2008.08.19 地道にコツコツ
やや雲は多めながら、けさも晴れた。きのうよりは気温も上がって、まだ「夏」であることを主張しているようだ。フジテレビのあるお台場からは「陽ざしがいっぱいで朝から暑いです!」と愛ちゃんが伝えている。
休み明けで積み上がっていた仕事もほぼいつもの量に減ったので、とくに早く出かけなくてはいけないわけではなかったが、けさもふだんより少し早く6時20分に起床。消費期限がきている豚ロース肉をソテーし、キャベツを炒めてお弁当のおかずにした。
駅へ向かう細い住宅街の道。駅までの道のりの半分までいかないうちに、5頭の犬の散歩に出会った。ここまで多いのははじめてかもしれない。狭い道だから犬の散歩同士がその道幅を埋めるようになる。正直、犬は苦手なので、その横をすり抜けるときは、それがたとえ小型犬でもちょっとドキドキする。まして、ミニチュアダックスがひとまわり大きい犬に吠えかかっていくものだから、さして暑くない朝なのに「汗」がでた。
全員で今週いっぱい取り組むことになっているマスタの整備にわたしもようやく取りかかれた。よくよくその量をみてみると、ルーティンの仕事をしながらの細切れの時間では結構厳しそうだ。うまく時間をつくりださなくちゃいけないな・・・。
こういう「地道にコツコツ」系の仕事になると性格がでるなぁと思う。とりあえず、どんどん埋めていってしまう人、見直しが必要ないようにひとつひとつ確認しながら進めていく人、みんなで進めていく作業だからそれは決して間違いではないけれど、すぐにまわりに尋ねる人・・・。わたしですか? わたしは、こういう仕事に関してはひとつひとつ確認しながらすすめるタイプかな。黙って作業をしていると気持ちが暗い淵に落ちていってしまいそうなので、みんなで盛りあげながら進めていきたいなとは思う。
先週今週で読んだ本、重松清の「みぞれ」は、週刊誌の連載や月刊誌に掲載された短編を集めた文庫オリジナル。技巧を凝らしたりせず、極々日常のすぐ横にあるようなできごとを描いている。あいかわらずの「弱き者」からの視点がやさしい。阿部夏丸の「泣けない魚たち」は、ちょうど今の時期、「夏休み」の体験を経て成長していく少年たちの描いていて、こちらも心の奥がほっこりとする。
「夏休み」中の政界では、オリンピック報道の陰に隠れて、もぞもぞと魑魅魍魎が動き始めている。臨時国会の召集時期をめぐる各党の自分勝手さには、今にはじまったことではないので、もはや何とも思わないが、確実に近づく選挙に向けて補正予算でのばらまきが復活しそうだというのには呆れる。民間企業ならとうの昔に破産。民事再生法でも、外資のファンドでも救えないであろう財政状態だというのにだ。
たしかに、景気は底に近づきつつあるので、浮揚策が必要なことはわかる。でも、それは「ばらまき」じゃないだろう。だいたい、これまで「ばらまかれてきた」ものが、ほんとうに必要としている人に届いたとは思えない。ことしは7月から出回っている「新サンマ」。大型船の出漁解禁日に240艘が一斉に休漁した。それでも、豊漁が予想されることしは赤字必至という。漁業者に補填するという数百億円は、ほんとうに必要とする人に届くのだろうか。この国は「地道にコツコツ」という人にはやさしくない気がしてならない。
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