朝6時、右脚ふくらはぎの強烈なこむらがえりで目が覚める。しばらく伸ばすことも曲げることもできなかった。ここまで強烈なのに襲われたのはひさしぶり。しばらくじっとしていておさまったところでおそるおそる立ち上がってトイレへ。きょうはちょっと長く走ろうと思っているのに・・・と恨めしく思うがとりあえずおさまったので二度寝。
7時と8時に目が覚めたが、あと少しと三度寝(?)と四度寝(?)。8時から20分くらいの眠りの間にすごくリアルな夢を見た。自宅の建て替えの時にとてもお世話になったAホームのSさんが訪ねてきた。その後いかがですかというようなアフターフォローの話が、保険だったかクレジットカードだったかの勧誘の話となった。お世話になったというわたしたちの気持ちを利用された感じを受けていた。よくよく聴くと、どうも単にノルマというだけではない気がしてきて、一旦は断ったわたしだ。
その後、誤解が解けてならばいいですよと受諾しようとすると、こんどはSさんがきょうのところはなかったことにしてほしいと言いだした。そんなやりとりを妻が「互いに筋を通したがるというか頑固というか・・・」と苦笑いの顔で見ていた。Sさんが足繁くうちに通ってくれていたのは1年前になるんだなぁと8時20分に起きだして思う。
こむらがえりのふくらはぎはちょっと心配だけど、お天気に恵まれたので予定どおり10時うちを出る。ゴールは秩父市の羊山公園の芝桜植生地と決めていた。走り出すのをどこからにしようかと迷っていたのだけど、西武線の飯能からではほぼフルマラソンの距離になるし峠越えもありそうだ。今の走力ではこれは無理そうだということで、東武線の寄居から国道140号線を走ることにした。これならほぼ並行して秩父鉄道が走っているので途中リタイアにも安心だ。距離にして26~7kmというところ。
氷川台から地下鉄で和光市へ、東武に乗り換えて森林公園へ、さらに小川町で乗り継ぎ1時間2本のワンマン電車で寄居へ。乗換を含めて1時間50分、12時すぎに到着。遠くに雪を頂いた山並みを見えたりで、ずいぶん遠くにきたものだという感じがする。
歩道がないところでは、横を走り抜けるトラックに煽られたりするが、国道140号線は比較的歩道が整備されていてまぁまぁ走りやすかった。ただ、思ったほど長瀞(荒川)の川面が見られなかった。国道沿いだから飲食店は結構あるが、何でもあります的なお店が多いのに驚く。和食処という看板に「そば・うどん・とんかつ・まぐろ」とある。そこまでは許されるが「おいしいケーキお持ち帰りできます」とも書いてある。頭に「?」が浮かぶ。
名古屋だったら土曜日の午後には満車になっていても不思議でないパチンコやパチスロのお店の駐車場がどこもかなり空きがあるのに驚く。もともと名古屋とくらべて軒数が少ないような気がするのになぁ。それにつぶれてしまっているお店も2~3軒あった。そうそう、こんなところでイタリア料理専門店はむつかしいだろうなぁと思って看板を見ていたが、あらやっぱりという感じでこちらもつぶれていた。
イタリア料理店だけでなくラーメン店や和食処以外のレストランはダメみたいで、なぜかカラオケ店に衣替えしていた。これが意外とにぎわっていそうだった。犬やさんが何軒かあったり、三味線のお店、茅葺きの日本民家の模型店というのがあったりした。
午後の陽差しをあびながらの走りは、半分を超えて最初の休憩と給水をしたあたりから脚にくる。走り込んでいないからしかたないなぁ。2度目の給水は予定よりも少し早く摂る。陽差しに堪えられなくなったということもあるが、気持ちに脚がついていかなくなってきていた。ゴールの羊山公園目前の「道の駅ちちぶ」でトイレ休憩。というか、あとわずかとはわかっていたけれど、一気に駆け上がる元気が切れていた。トイレの鏡で顔を見ると真っ赤だった。洗面で顔を洗って気持ちを持ち直して、渋滞の車の列を尻目に最後の坂を駆け上がる。いやぁ、疲れたぁ。今の走力はハーフマラソンクラスなんだなぁと痛感。もっともリュックを背負って走るにはもっと時間の余裕をもって走ればよいのに、ひとりで走ると入りのペースが速いんだよなぁ。
肝心の芝桜は電車の中吊り広告そのままの美しさだったけれど、そこに人の姿がいっぱいというところが広告とは違う。明け方、人のいないときに訪れたら感動ものかもしれない。でも、走っていった甲斐はあった。秩父から飯能までの普通電車の中では爆睡。自宅着は18時30分。疲れはあるけれど気持ちは満腹の一日だった。そうそう今夜はカレイの煮付け、こちらも満腹でございます。
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