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2006/04/23

2006.04.23 ゆるやかに

 目が覚める、が、カラダがだるい。リュックがあたっていたらしい背中にちょっと痛みもある。きのうの26kmのダメージなのだが、楽しかったという記憶をこの程度の走力になってしまったかという悔しさがつぶしてしまう。

 ダラダラと眠って9時半頃起きだす。午前中に買い物ときのうできなかった掃除をを済ませる。日が落ちるまでは言われていた雨は降ってこなかったが、その後も部屋の中で過ごす。目立って何かをしたということもなかった。こんな緩やかな過ごし方が、次の新しい1週間のスタートにいい結果を生むことも多いような気がする。

 週休2日ってこんな贅沢な過ごし方ができるんだなぁということは、宮仕えになってはじめて知った。休日出勤がつづいたこともあったが、あえてスッパリと休んでしまうことがよかったりすることもある。

 休日に時間をかけることといえば料理かな。お昼はナスとピーマンと豆腐とひき肉を味噌で炒めたもの。夜は、ニラとダイコン葉とエリンギを炒めて軽く焼いたはんぺんにのせた。もう一品は、ダイコンとニンジンと鶏肉の煮物だ。煮物は時間があるときしかつくれないしね。あしたのお昼のお弁当用にピーマンの肉詰めの準備もしておいた。ひき肉が安かったからね。

 ゆるやかに過ごしていながら一日中気に懸かっていたことがひとつあった。金曜日の夜に不在連絡票が入っていた荷物を昨夜受け取ったのだが、じつは他の人への荷物だったのだ。わたしの住所は1-**-6なのだが、その荷物の宛先は1-**-9だった。それだけなら誤配もなかったのだろうけれど、部屋番号がまったくおなじで、しかも姓がおなじ「伊藤」さんだった。もちろんだからといって運送会社に誤配が許されるはずもない。

 届いたのは「お米」。じぶんでは買った覚えがないけれど誰かが贈ってくれたのかなと送り状に添えられた納品書(領収証)を見てみて誤配に気づいた。不在連絡票にはカタカナで「イトウ」としか書いてなかったし、電話番号も書かれていなかったから、すっかりじぶんのところに届いたものと思いこんでいて、配達されたときも重たいからここに置きますねと玄関のドアの中に置いていったから、まったく気づかなかった。

 運送会社に連絡をとるのが本筋だろうけれど、9番といえばうちの玄関からベランダが見える向かい側の建物だ。直接届けてあげたほうが速いだろうと電話をかけてみるが昨夜はずっと留守だった。きょうもなんどか電話をかけてみるがまだ帰ってきていないようだった。

 あした以降に持ち越すことになるのはまいったなぁと思っていた23時すぎに部屋の電気が灯っているのに気がついた。夜分に申し訳ないと思ったが電話をかけ届けにいく。お向かいのおなじ部屋番号の「伊藤」さんは1階まで取りに来てくれた。なんとか一件落着。ゆるやかな一日に唯一刺さっていたトゲは無事取り除けた。

 週明け早々からなかなか手強い課題が待ち構えているのがわかっているだけに、努めてゆるやかに一日を過ごし終えたつもり。あたらしい一週間がいい一週間でありますように!


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