2008.04.11 一段とばし
傘はいらないくらいの細かい雨の残った朝。平均睡眠時間4時間半の今週もあっという間にウイークエンドだ。けさはお弁当に「塩焼きそば」をつくった。金曜日は冷蔵庫に空間が多くなる。
蓮見圭一の「かなしぃ。」を読み継ぐ。ネガティブになったり、落ちこんだりするのとは違うが、テンションはやや下がる。くもっているお天気も相まって、「気力充実! 矢でも鉄砲でもかかってこい」という気分にはならなくなる。もっとも、そんな気分になったためしはないが・・・。
明治神宮前駅に通じる階段を降りていくとき、ふと「一段とばし」ということばが頭に浮かぶ。わたしは階段を下るときに一段とばしで駆け下りることができない。「できない」人間は、コレガできたらこんな気持ちなんだろうなとか、こんなことをからだに感じるんだろうなという想像が容易だ。それはけっして「うらやましい」とか「くやしい」という感情ではない。
でも、「できる」人間は、できないことを「なんでこんなかんたんなことできないの?」と思うんだろうな。それは自慢するわけでも、できない人間を嘲笑するようなことではなく、「できない」ということ自体を身をもって感じられないということなんだろうなと思う。できることがふつうのことなのだから。わたしは「逆上がり」ができない。
「できる」人が大多数を占めるようになったとき、それが常識となって標準となっていくのだろう。でも、じつは「できる」人ばかりの中にいると、いつのまにかそれがふつうのことと勘違いするんだろうと思う。それは「傲り」ではないのだろうけど。
しみじみとした気分になって本を読んでいるうちに、じぶんの「できなさ」加減に思いが至った次第。「できない」ことは恥ずべきこととは思っていない。というより、「できない」ことを知っていることがわたしの強みだと思っている。
今週は仕事量は多いというわけじゃないが、ひとつひとつが重い業務がつづいた感覚。あっという間の金曜日。今夜は22時35分退社。この週末はとくに予定なし。まずはあした、ゆっくり眠ろう。
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