2007.07.04 ざらざら
目覚めたときは雨は降っていなかったが、予報は「傘」マークのみ。午後になるほどに本降りになるという。きょうは夕方近くに往訪の予定がある。またしても、こういう日にかぎってという、こちらにきてからのジンクスを思う。名古屋時代は決して「雨男」ではなかったはずなのに。
その往訪は17時アポ。グループ会社のTさんに連れていってもらう(紹介してもらう)格好だ。先方は市ヶ谷、乃木坂の弊社を出るときは上がっていた雨が、また降り出していた。Tさんはちょうどうちのこどもとおなじくらいの年齢。傘を持たずに出てきた彼女に傘を差しかける。娘と相合い傘という感じとなる。
男の子2人のわが家だったので、娘と相合い傘の経験はない。さりげなく傘をひろげられたはずだけど、内心ちょっとドキドキした。雨もわるくないなぁ・・・なんて書いてもセクハラじゃないよね。何を言ってるんだか・・・と妻は一笑に付すだろうな。
退社は23時10分。原宿からの山手線、きょうはひどく混んでいた。ようやくからだを入れたそのすぐ後ろで大きな声がする。乗り込むときに呑んだ帰りとおぼしきグループの一人がカップ酒を手にしていたのが見えたのだが、その彼の大きな声に「うるさい!」とでも言った人がいたのだろう。不毛なざらざらとしたののしりあいがつづく。友達とおぼしきまわりの仲間も、うまく収められない。
「うるさくて迷惑なんだからつぎで下りろよ」と叱りつけていたが、代々木を過ぎて新宿まで言い争いはつづく。結局、叱っていたほうが先に下りていって、酔っぱらいくんは車内に残った。しばらくは耳障りな悪口を発していたが、池袋に着く頃には、激昂もおさまっていた。あしたの朝、頭痛とともに苦々しく思い出すだろうか、それとも、すっかり記憶から抜け落ちているのだろうか。気持ちのざらざらは今夜のうちに消えているといいね。
池袋からの有楽町線は西武線直通の小手指行き。小竹向原で「和光市」行きに乗り換えるが、なかなかドアが閉まらない。車内アナウンスの音量が小さく、何を言っているのかわからない。4分ほど停まってようやく動き出した後にかすかに聞こえたアナウンスでは車内の「お客さまトラブル」で発車が遅れたと言っている。
急病人のときはそのように伝えるから、「お客さまトラブル」というのは、山手線と同じようなののしりあいが起こっていたのかもしれない。ざらざらした気持ちの人がここにもいたのかもしれない。おなじ1日なら心おだやかに過ごせるに越したことはないよね。
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