2007.03.07 大同小異
けさの朝刊に「Suica」の2つ折りの大きな折り込み広告が入っていた。首都圏では3月18日から、これまで「パスネット」という磁気カードで共通利用ができた東京メトロ、都営地下鉄、私鉄に非接触ICカード「パスモ」が導入される。そして、ICカードの先輩格「Suica]との共通利用がはじまる。利用者にとっては1枚のカードでバスも含めて首都圏のほとんどの交通機関に乗れるのだから利便性が高まることはまちがいない。
利用者にはデメリットはないように思えるが、事業者にとってはまず自動改札などをICカード仕様に回収する費用負担がある。都心に乗り入れる大手私鉄はともかく、ちょっとローカルな私鉄にとっては結構な負担となることも想像できる。そして、共通利用による運賃は一定の決まり事によって収納されるだろけれど、このパスモへのチャージの元となるクレジットカードを取り込めるかどうかが、のちのちの収益に影響してくるだろう。年明け以降、私鉄各社は系列百貨店などでの特典を訴求して囲い込みに懸命だ。
その意味では、先行しているSuicaは有利だ。あらたなカードを作らなくても「今、お手持ちのSuicaでほとんどの私鉄に乗れます」と訴えることができるし、あらたなカードを作ろうという人にとっても知名度は「パスモ」の比ではない。
それぞれの思惑はあってもとにもかくにも「大同小異」の動きは美しい。Suicaは大阪に行っても「イコカ」として同じように使える。しかし、昨年11月からはじまった名古屋圏でのJR東海の「トイカ」と「Suica」には互換性がない。・・・ということになっている。根っこはおなじ非接触のOCカードのはずだから開放するかしないかだけだろうと思うのだが・・・。
この閉鎖性というか、懐の狭さは、いかにも名古屋的だ。東海道新幹線の予約システムもそうだけど、独立独歩の精神というよりも単なる「ケチ」だとしか思えない。たしかに割合からすれば、わたしのようにSuicaを名古屋で使う人の数のほうが、トイカを首都圏で使う人よりも圧倒的に多くなるだろうし(そもそも発行枚数が桁違いだし)、精算のしかたもきっと面倒だろうと思われる。でも、ここはおなじJR同士、小異を捨てて大同につくことはできないものか。
きょうの午後もこのところずっとつづいている重要な業務のミーティング。パートナーとなって入ってもらっている人たちも、めざすゴールはわたしたちの会社とおなじはず。そして、その実現に向けてさまざまなアドバイスをもらってリスクをうめていると考えている。でも、その指し示される「小異」をうめる作業に少々疲弊してきているのも事実。
この努力は決して無駄にはならない(はずだ)けれど、小異をうめる作業で定常業務に支障もでているのも事実。早くゴールにたどり着きたいところ。きょうはお昼も食べ損ねた。事前の段取りがわるかったといえばそうなのだが、16時すぎにようやく昼食というのはちょっとつらい。
本日の退社は22時30分。きょう中にと思っていた案件が少しこぼれたけれど、またあした!
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