2007.10.31 偽装
食の偽装が相次いでいる。でも、今はたまたま報道が集中していて「目立っている」が、こんなことは恒常的にあったことなのだと思う。新聞に謝罪広告を出すような大手企業の案件は報道もされてきたが、その陰に数限りない「偽装」と「違反」があっただろうことは想像に難くない。
行政も「事なかれ主義」というか、不祥事は起きないにこしたことがない。対象件数がさして大きくない案件の場合、違反報告書の提出か、せいぜい始末書の提出くらいですまされていたのだと思う。少なくとも自分の在任中には起きてほしくないと考えているようだ。
不二家は利用しないし、北海道も秋田も旅行する計画がないから「白い恋人」も「比内鶏」を買うこともないだろう。「赤福」は名古屋人としてはなじみがあるが、とくに好んで買うことはない。だから、一連の騒動も正直「対岸の火事」を見る野次馬ってところだった。
けさの朝日新聞朝刊1面トップの記事を見て驚いた。ニチアスの耐火材が国土交通省の認定を受けるための検査で偽装を行っていたという記事だ。見出しだけではわからなかったが、読み進んでいくと、この製品が使われて耐火性能基準を満たしていないケースが4万件あり、その大半が旭化成ヘーベルハウスであると書かれていた。
わが家はもうすぐ完工から2年。どうやらドンピシャでこの建材が使用された時期にあたるようだ。チャンネルを合わせているフジテレビでは、わたしの見たきのうの夜のニュースででも、朝の「目覚まし」でも、このことを採り上げていなかったので新聞を読むまで知らなかった。往きの地下鉄の中から妻にメールをしてみると、テレビのニュースで知ってビックリしたと返事がかかってきた。
お昼、お弁当をひろげながら、ネットでヘーベルハウスのサイトを見にいくと、TOPが、この件の対応の対応に関するページに差し変わっていた。ニチアスのお詫び会見の前に対応策を準備していたようだ。それによると、やはり拙宅はその対象のようだ。使われているのは軒の裏側の部分(うちの場合は1階の玄関先と、2階のベランダかな)で、画像を見るかぎり取り外して取り替えるのはそれほど大きな工事ではなさそうだが、それでも、一旦完成したものに手を入れられるというのはどうなんだろうって思う。全戸「無償改修」されるとは書いてあるのだけど・・・。
「対岸の火事」だったのが、いざ当事者になってみるとなんとも落ち着かない気持ちになる。まさに火の粉がふりかかってきたという感じだが、その火に対する耐火性能が劣っているときてはねぇ。
本日も、あっという間に時間が過ぎ去っていく。月末月初の定常業務も重なっている。退社は23時。最終退社となってカギをかけ消灯して帰ってくる。帰りの電車の中で、日本シリーズで中日が王手をかけたのを知る。このままあした地元名古屋で58年ぶり(だったっけ?)の日本一となれるかどうか。
夕食は、まるまると太ったアジの塩焼き。千葉産と書いてあったがこれは偽装じゃないよなぁ・・・。
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