2008.01.21 ちょっと残念
夜明け前に目が覚めた。寒さに震えてというわけではなく、こどものように雪が積もるのを楽しみにしていたからかもしれない。積もったら積もったで、通勤の足に響いたり、長靴を持たないわたしとしては靴が濡れたりで、大変な思いをすることになるのはわかっている。それでもなお、積もったらいいなと思っていたことを素直に認めよう。だからちょっと残念だった。
それは朝の情報ワイド番組もおなじだろう。ふだんは通勤時間帯の交通情報にはあまり触れない「めざましテレビ」が、新宿駅に中継を出していた。そのあとの「とくダネ!」では、何故都心に雪が降らなかったの説明を気象予報士にさせていた。「降らなかったことに責任を感じろ!」というような責め立てる言い方だった。
曰く、低気圧が思ったより発達しなかった。予想よりも南よりを通過したというのが雪にならなかった原因らしい。
きょうの通勤のお供は、先日直木賞の候補になっていた山崎ナオコーラの「人のセックスを笑うな」。今。映画も公開中だ。腰巻きには「せつなさ100%の恋愛小説」とあるが、ちょっと違う気がする。ほんとうのところは切ないのかもしれないけれど、ふだんとかわりなく、朝はトーストとコーヒーの日常を軽く明るく過ごしている、その苦々しいところがないのがいい。
本日は、一旦乃木坂に出社したあと、15時過ぎに虎ノ門に移動し、ふたたび18時からの打ち合わせに乃木坂にもどり、最後は虎ノ門で締めくくるという1日。退社は22時15分。1日デスクワークということよりは、気分転換もできて精神衛生上は好ましいが、神谷町まで歩いて、地下鉄で六本木まで1駅、そこからまた歩く。この約30分という時間はちょっともったいない。山崎ナオコーラの作品は、読みやすい文体、文字も大きめ、行間もゆったり、しかもページ数も少ないということで、早々に読み切ってしまい、移動の電車の中で車内広告に目をやるしかない状況だったこともちょっと残念だった。
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