレアからJALでお値打ちに往復することにした。これを正規料金で旅費精算してくれたら、屋台で豪遊できちゃいそうだ。

2005/03/15

2005.03.15 稼ぐこと

 けさもちょっと冷えたが、雪は舞わなかった。緑地を走っていてもきのうよりは暖かさを感じられた。ただ、日中は陽射しがさえぎられることも多く、気温はギリギリ10℃を超えたけれど、体感的には肌寒さを覚える一日だった。

 なのに、なのにである。クスリが効いてくれていて、今シーズンは「鼻水たらり」ということはないのかと思って安心(油断)していたら、きょうは目のかゆみだけでなく、鼻も悲惨な状態へ。「花粉情報」では、きょうは「多い」のはずなのに・・・と、ついつい恨み言も言いたくなる。

 あす以降、春の気温が戻ってくるという予報とともに、花粉情報には「非常に多い」というマークがずらりと並んでいる。そのイラストを見るだけで「はぁ~っ」とため息がでてしまう。きょうでこんなものだと果たして・・・。

 定休日明けのきょうは、予約商品の入荷もあって、通販の出荷作業が忙しくなるはずだった。それを見越して、いつもよりも早く起き、早く走りに出かけて、満を持して取り組んだのだが、意外に早く片づいてしまい、「あらら」と拍子抜け。まぁ、準備万端というときはこんなもの。バタバタしているときに限って予期せぬことは起こるものだ。

 次男は、きのうきょうと「登録制」のバイト。昔風にいえば、手配師による日当仕事の斡旋というところ。大学のガイダンスを受けて履修科目を決めるまでは、バイトできる時間帯がハッキリしないので、今は長期のバイトを入れられない彼には最適の仕組みというところ。きのうもきょうも引っ越しの運送手伝いということだったらしい。きょうの荷主さんは太っ腹な方だったらしく、お弁当がでたのだという。さして多くはない日給から昼食代をひねり出さなくてもよかったので、大よろこびである。

 長男もそうだったけれど、学費は負担してあげるが、大学生からはおこづかいをあげない。バイトで稼いだお金をおこづかいにという決まり事だ。宵越しの金は持たないというような性格なので、ちょっと心配なのだが、お金を稼ぐことの大変さ。そして、やりくりの大変さを学んでもらわなくては・・・。

2005/03/14

2005.03.14 嘘だろ!

 きょうも氷点下。朝の緑地では小雪が舞う中を走ってきた。身もこころも引き締まる感じがしてとてもいい一日のはじまりだったということにしておこう。

 午後から夕方にかけて豊橋まで出かける。わたしが今あることの大きな支えである業界の「恩師」「恩人」である方に会うためだ。話さなきゃいけないことは、そのご恩に対して、ある意味「恩を仇で返す」ような話だ。切り出すのはとても気が重いのだが、わたしの中ではキッパリと決断したことだから、曖昧にしておくことはできない。だから、とにもかくにも「いの一番」にこの方に聴いていただかなくてはいけなかったのだ。

 「残念だ」となんどもなんども言われたあとで、「でもな、個人的には応援するぞ。いい話だし、よかったな。」と言われる。なんて器の大きい方なんだろう、なんて度量の広い方なんだろうって、この方のもとで仕事ができたこと、この方と知りあえたことを、つくづく幸せに感じる。絶対にこぼすまいと誓ってでかけた涙があふれそうになり、ぐっとくちびるをかみしめた。

 帰り道、女子高生が「あんた、それやらなかんらー」と、バリバリの三河弁を大声でしゃべっている。ふり返るとかわいい娘だった。名古屋弁も「品がない」といえばそうだが、三河弁は女の娘にはちょっとなぁ・・・(余計なお世話でしょうが)

 戻ってきた地元では、地域の人に慕われていた近くの病院の外科医の先生の通夜だった。心臓外科の手術もできるくらいの腕の立つ人なのだが、腰が低く物腰がやわらかく、気のいいおじさんという感じの先生だった。わたしもウルトラマラソンで爪が死んだときにお世話になったし、こどもはみずいぼをとってもらったりしたし、うちで、庶民的な価格のへアトニックなどを買ってくださっていた。なんでも、きのうゴルフの最中に倒れたとか・・・。「嘘だろ!」ってところだ。

 「嘘だろ!」っていえば、先の話はほんとはそう言いたかったところだったのだろうと思う。決して非難したり責めたりしないところもやはり度量のなせる技なのだろう。わたしもかくありたいものである。

2005/03/13

2005.03.13 まさか

 けさの名古屋は氷点下。それでも走っているときの体感はきのうのほうが冷たく感じたような気がする。でも、戻ってきたときの汗が全然違うので、やっぱり気温が低かったのだと合点がいく。

 冬に逆戻りしたような気温だけど、午前中はあざやかな青空におおわれていた。ところが、午後1時近く、名古屋女子マラソンの中継を見ていた目を窓の外に向けると、白いものが舞っている。「まさか、雪?」と思っていたら、あっという間に見通しがきかないくらいの吹雪になる。細かくて発泡スチロールのつぶのようなふわふわした雪だった。でも、TVに映し出されたマラソンランナーの走っている「名古屋」は明るい陽射しに包まれている。

 雪の降りしきる中、次男を連れて紳士服チェーンの郊外型店舗に出かける。4月の大学の入学式用のスーツを買うためだ。店内にはうちと同じような家族連れが数組。聴けば、混みあっているので、裾やウエストの直しのできあがりが2週間後だという。きょう出かけてよかったなぁというところだ。

 スーツの値付けって納得がいかないというか、不思議というか・・・。常々、妙な業界という感じがする。今回のチェーン店も「フレッシュマン割引」というのを利用すると、31500円以上のスーツは半額になるという。その他にも31500円以上のスーツを買うと2着目は1000円でOKというセールもやっている。でも、店内をよく見て回ると、その対象とならない29800円という価格のスーツが多かったりもする。

 で、きょうは「まさか」じぶんのスーツを買うことになるとは思っていなかったのだけど、ついつい2着目は1000円という戦略にのせられて、親子でスーツを買ってしまった。まぁ、必要な投資だからいいかってところ。ちなみにわたしはYA体、次男はAB体である。

 帰ってきてニュースサイトで「名古屋国際女子マラソン」の結果をみる。出かける前に見たときは先頭で集団を引っぱっていた渋井陽子が35kmで失速、「まさか」の7位に終わったと書かれていた。何が起こったのかはわからないが、順調に調整ができたというときほど落とし穴が待っているもの。東京国際での高橋尚子の失速を思いだしてしまう。

 夕方、テレビをつけるとJリーグ「ジュビロ磐田」と「名古屋グランパスエイト」の試合が後半にはいるところだった。ハーフタイムでは0対0だったが、天敵ともいえるジュビロ相手だけに、まぁ勝ち目はないだろうなぁと思いながら見ていたが、なんと3対0、「まさか」の完封で快勝。Jリーグ初出場のルーキー杉本のスピードと初ゴールは見て得した感じだ。

 てなわけで「まさか」がいっぱいの一日。あしたも「えぇっ、まさか・・・(絶句)」というできごとが起きませんように。

2005/03/12

2005.03.12 おかたづけ

 生暖かい朝。きょうの最高気温9.9℃は夜中に記録したもので、朝になって北よりの風が吹きはじめてからじりじりと気温が下がっていった。起きだした6時台は8℃、お昼の3時は7.6℃。あすの朝の最低気温は1℃の予想。名古屋国際女子マラソンは気温はやや低めでいいコンディションとなりそうだ。

 気温7℃台の緑地を走ったが、北よりの風が吹きはじめていたのと、黒い雲が流れてきたかと思うとパラパラッと時雨れたりして、体感的には結構寒く感じた。このところ暖かかっただけにそう感じるのかもしれない。

 きのうの「らしさ」の中で書いたPDA市場から撤退するSONYのCLIEだが、わたしのもっているNR70をオークションに出すことにした。丸3年経っているのでどのくらいの値段が付くのかはわからないが、ちょっとしたおこづかいになればと思う。

 その出品のために取説などの入った箱を取りだした。買った当時は邪魔になるなぁとは思いつつも、わたしは結構キッチリ取っておくほうである。それがこういう時に役に立つ。で、ついでといってはなんだけど、そのあたりにあったアプリケーションソフトや細々したパソコン用品の箱を片づけはじめた。

 Win95用のアプリケーションソフトの箱・取説がでてきたりすると、さすがに片づけベタが露呈してわれながら苦笑い。そんな具合に基本的にモノを捨てるのがへたな人だけど、思い切ってやり始めると結構大胆になる。そして、楽しくなったりする。ということで、あすの資源ゴミリサイクルの日を前に、段ボールやら取説の冊子のちょっとした山ができた。

 こんな調子でちょっと積もり積もったものを片づけて、身辺をスッキリと身ぎれいにしたいものだなぁと思う、もうすぐ50の大台を迎える春である。

2005/03/11

2005.03.11 らしさ

 雨が夕方まで降り続いた。冷たい雨ではないが、こんなお天気なのに目が猛烈にかゆいのは何故だろう。「鼻水ぽたり」がおこらないだけでもクスリの効果はあるということなのだろう。(ということにしておこう)

 けさの日経朝刊にソニーの全面広告が掲載されていた。「ボタン形の電池で世界で初めて水銀を使用しないものを商品化した」という内容だった。べつにこの電池そのものに関心を持ったわけではないけれど、ひさびさに「ソニーらしい」って感じたのだ。

 ソニーに対する企業イメージって「他とは違う」「先進的」というようなことばを思い浮かべるものではなかっただろうか。それがこのところのソニーのCMといえば、ペ・ヨンジュンがハンディカムを宣伝したり、田村正和がDVDレコーダーを宣伝したりと、有名タレントに目を惹きつけさせることで製品を売り込もうという、およそかつてのソニーらしくないものが目立っていた。

 関心のない人にはまったくなんのコマーシャルだか訳のわからない「アップル」のiPod shuffleのCMは、ピンポイントでそうしたジャンルに興味を覚える人にしっかりと訴えかける。かつてのソニーは、その上をいって、マニアだけじゃなくて、訳がわからない人までも取り込んでしまうような製品の開発や広告宣伝活動をしていた会社だったはず。

 ザウルスの牙城を切り崩したpalm-OS採用のPDA「CLIE」からの撤退も決まっている。3代にわたり愛用してきたが、今はもう滅多に手にすることがなくなってしまった。替わってスケジュール管理はソニーエリクソンの携帯電話「W21S」が受け持っている。思えば、要所要所でソニー製品はよく買ってきていた。

 べつに個人的にはソニーがどうなろうと困ることは何もないけれど、世の中が似たようなものばかりとなってしまうのはつまらない。ノートパソコンもそろそろ買い換えたいのだが、VAIOには発売当初のような斬新さはみられない。この先、はじめて外国人の社長を担ぐようだが、「おっ、なかなかやるじゃん」ってうならせるような「らしい」製品で楽しませてほしいものだ・・・とエールを送ろう。

2005/03/10

2005.03.10 刺激

 東京駅11:00着、東京駅15:26発。滞在時間4時間26分のあわただしい上京。その中の2時間半、これから先のわたしにとってのキーマンとなるかもしれない人たちと「刺激的な」面談。頭の回転が速く将来を見据えたビジョンをしっかりと持った人との会話は、緊張感があって真剣勝負の様相。でも、すごく楽しかった。

 食事をしながら意見を交わしたところは、かの「六本木ヒルズ」の最上階(?)。残念ながら下界を見下ろせる窓側の部屋ではなかったけれど、なかなか優越感を感じさせてくれる個室だった。先方も、そうそうこういうところを使うわけではないんですよと言っていたが、くだんの「ほりえもん」氏や、三木谷氏は、いつもこういうところで食事してるのかなぁと、ついつい「やじうま」的な感想をもったりする。

 某社の新製品の「お茶」の宣伝が、ヒルズ全体を広告媒体にして展開されていた。さすがは大手飲料メーカーというところだが、これによってこれまである程度シェアを占めていた某ブランドは見切るのかなぁ・・・なんて穿ったことをすぐに考えるのって余計なお世話というか、素直じゃないというか・・・飲料業界の人間でもあるまいしと苦笑。

 おだやかな朝を迎えた名古屋だったので、コートなしで出かけた。名古屋ではそうした人の姿も多かったけれど、東京は晴れてはいたものの、きのうよりは気温が低く街行く人にコートなしの姿は少なかった。あらら「お上りさん」丸出しってか?

 帰ってきた名古屋はしっとり。駅からの帰り道では、雨もあがっていて濡れることはなかったけれど、暖かく湿った空気がまとわりついてくる感じ。でも、花粉の飛散もおさまったようで気分は悪くない。

 あわただしかったけれど、刺激がいっぱいの一日だった。あしたは「おだやかな」日が戻ってくるのかな?

2005/03/09

2005.03.09 ホームページ


 朝の最低気温も5.6℃、日中は17.1℃。さらに暖かさが加速。花粉量も加速的に増えている感じがする。こんな日は走らないほうがいいのだろうが、習慣的に走りに出る。薄手のウエアで出かけたのだが汗が光る。ショートスパッツでもいいくらいと思ったが、いくらなんでも「変人」に見えるだろうなと思ってやめた。でも、きょう出かけた名古屋駅では半袖の人を見かけたから、もういいのかもしれないな。

 きょうは某メーカーの取扱店の名古屋地区のお店の会に出席。今後の新製品の計画などの説明を受けた後、地区会で独自に立ち上げようとしているホームページの話になる。ある人が、「作ってしまえば終わりじゃない。バラ色の夢を描いていては失敗する。アクセス数を稼いでいくためには手間暇もかけなくちゃいけないし、何より継続的な投資が必要だ。その覚悟がいる。」と発言していたが、まさにそのとおり。ただ、それを正しく理解できた方がどのくらいいただろうか。なんだかよくわからないけれど、結構大変なんだぁくらいには受け止めてくれただろうか。

 サイトさえ立ち上げればなんとかなるなんて安易に考えて、ホームページ立ち上げに係る予算というのを、すべてページ制作費に充ててしまったら、結果は推して知るべしである。得をしたのはページの制作を請け負った会社のみということになる。

 その会の途中で、超立体マスク仲間のFさんから「いとうさんは結構いろんな懸賞に応募していて、よく日記にきょうは○○が送られてきたとか書いているよね」と、先のホームページのアクセスアップの話と関連した話をしている中で言われた。「ちょっとぉ、みんなの前で言わなくてもいいじゃん、恥ずかしいじゃないの・・・」って思ったけど、事実だからしかたない。で、お昼2時半頃、うちに帰ってきたらアサヒビールからリニューアルする「旬果搾り」が8缶送られてきていた。「おぉ!」単純にうれしいじゃないの!

asahi

 午後から夜にかけては頭脳労働。あす急遽することになったプレゼンの資料を作る。あらすじは、けさ走りながら組み立てたから、アウトラインを書き出してそれをつなげていくだけだったが、眠くならないのが取り柄の花粉症のクスリなのに、ちょっとぼぉ~っとしていて、思ったより仕上げに時間がかかった。マスクで完全防備だったし、駅への往復くらいとそんなに長い時間外にはいなかったはずだけど、やっぱりそれなりに浴びているのかもしれない。

2005/03/08

2005.03.08 花の季節

 桜が咲く頃と同じくらいまでグングンと気温が上がった一日。最高気温16.7℃はことしいちばんの暖かさ。お昼間、お店のショーウインドウ越しに外を眺めていると、思わず目を細めたくなるくらいに青空が輝いていた。もっとも、花粉の飛散はいよいよその勢いを増していて、うっかり目を大きく見開いて外を歩いたら大変なことになりそうだけど・・・。

 宅配便のドライバーがドアを開けて入ってきたりすると、とたんにくしゃみが出るのと、目と顔がちょっとかゆいが、我慢できないほどではない。去年まで「クスリ」には頼らないってずっと我慢してきたが、やせ我慢はしなきゃよかったって、今は思う。ただ、この「非常に多い」状態が何日もつづいたらどうなることか・・・。

 けさ4月からの移動の内示を受けたとお客さんが話してくれた。そうかぁ、そういう季節なんだなぁって思うが、宮仕えの経験のないわたしは実感がない。こんどの異動先はちょっと人間関係に・・・と悩みを口にする彼女には、当たり障りのない助言しかできなかった。でも、長く人生を続けてきた年長者としては、結局のところ「なるようにしかならない」と思うのだ。新しい飛躍の場を与えられたと思ってがんばってほしいなって思う。

 先日打ち上げられた運輸多目的衛星の愛称が「ひまわり6号」に決まった。安直な感じもしないでもないが、慣れ親しんだ愛称だからという理由はまぁ納得できる。5月にも画像を送ってくるらしい。天気予報で「ひまわりの雲の画像によれば」と言われればすんなり耳に入ってくるだろうが、「チューリップ1号の画像」って言われたら違和感あるもんね。

 今夜の食卓には菜の花が上った。きょうは「桜」にはじまり「ひまわり」「菜の花」・・・春は「花」の季節だ。

2005/03/07

2005.03.07 切なる願い

 朝は氷点下だったが、いっぱいの青空に包まれて日中は13℃を超えた。「春近し」という定休日。

 お休みなので、ちょっとゆっくり眠って朝9時に走り出す。きのうの大会は10kmだったけど、ふだんよりちょっとペースが速い分「速筋」を使っていたのだろう、太ももの前側にちょっとハリがあるのがご愛嬌。いつもの緑地を2周。10.8kmを4分54秒ペースで走ってくる。陽射しもやわらかでとても気持ちがよいが「花粉」は盛大に飛びはじめたようだ。

 お昼前、化粧品組合の会議のために外出するときは、きっちり「超立体」マスクで完全防備の体制で出かけた。クスリを飲んでいるので、時々くしゃみが出るのと、目がちょっとかゆいという程度でおさまっている。鼻をかむと鼻血がまじるので粘膜は相当痛めつけられているようだが、つ~っと意図せず鼻水がつたいおちるということが止まっていてくれるのがありがたい。

 花粉情報によれば、あすはいちだんと多くなりそうとのこと。なんとかこの状態で保ってくれれば、薬代がかさむのもやむなしというところ。もう、ただただ切に願うのみである。

2005/03/06

2005.03.06 豊田マラソン

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 きょうは定休日じゃないけれど、妻にお願いをして東海環状自動車道開通記念イベントの「豊田マラソン」を走ってきた。18日に開通してしまうと、もう車以外では走ることのできない高速道路上を走る貴重なチャンスだったということもあるし、このあと、父親の墓参りにこの高速を利用する予定なので、インターチェンジに通じる道路を確認するという意味もあった。(この理由によって妻の許可がでたともいえる)

 思えば、あちこちの大会に参加していた頃は、こういう「今回かぎり」というイベントには結構参加してきた。関空への連絡橋を走った「泉州国際」やら、東海北陸自動車道も名古屋高速も白山スーパー林道も走っている。

 きょうはマラソンだけじゃなくてウオーキングイベントもあり、あわせて18000人くらいが参加したらしい。最寄り駅や駐車場から会場のパーキングエリアまで、いくつかのコースに相当な数のシャトルバスを走らせていて、さすがは好調「トヨタ」のお膝元らしい大がかりな運営にちょっとビックリ。

 会場に向かう途中のバスの車窓から、コースの途中にトンネルがあることが見えたので、記録狙いでいっぱいいっぱいになりながら走るというのはやめて、携帯を持って「今回かぎり」の風景を撮りながら、「楽しんで」「がんばらないで」走ることに決定。

 トンネルの入り口や出口などところどころで立ち止まって、携帯のカメラで構えていると、横を走りすぎていくランナーに怪訝な顔をされる。km4分30秒くらいのペースのあたりだから、写真を撮ったりとか着ぐるみで走ったりというような「不謹慎?」なランナーはいないレベルということかな。

 タイムは47分32秒。途中で何度も立ち止まって携帯のカメラを構えたし、ゼイゼイハァハァいわないペースだったので、汗のかきかたも少なく、からだに負担のかからない走りだったかな。大会出場だからといって記録を狙わないこういう走り方も悪くない。ガシガシと走っていたときには感じられなかったり、見られなかったことがあったりしてちょっと「新鮮」だ。

2005/03/05

2005.03.05 無秩序な便乗

 低気圧の通り道になった九州などでは雪になったらしいが、名古屋は陽射しに力強さが感じられた一日。朝の最低気温1.8℃、日中の最高気温11.0℃、気持ちのもちかたかもしれないが、数字以上に暖かく感じたというのは、近づく「春」への期待感かな。でも、花粉は確実に多くなってきているのを感じる。先日もういちど処方してもらったクスリでかろうじて悲惨な状態になるのを抑えているという感じだ。

 「あぁ、やっぱり」というニュースが届いた。昨年の秋に始まったブーム以降、原料の調達が大変なことがいわれている「コエンザイムQ10」だが、そのわりに結構安価なものなどがあちらこちらのメーカーから出てきている。そんなに出せるものなのだろうかと思っていたら、滋賀県のあるメーカーが製造していたコエンザイムQ10配合のサプリメント「CoQ10」を調べたら、「1錠中30mg」と書かれていたコエンザイムQ10が、分析したところ約0.2mgしか検出されず、かわりに肝機能異常などの副作用の恐れがある無承認の医薬品成分イデベノンが検出されたという。

 どうやら、コエンザイムQ10が品薄で手に入らないので、色や作用が比較的似ているイデベノンで代用しようとしたのだろうと言われている。「ほらほら、絶対にこういう話がでてくると思った」ってところ。それにしても副作用も指摘されているような成分、しかも医薬品の承認を取り消されているものを平気で入れてしまうというところには、その無秩序ぶりに呆れるというより、空恐ろしさを覚える。

 製造メーカーさんなどに話を聴くと、原料の存在を匂わせて、高値で売り抜けようとしているブローカーも暗躍しているらしい。まぁ、こういうことは「儲かる話」には必ずついてまわる話ではあるけれど・・・。

 消費者としては、カプセルの中身まで確かめるわけにはいかないから、外箱などに書かれた表示を信じるしかない。このところ、ブームに乗じて多数のメーカーからサプリメントが発売されているが、異常に安価なものは当然として、わかる範囲のすべてをよく確かめてから購入するようにしたいものだ。

 あしたはほぼ1年ぶりにマラソン大会に出場の予定。今回は10kmだからまるで気負いはない。お天気もよさそうだ。ただ、預けておいたシューズやらウエアやらの袋がなくなってあちこちを探し回っているという「縁起でもない」夢をけさ見たのが気がかり。

2005/03/04

2005.03.04 節酒

 名古屋は雨の朝。冷え込みはなく冷たい雨という感じはしない。テレビで見た東京の寒々とした光景とは大違いだ。名古屋のけさの最低気温3.5℃は、東京のきょうの最高気温と同じくらい。午前中には雨があがった名古屋は10.5℃まで気温が上がった。東京と名古屋って350kmくらいしか離れていないのに、季節がひとつ違うくらいの差だ。首都圏の方はお気の毒。

 きょうは4週間に一度の内科受診日。きょうも血圧が高いと言われてしまう。150/100というから、今までの数値と比べてもたしかに高い。130/85くらいがリミットだという。まぁ、1回くらいリミットを超えたからといって、すぐに「降圧剤」を処方しましょうとは言いませんがと言われたが、どうにも気がかりだったりする。

 やせ形だし、食事も八分目以下だし、適度に運動もしているし、最近は怒ったりイライラしたりすることもないし、タバコも吸わない。・・・となると、残るは「お酒」か? それだって、依存症になるほど飲んでるわけじゃないし、肝機能は正常なんだしなぁ。

 いろいろなサイトで「高血圧」を見てみると、「休肝日」を設けるべきだの、1日の適量はビール中びん1本だとか書いてある。その基準にあてはめれば、確実に「呑みすぎ」ということになる。とりあえず、今夜から少し「節酒」に努めることにしよう。(禁酒といわないところが情けないかなぁ・・・)

2005/03/03

2005.03.03 あの手この手

 ひなまつり。名古屋はおだやかで暖かい一日。夜からあしたの朝にかけては「雪」かもしれないというという予報がまったく信じられない。

 ひなまつりといっても、わが家のこどもは男ふたり。当然のことながらお祝いすることはない。それでもきょうのお昼ご飯には「ツブ貝とワケギのぬた」を妻が作ってくれた。わたしには妹がいるのだが、わが家には「ひな人形」はなかったなぁ。

 出会い系サイトとかアダルトサイトとかはあの手この手で誘いをかけてくる。ついうっかりクリックしただけで課金がかかったなどと言って法外な請求をしてきたりとか、スパイウエアを送りつけられたりとか、とにかく「君子危うきに近寄らず」だ。

 この「勧誘」のメールを削除するだけでも結構な手間なのでうんざりしているのだが、中には「へぇ~っ」と感心するというか、笑ってしまうというか、よく考えるねぇというものもある。そんなことに才能(文才)を使うなら、もっとまともないい仕事もできそうなのに・・・って思ったりして。

 ここ2~3日で笑わせてもらったものを2つ。鼻の下を伸ばした方がクリックされないようにURLは削除しておきました。(笑)

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件名:県立青葉女子校新入学生への連絡【保険室より】

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新入学生の皆様へ
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新入学生の皆様、合格おめでとうございます。
当校では、健康に学業を推進していただくために
入学式の前に、性病等の健康診断を実施致します。

実施日:    3月23日(水)
受付開始時間: 午前10時~
受付場所:   校門正面玄関前(銅像の有る付近)

当日の服装ですが、
必ずフロントホックブラを着用してきて下さい。
乳ガン検診と内診が有ります。

当日の注意ですが、
当日朝の朝食では、必ず飲み物を十分摂取してきて下さい。
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当然ですが、前日の「いけないこと(H等)」は控えてきて下さい。

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2005/03/02

2005.03.02 個人情報

 弥生2日目のきょうは、朝の最低気温(0.0℃)も日中の最高気温(9.4℃)もきのうより低かった。だけど、風がおさまったこともあって体感的には昨日より暖かく感じる。肌で感じる寒暖ってけっこう曖昧なものということになる。

 けさ開店前に、POSレジとそれと連動している顧客管理システムのプログラム修正を行う。4月からの「個人情報保護法」の施行に向けてのセキュリティ強化が、今回の主な修正点。うちのお店の規模では、基本的に法の対象にはならないのだが、化粧品メーカーとして企業をあげてキチンとした管理をしているということを示そうということだろう。うちからわずかの会員さんのデータが流出したとしても、もしどこかで採り上げられれば、メーカーの会員システム全体のことととらえられかねないという懸念もありそうだ。

 うちもキチンと管理していますからご安心を!と、お客様にアピールすることもできないわけじゃないが、このプログラム修正で、起動時や会員データの印刷時にパスワードの入力が必要となったし、バックアップは暗号化するということで、これまでよりも閉店処理に少し余分に時間がかかりそうだし、本音をいえば、ちょっとじゃまくさい。

 サイトで行っているプレゼントの当選者発表について、「当たったわけでもないのに」と断った上で、イニシャルとか個人が特定できないかたちの発表が望ましいと書いて応募してきた方があった。現在は都道府県名と本名を発表している。イニシャルにしてしまうと、当選した方のよろこびが半減しやしないかと思う。市町村名以下の住所は開示していないし、電話番号もメールアドレスも公表しているわけではないので、問題はないと思っているが、この5日の今月分の発表を前に今、頭を悩ませている。

2005/03/01

2005.03.01 対岸の彼女

 弥生3月は北風が強く寒いが、あざやかな青空ではじまった。朝の最低気温0.6℃、日中の最高気温11.0℃と、体感よりはかなり高い。

 きょうは次男の高校の卒業式。高校3年間もあっという間だったなという感じ。きょうで彼の詰め襟姿も見納めだ。何といってもうちから近いということで、母親が式に出席してきたが、「仰げば尊し」が滔々と唄われるという古式蒼然とした式次第だったとかで、つまらなかったと言って帰ってきた。

 当の卒業生くんは、剣道部での「打ち上げ」だとかで後輩たちからの記念品やら寄せ書きの色紙やらを持って、夕方近くなって帰ってきた。それなりに感慨を感じているのだろうか?

 きのう予定が空いてしまった午後の時間に、角田光代の直木賞受賞作「対岸の彼女」を読んだ。このところの「勝ち犬」「負け犬」になぞらえた紹介のされかたをしているが、この作品はまったくそんな時流に乗った浅薄な作品ではないということを、これから読もうかなという人に伝えたい。

 いくつになっても「自分さがし」、いくつになっても「友だちさがし」とでもいうのだろうか、人はなぜ年を重ねていくのかということを考えさせてくれる作品だし、じぶんの生い立ち、そしてそれと似たものをこどもたちの中に感じたときの「親」としての責任感についても考えさせられる。

 当然、人それぞれの人生なのだから、どんな本を読んでみたって、正解や模範解答は載っていないのだが、ふと立ち止まって、歩いてきた道を見つめ直した上で、これから歩いていこうとしている道をあらためて確かめてみる。そんなことって時々必要なんだよなぁって思わせてくれる。折しもことし50歳という節目の年、これからの「人生設計」を考えるのにはちょうどいいタイミングなのかもしれない。

 「対岸の彼女」の一節・・・

 なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない。また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。

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