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2007/12/31

2007.12.31 呼吸するように

 強い冬型の気圧配置で、雪が降るかもという予報がでていた大晦日の名古屋。風は強く冷たいけれど、冬晴れの青空がひろがった。本日のわたしの「お仕事」である神棚の掃除は明るい陽射しが差し込む午前中にすませておく。もうひとつの仕事のはずだった「のし餅切り」は、妻がキッチンに立ったついでにすませてしまったとかで、お昼過ぎにはお役ご免状態。

 自営業の化粧品店を畳んで3回目の年末。おととしは家を建てて引っ越したばかりで、お正月の準備とあわせてうちの片づけもしていた。去年はもうかなりゆったりと過ごしたような気もするが、ことしはいちだんとゆったりしているような気がする。自営業時代のことを思うと、こんなのんびりした大晦日を過ごしていいのかなぁって申し訳ないような気持ちにもなる。

 午後は、妻の実家のお墓参りに出かける。本来は、家の大掃除と同じで年の瀬に出かけて、あたらしい年を迎えられるようにしてくるというのが本来あるべき姿なのだということだが、今まで年が明けてから出かけるばかりで、大晦日に参ることははじめてだ。そんな「慣れない」ことだったせいか、雑巾を持っていくを忘れるというお粗末。

 その足で、先日オープンしたばかりのホームセンターに出かける。大きなゴルフ練習場の跡地にできたということもあって、市内でも最大級という大きさのようだ。年末の買い物でにぎわうその店内には、お酒のディスカウント店よりも安い値段でビールや清酒が平積みされている。日用雑貨もドラッグストアの価格を下回っている。切り餅も食品スーパーより安い。目玉商品の特売で一気に攻勢をかけているのだろうが、近隣の様々な業態に影響大だろう。資本力のない小売業態の苦しさは推して知るべし。

 紅白歌合戦がはじまった。きのうの「日本レコード大賞」よりもどちらでもいい感じだけど、とりあえずチャンネルを合わせている。あいかわらず、台本にキッチリ書き込まれているだろうギャグはすべりっぱなしだ。ことし「話題」の人をいっぱいちりばめているのに、うまく使いこなせてなくてもったいない。まぁ、わたしはアンジェラアキと絢香と馬場俊英(バックでピアノをKiroroの金城綾乃が弾く)とコブクロが見られればそれでいいんだけど。

 それにしてもの「演出」だ。旧山古志村役場からの中継、さだまさしと笑福亭鶴瓶がでていた番組のVTRの挿入、美空ひばりと小椋佳の愛燦燦の企画コーナーなど、ドキュメンタリータッチの演出部分は伝わるモノがあった。紅白も「ゆく年くる年」みたいにナレーションのみでつないだ方が、よほど「唄の力」が伝わるだろうに・・・。

 そういえば、きょうの午後は、次男が大学のゼミの課題で作った6分の映像作品に、思いきりダメ出しをしてしまった。人の作ったモノを評するのはたやすいけれどね。

 くさしながらもチャンネルは紅白に合わせたままでもうすぐ2007年が終わる。50歳で大きく舵を切って2年半が経つ。ことしは、飛び込んだあたらしいフィールドで、なんども躓きそうになった。道が間違っているのじゃないかと思ったこともあった。「えっ、さっきまで右って言ってたよね」と腑に落ちない思いのまま左に走らざるを得ないこともあった。くよくよしない、くじけないのが天賦の才能と思っていたじぶんに自信がもてなくなったときもあった。でも、無事きょうを迎えることができた。そして、あしたが楽しみでいられるじぶんでいられた。

 正直「歳」は感じる。老眼だって進んでいる。でも、まだやれるよ! まだだいじょうぶだよ!って思ってる。ことし、わたしに勇気をくれたのもののひとつ「でんじれんぢ」の「ゆうきのうた」のように「呼吸するように」「がんばらないように」わたしはわたしらしく前を向いて歩いてくよ!

 2008年もよろしく! 

2007/12/30

2007.12.30 デッドライン

 大爆睡! 「お昼ごはんだよぉ」の声にベッドを抜け出したのは12時。顔を洗って久しぶりに家族全員が揃った食卓につく。昨夜、眠りについたのは2時にはなっていなかったはずだから10時間以上爆睡したことになる。350ml缶のビールを2缶空けたけれど、それにしても・・・だなぁ。まぁ、それだけ溜まっていたものがあったということなのだろう。

 外は青空がひろがっているが、時折黒い雲が流れていってパラパラッと時雨れる。きのうのちょっと暖かだった空気が冬のそれになっている。去年につづいて、この年末にわたしに与えられた課題は「神棚を清める」ことと「のし餅を切る」こと。これは去年と同じだ。のし餅はまだ届いていないので、まずは「神棚」かなぁと思いつつ、読みかけの建倉圭介の「デッドライン」を読み出したら止まらなくなってしまい、外が薄暗くなって部屋に電気を灯す時間までかかって読み切った。

 建倉圭介という作家の作品を読むのははじめて。正直、書店の新刊文庫コーナーに平積みされているときに見たときも、まったく名前を知らなかった。もっとも解説によると2作くらいしか上梓されていないようだ。それなのに上下巻2冊を買ったのは、腰巻きに書かれた「十年に一度の冒険小説だ」という惹句に目を止めたから。

 言っちゃ悪いけれど、ダマされたと思ってというかダメもとというか、そんな気持ちで読みはじめたのだが、これがページをめくるのが止まらなくなる感じだった。いつものように通勤の行き帰りの電車の中で読み継いだのだが、眠る時間がじゅうぶんにとれるのなら、うちに帰ってからも読み継ぎたい気分だった。

 第2次世界大戦の末期、広島への原爆投下(終戦)が近づくという時代を舞台に、原爆実験、その弾道計算という軍事目的からはじまったコンピューターの開発という史実も織り込み、さらにはインディアンやアイヌといった虐げられた民族の歴史も折り込まれていて、単なるスピード感あふれるノンストップ冒険小説とも一線を画していて、読み応えある作品になっている。

 売れなかった全2作のあとにこの大作(1400枚らしい)をモノにした作者のすごいが、それを上梓させた出版社もすごいなぁ。この年末年始のお休みとか、3連休とか時間のとれるときに一気読みしてもらいたい大作だ。と、「本屋大賞」じゃないけれど、個人的なヨイショをしておこう。

 なぁ~んにもしない贅沢な一日。夜は「日本レコード大賞」にチャンネルを合わせる。とくに見たくて・・・というわけではなかった。でも、歴代の受賞曲のVTRのそのほとんどが歌えるし、絢香はでていたし、コブクロもということで最後まで見てしまった。コブクロが日本レコード大賞! 「蕾」っていい曲だもんなぁ・・・。よかった!よかった!

2007.12.29 接客業の肝

 きのうが最終出社日だったが、個人的にはことしも倉庫での「実地棚卸」が仕事納め。弊社が物流を委託している倉庫は、大井競馬場のすぐ近く。四半期に一度、棚卸に立ち会ってきたが、競馬開催日と重なったのははじめて。浜松町からの東京モノレールは、帰省や旅行のために羽田空港に向かう大きな荷物組と、丸めた新聞を持った人たちで満員だった。作業もあるからと、ジーンズにダウンジャケット姿のわたしは、競馬組になじんで見えたかもしれない。

 去年のこの時期の棚卸はひとりで出かけたが、ことしは新体制がスタートということもあって、全部で5人。実地に手を動かしたりもしたが、それよりも、今後の業務のことや、わたしたちの業界を取り巻くさまざまな事象をゆっくり語り合える時間だったことが収穫だった。とはいっても、わたしはこの体制からべつの部署へ異動するのだけど。

 帰途の途中、池袋で1月1ヶ月間の定期券の区間変更と、今持っている2月いっぱいの定期の払い戻しをする。神谷町駅への行き方を考え、氷川台~地下鉄恵比寿(日比谷=有楽町乗り換え)で購入しておく。払戻額でちょっと裕福になった気分。でも、もちろんこれは一瞬の錯覚だが。

 わたしはいつも服用している薬があるのだが、郵送してもらった処方箋が、弊社の引っ越し、社内大移動の影響なのだろう、手元に届いたのが、有効期限日のきのうの夕方だった。あわててネットで虎ノ門界隈の調剤薬局を検索すると、ビルの1階の薬局さんが処方箋受付もしていることがわかった。仕事にキリのついた19時30分頃、急いでエレベーターに飛び乗る。

 処方箋をみたお店のご主人(と思われる人)は、即座に「この時間じゃ取り寄せもできないからダメです」と即答。まるっきりわたしが非常識といわんばかりの態度だった。これまでずっと利用していた乃木坂のオフィス近くの調剤薬局は、女性スタッフばかりだが、言葉遣いが丁寧だったので気に入っていたのになぁ・・・。

 結局、発行日から4日以内という期限がきのうで切れてしまって、どうしようか迷っていた。年明けにもういちど処方箋を発行してもらうか、とりあえずきょうどこかの調剤薬局に行ってみるか・・・。 何時に戻れるかわからないので、帰り道の途中の池袋や、自転車で行ける距離のところなど何ヶ所かチェックはしておいた。池袋で定期券の変更が終わったのが16時30分近く。ならば、ダメもとと思い立って、目白方向へ10分ほど歩いて、北海道から本州へと進出してきている某ドラッグチェーンに立ち寄った。

 期限が切れたことを伝えると、先生と連絡取れて延長の確認がとれればだいじょうぶですよと、その場でクリニックに電話を入れてくれる。土曜日は午前のみの診察だから、この時間ではいらっしゃらないだろうなとあきらめていた。それにたしか本日はご贔屓のサッカーチームの試合がある日だし・・・。が、電話が通じたようで「本日まで延長ということで確認がとれましたので、ご用意しますね」と応対してくれた。診療後も大掃除とかレセプトの集計などがあって残っていらしたのだと思うけれど、これはラッキーだった。そして、池袋で調剤薬局に行ってみるかと判断したその勘に自画自賛だ。K先生、ありがとうございました。

 ドラッグチェーンのマニュアルどおりの接客といえばそれまでだけど、きのうの薬局の店主とおぼしき人とは天と地ほどの違いがある。平日は21時まで、土曜日も19時まで受け付けてくれるというから、池袋駅からはちょっと歩かなくてはいけないけれど、また来てもいいな・・と思っているわたし。サービス業、接客業のなんたるかをあらためて感じたできごとでもある。

 今夜は21時の「N700系」のぞみで長男と一緒に名古屋に戻ることにしていた。思ったより早く帰れたし、処方箋の件もうまく解決したしで、気分よく帰れそうということで、長男と早めに待ち合わせて夕食をとってから戻ることにした。食べたのは、池袋東口の「博多天神」のとんこつラーメン。外食もラーメンもホントに久しぶり。たまにはいいものだ。

 名古屋で普通電車に乗り換えて地元駅には23時15分着。お盆休み以来の長男とは、待ち合わせてからずっとしゃべりっぱなし。「積もる話もある」というところかなとは思うが・・・。今夜は、ゆっくりと眠ろう。そして、あしたはのんびりとしよう。知り合いにも連絡をとらなくちゃ・・・って、そうそう、頼まれている部分の大掃除はするけどね。

2007/12/29

2007.12.28 「よいお年を」

 年内最終出社日は、虎ノ門での勤務がはじまる日。20人近いわたしたちの部署の荷物やパソコンは昨夜のうちに移動を終えているはずだ。乃木坂とくらべ、朝遅く夜も遅いということもあって、いつもよりゆっくりとうちを出る。往路は有楽町線を池袋で降りず、そのまま有楽町まで乗っていく。有楽町=日比谷で日比谷線に乗り換え神谷町へ。そこからは歩いて7分ほど。今までよりも10分くらい時間がかかるような気がする。

 オフィスに着くも、まだセキュリティカードを受け取っていないので社内に入れない。誰かが出てきてくれる時間にと思って少しゆっくり出たのに、それでも一番乗りか・・・。フロアでは何か音がするので、しつこく内線電話をかけつづけるが誰もでてきてくれない。かなり経って、ようやくドアが開いた。マスターキーで中に入って掃除機をかけていたお掃除の人だった。乃木坂の社員証を見せて中に入れてもらう。このあとカードキーももらったし、一番乗りだったときのセキュリティの解除のしかたも教わったので、年明けは安心(?)だ。

 まずはパソコンをセットアップ。その後山積みされている段ボールを荷ほどきしていく。お昼頃には、事業部共有の荷物もほぼおさまるところにおさまり、業務態勢が整う。とはいっても、きょうは最終営業日。相手先も同じなので、電話もあまり鳴らないし、比較的落ち着いた雰囲気できょう一日を送れる人もいる反面、休み前で忙しいメンバーもいる。わたしはどちらかといえば後者。

 ひとり、またひとりと「よいお年を」と退社していくのを見送って、それでもいつもより早く21時50分過ぎに会社を出てくる。外は本降りの雨。天気予報を信じて傘は持ってきていた。帰りは、日比谷線を神谷町から恵比寿へ。埼京線で池袋へ戻り、有楽町線で氷川台へというルートで戻ってきた。こちらのほうが少し遠回りか。来月1ヶ月間の予定だけど、ルートを決めて定期券を買い換えよう。きょうは大納会の夜とあってそれほど混まなかったけれどふだんはどうなんだろう。

 それにしても「よいお年を」というあいさつってちょっと不思議な気分だな。いつもより長い休みをはさむとはいえ、週が変わるだけで「年」が改まる。1週前のじぶんが「去年」のじぶんになる。この休み中には、ことしの自分をじっくりふり返ることも必要かな。そして、あたらしい年のわたしはどうあるべきかも・・・。

 あした倉庫に棚卸に行ってきたら、お休みに入る。夜遅い「のぞみ」で名古屋に帰る予定だ。雨は止むかなぁ・・・。

2007/12/28

2007.12.27 納める

 朝はこの冬いちばんの冷え込みと天気予報が伝えていたが、体感的はそれほど寒さを感じない。まだ陽射しが注ぐことが感じられる青空の明け方のせいなのか、はたまた、目まぐるしいであろうきょうの1日への思いがそう感じさせるのかはわからない。

 お弁当に「焼きそば」をつくる。3玉入りを買ってくると、週に何回か食卓に上ることになる。土曜日の夜には名古屋に帰るので、冷蔵庫の中を片づけていかなくてはいけないという事情もある。

 16時、ミーティングの最中だったが、にわかにまわりが騒々しくなる。社内大移動のはじまりだ。同じビルの4階と7階、そして虎ノ門にオフィスがあるのだが、1月からの社内の再編成にあわせて、同じフロアでの移動、階をまたいでの移動、そして虎ノ門と乃木坂間の双方向の移動と、かなり大がかりなシャッフルだったりする。わたしはこれまでの2年半、7階のフロア内だけの移動だったが、今回はあすから来月いっぱいを虎ノ門、そして2月からは乃木坂の4階に戻ってくるという移動だ。

 わたしたちロケーションが変わる組は、パソコンや、机の上の書類、デスクキャビネットの文房具など、すべてを梱包して業者さんに運んでもらう。最後にトラックが出るのが20時といわれていたが、わたしのが動いたあとには4階から上がってくる人がいるので、なるべく早めに机を空けなくてはいけない。。簡単に移動できる人たちの動きに焦らされるかたちで、やりかけの仕事をあきらめて段ボールに詰め込みはじめる。

 机の書類を箱に入れ、PCの電源を落としてしまうと、もう何もできない。ふだんもこれぐらいキッパリと割り切れば早く帰ることができるんだろうなぁ・・・と机を明け渡して休憩スペースでコーヒーを飲みながら思う。あしたの朝、無事パソコンが立ち上がってくれることを祈るばかり。

 思いのほか、早めに梱包が終わったので、2月から仕事をする4階のフロアで(もう机は用意されている)しばらくくつろいだあと、納会に出かける。そういえば去年は仕事で出られなかった。六本木のイベントスペースでの貸し切りパーティという形式。ことしは4月入社の新卒たちが仕切っている。イベントの目玉として彼らが考えたのが、商品券やビール券などを賭けた部署対抗の大食い早食い競争。わたしたちの事業部を代表してHくんとふたりで挑む。交互に食べる役と食べさせる役をすればよいということだった。

 わたしたちに課せられたメニューは幕の内弁当とテイクアウトのカツカレー、そしてところてん。ようするに二人前ということ。Hくんがところてんと幕の内を担当、わたしは主にカレーという役割だったが、Hくんがスプーンで口に運んでくれたのはごはんばかり。わたしの年齢を考えて(?)かカツはあまり口に運んでくれなかった。でも、結構おなかがふくれた。もちろん、夕食がわりにはなったが、おかずほとんどなしのごはんだけというのがちと残念。

 あすも仕事なので、ビールはほどほどにしておく。会社での1年の「納め」はあした。そして、ホントの仕事納めはあさって。そして、その夜名古屋へと向かう。お正月ももうすぐそこまでやってきた。

2007/12/27

2007.12.26 年末年始同居

 目覚めたときはまだ薄暗くてお天気がよくわからなかったが、陽が昇ってくるにつれて雲ひとつない青空ということがわかる。放射冷却で少し冷え込んだようだけれど、日中はあたたかくやわらかい陽射しに包まれそうだ。

 燃えるゴミを下げて家を出る。燃えないゴミはきのうが年内最終だったが、燃えるゴミはきょうのあとももう1回土曜日に収集がある。ダストボックスにゴミを入れて駅に向かう。うちの大家さんのお宅の門には早くも門松が結びつけられていた。となりのお宅では、クリスマスイルミネーションのLEDとコードが、垣根の木々に結ばれたままだ。乗換駅の原宿駅は、紋付き姿の氷川きよしが写った某生命保険会社の「謹賀新年」広告で埋められている。街には年末とお正月が同居している感じだ。

 仕事でも、年末と年始が同居している。わたし自身は「年末進行」からは脱することができたが、チームメンバーの中にはまだまだ年末進行のまっただ中という人もいる。わたしは年明け早々に〆切がくる業務の下準備にいそしむ。夜、遅くなってから、まわりのメンバーにつられるように、オフィス引越の準備もはじめる。思い切ってたまっていた書類を捨てる。

 退社は23時20分。池袋からの有楽町線は最終の1本前。思いきり込みあった。その中で立ったまま思いきり眠って船を漕いでいる人がいた。この人、ちょっと前にも見たような気がする。込みあっているおかげで人の背中を借りて倒れないでいる。器用というかなんというか・・・。

 そうそう、きのうのブログ(小田和正のLIVEのことにふれたくだり)が某プロバイダーのトップページで紹介された。おかげで、本日はいつもとヒトケタ違うアクセス。紹介されたのは「てるてるいのち」にふれたとき以来。この欄の常連になれるくらい筆に力をつけたいものだ。

2007/12/26

2007.12.25 メリクリ

 クリスマスイブに満月というのは何十年ぶり(?)というようなことをテレビで言っていた。そういえば、ことしは1ヶ月の間に満月が2回あるという珍しい年でもあった。満月ってなんとなくニッコリするというか、ほっこりとした気分になるね。

 眠る前にもういちど満月を見ておこうとベランダに出てみたけれど、南の空に月がない。あれっ、もう曇っちゃったのかぁ・・・と、ぐいとからだを乗りだしてみたら、天空高いところから明るく夜を照らしていた。絢香の「三日月」みたいに、遠く離れたところでこの月を見ている誰かとつながっている・・・なぁ~んて、センチメンタルなことは考えなかったけれど、月はちょっと人をやさしくしてくれる。

 明けてクリスマスの朝、けさはまだ暗い6時に起きる。おそらくきょうが年末進行のピークと思われるのでいつもより30分早く出かけることにしていた。昨夜のうちに厚揚げとダイコン牛バラ肉を煮込んでおいたので、おかずはだいじょうぶだ。

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 会社には7時57分に到着。ICカードでドアロックを開けて社内にはいると、サンタクロースが来ていた! 大きなサンタブーツの中にお菓子がいっぱい。手前のテーブルにもカップ麺もいっぱい並べられていた。おととい出社した時に、社長が準備をしているのを知っていたから、「うわぁ、びっくり!」とまではいかなかったが、まぁ、よく買い込んできたものと感謝しきりだ。

 予想どおり、年末進行は本日がピークのようだった。これは入稿した、これはセカンドチェック中、これは差し戻し・・・と、まわりのメンバーを巻き込んで同時進行で作業が走る。夜になって何とか収まりがついたようだ。年末進行はきょうで乗り切れそうだが、あすからは年明けの作業をいかに〆切に間に合わせるかの下準備がはじまる。

 おやつの時間に上長が、東京ミッドタウンで買ってきた「シュークリーム」を差し入れてくれた。較べちゃわるいけれど、きのうのヒロタのシュークリームとはひと味もふた味も違った。本当なら、わたしもチームメンバーに何かプレゼントをというところだけど、一歩も外に出られなかったこともあるし、きょうのところは社長のサンタと上長のプレゼントに甘えておく。

 本日は22時30分退社。忘年会もピークを越えたのか、電車はかなり空いていた。「おうちでクリスマス」と家路を急いだ人も多かったのかな。考えてみれば来週のきょうはもう元旦だ。深夜のテレビももう年末モードでレギュラー番組が軒並みスペシャルに差し替わっている。その中で、小田和正の特番はなかなかに沁みた。とくにさだまさしとのデュエットはよかったなぁ。涙腺がゆるいのは今にはじまったことではないが、おぢさんが今も「いい仕事=いい唄」をしていることには、とりわけ感じるものが多い。

2007/12/24

2007.12.24 お買い物デー

 8時、目を覚まして外を見ると雲ひとつない青空がひろがっている。昨夜は久しぶりにウイスキーを飲んだ。帰りしなに立ち寄ったスーパーで安売りされていたスコッチウイスキーだ。もともとウイスキーの味などわかるほうではないから、美味しいのかどうかわからないが、ビールと違ってちょっと落ち着いた気分になれるかなってところ。ロックで1杯と少し濃いめの水割りを1杯飲んだけど、残ることもなくけさはスッキリ起き出せた。

 お日さまの恵みを受けるために、掛け布団から毛布まで入れ替わりでベランダに干した。洗濯機も2回まわした。玄関から外に出ると北風が意外に強くてちょっとひんやりしているが、南向きの部屋の中はもう少しで20℃に届きそう。エアコンの必要もなく快適な1日になりそうだ。

 本日は「お買い物デー」の予定。まずは朝9時すぎサミットストアに向かう。きょうから年内いっぱい9時開店とのこと。そしてその9時から11時までは早朝タイムサービスでポイントが5倍になるという。加えてきょうはウイークエンドサービスと月曜サービスデーでもある。お米(玄米)を買わなくてはいけなかったので、このトリプルサービスはありがたい(極めて小市民である)。たぶん、サミットストアはきょうが年内最後となりそうだ。

 冷蔵庫に収め、お米をストッカーに移したところで、走りに出る。光が丘公園を目指すが、きょうもはじめての道に走り込んでいく。うちのまわりはちょっと中にはいると畑がそこら中にある。この時期、ブロッコリやネギが青々としている。きょう走ったところには市民農園もあって、ネギを収穫している人がいた。光が丘公園では園内に入らず外周を走る。高層住宅の間を抜けてくる風がちょうど追い風となって気持ちいい。本日は11.6km。

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 お昼は「焼きそば」。きのうのお昼のお弁当は「塩焼きそば」だったけど、きょうは「ソース焼きそば」。目玉焼きをのせたら、ちょっとスペシャルな感じがする。

 午後、解約したJCOMの端末とケーブルの回収に担当者がやってきた。不調だからと端末を新品に交換してもらってからさほど日が経っていないので、ちょっと申し訳ない気がしていた。その時作業に来た人だったら気まずいなぁと思っていたけれど、違う人だったし極めて事務的に持ち帰ってくれたので助かった。

 その約束が終わったところで、池袋まで買い物に出かける。氷川台から池袋まで出るというと、ちょうど笠寺から名古屋駅に買い物にでるのと同じくらいの時間、「都会=人込みに出ていく」という感覚も同じだ。まずは100円ショップでこまごまとしたものを調達する。壊れてしまったキッチンバサミ、同じくひとつ壊れてしまったふとんバサミ。きょうこのあとの掃除に使うものなど、計9点、945円也。

 LOFTで、来年のスケジュール帳を買う。システム手帳にしようかと考えたり、去年使っていた「ほぼ日手帳」は、カジュアルだけど1日2ページでしっかりと書き込めて意外と使えたなと思い出したりで、かなり悩む。売り場を何周かした上で、結局「能率ダイアリー」のひとつに決めた。このダイアリーにどんなスケジュールが書き込まれるんだろう・・・。

 地下に降りてLIBROで文庫本の新作を物色。本日は4冊購入。有楽町線の改札に向かおうとデパ地下(食料品売り場)を抜けるが、チキンやオードブルのお店の前には人だかりができていた。

 氷川台に戻って、TSURUKAMEでみりんとヒロタのシュークリームを買う。うちに戻る途中のドラッグストアでラップを購入。朝のサミットストアからはじまってここまでで6ヶ所。これで本日のお買い物デーは終了。イブだからといって「じぶんにご褒美」系の品物はなし。

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 戻って、ヒロタのシュークリームとコーヒー。去年のイブはミスドのブッシュドノエル風のケーキだったっけ。一息ついたところで、本日の大きな目標、レンジフードの掃除にとりかかる。手荒れの予防のために、100均で買ってきた使い捨てのビニール手袋で完全武装。小1時間かけて終了。完璧とはいかないけれど「まぁ及第点」というところ。名古屋に帰るまでに、あとはお風呂の鏡まわりと、トイレの床掃除はしておきたいな。

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 夕食は、けさのサミットストアで大きなブロッコリが買えたので、それを蒸したもの。オージービーフの切り落としを炒めて焼肉のたれをからめたもの、そして、半額になっていた鯛。ホントはカルパッチョにしたかったのだが、残念ながらドレッシングがなく、お刺身にした。もっとも、包丁の切れ味が今ひとつなので、カルパッチョ向きの薄くそぎ切りにはできなかったかも。そして、ふだん仕事の前日の夜は飲まないのだが、今夜はクリスマスイブなのでビールを1缶だけ添えた。

 年内の仕事はあと4日。その間にオフィスの引越があったりする。年内最終日は引っ越し先で迎えることになる。スムーズに事が運んでくれることを祈りたい最終週だ。あ、その前にあしたは年内最後の「燃えないゴミの日」だ。

2007/12/23

2007.12.23 理系

 7時半に目を覚ます。7時間近く眠れたけれどまだ眠い。まだ雨が降っていて外が薄暗いせいかもしれない。あと30分とふとんをかぶる。目を閉じたか閉じないかという間に30分が過ぎ8時になった。

 この30分でスッキリとした。三連休の中日のきょうは出社することに決めていた。雨が残って走れないしちょうどいい。早めに出て、帰りには買い物でもと思っていたので、お弁当をつくって出る。きょうは「塩焼きそば」。

 往きは降り続く雨の中、傘をさして出かけたが、急速に天気が回復、会社に着いてしばらくすると陽射しが戻ってきた。本日は10時20分から20時まで。たまっている帳票を整理する。14時近くまで一人きりだったが、帳票整理や集計などの作業にはもってこいという感じで、かなり捗った。まぁ、そうでもなきゃ休日出勤した意味がないのだけど。

 キリのいいところまでとちょっと粘ったので、池袋に戻るともう西武百貨店は閉まっていた。「まぁ、いいか」とさっさと有楽町線に乗る。コンコースではクリスマスケーキの臨時の売り場ができていた。シュークリームやさんではバイトの女の娘がサンタの帽子をかぶっていた。そうねぇ、あしたはイブなんだね。

 きょうの帰りで森博嗣の「φは壊れたね」を読了。人生をしみじみ考えるような作品のあとが「密室殺人」って、濫読のわたしらしい。森博嗣の作品を読むのははじめてだけど、理系ミステリーとしてファンが多いらしい。東野圭吾原作のドラマ「ガリレオ」が人気だったようだけど、この森博嗣氏のシリーズもちょっとそういう趣がある。基本「文系」のわたしだけどこういう「理系」はあってもいい。今後シリーズが順に文庫化されるらしいのでたのしみだ。

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 夕食は「鉄火丼」。帰りに立ち寄った駅近くの「TSURUKAME」でマグロの中落ちが半額になっていた。ホントは時間をかけて「づけ丼」にしたかったのだけど、着替えたり、白菜と豆腐のお味噌汁をつくる間だけ、ちょっとつけ置いた。炊いておいたごはんがちょっと堅めだったのが残念だったけど美味しかった。

 クリスマスイブのあしたは、出社はしない予定。ノンビリ過ごすことにしよう。

2007/12/22

2007.12.22 年賀状

 8時半起床。外は寒々としたくもり空。きのうの予報より早く雨になりそうだ。午前中は掃除機をかけたのみ。ゆっくり新聞を読み、ゆっくりメールチェックをして過ごす。お昼ごはんは、冷蔵庫の白菜と豆腐と薩摩揚げでキムチ鍋もどき。のこりの薩摩揚げは軽くあぶって大根おろしとともにいただく。

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 雨は午前中にいちど道路を濡らしたけれど、いったん止んでいる。降り出す前に冬ざれた街に走りに出る。石神井川に沿って走るが、木々はもう裸になっていてこの空の下では見るからに寒々しい。ラスト300mくらいを下り坂を利してちょっとストライドをのばし、スピードを上げてみた。イメージだけは大会でのラストスパートだ。本日は11.0km。

 15時すぎ、静かに雨が降りはじめた。きょうの午後は年賀状づくりにあてようと思っていたので、べつに雨が恨めしくはない。喪中ハガキの整理もしてあるのでことし年賀状を印刷する人の数は決まっている。その数は年々少なくなっている。東京に来てから仕事を通じて知り合った方とは、メールのやりとりばかりだから、会社から配信される年賀のHTMLメールで事足りる。そもそも、自宅の住所を知っている人の数はこちらに来てからまったく増えていない。

 民営化した郵便会社は強気の年賀状販売計画を立てているみたいだけど、どう考えても増えることはないだろうなぁ。ことしはauの携帯からデータを送るとそれをハガキにプリントして配達してくれるという「EZ ケータイPOST」サービスもはじまったようだけど、携帯世代は、そもそもメールアドレスでコミュニケーションをはかっているだろうし、面倒な登録作業をしてまで年賀状を配達してもらいたいと考えるとは思えないので、このサービスも不発に終わりそうな気がする。(なんて書くと怒られそうだな)

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 夕食は、きのう買ってきたカレイの煮付けをつくる。結構大きくて鍋の中で尾びれが折れてしまった。北海道から直送というシールが貼ってあったのだが、そんな遠くからやってきて249円のさらに「半額」で販売されていたなんて、なんか気の毒というかかわいそうな気分になる。加工食品などがゾクゾク値上げになるこのご時世、生鮮品の価格が安定しているのは消費者の立場ではありがたいことだけど・・・

 夕食を作る前に見ていた「食べごろマンマ」の鍋料理スペシャルで見た「ネギ鍋」は応用できそうだなぁ・・・。寒くなったこの時期はネギも美味しいからね。

 今夜このあとはレイトショーで「ナショナルトレジャー」。今は小雨だけど、帰りは強い降りになりそう。風邪をひかないようにしなくちゃ。では、行ってきます!

2007.12.21 ご贔屓さん

 6:30起床。きょうも冬の青空がひろがってきそう。

 めざましテレビできのうの夜の絢香の初の武道館ライブの様子を伝えていた。絢香は今わたしのいちばんの「ご贔屓さん」だ。前回のツアーの最終公演で、このライブが決まったことを高らかに宣言していたが、12月だし、土日ではなく木曜日では無理だなぁと、先行予約にも一般発売にもトライしなかった。

 だから、けさのめざましテレビを見るまで、きのうがその日だったということを忘れていた。「I believe」をアカペラで歌い上げたというのを聴いて、「あぁ、行きたかったなぁ」とくやしさを覚えるが、チケットがとれていたとしても、きのうでは無理だったなぁ。とじぶんを納得させる。

 朝刊には紅白歌合戦での曲目が決まったニュースが載っていた。絢香は「Peace Loving people」を唄うらしい。去年と較べると「大ヒット」とはいえない1年とは思うけれど、ライブでも印象的なこの曲、彼女の歌唱力をアピールするチャンスだろうな。って、娘を心配する父親の気分か?

 3連休中の24日配信のメルマガをつくった。27日更新のコンテンツの原稿を書いた。となりのKくんは元旦のメルマガをつくっている。23時になっても各部署に結構多くのメンバーが残っていた。休みはありがたいが、その前もそのあとも仕事のスケジュールはタイトになる。

 本日も23時15分退社。金曜日の今夜も赤い顔の人は多かったが、有楽町線は楽に本が読める込みかただった。氷川台では「ご贔屓」のサミットストアに寄ってくる。カレイが安かった。あした煮付けにしてみよう。お店の中はクリスマス色が濃くなってきた。オードブルに使うもの、ローストチキン用の鶏肉などが並べられている。お正月用品も並びはじめている。ことしもあと10日あまりだ。

2007/12/21

2007.12.20 腑に落ちる

 冬晴れが戻った。きのうの夜中に洗濯機を回した。夜の間、部屋干ししていた洗濯物を、青空がいっぱいにひろがってきそうなベランダにだしていく。お昼のお弁当のおかずもきのうの夜のうちにつくっておいた八宝菜もどきがあるので、けさはちょっと余裕。

 年末というだけでなんとなく忙しい「感じがする」のが常だが、ことしは、それに加えて新体制のスタート準備やら、それに伴う引き継ぎやらがあって、どうも足が地につかないような居心地の悪さがある。

 微妙にチームメンバーの気持ちにズレが生じているような気がしてならない。そこは、対話と会話だなぁと、きょうはあちこちで話し込む。なるほど、そこに課題があるのかと気づいたり、「腑に落ちる」感があったり、それなりに収穫はあった。いつものことだけど、「まだ今はすべてを語ることができない」という縛りからくる情報不足が、みんなの心にモヤモヤとしたものを生むのだろう。じつは、それはわたし自身も同じなのだ。少しずつ引き継ぎをしはじめていて、1ヶ月のちには今の業務からスッパリと離れることになっているのだけどね・・・。

 200件の同報faxを2人で分担して送信したりという単純労働集積型の業務もあったりで、今夜は23時15分退社。池袋からの有楽町線は最終の1本前。木曜日の夜ということもあって超満員。押されてつま先立ちになったまま次の要町まで運ばれる。駅の柱には、年末は深夜時間帯の電車が混むので、時差を設けて・・・ってポスターが貼ってある。そんなこと言ってもねぇ・・・。

2007/12/20

2007.12.19 支え

 朝はきのうよりは冷え込みは強くなかった。でも、そろそろエアコンをつけないでいるのは「やせ我慢」かなと思いはじめている。風邪をひいたら元も子もない。迷ったあげく、昨夜は眠りにつく直前に薄い肌掛け布団をクローゼットから引っぱりだした。

 池永陽の「国境のハーモニカ」を、帰りの山手線で読了。不器用な主人公が45歳にして少しだけ踏み出そうとする決断のエンディングに、こころの中で小さく拍手する。重い課題を突きつけられる話だったが、派手さのない誠実な語り口で読ませてくれる一編だった。

 人はホントに弱い生き物だと思わされる。だから、どんなに強がってもひとりでは生きていけないだろう。そんなとき有形でも無形でも支えとなるものが必要だ。それが幅広い意味での「家族=ファミリー」なのだろう。他人との関わりに距離を置くことがあたりまえのようになっているいまの日本では幅広い意味ではなく、本来の「家族」が唯一の支えなのかもしれない。

 本日は22時10分退社。仕事に一区切りついたことと、何よりおなかが空いたし、眠気も襲ってきたこともあって、ログアウトした。山手線、文庫を手に立っているわたしの背中に、重みがかかってくる。ちょっとふり返ってみると、赤い顔をした大柄な中年サラリーマン氏が、電車の揺れと関係なくからだを揺らしている。ある意味、わたしが「支え」となっていた。

 池袋からの有楽町線、前に立っている小柄な男性がぐいっとのけぞってくる。思わぬ展開に「何事?」って思ったのだが、どうやら立ったまま眠りに落ちかけているらしい。こっくりこっくりと前に向かって傾くのはよくあるが、後ろにのけぞるようにして眠りかけている人ははじめてかもしれない。時々後頭部がわたしの肩にあたる。ここでも「支え」になって上げている気分。小竹向原の乗り換えで目の前のドアが開いたら、何事もなかったようにさっさと降りていった。肩を貸してあげた格好のわたしは、やっぱり唖然というか「何事?」という思いになる。

 氷川台駅には23時前に到着。23時まで営業のマクドや食品スーパーのネオンがまだともっている。出口すぐ脇のパチンコ屋さんも、まだ掃除中で電気が点いていて、駅前がちょっと暖かい。自宅に23時08分着。今夜は、作り置いた料理がないので、白菜、ニンジン、ネギ、ウインナソーセージと豆腐で八宝菜もどきをつくる。多めに作って明日のお昼のおかず分を取り分けておいた。今夜は少し早めに眠ろう。

2007/12/19

2007.12.18 劣等意識

 晴れて放射冷却が進んだのかけさは冷え込んだ。アラームが鳴る前に寒くて目が覚めた。今夜は薄い肌掛け布団をもう一枚内掛けにしたほうがいいかな。

 きのうから通勤のお供の本が池永陽の「国境のハーモニカ」になった。朝の出勤途中、これから気持ちを高めて1日を過ごしていこうという時間に読むには、重く哀しく辛い。極貧の中学生の時に、在日朝鮮人の娘を裏切った経験のある主人公。現代の彼の働く鋳物工場では外国人労働者が働いている。

 人は知らず知らずのうちに、じぶんより弱いものを見つけては心の安静を保とうとしている。人は等しく同じ「いのち」を与えられるというのは理想論であって、残念ながら、生まれながらにして、格差が歴然として存在している。わたし自身は「中の下」くらいの階級と思っていて、それが悔しくはないし、上流と呼ばれる人たちの暮らしはうらやましくない。

 貧しい人たちの暮らしをよく知るわけではないが、その人たちと較べてじぶんが優れているとはおもわない。たまたまこのクラスに生まれただけで、じぶんの努力の賜物ではないからだ。だから、下の階層と思われる人たちを馬鹿にしたり、蔑んだりする気持ちはさらさら無い。

 この小説の中で、外国人労働者に向けて、日本人がいかにもワンランク上の人間であるかの接し方をしているくだりがくりかえし出てくる。「弱い者たちがさらに弱い者たちを叩く」というブルーハーツの「TRAIN TRAIN」が頭の中で鳴っている。そう、弱いからこそ、見えない鎧で身を包んで「虎の威を借る狐」でいるのだろう。弊社のようなベンチャー企業ではあり得ないが、スーツの衿のバッチが威力を発するような企業では地位が力と勘違いしている人間もいることだろう。。こういう人たちから肩書きとバッチを取り除いたら・・・なんてことも考えたりした。

 じぶんに自信がなく、劣等意識があるから、ついつい見栄を張る。というくだりは、ちょっと理解できるが、ひどく哀しいことだと思う。

 本日の退社も23時。決してサボっているわけではないのだが、なかなかたまった仕事が片づかない。あたらしく手がけたい案件もあるのだが、なかなかその緒につけない。でも劣等意識はない。

2007/12/18

2007.12.17 業務

 6時半起床。名古屋より日の出が早い東京では、冬至間近のこの時期でも明るさがある。とはいっても、部屋に電気はつけないといけないが。けさは6時間眠れた。

 毎日、朝晩クリームを塗ってあかぎれを起こさないようにしてきたのだが、きのうの走りで左足裏の親指の付け根の骨のあるところが、ピキッとちいさく割れた。右足小指はアカギレというより靴ずれっぽいがここもちょっと痛い。かかとは硬くないので割れていない。なかなかにして厄介なことだ。

 朝はかなり冷え込んでいたのでタートルネックのセーターを着ていった。首のまわりが被われているというのは暖かいもの。でも、贅沢な話だけど、エアコンの効いた社内ではこれがちょっとモヤモヤした感じになる。衿のないトレーナーなどだと首に掛けている社員証のストラップで肩がこりそうになるし、なかなかうまくいかない。

 きょうからワークシェアリングというスタイルで2人の派遣社員の方が入る。週5日を2日と3日に分けて業務を担当してもらうというかたちなのだが、うまく情報を共有するスキームをつくったり、依頼する仕事のデータや要素をキチンと揃えておかないと、効率的に業務に関わってもらえない。このところ、その仕組みづくりをつづけてきたが、いよいよきょうからその本番となる。

 いつもは社内のネットワークへのログインとか、メールアドレスの設定などは、専門の部署の人が担当してくれるのだが、きょうは他の業務が忙しかったのか、その部分まで私が請け負った。業務の説明などで15時過ぎまでかかりきりというかたち。細かなところまですべてとはいかないまでも概要はつかんでもらえたかな?

 じぶんの仕事にとりかかるのが遅くなったので、全体に仕事が後ろにズレる。本日は22時45分退社。この時間で最終退社者になった。氷川台ではサミットストアに立ち寄る。きょうはサワラと塩鮭が安くなっていた。そういえば、同じチームの自炊組のKくんも、最近、魚を食べることが多くなりましたと言っていた。そうだねぇ、肉ばかりよりは魚のほうが健康的だよね。あいかわらず体調をくずしているメンバーがいる。この年末、業務に穴を開けないためにも、体調管理には気をつけなくちゃ。

2007/12/16

2007.12.16 週2ランナー

 8時に目を覚ます。もう少し眠ろうともういちどベッドにもぐり込む、でも8時30分には起きだす。外は冬晴れ。お洗濯日和なので、ジーンズを2本洗う。洗濯物をベランダに干すついでに網戸と外側のガラスをふき掃除する。南に向いて陽射しを真ん前から受けるベランダでは風を感じなかったので、おだやかな冬晴れだと思っていたが、買い物に行こうと北側の玄関を出ると風が強く冬らしい1日だった。

 本日のサミットストア加工食品やお菓子などが10倍ポイント還元とのこと。でもカゴの中は対象外のダイコン、白菜、ネギ、ブロッコリ、みかんなどの生鮮品のほうが多かった。それでもさすがに10倍の威力はすごい。ふだん日曜日の午前中は3倍ポイントだけど、それよりもずいぶん多くポイントがついていた。

 お昼はアジを焼く。ジャガイモとダイコン葉のお味噌汁とともにいただく。

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 本日は休日出勤しないことを決めて走りに出ることにする。出勤の替わりに今月末に引っ越すあたらしいオフィスの場所を見にいくことにした。年明けに業務の再編が予定されていて、その準備や引き継ぎが定常業務に上乗せで動いているのだが、年末のお引っ越しというのも業務に負荷を与えているんだよなぁ。

 あたらしいオフィスは虎ノ門。青山キラー通り、六本木ヒルズのけやき坂あたりは、ちょっと人が多かったが、往路は快調だった。BUMP OF CHICKENの「花の名」が耳もとに流れはじめたとき、目の前に東京タワーがドカンと大きな姿を見せた。「花の名」は、完成した東京タワーが効果的に使われていた『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌だ。

 オフィス街の虎ノ門界隈は日曜日とあって閑散としている。お引っ越し先のビルも表通りに面したところはシャッターが降りていた。念のためと裏通りの通用口の位置も確かめておく。もっとも、ここを頻繁に利用するようなことのないようにしたいものだ。

 帰りは赤坂から四谷へ抜け、四谷3丁目から牛込、早稲田を通って戻ってくる。はじめての道が多かったので歩道のある大きな通りを走ってきたけれど、ちょっと先に緑の森が見えたりしていて、余裕があれば寄り道したいところも。以前逆回りに下ったことのある外堀通りの紀伊国坂は、ハーフの距離を超えていた脚にはかなりつらい。日が沈み徐々に夜の帳が街を包みはじめてくるのとあわせて、脚がばったりととまる。ふくらはぎが攣りそうにもなる。ペースを落として(いや、落ちたというのが正解)なんとか帰り着いたというありさま。

 このところの週一ランナー、しかも1回に10kmちょっとという走りがつづいていたので、きょうの34.2kmはちょっと重かったか・・・。

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 夕食は、安く買えたひき肉でハンバーグを作る。ブロッコリを蒸し、ポテトサラダも作る。久しぶりに目玉焼きを食べたいという気分になる。片手でコンコンパッ・・・にちょっと失敗。半熟の黄身をブロコリのマヨネーズがわりにしていただく。

 夜は、何気なくチャンネルを合わせたサッカーのクラブチーム世界チャンピオン決定戦を見てしまう。攻守の切り換えの早さが小気味よい。これはJリーグの比じゃないなぁ。試合はおもしろかったが、民放の中継にはいつもながら辟易とさせられる。解説にプラスゲスト解説がいて、お笑いタレントが何人も出ている。もっとじっくり試合そのものを楽しませてくれればいいのに。

 さてと、この週末はリフレッシュに徹した。あしたからはいちだんと定常業務にプラスアルファが予定されている。それなりに準備はしておいたつもりだけど・・・果たして。あすの朝はこの冬いちばんの冷え込みらしいし、今夜「こそ」早く眠ろうっと。

2007.12.15 スマイル

 8時半にベッドを抜け出す。外は冬晴れだ。朝刊を取ってくるが、折り込みチラシの量が先週の土曜日の半分くらいに減っている。マンション、建売住宅、クルマが少ないからだと気づく。高額なものについては先週が商戦のピークだったのかな。

 お天気のよさにいつもはダラダラと過ごす午前中だけど、さっさと掃除をすませて11時前に走りに出る。光が丘公園のイチョウはすっかり葉を落としている。園内のランニングコースには、その落ち葉がじゅうたんを敷き詰めたように降り積もっているところがあって走っていてうれしくなる。ちょうど正面から木洩れ日をあびるかたちとなって、「いいなぁ、好きだなぁ・・・」って独りごちながら走る。本日は14.3km。気持ちよかった。

 本日は午後13時から15時の間に「Bフレッツ」の開通のための設置工事を予約していた。工事といっても「マンションタイプ」の導入は終わっているので、たぶん壁のモジュラージャックとVDSLのアダプタを接続するだけだろうから、それほど時間はかからないはずだ。

 13時30分過ぎに「これから伺います」と電話が入り、5分もしないうちにドアホンが鳴る。3階のわたしのところにくる前に2階にある集合端末のところで何らかの作業をしたのだと思うが、2~3分ほどして部屋に作業員さんがやってくる。作業は案の定アダプタと壁のモジュラジャックをつなぐだけ。アダプタのリンクランプの点灯を確認しただけで回線速度(品質)を測定したりすることもなく、10分もしないうちに帰っていった。

 その後あたらしく契約した「ASAHIネット」経由でのネット接続を設定する。ネットワークの接続はずいぶん楽になった。回線速度を測定してみる。下りで23~26MBだから、まぁまぁ標準的なところか。これまでのCATV経由よりは少し早い。安定度がどうかかな?。開通を確認してJCOMのサービスに解約の連絡を入れる。解約や返品の時の対応がカスタマーサポートのレベルを知るときの指標になるのだが、JCOMはのそれはまずまず及第点。

 ゆうパックで阪神タイガースファンクラブの2008年度の入会記念品が届く。来年はこれを着て応援するチャンスはあるかなぁ?

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 つやはしっかり出たもののちょっと塗りむらがあるのが気になっていたフローリングの床の3度目のワックスがけ。乾くまでの間にTSUTAYAへCDを借りに行く。きょうから小田和正の「自己ベスト2」がレンタルになっている。今、アルバム5枚で1000円のキャンペーン中だったし・・・。

 お昼がちょっと軽めだったこともあって小腹が空いていたので、1階のミスドへ。1個2個と買うのはちと恥ずかしい(?)ので、あすの朝食もドーナツにすることにした。ミスドは久しぶりだ。って、だいだいファーストフードそのものが久しぶりだ。

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 きょうの休日の締めくくりは映画。公開になったら観ようと決めていた「スマイル~聖夜の奇跡」。陣内孝則監督作品ということで、「おやぢギャグ」満載(?)で、漫画チックで、重みも深みもさして感じられない映画だけど、直球で胸に響き、後半はとにもかくにも大泣き。あり得ない「奇跡」なんだけど、奇跡は起きる(起こせる)と信じないところには生まれないというセリフは、クサいけれど響く。じぶんのためでなく、誰かのためにじぶんを犠牲にできるものが勝てるのだと信じて闘うチームっていいよな。つい今の仕事を思いだして、涙のあとにちょっとだけため息も。

 あしたは休日出勤かなって思っていたけれど、まぁ、いいかって、冷え込んできた夜にぼんやりと考える。きょう取り込んだCDを聴きながら冬晴れの街を走ることの方が「スマイル」が浮かべられそうだ。

2007/12/15

2007.12.14 上意下達

 太平洋側に冬の青空が戻ってきた。冬型の気圧配置で北海道などは雪が降っているらしいが、東京はまだそれほど寒くない。それでも徐々に冷え込んでくるらしいので、風邪には気をつけなくちゃ。

 宮仕えも3年目、自営業との違いに迷うことも少なくなった。縦の指揮系統が如何なるものかという意識も、もうじゅうぶん身についた。「トップダウン」もままあることだ。でも、通常のそれは、大きな方向性(進む方向)をトップが指し示し、その実現に向けてトップ以下が邁進していくもの。それがたとえ高い目標であったとしても、一丸となってチームが進んでいくというところに意味がある。

 チームの中でうまく意思統一ができていないところを、トップダウン「ツルの一声」でうまく紡ぐというのもありだろう。でも、その上意下達が時としてチームの空気に一石を投じることもある。

 あるところで「いい人とか性格がいい人ではこの仕事には使えない」って聞いたことがある。「仕事は仕事」と割り切っているし、仕事なんだから「なかよし倶楽部」ではいられない。そんなことは百も百二十も承知しているのだけど。

 本日は23時10分退社。ちょっと込みあう山手線の中で、村上春樹の「東京奇譚集」を読了。それほど珍しく不思議な物語とは感じなかったが、説教臭くなく、短編集というところも通勤のお供にするにはちょうどいい感じだった。知り合いのNさんもちょうど今読んでいるところとコメントをくれた。読後感はいかがでしたか>Nさん

 この本の装画を担当されたご本人と思われる方からブログにコメントがついていた。とても驚いたが、ネット時代のファーストコンタクトのあり方として、こういうことって増えていくんだろうなぁ。

 さて、この週末はどうするかなぁ・・・。やらなくちゃいけない仕事はあるけれど・・・。

2007/12/14

2007.12.13 雨のちくもり

 6時半起床。久しぶりの雨だ。肌寒いこの時期の雨は、ちょっと迷いのある心には痛みをもつくらいに冷たい。でもまぁ、それに縮こまってしまわないように奮い立たせることができるのなら、雨も悪くない。もともと雨はキライじゃない。

 でも、眠い。きのうの夜は、きょうのお昼のおかず(夕食にも)にと、厚揚げとニンジンを煮るために台所に立っていた。雨になるという予報は知りつつ、洗濯機を回し、眠る前に部屋干しをした。ベッドに入ったのは2時半だから、眠いのはしかたないか。

 駅に向かう途中にあった幽霊の出そうなおんぼろアパートの跡地に、パナホームで住宅が建つ。きのうまでに基礎がすっかりできていて、足場が組まれていたので、いよいよ鉄骨の躯体が持ち込まれるんだろうなと思いながら通る。昔の日本家屋の棟上げ式のように晴れていなくてはいけないことはない。帰り道、2階建ての骨組みがすっかりできあがっていた。

 このところの迷いと悩みの種だったチームマネジメントにちょっと出口が見えてきたような気がする。外は雨があがったようだし、仕事のほうも「雨のちくもり」というところか。まだまだ「晴れ」とはいえない。

 眠気が襲ってきて、こめかみあたりがぼんやりしてきた。もうここまでとキリをつけて22時35分に退社。電車を乗り継ぎ、氷川台に着く頃には、何故かそのまま突っ伏したくなるような眠気は飛んでいた。夕食をすませ、片づけをしてシャワーを浴びると、眠気はどこへやら。でも、これで夜更かしをしたらまた負のスパイラルだ。仕事中に眠くなっているのでは、自己管理ができていないと言われてもしかたない。きょうは早く・・・って、もうちっとも早くないや。

2007/12/13

2007.12.12 東京奇譚集

 だんだん雲が多くなってきた。お天気は下り坂と予報が伝えている。星占いは2位でずいぶん前途洋々のコメントが告げられたけれど、現実は甘くはない。どちらかといえばお天気のようにスッキリせず、下り坂にあるような気がする1日。

 往復のお供が村上春樹の「東京奇譚集」に変わった。これまで氏の作品はほとんど読んだことがない。いや、何作品かは読んだはずだが、さっぱり記憶にない。わたしと同じように中年の域に達してからマラソンを始め、フルマラソンはかなり走っているが、ウルトラマラソンには懲りてしまったということと、小説を読む読まないは関係がない。べつに意図的に避けていたつもりはないが、縁がなかったというわけでもない。

 今回の文庫は、短編が5編収められているということで、通勤の往き帰りで細切れに読むことに適していそうだと考えたことと、「見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る」というキャッチコピーに惹かれた次第。

 「かたちのあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それが僕のルールです。」というくだりに、思わずしおりをはさみたくなったわたし。その手には乗るまいと思ったけれど、やっぱり「読ませる」書き手ではある。とくに今回は短編で適度に力が抜けている感じで読みやすい。

 本日は23時10分退社。チームマネジメントにはあいかわらず課題を感じている。これはという解決策がなかなか見つからない。

2007/12/12

2007.12.11 素直な気持ち

 少し雲が多いが、とりあえず東京では雨はないらしい。食品偽装問題で地に落ちた感のある「船場吉兆」。産地から賞味期限の偽装まで偽りのオンパレードだったことを記者会見で認めていた。まだ、潔く認めたという感じはなく、渋々、しかも暗に認めたというような情けない会見だったが、けさのめざましテレビを見ていてさらに呆れた。

 息子(専務だったっけ)が質問に答えている横で、母親が答え方を教えている。曰く「頭が真っ白になって・・・」とか「責任逃れの発言をしてしまい・・・」とか。会見に臨む前に想定問答をくり返しただろうことが伺いしれる。それなのにしどろもどろになりがちな息子に、突っ込まれない回答のしかたを伝えようとしたようだが、みっともなさを強調しただけだった。

 そもそも、ほんとうに「非を認め」「謝罪する」意志があれば、ことばを選ぶ必要はない。しどろもどろになるのは、この期に及んでまだ素直な気持ちになれず、保身のために言い繕おうとしているからに他ならない。淋しいことだ。

 危機管理の専門家が、こうした謝罪会見の最も優れた例として、よく採り上げているのが、「西部警察」のロケ中に起こした交通事故の謝罪をした石原プロの渡哲也の会見だ。そこでは、誰に対して謝罪をしようとしているのかが明確で、どのようにその謝罪の姿勢を具体的に示そうとしているか、何が原因で、このあとどのようにそれに対処するかが、しっかりと伝わった。ここでの謝罪は「演技」ではなかったからだ。

 おなじめざましテレビで、ことし夫を亡くしたドリカムの吉田美和がその夫への惜別の情を切々と唄ったアルバム収録曲が流された。その曲に込められた思いが直球で心に響いてきて、出かける支度をしながら、ポロポロと涙をこぼした。素直な気持ちが心を打つ。

 本日のびっしりとつづいたスケジュールの最後は、同業であり、ライバルでもあり、提携先でもある某大手ECサイト「K」のみなさんと忘年会。先方は7人すべてが女性。対して弊社は4名中3名が男という集まり。考えてみれば男は全員弊社だ。男性1に女性2というような恵まれた(?)メンバー構成だ。よくしゃべり、わたしたちを大いに笑わせてくれる女性がいて、ウイットに富んだ速射砲のようなしゃべりで、座を白けさせない。弊社の女性陣もそうだが、こういう席では、笑わせ座も盛り上げる存在はありがたい。

 久しぶりに素直な気持ちで腹の底から笑ったなという感じの集まりは、あっという間に3時間が過ぎていった。帰りの電車の中で「間宮兄弟」を読了。はじめそのキャラクターの設定に笑っていたのだが、だんだんやさしい気持ちがひろがってくる。「もてない」兄弟に素直に感情移入できる。続編があるのだとしたら、今の平穏な幸せをひとつ超えたところにある、ちょっとあたたかい幸せが兄弟に訪れるような設定だったらいいなぁ。

2007/12/11

2007.12.10 悩ましい

 月曜日、6時半起床。6時間睡眠、週末を含めてふだんよりゆっくり眠れたというのに、何故か眠い。本日は新聞休刊日。朝の楽しみがひとつ欠ける感じ。お弁当用にオージービーフを焼く。焼肉のたれをさらっとかけるだけの味付け。一緒に炒めたキャベツの千切りにもうまく味がつく。

 きょうは朝の短いミーティングだけしかスケジュールが入っていない。ゆっくり時間をかけてマニュアル作りに取りかかれると思っていたのだが、なかなか思い通りにはいかない。体調をくずして休んだメンバー、午前休をとったメンバーもいる。先週1週間静養して本日から出社してきたメンバーも、まだ本調子ではないようだ。わたしも含めてみんなで力を出し合って乗り切らなくてはいけない。年明けの新体制スタートに向けて、引き継ぎを行いながらの定常業務だから、負荷のかかるメンバーに偏りがでている。あいかわらず悩ましい。

 あたらしいチーム体制を築こうとしているところだから、ここで休むことでみんなに迷惑をかけられない。しかも年末の忙しいときでもある。そして、同時にその流れの中にいないとひとり取り残されてしまうのではないかって不安に感じる・・・。そんな気持ちもとてもわかるけれど、体調がすぐれない状況で無理してでてきて、それでさらに悪化させたり、長引かせたりしたら、元も子もない・・・。そんな話をあるメンバーにした。その話をなかなかじぶんの中で納得させられないという表情が、青白い顔に浮かんでいた。べつに「出てくるな」って言っているわけではないが、その顔色を見ているとなんだかいじめているような気持ちになる。これもまた悩ましい。

 本日は一区切りついたところで22時05分に退社。池袋で有楽町線の電車を待っていて、「あ、帰っても0時を超すわけじゃない。同じ43分発の小手指行きでも22時台なんだ!きょうは早いじゃん」って思ってから、「早いって感じてちゃいけないよなぁ」って苦笑い。氷川台ではサミットストアに寄る。生秋サケが半額。これはあしたのお弁当にバター焼きかな。会社の机の引き出しの常備品、キャンディも3種類ほど調達。今回は「のど飴」からちょっと離れてみた。お昼のお弁当づくりの必需品「ふりかけ」も3種類調達。今週は「しっとりタイプ」がお値打ちになっていた。あしたはどのふりかけにしようかなって、ちょっと悩ましい(語呂合わせがくどいですね)。

 あすは、きょうから一転、スケジュールがびっしり。段取りよくこなさないといけないな。

2007/12/09

2007.12.09 客商売

 昨夜は0時半にはベッドに入った。アラームは8時にセットしたからゆっくり眠れるはずだった。6時にいったん目が覚めたあと、眠りが浅く夢を見ては寝返りを打つことのくりかえし。でもまぁ、よく眠れたことには違いない。外はスッキリとした青空がひろがっている。

 ゆっくりと新聞を読みながら朝食。先週クリーニングに出したスーツとシャツを取りにいかなくちゃと伝票を見ると、日曜日は10時開店となっていた。9時50分にうちを出ていくが、自転車で2分も経たないうちにお店の前に着く。自動ドアの前に立ってみるが開かない。まぁ、しかたないなぁと、お店の前で待つ。髪の毛をとうもろこしみたいにブリーチした女の娘が55分に自転車で到着。どうやらこの子がバイトらしい。電気をつけたり、レジを起動したりして、10時ちょうどに「お待たせしました」と声をかけてくれた。

 スーツとシャツを受け取って外に出ると、となりの薬局のシャッターが上がった。このお店も10時開店のはず。いつも外にいろいろ商品を並べているお店だから、完全に準備が整うまでに何分かを要するはずだ。・・・って、じぶんが化粧品店をやっているときも、10時ちょうどにシャッターを開けていたんだよなぁ・・・。まぁ、うちの場合はシャッターが開けばもうそれで完全な営業体制だったけど。

 スーツとシャツをクローゼットに掛けて、すぐに会社へ向かう。お昼のお弁当に「塩焼きそば」も作っておいたし、すぐに出かけられるようにバッグも用意してあった。休日に会社に向かうときは、有楽町線を池袋で降りず永田町まで乗っていくことにしている。その分ゆっくり本が読める。

 きょうから通勤のお供は、江國香織の「間宮兄弟」。去年、映画化されている(観ていないけれど)。江國香織にしては珍しいユーモラスな語り口でスイスイと読める。なんといってもこの兄弟の設定が興味深い。貧相としかいいようのない体格の兄と、体重が身長に比して重い弟。心根はやさしいふたりだけど、なかなか女の娘に理解されない。「オタク」とか「ださい」と言われている。

 どう見てもスーツ用の白いワイシャツを、チノパンとあわせるセンスも変だ。しかも細いウエストをさらにベルトでしめ上げていて、ベルトの端が20センチ以上あまってたれさがっていた。

 本人は気を悪くするだろうが、このくだりは長男を想起してしまい、帰りの乃木坂駅のホームで思わず吹き出してしまった。

 本日の休日出勤は11時から18時まで。電話が鳴らない集中できる環境の中で、たまっていたチェックシートを決済し、ついでに人から見たら無造作な山に見える書類で埋まった机のまわりを片づける。急遽、年末にオフィスを移動することになったので、今のうちからできることを少しずつやっておかないといけない。

 帰り道、池袋でプリンターのインクを買ってくる。ビックカメラとヤマダ電機の東口戦争はさぞかし・・・と思って向かったのだが、日曜日の19時前は予想したよりも人が少なかった。買い物客のピークは終わっていたのかなぁ。商戦のピークは次の週末なのかなぁ、それともお財布のひもは固いのかな? 消費に走るのにはマイナス要因の多いこの年末、景気が失速する恐れは高い。

2007/12/08

2007.12.08 掃除で荒れる

 8時半起床。6時間眠れた。窓の外には青空がひろがっている。少し雲は多いようだけど、お天気のくずれはないだろうと、本日をフローリングの床掃除の日と決めた。ずっしり重い折り込みチラシに目を通し、新聞を丁寧に読んでいく。先週の「食べごろマンマ」でやっていたキャベツの千切りに卵焼きをのっけたのをつくってみる。おっと、そろそろ燃えるゴミを出さなくちゃとサンダルをつっかけて外に出る。空気はカラリとしていて、絶好(?)のワックスがけ日和。

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 ワックスがけは午後いちばんにすることにして、掃除機をかけ、キッチンマットとバスマットも洗う。お昼ごはんは、きのうの夜のキムチ鍋風の具だくさん汁と、アジの塩焼き。食器を片づけたついでにレンジ台を磨く。しばらく掃除していなかったので、ちょっと油でべたついていた。

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 13時すぎから床掃除にとりかかる。まずはふき掃除。掃除機はかけていてもふき掃除は久しぶり。ひととおり拭きおえたあとで、ランニングウエアに着替えてワックスをかけていく。ベランダ側からはじめて玄関で終わりだから、塗りおえて乾くまでの間走ってこようという計画だ。ワックスはほぼ1年ぶりなので、なかなかキレイにつやが出てこない。二度塗りが必要だなぁと思いつつ、走りに出る。

 石神井川の流れはイチョウの葉で黄色い模様を描いている。練馬総合運動場脇の大きなイチョウの並木では、葉が風にハラハラと舞い落ちている。好きだなぁ、この季節。城北中央公園の紅葉も今週で見納めかな。本日は10.5km。

 シャワーを浴びたあと、外がくもってきて、タダでさえ早い夕暮れなのにいつもより早く暗くなりはじめたのが気がかりだったが、ワックスの2度目をかける。ようやくツヤがでてきたかな。同じように玄関まで塗りおえたところで、こんどは乾くまでの間買い物に出る。ディスカウントスーパーで、特売で出ていた「チョコレート」や「ミネラルウオーター」、「ポテチ」などを購入。主食や生鮮品ではないが、これもまた必需品だ。

 曇り空からポツリと雨粒が落ちたけれど、それ以上降ってくることはなかったが、もう青空はどこにも見えないし、日が落ちてどんどん暗くなってくる中を自転車を走らせる。ことしも街のあちこちで個人のお宅でもイルミネーションが輝いている。ちょうどそれらが光り始める時間帯となって、目を楽しませてくれた。

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 夕食は、オージービーフのステーキ。食器の片づけついでにまな板や排水トラップをハイターで除菌しておく。今夜は映画には出かけず、年賀状づくりの下準備として住所録を整理し、デザインの下書きをする。プリンタのインクカートリッジを買っておかないと途中で止まってしまいそうだ。あした買いに行ってこよう。

 床もレンジ台もまな板もキレイになったけれど、手は荒れた。これしきのことで・・・と柔肌(?)が情けなくなるがしかたない。今夜はハンドクリームをしっかり塗って眠ろう。

2007.12.07 大雪

 6時起床。外はまだ暗い。新聞を取りに階下へ降りていくとき、壁の常夜灯の明かりがまだまだ明るく階段を照らしていた。けさも睡眠3時間50分、今週は平均しても4時間睡眠というところ。でも、眠さとか疲れとかはまったく感じていない。

 きょうは二十四節気の1つ「大雪」、あいかわらず冬晴れの東京。少し冷え込みがゆるんだのか、カラダが慣れたのか、きのうまでよりは凛とした感じが少ない。それでも吐く息は白い。

 朝日新聞朝刊社会面。このところ「謝罪広告」が載らない日はなかった。印字された表記の誤りだったり、異物の混入であったり、理由はさまざまだが、お詫びが社会面の下4分の1を占める毎日だった。けさは久しぶりに白っぽく活字だけのお寒い謝罪広告が見あたらなかった。

 きょうのお弁当は「塩焼きそば」。先日名古屋から送ってもらった荷物に入っていた「中華だし」を使って味を調える。

 いつもより30分早くうちを出たのでまだラッシュのピークの前。有楽町線では文庫本が読めたし、山手線は池袋始発で楽に立っていけた。ところがなかなかいいことはつづかない。千代田線はふだんよりも込みあって、持っていた文庫本だけじゃなくて、足の踏み場にも困った。そうそう、千代田線はきのうの朝9時半過ぎに人身事故があって運転が一時停まった。10時~のコアタイムギリギリに駆け込む人の多い弊社なので、朝のフロアはガラ~んとしていた。

 本日の退社は22時40分。マニュアル作りや集計作業など細かい作業が多く、朝は感じなかった「眠気」に襲われはじめ、ここが限界だった。

 帰りの山手線で佐藤正午の「彼女について知ることのすべて」を読了。「ありのすさび」「ジャンプ」など、テクニックのある作家という印象がある。この本も、その「読ませる」テクニックは健在だけど、主人公の男性のグニャグニャした性格に、ちょっとイラつく。まぁ、そういう思いを抱かせることも作者の術にハマったということなんだろうけれど。

 氷川台では、サミットストアに立ち寄ってから帰ってくる。生アジ、ひき肉、オージービーフのステーキ肉が安かった。週末は、お肉が食卓に上る。あ~ぁ、きょうは早く眠るぞぉ・・・。

2007/12/07

2007.12.06 進歩

 本日も凛とした冬晴れの朝。日中は小春日和になるというが、朝は背筋がシャンとする清々しさがある。

 本日は文章を書く仕事を少々。たいした分量じゃないが久しぶりなのでこのところ死んでしまっているような脳の一角を久々に働かせた感じ。

 退社は23時。一旦帰り支度をしてから、チームメンバーと話し込む。またまたわたしの至らないところが浮き彫りに。同じことをくり返している感じがする。なかなか進歩しないのはやっぱり歳のせいか。

 氷川台からの帰り道。手に下げた袋が地面をこするようにして歩いている老人の後ろ姿に出会う。こちらの歩く速さのほうが勝っているので、だんだん近づいてくる。あぁ、確実に地面を引きずっているなぁと、よくよく見たら、それは犬だった。ケガをして歩くのが不自由なのを散歩に連れ出しているのか、とても散歩をしているようには見えない奇妙な光景だった。虐待じゃないよなぁ・・・。

 なんて、ぼんやりと考えながら歩いてくる。あしたは月に一度の朝礼日(グループ総会)だから、6時には起きたいな・・・。早く眠ろうっと。

2007/12/06

2007.12.05 性格

 東京のけさは、この冬いちばんの冷え込みになったという。最低気温4℃。雲ひとつない青空がひろがっていて、朝の凛とした空気がとても清々しい。どんよりとした鉛色の空がたれこめて、時雨れることの多い日本海側のみなさんには申し訳ないが、わたしは、こんな「冬」が好きだ。

 ピ~ンと張りつめた感じの空気に、駅までの道のりは、背筋が伸びる。寒いからといって背を丸めてポケットに手を突っ込んだりはしない。それが、わたしの冬の過ごし方。

 けさもうちのチームのいちばん乗り。そこまではテンションが高かったが、時間が進むにつれて、だんだん高かったはずのテンションがもつれてくる。今週1週間、体調不良で休むメンバーがいる。それをカバーするためにフォローに入っているのだが、それだけでなく、どうもぎくしゃくした感じがぬけない。みんなそれぞれに力を出してくれているのだが、それがひとつにまとまって太く強い流れになっていくような手応えが乏しい。

 悩みは尽きないのだが、残念ながら、それをぐいぐいと引っぱることで解決に導くような強さを持ち合わせていない。それがわたしの「負」の部分だ。変わらなくちゃという思いはあるのだが、この歳までじぶんの中にありつづけた性格まではなかなか変えられない。

 本日の退社は23時10分。当座、お尻が決まっているものを優先しているから、なかなか先につながる「画」が書けない。そして、机の上で山になった書類やパンフレットがなかなか片づけられない。これは性格のせいにしていちゃいけないよな。

2007/12/05

2007.12.04 理想と現実

 きょうは晴れそう。まだ、それほど寒さは感じない朝だったが、だんだん風が強くなってきて、夜は寒くなるらしい。帰りが遅くなることはまちがいないので、洗濯をしたものの部屋干しにして出かける。

 東武東上線からの直通電車にあたらないようにと、早足で駅に向かう。「よし、間に合った」と思ったのに、この電車が2分遅れで運転されていて、予想以上に込みあっていた。う~ん、ちょっと「裏目」か。

 またまたチームの話だ。「こうありたい」という理想があり、「こうなりたい」という目標があり、「ここまでなら」という現実がある。チームメンバーの中には、理想に限りなく近づくことをミッションとしている人がいる。現実レベルを到達点としてしまったら、それ以上になることはなく、それ以下となることが容易に想像される。だから、いつも高みをめざすというのはまちがいではない。理想を追求したいという姿勢は「是」としたい。でも、融通をきかせなくてはいけないということもやっぱりある。

 そのさじ加減がじつにむつかしい。サービスレベルと効率の狭間で悩みは深い。そんなこんなで緊急のミーティングがあったりで、本日もあっというまに外は夜になっていた。退社は22時40分。きのうの睡眠が4時間を切っていて、さすがに眠くなってきた。そして、おなかが空いてきた。駅からの帰り道は、理想と現実の折り合いをどうつけるかではなく、今夜は何を食べようかを考えながら歩いてきた。

 で、野菜のストックを考えて八宝菜にした。食べ終わってからブロッコリも入れればよかったなぁって思ったが、あとの祭り。部屋干しの洗濯物はトレーナーなど少し厚手のものは完全には乾ききっていない。ちょっと冷えてきたこともあって、暖房がてら低くエアコンをつけた。12月らしくなってきた夜。ことしはインフルエンザの流行が例年になく早いらしい。社内でもマスクをしている人も目立つ。気をつけなくちゃ。

2007/12/04

2007.12.03 続・チーム

 陽射しのあった朝から、お昼前には雨になり、夕方前にはまた陽射しがでてくるという変わりやすいお天気。まだ寒さは本格的ではない。そんな師走最初の営業日は、重く苦い課題がのど元につっかえるようなスッキリしないスタートとなる。

 年明けから新体制へと移行するのことになっているのだが、引き継ぎを兼ねて少しずつ業務を移行しはじめている。本来、チーム一丸の体制を再構築し、ひとりひとりの能力を最大限発揮してもらうためであり、同時に、業務負荷を解消するということが目的である。

 ところが、今後中心的な役割を果たしてもらいたいと期待をかけていたメンバーのひとりがしばらく離脱することになるかもしれない。あわせて、解消を最大の目標としている業務負荷が、かえって特定のメンバーに偏ってしまっている。まるで、のどにひっかかった魚の骨のようで、過渡期といって簡単には片づけられない問題だ。

 23時10分まで粘って月初の業務を片づけるが、じぶんの抱えている案件をクリアできただけで、他のチームメンバーの負荷を分散させるだけの余力はなかった。う~ん、と唸ってみても妙案はにわかには浮かんでこない。

 昨日緊張感いっぱいの韓国戦を勝ち上がった野球の日本代表は、きょう台湾に勝って北京五輪出場を決めたようだ。一旦逆転されていたようだが、一気の大量点で逆転勝利。最後はちょっと大味な試合になったみたいだけど、何はともあれよかったねというところ。この時間に退社していては、もうスポーツニュースでその経過を見ることも叶わない。まぁ、しかたない。

 0時のサミットストアで、天然ブリの切り身とサワラの切り身、それぞれ「半額」やら、食パンやらを買ってから帰ってくる。石神井川沿いの桜並木はすっかり葉を落としていて、雨に濡れた落ち葉が路面を被っている。吐く息が白くなる。あしたはちょっと冷えるのかな。チームの中に冷たい風が吹き抜けるようなことのないようにはしたいのだけどなぁ。

2007/12/02

2007.12.02 チーム

 8時45分起床。きのう用意した敷き毛布の暖かさもあって8時間熟睡。12月の2日目もおだやかな陽気になりそうだ。・・・って、きのうにつづいてこの時間まで眠っていれば寒さを感じることもないのだけど。

 ゆっくり新聞に目を通しながらトーストの朝食。きのうのJリーグ最終節での鹿島の逆転Vの記事が一面に載っている。きのうその瞬間は生中継で見ていた。浦和の攻め切れなさはファンでなくてもイライラが募った。アジアのクラブチームの頂点に立ったことでゆるんだネジは、とうとう巻き戻せなかったということなのだろうか。ビジネスのチームマネジメントにもヒントとしてというか、「教訓」として通じるものがありそうだ。

 きのう名古屋から送ってもらった荷物には、先週法事で着たスーツとシャツ、そして靴を入れもらった。新幹線での帰りの荷物を軽くしたのだ。そのスーツとシャツをクリーニングに持ち込んだ。ふだんはうちで洗えるカジュアルなものばかりだから、クリーニングやさんのドアを開けたのはいつ以来だろう。思いだせないくらい以前のことだなぁ。

 その足でサミットストアに買い物へ。キャベツにダイコン、白菜、タマネギ、長ネギに、みかんを一袋と重いものばかりを購入。買い物用のマイバックがちょうど山盛り一杯という買い物は2,280円也。クリーニングがスーツ上下とシャツ1枚で1,290円。う~ん、価値観が微妙。

 金曜日に買ってきた牛肉でカレーを作るが、お昼は、きのうののこりのお味噌汁に豆腐を追加したものとアジの開きですませる。きのうの夜セットしておいた炊飯器のタイマーは夕食に合わせてある。玄米だから時間をおきたいからだ。カレーは炊きたてのごはんで食べたいしね。

Sdsc00117

 さっさと片づけて会社に向かう。あすからの仕事の段取りを考えると、月初めの定常業務を少しこなしておきたかったのだ。14時少し前から19時すぎまで5時間ちょっと集中して数字とにらめっこ。これで、ちょっとあしたは楽になる。

 帰りの池袋で文庫本を調達。きのうの新聞広告で新潮文庫の新刊に重松清の名前を見つけていた。計5冊を購入。これで年末年始の帰省の往復の分までまかなえそうだ。

 氷川台駅の出口のすぐ脇にあったコンビニが廃業していた。もともとお店の灯りの少ない氷川台駅周辺だけどまだひとつ消えた。駅近くのドラッグストアで床用ワックスを購入。お天気のよいお休みに大掃除をしようと思ってのこと。ホントはきのうきょうあたりにすませればよかったのだけど。

 20時すぎに戻って、白菜とシーチキンのサラダを作り、ブロッコリを蒸して、カレーを温める。お肉にちょっと固いものがあるのは、安いオージービーフだからしかたないか。でも、久しぶりのカレーはちょっと辛口でごはんが進む。満腹だぁ。

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 食後は、野球の北京五輪のアジア地区最終予選を見る。天下分け目の決戦の日韓戦。なんだろうねぇ、日の丸を背負うというだけで、こうも変わるものなんだね。試合終了は23時10分過ぎ、気がついたらもうこんな時間という感じのゾクゾクする緊張感のある試合だった。ここにもチームマネジメントのヒントがありそう。

 さて、師走に入ってのあたらしい1週間。きょうになってチームメンバーから気になる話が伝えられた。どうなるかとりあえず様子見だけど、対応に苦慮する事態も予想される。まずはじぶん自身の体調管理からかな。風邪をひかないようにすることがはじめの一歩だね。

2007/12/01

2007.12.01 顧客満足度

 12月がはじまった。雲が多く時々薄日が射す朝、寒くはない。とはいっても、起きだしたのは8時40分だから寒くなくてもあたりまえか。昨夜は3時過ぎにベッドに入ったのだから、まぁ、よく眠れたかな。きょうは午後の早い時間帯までうちにいることにしていた。午前中指定で荷物が2つ届くことになっていたし、午後早い時間にケーブルテレビ会社がネットの接続不具合の解消にやってくることになっている。

 ふとんを干し、掃除をし、洗濯物を干したりしながら待っていた荷物のひとつは、11時に届いたが、もうひとつ届くはずの荷物は、お昼ごはんをすませても届かなかった。

 11時に届いた荷物は、火曜日に届いていたものの再配達を依頼したもの。深夜でもネットで再配達の指定ができ、メンバー登録がしてあるから確認メールも配信されていた。そして指定どおりに届いた次第。当然といえば当然のことなのだが、やっぱりヤマト運輸だね。

 午前中に届かなかったのは民営化した日本郵便株式会社の「ゆうぱっく」。送り主は妻。昨夜「あした午前中指定で送ったからね」と電話で聞いていたのになぁ・・・。夕方、送り状番号を知らせてもらってネットで検索する。それによると、地元支店から配達に出たが、「不在のため持ち戻り」というステイタスになっている。掃除機をかけているときに来たりしたのかなと、お昼にはわざわざ「不在連絡票」が入っていないかどうか見にいったのにこれはおかしい。

 書かれていた連絡先に電話をかける。まずこれがフリーダイヤルではない。そして、こちらの申し出を確認して、後ほど折り返しますと言ってから、電話がかかるまでに10分かかった。で、その電話で事が足りたかというと、配達員に問い合わせているのでもうしばらくお待ちくださいという電話だった。待つこと5分、こんどは男性の声で「たしかに不在連絡票は作成したようですが」と言い訳をしたあとで、再配達を指示しましたのでしばらくお待ちくださいと言った。

 それから30分。「すみません」と言いつつあらわれた配達員氏は、「じつは向こうのマンションに不在連絡票を入れてしまいまして」と事も無げに語った。受け取った荷物に貼られた送り状にはちゃんとうちの建物の名前が明記されていたし、そもそも番地が違う。これって宅配業者の基本中の基本だろうって思う。日本通運と提携をするらしいけれど、規模を追う前に、まずは足元を固めなくちゃね、JPさん。

 そうそう、関係のない不在連絡票を入れられたくだんのマンションの人はどうしたかなぁ、JPがちゃんとわびを入れてくれていればいいけれど・・・。

 ネットへの接続が不安定だった件は、モデムの交換で一件落着。「うちのモデムはレンタルなので、使い回しだったりしますから・・・」とモデム不調の原因を語る。おやおや・・・という感じ。「あ、でも今回のは新品ですから」って言い添えていったけれど、なんだかなぁという思いは消えない。新品に置き換えてもらったのに申し訳ないが、じつは、近日中にBフレッツマンションタイプに乗り換える予定で申込中。だって、月額費用が1000円以上安いしね。

 ケーブルテレビ会社の作業員氏が帰ったあとで走りに出る。お昼になって陽ざしがいっぱいに注ぐようになったこともあって、半袖でもよかったくらい。途中から腕まくりして走る。きょうは田柄から光が丘公園の外周に出るコース。といっても、はじめての道を勘だけで走っていいったら偶然出たのだけど。光が丘公園の紅葉もそろそろおしまいだなぁ。落ち葉をカサカサ踏みしめながら走るこの時期が、1年でいちばん好きなわたしだ。

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 アジを生姜醤油で味付けして焼き、ジャガイモと豆腐のお味噌汁で夕食。その後、ユナイテッドシネマズとしまえんへ。きょうは「映画の日」で1000円だ。選んだのは「マイティ・ハート」、アンジェリーナ・ジョリーがよかった。実話に基づいているから重いのは当然だが、新聞の海外面は素通りすることの多いわたしには荷が重い。

 日に干してふかふかの掛け布団に、きょうから敷き毛布も出したし、今夜はぬくぬくゆっくりと眠れそうだ。

2007.11.30 ツキが変わる

 霜月が終わった。神無月から霜月へ月が変わって、あすからは師走だ。とくに神様を信じるわけではないが、身近なところに神様がいないというのはちょっと心許ない感じがする。その意味では、11月は、ちょっと安心できるという月のはずだ。

 11月最後の日の東京は、どんより曇っていて、午前中からお昼過ぎにかけて雨も降ったようだ。お昼を食べに外に出ていった人が、濡れて帰ってきていた。この時期、からだを冷やすと風邪をひいたりするから気をつけなくちゃ・・・。といっても、きょうもお弁当持参のわたしは、一歩も会社の外に出ることはなかったけれど。

 師走は土曜日からはじまる。月初めの業務をスムーズに立ち上がらせるためには、きょうのうちにできる限り「神無月」を締めておきたいところ。一区切りついて時計を見ると23時になっていた。もうひとつ片づけて・・・とファイルを開いたが、ハッと気づくと有楽町線の終電ギリギリになっていて、急いで上書き保存して会社を出る。

 23時42分の千代田線代々木上原行きはそれほど混んでいない。ただ、電光表示で有楽町線が人身事故の影響で折り返し運転という情報が流れている。池袋からは動いているようなのでとりあえずいつもどおりのコースをたどることにする。

 山手線では、思わず笑っちゃうくらいに豪快な光景に遭遇。20代後半くらいと思われるその女性は、両手でつかまった吊り手を支点にして、電車の揺れとは関係なくぐるんぐるんとからだをくねらせている。結構呑んだんだろうなぁ・・・。でも、その大胆な動き方は楽しいお酒だったんだろうなと思わせてくれる。ただ、あしたの朝はきっと何も覚えていないんだろうな。二日酔いではないことを祈ってあげよう。

 市ヶ谷駅での事故で折り返し運転をしていた有楽町線は、運転を再開したようだったが、大幅にダイヤが乱れていて、ホームには人があふれている。金曜日の最終電車は混雑することは覚悟の上だったが、10分近く遅れてようやく到着した電車は、最大級の混みかたとなる。氷川台までの10分、足の踏み場、肩にかけたトートバッグの行方に困ってしまう。

 氷川台には0時30分。空にはスパッとナイフで半分に切り取ったような「月」が顔を見せている。あしたは晴れるかな・・・。月が変わって師走は「ツキ」が変わりますように。

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