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2008/04/17

2008.04.16 理系ミステリ

 明るい春の青空がひろがっている。けさも鼻水と泪目で目が覚めた。新聞の「花粉情報」では、このところ「非常に多い」という表現は見られなくなり、けさも「多い」となっている。その文字を見るだけで少しホッとするところもあるが、症状はまだまだマスクを手放すところには至らない。ことしは厳しいなぁ。

 氷川台のホームに降り立ったとき、ちょうど東上線からの直通電車が入ってきていた。残念ながらからだをすべり込ませる余地はまったくない混みかたで発車していった。続いて入ってきた新木場行きはきのうと同じ。混みかたはきのうよりはだいぶ楽で、文庫本を開こうと思えばできないこともないというところだった。本日は、乗り継ぎもスムーズで気持ちとカラダの消耗はずいぶん違うかも。

 文庫本といえば、きょうの帰りで森博嗣の「θは遊んでくれたよ」を読了。工学博士という異色の経歴の「理系」作家ということもあってか、なんとなくつっかえつっかえという感じで文章になめらかさが若干たりないかんじがある。でも、ミステリーとしてはじゅうぶんに楽しめる。本人曰く「この本はミステリーだと紹介するのがすでにネタバレである」なので、ちょっと禁を犯してしまったか。

 舞台が那古野(名古屋)で、実在する鶴舞といった地名がでてくる。学校や病院なども、あぁ、あそこをモデルとしているなとわかってしまうところがあって、名古屋人としてはちょっとニンマリ。ただ、ちょっとデフォルメされた名古屋弁はいただけない。そうそう、森博嗣は愛知県生まれだ。

 きょうは、いろいろな部署の人とさまざまな業務の打ち合わせが1時間刻みでつながっていた。夕方には静岡から化粧品やさん仲間が訪ねてきてくれた。彼は、昔から行動力があったが、今、化粧品店という枠を飛び越えたあたらしい業態開発をはじめようとしている。熱い思いを語る人の姿を見るのはいつもうれしくなる。その思いの実現に少しでも手助けをしてあげられたらいいなって思う。

 退社は22時15分。これでも「嵐の前の静けさ」という感じ。秋に向けて大きく動き始めそう。忙しくなりそうなことを、「楽しみ」と思えるじぶんがしあわせ。それに関わっていけることは「しあわせ」。それに立ち向かう体力と持久力には不安はないが、知力とセンスがついていけるのかはちょっと不安。まぁ、なるようになるさ。

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