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2006/07/08

2006.07.07 ひたすら

 昨夜は、やめておこうという声との葛藤の末、1時半過ぎから「クライマーズハイ」の残った10数ページを開いた。そして、落涙。キーワードのように「下りるために登る」というフレーズが出てくる。これから読む方のために詳しくは書かないが、じぶんを曲げてまで無理するなよというメッセージが込められているような気がする。

 わたしはどうだろう。無理をしていないかといわれれば、「してないよ」と自信をもって答えることはできない。背伸びの上につま先立ちというほどではないが、100%地に足がついているかといわれれば、そうではない。

 「下りずに過ごす人生だって捨てたものではないと思う。生まれてから死ぬまで懸命に走り続ける。転んでも、傷ついても、たとえ敗北を喫しようとも、また立ち上がり走り続ける。人の幸せとは、案外そんな道々に出会うものではないだろうか」と綴られている。「脇目もふらず、ひたすら上りつづける人生があってもいい」とも。そう、周囲から認められる(許される)のなら、そんな人生があってもいい。

 というわけで、さすがにけさは眠かった。星占いも最悪12位。果たしてどうなることかと思ったが、とりあえずまずまずの一日だった。そんな一日の締めくくりは「納会」。6月末までの前年度のがんばりにねぎらいと賞賛をあたえ、はじまっている新年度に一丸となって臨んでいこうという主旨のイベントだ。

 長州小力やレイザーラモンHGになりきったりと、オフィサー陣の涙ぐましい奮闘ぶりには熱い声援が飛んだ。わたしは個人的にはこういう「ノリ」はキライじゃない。でも、メンバー全員が心底賞賛していたかといえば、そうともいえない部分も見え隠れする。こういうイベント(お酒も入っている)の場じゃなくて、日常にもっとその姿勢を見せてよという思いも感じる。

 定年まで勤めようというような考えなどさらさらなく、じぶんのキャリアにとって今している仕事が(職歴書的に)どういう価値を与えるのかということが大きな目標である今の若い世代の考えにはちょっと相容れないところもある。「給料もらっているんだからがんばれ!」なんて口が裂けても言えない。

 きょうが最終出社日というメンバーが3人いた(うちのグループからも一人)。社員番号がヒト桁のメンバーが2人。これって会社的に由々しき問題じゃないのだろうか。花束と色紙をわたしたときには、こみあげてくるものがあった。この業界、新陳代謝が激しいとはいわれているけれど・・・。

 さて、そんな向かい風の中、わたしはまだまだひたすら上りつづけたい。たとえ、サポートしてくれるシェルパや仲間がいなくても。ここで折れてしまうようなやわな人間じゃないと思っている。

 帰宅は0時10分。今夜は早く眠ろう。そしてゆっくり眠ろう。


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コメント

今日はお疲れ様でした!

確かに、定年まで勤めるなんて意識は、ないヒトが多いですねぇ~

ていうか、定年まで勤められるものなら勤めてもいいとは思うけど、実際そんなことはあり得ないって感じなのかな^^;?

miftaahさん、おつかれさまです。

たしかに「定年」という規定そのものがない?

どっちにしても、わたしが最年長記録を更新しつづける
わけですね、まぁ、いつまで勤められるかわかりませんが。

楽しい旅になりますように! 体調に気をつけていって
らっしゃい!

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