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2007/12/13

2007.12.12 東京奇譚集

 だんだん雲が多くなってきた。お天気は下り坂と予報が伝えている。星占いは2位でずいぶん前途洋々のコメントが告げられたけれど、現実は甘くはない。どちらかといえばお天気のようにスッキリせず、下り坂にあるような気がする1日。

 往復のお供が村上春樹の「東京奇譚集」に変わった。これまで氏の作品はほとんど読んだことがない。いや、何作品かは読んだはずだが、さっぱり記憶にない。わたしと同じように中年の域に達してからマラソンを始め、フルマラソンはかなり走っているが、ウルトラマラソンには懲りてしまったということと、小説を読む読まないは関係がない。べつに意図的に避けていたつもりはないが、縁がなかったというわけでもない。

 今回の文庫は、短編が5編収められているということで、通勤の往き帰りで細切れに読むことに適していそうだと考えたことと、「見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る」というキャッチコピーに惹かれた次第。

 「かたちのあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それが僕のルールです。」というくだりに、思わずしおりをはさみたくなったわたし。その手には乗るまいと思ったけれど、やっぱり「読ませる」書き手ではある。とくに今回は短編で適度に力が抜けている感じで読みやすい。

 本日は23時10分退社。チームマネジメントにはあいかわらず課題を感じている。これはという解決策がなかなか見つからない。

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コメント

「今読んでいる本」がよく重なるPICOさんこんばんは。ワタシも、東京奇譚集いま読んでます。

村上春樹ですが、初期の羊三部作。
あと「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」はお奨めします。読む本が無いなと思った時にでも、ぜひどうぞ。

NAOさん、ご無沙汰です。

村上春樹のお薦め本、ありがとうございます。候補のリストに書き加えておきます。

ちなみにこのあと、重松清、森博嗣が控えています。

その重松は野球ネタじゃないですか?
だとしたら、それもカブりますね。

あぁぁ・・・。
そうです「熱い」球ってやつです。
最近S文庫で再刊になったので・・・。

「東京奇譚集」よんで頂いて有難うございます。
表紙の猿の絵も気にってもらえると嬉しいです。
(´・ω・`)ノENOKI

えぇっ?ホンモノの装画作家さんですよね。いやぁビックリ。
「品川猿」とは違ってスリムな猿ですが、目が合うとちょっと
射すくめられるような雰囲気がありますね。
もっと大きなサイズで見てみたい感じです。

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