2008.04.18 モラル
強い雨と風が吹き荒れた・・・らしい。幸いにして出勤の時間帯は、さほど雨脚が強くなかったし、午後、急に決まった往訪も、小降りの時間帯だったし、そもそも訪ねる先が新宿で雨の中を歩くことがほとんどないシチュエーションだった。そうそう、ここでは3度目の正直で懸案となっていたアンチウイルスソフトのインストールが完了した。
かしわ哲の「茅ヶ崎のてっちゃん」を読了。今から50年前、昭和30年代の家族って、確かにこんなだったなぁってしみじみ思う。わずか50年前のことなのに、遙か昔のことに思えるし、そんな時代をじぶんが生きていたということが、まるで映画のような虚構のように思えてしまう。
あのころは、人の温度をいつもすぐ横に感じていたような気がする。それは家族の温度だったし、隣人だったり、地域の人だったり・・・。そのほのかなあたたかさの中で生きていた。プライバシーの尊重って、そうした人との距離が近い中でもちゃんと築かれていたように思う。中学生になって、それまで妹と一緒だったこども部屋から、個室が与えられた。それはうれしかったけれど、食事を終えると部屋に入ってしまうような日々を過ごすようになってから、しばらくして「荒れた」わたしだ。
けさのめざましテレビで、公共の場でのあり方について採り上げている中で、インタビューに答えていた20歳くらいの男の子が「モラルってなんすか?」って言っていた。公衆道徳の欠如を嘆かわしいと大人たちが語るようになって久しいが、「モラル」ということば自体を知らない若者が街を闊歩しているかと思うとちょっと背筋が寒くなる。
「人は病気では死なない、寿命が尽きたときに死ぬ」、日々の暮らしの中で「寿」=たのしい時、めでたい時をたくさん過ごすと、コトブキが増えて寿命が延びるってくだりがいい。無用な長生きはしたくないが、笑顔で過ごせて、そのことでコトブキが貯まって、さらに楽しい日々が送れるのなら、それはとてもしあわせなことだよなぁ。
本日の退社は21:05。眠くなってきてしまって、今週はこれで打ち止めってところだった。まぁ、鋭気を養ってまた来週だ!
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