2005.10.21 涙
雲は多かったけれど、予報でおどかされたようなにわか雨は降らなかった。空気がカラッとしていて気持ちのよい一日だった。今週は休日出勤はしなくてよさそうなので、きょうで今週は終わり、20時40分過ぎに退社。
中越地震からあさってで丸1年ということで、あちこちのニュース番組が旧山古志村から中継している。1年は早いものだ。昨年の今頃は大阪での年次大会に向けてねじりはちまきだった。一緒に内容を構築するはずだった人がお店をやめられることになって、ひとりで奮闘していた時期だ。じぶんのお店のことを顧みる暇もないという、今から考えればかなり無茶をしていた時期だった。
そんな時に起こったこの地震では、被災された人や避難所生活を余儀なくされている人たちに化粧品やさんならではのケアができないかとあちこちに声をかけまわったのを覚えている。地元名古屋では、一緒に行ってもいいよという賛同者もあったけれど、結局、組織としては「義援金」を送るという今までどおりのことで終わってしまった。もっともショックだったのは、支援に向かいたいというわたしたちの申し出を地元から断られたことだった。
たしかに、じぶんのことだけで精一杯なのに、支援という大義名分の下にやってくる「よそもの」のお世話などしている余裕はないという考え方もよくわかる。1泊2日だか、2泊3日だとかで、いったいどれだけのことができるのだ。所詮、自己満足じゃないないのかという指摘も理解できる。
それでもなお、何かできたのではないかという思いはいまでも残っている。旧態依然とした組織の壁と、「まぁまぁ、無理はせずに従来通りに」という事なかれ主義には歯がゆい思いをしたことは忘れない。だから、化粧品店をやめたというわけではないし、化粧品やさんの組織に嫌気がさしたというわけではなかったけれど。
けさの朝刊の旧山古志村の村民の記事に思わず涙。最近、涙もろいわたしだ。あしたからの日本シリーズでは歓喜の涙を流したいものだ。
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http://ennuitomo.blog27.fc2.com/blog-entry-50.html
http://2ch.net/nomatako/
http://blog.livedoor.jp/ustan777/archives/50123373.html
http://log.siyen.egoism.jp/?eid=147207
http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/avex1012.php
投稿: ゆうたちゃん | 2005/10/23 05:46