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2008/04/10

2008.04.09 電車三態

 スッキリとはいかないが陽射しが雲間から顔を出した。けさはいくぶん花粉症の症状が軽い。きのうの雨の「おかげ」かな。けさは、きのうの夜からつけ込んでおいたぶりを照り焼きにしてお弁当のおかずにした。お昼、電話番をしながら電子レンジで温めたぶりをいただく。直後にオフィスフロアにやってきた社長に「強烈に美味しそうなニオイだなぁ」と言われてしまう。お客さまが通ることがあるからなぁ・・・と、窓を開け外の空気を入れる。晴れた日でよかった。

 きのうの往訪帰りの千代田線。明治神宮前駅で電車に乗り込んでこようとした外国人の男性。ドアの脇に立っていた女の娘に「omotesando? ohmiya?」って尋ねている。うまくのみこめないでもじもじしているのを見て、こんどはドアの反対側に立っていたわたしに声をかけてきた。来るだろうなって構えていたからドギマギはしなかった。何といってもむこうも「片言の英語」なのだ。

 つまりは「表参道に行きたい。そこで乗り換えて大宮に行きたい」ということのようだ。「Next station is Omotesando」と答えて。この電車でひと駅だよということを伝える。でも、ホントは明治神宮前駅=原宿駅から山手線で新宿に出て、埼京線に乗れば早いんじゃないかなと考えていたのだが、電車のドアはもう閉まっていた。あっという間に表参道に着く。「Omotesando is here」って伝える。うまく返事のできなかった反対側の女の娘にも「Thank You」と言いながら降りていったが、そのあとどうしたかは知る由もない。銀座線で渋谷かなぁ?

 けさの有楽町線も、東上線からの直通にあたった。氷川台でぐいぐいと押し込まれると、身動きができないくらい。すぐ前の小柄な女性が揺れるたびにからだをずらしていく。どうやらその横に立っている男性が、必要以上に密着しているようなのだ。たしかにどちらかのドアに向かった立ち方でなく、その女性の横に位置するというその立ち方は、若干不自然な感じだった。でも、痴漢行為をしているとは思えなかった。もっとも、その現場を目撃したとしても、その卑劣な行為を糾弾するような勇気は奮い立たせることはできなかっただろうけれど。

 池袋がもうすぐという頃、からだをずらしつづけたその女性とわたしと、くだんの男性のちょうど真ん中にポッカリとすき間ができた。なんかわたしがいけないみたいだなぁと苦い思いが浮かぶ。

 退社は22時05分。テキパキとキリをつければもう少し早く帰れたかもしれないが、休暇申請をするのに、新幹線の混雑状況を調べたりして、ちょっと時間を浪費してしまった。原宿からの山手線、ドア近くのパイプの手すりにもたれかかるようにして電話をしているはたちくらいのマナー違反の輩が目の前にいる。「こんど田町のほうに住むからよぉ」って、べつに急を要する話ではない。

 代々木駅を過ぎたくらいでようやく携帯をたたんだが、本来なら、マナー違反を注意するのが「大人の役目」なのかもしれない。でも、厄介なことになっては適わないと日和ったわたしだ。

 角田光代の「人生ベストテン」を読了。肩肘張らずに流されるように・・・、「キチンと」生きなくたっていいじゃない・・・って感じの読後感。でも、マナー違反はいけないよな。

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