2007.01.24 パンクな人生
けさは途中で目覚めることはなかった。4時間半の睡眠でスッキリと起きだす。きょうは新聞販売店の新聞回収日。お正月の分厚い新聞があったし、いつもより回収日が遅いこともあってふだんの1.5倍くらいの量を集合郵便受けの下に出しておく。
本日は評価面談をした。メンバーに助けてもらってばかりのわたしが、上司面をして評価をするなんてなんとも面はゆい。ただただふだんのみんなの努力に◎をあげたい。今期もうまくみんなの力を束ねて前進していきたいと思いを新たにする。そのためにはこの頼りない「上司」が真っ先にしっかりしなくちゃ。
6人分の面談のスケジュールを入れていたし、合間にミーティングが2コマ、午後から夕方はびっぴりと隙間のないスケジュール。トイレにも行けず、ちょっとおなかが痛くなったりもした。夜になってたまっていた仕事をせっせと片づけるが、退社は22時36分。懸案だった2月1日スタートの案件もなんとか固まった。ホッと胸をなでおろす夜の帰り道だった。冷蔵庫の中が淋しくなってきたのでスーパーによって帰ろうかとも思ったけれど、あしたはなんとかなるだろうし、そのまままっすぐ帰ってきた。
日曜日の休日出勤の往復から読みはじめた重松清の「送り火」をきょうの帰りで読了。通勤時間に読むには、こうした短編集は都合がいい。それにしても重松清という作家はおぢさんのツボを突くのがうまい。1963年生まれというからわたしの8つ下、今42~3というところか。世代は違うんだけどなぁ。今回の9編ではぼろぼろと涙をこぼすというような作品はなかったけれど、鼻の奥がじんわりと熱くなるのはなんども感じた。
朝入れたコーヒーが思ったよりおいしくなかったからと会社をサボっちゃう(もちろんそれだけが理由じゃないけれど)サラリーマンの話を出勤途中に読んでるってのもなんだけど、ありふれた家族や夫婦や親子の日常が綴られたこの1冊は単身赴任中のわたしには沁みるわ。そうそう元気の出る話もあったしね。
青春時代を身も心も「パンクロック」に捧げ、「町に火を放て! この街の退屈を焼き尽くせ!」とがなり立てたヴォーカリストが、いまや幼稚園の運動会でこどもの姿を少しでも大きく写そうと場所取りをしたり、ビートルズの「軟弱な」オブラディオブラダを素直にわるくないと思える大人になっている。ちょっと苦笑い。もっともパンク全盛期にはもう大人だったわたしなので、セックスピストルズやパブリックイメージリミテッドにはのめり込まなかった。ただ、クラッシュには心を揺さぶられたことを覚えている。
わたしにとってはウッドストックをピークとした「ヒッピームーブメント」「フラワームーブメント」がリアルタイムだ。中学生のガキが思いっきり背伸びしてその空気を吸おうとしていた。どんなに背伸びしてもその足は決して大きく外に踏み出せなかったのだけど・・・。そんな苦さと懐かしさをいっぱいに感じたりして。
今だって「あきらめ」「妥協」「馴れ合い」のつまんないおやぢにはなっていないつもりだけどなぁ・・・。
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