2006.06.07 伝えられる
きのうの帰り道、原宿でパラパラと降っていた雨は、日付の変わった氷川台ではもうあがっていた。道路は少し濡れていたが、空には星と半月が雲間からその顔をのぞかせていた。けさはそれをうけて青空スタート。
お昼過ぎにことし2年目のHくんと六本木ヒルズに本社を構える化粧品メーカーさんまで往訪。古くからの加盟店に支えられ、その加盟店がキッチリとつかんだ愛用者に支えられていると思われるその老舗の会社の担当者は、いろいろやりたいだけど、どうしても古くからの加盟店の手前、思い切ったことができないというジレンマに苛まされている様子。
かつてその世界にどっぷりだったわたしは、この担当者の悩みがよくわかる。相手の懐に飛び込んで本音を引き出すのは比較的簡単。同行のHくんからはすごく勉強になったと感謝されたが、これは経験のなせるワザ。このフィールドならまだまだ伝えてあげられることはある。
ことしの新人くんから、化粧品専門店の現状や今後に向けての課題は何かという話を聴かせてほしいといわれていた。夕方の1時間強、彼の素朴な質問に答えながら、久々に「語ったぞ!」という気分。1年前まで現役だったわけなので、こちらもまだまだ伝えられることはいっぱいある。
ここにわたしの立ち位置があるはずだったのだけど・・・と愚痴ってもしかたない。今の仕事が苦痛なわけでもないし、やりがいも感じていることだし。ただ、仕切りの失敗からくるボタンの掛け違いのようなリスクは、右から埋めに向かえば左に穴が開くというような状態に陥っているようでもある。
そんなこんなで時間に追われる1日。六本木への往訪の帰りにスタバでアイスラテを飲んで帰ってきたあと、バタバタしているうちお昼を食べ損なった。せっかく時間がないときにも食べられるようにとおにぎりを持っていくようにしているのに・・・。このところの退社よりも1時間早く22時20分退社。千代田線乃木坂の駅で6分の待ち時間。ベンチに腰かけておにぎりをほおばる。べつに恥ずかしくもなかったし、みじめでもなかったし、つらくもなかった。ただ、おなかはそれを要求していただけ。
そうそう、重宝していたいただきものの焼き海苔がなくなった。こんどスーパーに行ったら買ってこなくちゃ。
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