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2008/03/14

2008.03.13 きょうはふつう

 春めいてきた。花粉症はイヤだけど、冬の寒さを堪え忍んでいたさまざまないのちがあらたな息吹をはじめるほんわかうららかな陽気は嫌いじゃない。もっともほんとうに好きな季節は「晩秋」だけど。

 季節の移り変わりを感じさせるもののひとつに女性の服装がある。パンツが目立った冬の装いから、スカート姿ががぜん目立つようになった。ブーツもすっかり少なくなって、ふくらはぎや足首が姿を現すようになった。それでもかたちのいい足首やふくらはぎに出会うとことはなかなかむつかしいが・・・。

 隠したり、見えなくしたりすると安心するのは人の常。スカートで脚を白日の下にさらすと、「見られている」という意識が締まったものにしていくだろうと思う。メタボリックシンドロームじゃないけれど、おなか周りにしてもからだのラインがくっきりとわかるような服装にすれば、当然感じることになる他人の視線が、油断を許さなくなるんじゃないかなぁ。

 今夜は、新宿駅の駅ビルの商業施設にあるお店のバックヤードの作業のサポートに入る。テレビのCM(ルミ姉のだ)も入っている「10%off」セールが本日からはじまっている。単純に考えると10%って大した割引率ではないが、ふだんはディスカウントされることのないものであれば、これでも購買意欲の喚起となるのだ。

 20時前に入って、21時30分の閉店時間を超えて23時20分くらいまでかかって、クレジットカードなどの伝票処理を行う。この業務には改善の余地がありそうだなぁ。店頭スタッフが本来の業務に専念できるような仕組みづくりもわたしたちの仕事のうちだ。

 久々に帰宅が0時をまわった。おもしろかったというのはちょっと表現がおかしいかもしれないけれど、ふだんのデスクワークとは違ったしごとはちょっと新鮮だったし。

 きのうまでの「ふつうじゃない」状況での「ふつうじゃない」人たちの話から、川上弘美の「古道具中野商店」に本が変わった。「センセイの鞄」の時にも感じたけれど、こちらは「ふつう」の人の「ふつう」の営みの中で、「ふつう」からはちょっとだけ粒だったできごとが、「ふつう」の文体で語れていく。50過ぎのおぢさんが読む作品か?という声も聞こえてきそうだけど、たまにはいいでしょ。べたべたな恋愛小説なわけじゃないんだし。

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