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2007/09/15

2007.09.14 ほころび

 雲の切れ間から秋空がひろがりはじめている。けさも「寒さ(?)」に目覚ましよりも早く目が覚めた。きょうは新聞販売店の新聞回収日。寝起きのぼんやりしたからだに鞭打って、1ヶ月分の新聞を集合郵便受けの下まで持っていく。

 新聞もテレビも自民党総裁選のニュースがトップ。たった1日で風向きが大きく変わった。利に聡い政治家のみなさんのこと、勝ち馬に乗るべく動きは速い。当初、最有力とみられていたA氏、家柄もよく、漫画好きで国民の人気も高そうだったが、ひとつの「ほころび」が大きく傷口となったようだ。

 総理の辞意をあらかじめ聴いていながら、最悪のタイミングでの辞任を許した責任が問われている。それを伝えられた瞬間、彼の脳裏には「しめた!総理総裁の座に就くチャンスが転がり込んできた」とひらめくものがあったのかな。そして秘かにほくそ笑んだのではなかろうか。そして、それが判断を惑わせたのかもしれない。本人にしてみれば小さなほころびだったろうに。

 一瞬の逡巡、そして思わずついた嘘が、その後取り返しのつかない結果を呼び込むということは、小市民でも往々にしてあるもの。やっぱり「正直」がいちばんってことか。

 けさの氷川台駅への道のり、犬の散歩と何人かすれ違うが、そのうちの1頭の大型犬、ほんとうはふさふさとしたシッポだと思うのだが、キレイに刈り込まれ、そして先端だけをまるくボンボンのように残していた。もちろん、飼い主がトリマーさんに頼んだのだろうけれど、ぬいぐるみのような小型犬ならともかく(それでもかわいそうな気がするが)大型犬にそれはないだろう・・・と、犬は好きじゃないわたしでもかわいそうになる。

 退社は22時45分。会社を出る前に、阪神vs中日の直接対決での惜敗を知る。同点の9回表の藤川投入は間違っていなかったとは思うし、藤川が真っ向勝負を挑んで負けたのだからしかたない。それでも、シーズン最多登板記録の久保田がホームランを打たれ、藤川がタイムリーを浴びるという負けかたは、勝利の方程式に「ほころび」が生じたということかもしれない。

 表向きは、3強が0.5ゲーム差の中にひしめくことになったことで、セリーグの野球をおもしろくしてやったんだぞ!って強がっておこう。

 氷川台ではサミットストアに寄ってくる。常備品のマヨネーズが特売ででていた。きょうは鮮魚コーナーでカレイが半額。ちょっと小ぶりだけど、あす煮付けにしてみよう。

 戻ると、集合郵便受けの下にトイレットペーパーのロールが1個。1ヶ月分の新聞代3925円が最後はトイレでリサイクル。おかげで、このところトイレットペーパーは買ったことがない。この点では財政にほころびなし。ありがたいこと。

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