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2007/03/03

2007.03.03 淡々粛々

 朝7時前にいちど目が覚める。外はくもっているようだ。トイレに行ってもういちどベッドに入る。きのう眠ったのは2時半過ぎ、きょうは休みなんだもん、もう少し寝なくちゃね。つぎに目を覚ますと少し陽射しがのぞいてきたようだ。そろそろ8時半くらいかなと時計を見たら9時41分。「げげっ、今週も燃えるゴミが・・・」と急ぎ着替えて、ベランダから道路を見る。よかった、まだ収集されていない。ということで、ちっちゃな袋のゴミを出しに行く。

 帰りに郵便受けから新聞を持ってあがってくる。ずっしりと重いきょうの新聞にはマンション、一戸建て、土地と、住宅関連の折り込みチラシがどっさり入っていた。うちのすぐ向こうの角地が売りに出ていた。2階建ての住宅の建設込みで8000万円ちょっと。さすがに東京は地価が高い。

 トーストの朝食後、洗い上がった洗濯物をベランダに干し、掃除機をかける。週の半ばは会社にいる時間が長く、うちには眠りに帰っているだけという感じだから、それほどホコリがたまるわけじゃないから、1週間に1度掃除機をかければなんとかキレイに(?)暮らせている。

 昼食はチャーハン。ちょっと前に妻に聴いたパラッとしあげる「裏技」を採りいれてみる。おぉ、なるほど違うものだ。フライパンの表面加工がとれてきたのか、ちょっとくっつくようになってきた。こちらに来てから1年半。いちばん活躍したのがフライパンだからそろそろ「おつかれさま」ってところかな。

 夕食用にごはんを研いでタイマーを20時30分にセットしておいて会社に向かう。往きの地下鉄で、読み継いでいた長嶋有の「ジャージの二人」を読了。世間一般的いえば家庭崩壊の危機を迎えているところなのだが、最後までいっても、それが解決するわけでもなければ、最悪な結果になるわけでもない。まだまだとくになにかが変わるわけでもなく時がつづいていく。

 解説にもあったけれど、学校の「国語」じゃないのだから、このくだりは何を訴えようとしているとか、ここは何を意味しているとか、そんなことをいちいち求めちゃいけないということなのか。でも、おとといも書いたけれど「気持ちの幅」、車のハンドルでいえば「遊び」のような感覚を与えてくれた。これは通勤時間に読むにはなかなかいい選択だ。

 14時30分から18時50分まで、ほとんどの時間ひとりきりの社内で仕事をこなす。結構捗ったのであしたは出社しなくてすみそうだ。帰りは読む本がなくなったので、車内吊りに目を向けると「新潮文庫」の新刊の広告が下がっていた。池袋で書店に寄ることを決める。(全部で5冊、2549円也)

 原宿で山手線に乗り換えると、こちらでは人材派遣会社の車内吊りが2つ並んでいた。有楽町線では、タイヤの性能をアップさせたスポンジのサンプルを貼り付けた立体(?)の吊り広告が。久しぶりに目を凝らすと車内吊りもなかなかおもしろい。

 夕食は、きのう買ってきたオージービーフをしゃぶしゃぶ風にしてみる。薄切りじゃなかったのがちょっとイマイチだったけれど、きのうの葉つきダイコンをおろしたものが甘くてこちらは満足。

 そんなこんなで、淡々粛々と1日が過ぎていった。あしたはウンと暖かくなるらしい。お出かけ日和か?


ダマスクローズの香りに包まれ、健やかで美しい髪へ

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