2008.07.31 仕事を愛す
「もう会いませんから・・・」とひたすら頭を下げていた。夢の中のできごと、ハッと目を覚ましたら6時前だった。浮気がばれて妻に謝っていたわけではない(そもそも浮気などしていないし)。謝っていた相手は、仕事仲間の「男性」の奥さんだった。
一緒に何か仕事をしようといえば、ホイホイとでていってしまい、家庭を顧みないというような苦情を言われていたようだ。きのうまで読んでいた香納諒一の「夜空のむこう」にでてきた、気心知れた仲間たちの編集プロダクションの話が頭に残っていたのかもしれない。
こっちにきて、誘われれば断ることなど決してしないという「仲間」はほとんどいなくなった。でも、かつて、化粧品専門店を束ねている団体でしてきた仕事などは、妻にしてみれば、「請われればホイホイとどこまでも・・・」ということだったんだろうなと思う。よくまぁ、あそこまで自由にやらせてくれたものだと、あらためて感謝の気持ちになる。その意味じゃ、けさの夢はやっぱり妻に謝っていたのかもしれないなぁ。
駅に向かってゆるやかに下ったところに、毎朝、運転手つきの黒塗りの車が迎えに来るお宅がある。おうちそのものは、ごくごくふつうの(3LDKくらいか)建て売り住宅だ。けさは、その黒塗りの車がうちのすぐ前に止まっていて、運転手氏は車を降りてネクタイを締めていた。
渋滞など、車での移動は時間が読めないし、公共交通機関より確実に時間がかかるから、こうして常に早めに動いているのだろう。けさは思ったより早く着いたので、手前で準備をしてから時間どおりにお迎えに行こうとしているんだろうなぁ・・・。運転手の男性(30代と思われる)は、拘束時間が長くて大変そうだ。
今どき、社用車とかお抱え運転手ってどうなんだろうね。化粧品店時代、某メーカーはかならず支店に1台持っていた。異例の出世で支店長になった40代氏が、年上と思われる運転手さんと支店長車で移動している様には、「なんか違うだろう!」という微妙な違和感を感じたものだった。個人的には役職とか、それに付随する権益とかにまったくこだわりとか価値を感じない人だしね。
早く出世して、社用車の後部座席に身を置けるようになった支店長氏は、ほんとうのところどう思っていたんだろう。若くしてそこまで登り詰めたじぶんの実力と運を晴れがましく思っていたのだろうか。個人的には、その経費でもっと違うこと(お店のためだったり、お客さまのためだったり)ができたろうにと常々思っていた。
本日もアルバイト関連の営業さんの訪問を受ける。もちろん彼(彼女)たちも、じぶんの仕事に愛や誇りを感じているだろうが、営業ってやっぱり向き不向きがある。もともと押しが強くない性格の人は、いくら会社から教えられたとしても、強い「営業」ができない。それが心地よいと感じられることもあるが、ときには「痛々しさ」も感じる。
本日は21時35分退社。新宿の現場に立ち寄ってから帰ることにして、千代田線のホームに降りると、小田急線が車両故障で止まっているという。そのあおりを受けて、乗った電車は表参道止まりとなってしまう。明治神宮前まで行ってくれれば、山手線でも副都心線でも乗り換えられたのだが・・・。やむを得ず、渋谷にでてから山手線で新宿に向かう。振替輸送を行っていると言っていたから、乗り越し精算は必要なかったのかもしれないが、よくやりかたがわからなかったことと、大した金額じゃないこと、そして、予定より遅れてしまったこともあって、そのまま自動改札をでる。160円也が引き落とされた。案内が足りないなぁ・・・。こういうカスタマー対応は、ひとつ誤ると結構、致命的なダメージを与えたりするものだ。他山の石としよう。
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「営業」・・・。私も営業を15年以上しています。向き不向きと言ったら私は営業向き??ですかね?
営業というか、対、人というのは実に難しいものだと痛感しています。
良かれと思ってやったことが全然違う取り方になってしまったり・・・。
私は、営業をして良かったことはたくさんの人に出会えたことが一番です。もちろん利害関係もありますが、こうやって利害関係がなくなった今でもPICOさんとお付き合いをさせて頂けている事に感謝しています。
今後ともご指導宜しく御願い致します!
投稿: ビオ | 2008/08/01 08:24
ビオさん、
そうだねぇ、ビオさんは「営業向き」といって間違い
ないと思います。それも、ゴリゴリと押しの強い
タイプでなく、人の心に飛び込んで信頼関係の上に
成り立つタイプの営業だよね。
これって、長続きする秘訣だと思います。人との
出会いが財産と思えるとしたら、いい営業人生と
いえるんじゃないかなぁ。
投稿: pico | 2008/08/02 00:24