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2008/09/30

2008.09.29 スクランブル

 6時40分起床。きのう引っぱりだした薄手の肌掛け布団でちょうどいいひんやりとした朝。雨はいったん止んでいるようだが、きょうは1日降り続くらしい。週明けの「おひつじ座」は運気最高ということだったが、お天気のせいか、きのう寝つきが悪かったせいか、どうもスッキリしない。

 仕事のほうは、そんな戯れ言を口にしている余裕はない。先週末に半分以上を消し込めた「todoリスト」に同じくらいの量のあたらしいタスクが加わって、今週も盛りだくさん。加えて、棚卸や商品撤去などもスケジューリングされている。

 新宿の現場に立ち寄ってから帰ろうとしていたところにタイガースの試合結果を知らせるメールが届く。恐々開いてみると、5対3で勝っていた。8回表同点の場面から藤川を投入。その裏に新井のヒットのあと金本に決勝の2ランという、ファンには堪えられない展開。このところ、イマイチ冴えを欠いていた岡田監督のなりふり構わぬというか、スクランブル体制の采配が、きょうは見事にハマった。80勝一番乗りだ。

 きのう中日が意地を見せてくれたおかげで再々・・・(ん? 何回目だっけ?)点灯したマジックナンバーが7に減った。このまま一気に・・・とはいかないだろうけれど、このアドバンテージをなんとか活かして競り勝ってほしいもの。わたしもこのヤマ場の1週間を、気力をスクランブル体制にして乗りきるぞぉ!

2008/09/28

2008.09.28 切れた

 8時起床。どんよりと曇って一段と肌寒い。一気にやってきた「秋」に、例年よりずっと早くアカギレがパックリと口を開けた。(ρ_;) そろそろケアしないとやばいかなぁとは思っていたのだが、このところの冷え込みのほうが急だった。今、パックリときているのは、右足小指の付け根と、左足裏小指の下のふくらんでいるところの2個所。それにしても早いよなぁ、まだ9月だ。先が思いやられる。

 9時にサミットストアへ。ポツリポツリと細かい雨が落ちている。今週も週末は天気に恵まれない。先日、バナナが売れているということは書いた。きのうのネットのニュースクリップでは、深田恭子もバナナダイエットで12kg減量したと伝えられていた。そういえば、CMでも堂本兄弟でもスッキリしているよなぁ。蛇足だけど、彼女は大酒飲みらしい。それで二の腕などがすぐにぷっくりとなっていたというのだけど・・・。

 けさの朝日新聞では「天声人語」でこのバナナダイエットを採り上げていた。新聞のコラムが採り上げたらブームも終わりが近い。きょうあたりは品薄どころか売り場が黄色一色に染まっているかもしれないと結ばれていた。開店直後の売り場にはたしかにバナナはあった。しかし、いつものような山積み状態ではなかった。しかもこれまで98円で売られていた1カットが、128円になっていた。わずか30円とはいうものの率にしたら30%以上の値上がりだ。迷惑な話だ。(-_-X)

 きょうの買い物は税込でジャスト3,000円。生鮮食品ではなかなかピッタリ価格にはならないので、なんかちょっとうれしい。その足でコモディイイダに回り、ここでは六甲のおいしい水6本498円を購入。ミネラルウオーターはあいかわらず特売の目玉に登場してくれる。この値上がりラッシュの中ではありがたい。

 午前中に、新宿の現場に届け物をし、帰りに池袋で文庫本を調達して帰る。いつも文庫本を買うのは、西武百貨店の地下にあるLIBRO。きょうはライオンズ優勝記念セールで応援歌が流れ、店員はライオンズブルーのバイザーをかぶっていた。優勝が決まったはアウェイの札幌、しかも試合には勝てず、イマイチ気勢が上がらない感じだった。勢いが落ちているのは今の阪神とおなじだ。きょうは高木浩之の引退試合で、試合後にはチャンピオンフラッグを受けていたようだが、ここでも負けていた。

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 お昼ごはんは、きのうのカレーをだしでのばしてカレーうどんにした。おなかがこなれた14時30分頃、あいかわらずどんよりくもって肌寒い中に走りに出る。きょうの目的地は朝刊に折り込まれたタウン情報ペーパーに載っていた「北江古田公園」。地図を見ていたら、練馬区役所の南から北江古田公園に向かってつづく道を見つける。どうやら都市河川を暗渠にした上にできた道のようだ。

 地図で予習したとおり、練馬区役所の裏でその道を探す。マンションの向こうに両側に並木のある道が現れた。そのまま先へ進むと「「中新井川緑道」という看板がでていた。しばらく南に進んだ道は。学田公園の先で東へと向きを変える。環七を歩道橋で越えて徳殿公園の前を通り過ぎ、中野江古田病院の横を抜けたところで、暗渠から流れが顔を出す。ここからは江古田川と呼ぶらしい。が、ここから川に沿って走る道がない。めざす北江古田公園はすぐそこだと思うのだけど・・・。

 住宅地に入ってみるが川沿いに出る道が見つからず、一旦「下徳田橋」まで戻り、川の反対側の慈生会病院の敷地のまわりを回ると目の前に大きな森が見えてきた。看板には「江古田の森公園」の文字。旧国立療養所中野病院跡地の豊かな既存樹林を生かして、北江古田公園を拡張するかたちで、平成19年4月1日に開園した新しい公園ということらしい。江戸時代には将軍様が鷹狩りにきた森だという解説看板もあった。きょうのところは川沿いに外周をぐるっと回ってきた。こんどは森の中にも入っていこう。

 公園のまわりをぐるりと回ると道は南向きになる。道路を1本渡ると、その先は行き止まりのように見えたが、かろうじて川沿いに行けるようなので突っ込んでいく。鬱蒼とした雑木林の中に獣道のような細い道が続いていた。
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なんとか川沿いに進めるかと思ったのだが、しばらく先でそれが途絶えた。おおよその見当をつけて左に向かう。目白通りを渡る。ここまできて江古田駅のほうに向かっていることに気づく。行き止まりを左に出て、ふたたび目白通りを渡り、水道塔の前から哲学堂公園へ。

 こんどは妙正寺川沿いに出る。このころからポツポツと雨が落ちはじめたので、このあたりから戻ることに決める。西武新宿線の沼袋駅前は狭い道に自転車がいっぱい。駅前商店街は道幅が狭く一方通行。そのせいか車はあまり入ってこない。きのうの高円寺ほどではないが、この商店街もなかなか活気がある。

 そのまま北上して、中野江古田病院の前で、往きのコースと直角にクロス。練馬駅に戻り帰ってくる。雨はなんとか降らないでくれたが、半袖の腕がひんやりする。帰ってからのビールがあまり楽しみに思えないくらい肌寒い。本日は16.1km。

 温かいシャワーを浴びて、結局ビールを呑んだのだが、そのあとのトイレに入ったときのおしっこの量が夏場とは全然違う。きょうはホントに汗をかかなかったもんなぁ。

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 夕食は、先週名古屋に帰ったときに持ってきたたこの干物を細かく刻んで炊き込んだ「タコめし」(というわりにはタコの量が少ないが)と、タラのバター焼き、豆腐とキャベツのサラダ、お味噌汁はインスタント。温かいものがほしくなる気温だ。

 来週は、完徹での棚卸がある。新システムのカットオーバーも予定されている。体調には気をつけていかなくちゃ。まずは、タオルケットから肌掛け布団に変えよう。アカギレのケアもちゃんとしなくちゃね。でも、まだ9月なんだよなぁ・・・。

2008.09.27 泣いてほっこり

 8時57分起床。休日は8時に携帯のアラームの設定がしてあるはず。よほど深い眠りだったんだなぁと思ったのだが、単にマナーモードになっていただけだった。6時間半眠れてスッキリと起き出せた。新聞を取りに行こうとドアを開けると、きのうと季節が一変していて、思わず身震いする。やや雲が多いがカラッとしていて心地よい。風に乗って運動会らしい音楽が聞こえてくる。秋本番だなぁ。

 午前中にゴミ出しをし、掃除機をかけ、トイレ掃除をする。11時30分過ぎ、おにぎりを持って走りに出る。本日の目的地は善福寺川緑地。出かける前は文庫本を持って出て、芝生の上に寝転がって読書!って想定していたのだが、おにぎりをつくっている内にすっかり文庫本のことが抜け落ちてしまった。走り出してすぐに気がついたがあとの祭り。

 としまえんの入口の前を通り、目白通りに出て、貫井から「中杉通り」をひたすら南下する。中村橋駅近辺では狭い道だが、鷺宮が近づくにつれ道幅が少しずつ広くなる。さらに南下して阿佐ヶ谷駅をはさんで早稲田通りの交差点から青梅街道の交差点まで、1.6kmにわたってけやき並木がつづく。

 青梅街道を渡り住宅街の路地に入り、杉並高校の前に出るとめざした「善福寺川緑地」はそぐそこだった。ここを訪れるのは2回目。川沿いに細長くつづく公園を和田堀公園の方向へ走っていく。途中白と赤の彼岸花(曼珠沙華)が咲いているのを見つけ、その横のベンチでおにぎりを食べ給水。ところどころにポツリポツリと植えられている彼岸花だけど、どこかにまとめて植えたらもっと見映えがするのになぁって思う。以前見にいった巾着田の曼珠沙華は見頃を過ぎたかなぁ。

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 和田堀公園の横を通り。さらに川沿いを進み、ちょっと広めの道を左折。たぶんどこか知ったところに出るだろうと走っていくと、突然車1台がやっとという細い道に行き当たる。やば!と思ったが、じつはこれが以前に逆から走ったことのある道だった。お寺と堀之内斎場の間を抜け、青梅街道に出られた。

 少し西に戻って五日市街道を高円寺駅を目指して右折。高円寺駅前ってJR中央線の駅なのにすごく庶民的だった。駅の真ん前に昔ながらにカゴに1盛りいくらという売り方の八百屋さんがあった。それが結構安いのだ。思わず大根を買ってリュックに入れて帰ろうかと思ったくらい。駅前で地価が高いだろうにというのは余計なお世話だね。

 駅正面からつづく「高円寺純情商店街」は昭和のにおいがする。駅に向かう人たちがいっぱい歩いていて、それを縫うように自転車もいっぱい走っていて、人は多いが意外に買い物をしている人は少ない。シャッターを下ろしているお店はほとんどないから、商店街としてはじゅうぶん成り立っているのだろうけれど、若干心許ない感じがする。

 早稲田通りに出て、ここでも少し西に進み、途中「お伊勢の森」と標識の出ていた交差点から斜め右に住宅地へ入っていく。そのあとは太陽の位置を頼りに、少し広めの道で右折。おそらく往きの中杉通りの少し東側だろうとあたりをつけながら北上していく。妙正寺川をわたり、西武新宿線をまたぐ歩道橋に上るとすぐ下に鷺ノ宮駅が見えた。勘は間違っていなかった。

 さらにそのまま住宅地の中を北上し、新青梅街道にでる。ここでは東に進み「都立家政」の交差点から北上する。ここからは練馬区。はじめての道だけどもう迷うことはなくなった。千川通り、目白通りを渡り、としまえん正門前のコンビニでゴール。冷蔵庫にビールがないので、ここで調達して歩いて帰ることに決めたのだ。さすがにビールはリュックに入れて走るわけにはいかない。本日の走行距離は19.5km。もっとあるかと思っていたのだけどなぁ。

 ベランダでビール片手に新聞を読み、「プロジェクトX」のノベライズの文庫を読む。テレビと違って、当の本人が語るわけではなく、田口トモロヲのナレーションが入るわけでもないから、淡々と読めてしまうのだが、日本初の生体肝移植の話は、ツボに入ってしまい大泣きだった。

 気がつくと夕暮れが近くなっていて、いつのまにか運動会の音が聞こえなくなっていた。きのうの夜半額で買えたオージービーフのスネ肉を使ってカレーを作る。使いかけで冷蔵庫に入っていたタマネギを使い、じゃがいも、ニンジンに加えカボチャも入れた。

 できあがるのを待ってユナイテッドシネマとしまえんに向かう。19時の回で観るのは「おくりびと」。最近、予告編での予備知識と違って、思いがけず泣かされる映画がつづいたが、こちらは期待(?)に違わず大泣き。泣いてその分こころがほっこり暖かくなる2時間20分だった。

 この映画ではじめて知った「納棺師」という職業、職業に貴賎はないとはいうものの、作中で妻役の広末涼子が吐き捨てたように「汚らわしい」という印象をもつ人も多いだろう。笹野高史が扮したのは火葬場の職員だが、これもまた、なくてはならない職業だけど、公務員だとしても他の事務職よりも低く見られるかもしれない。そういえば、父の実家の尾張地方では、葬儀屋さんを「がん屋」と読んでいて、その響きにはちょっと軽蔑するようなニュアンスが感じ取れたものだ。

 でも、人としての最後の旅立ちをキレイにそしてやさしく見送ることができるようにと遺体を整えるこの職業は、深い人間愛がないと務まらないとても崇高な仕事だと思う。こころの底から「ありがとう」と言ってもらえるなんて、仕事冥利に尽きるだろうとも思う。でも、大往生ばかりじゃないから、キツイ仕事であることも事実だなぁ。事故とか自殺とか正視に耐えない遺体もあるだろうからね。

 うまい役者が勢揃いの中、瑞々しさあふれる新妻役の広末涼子の「泣き笑い」の表情がよかったなぁ。嫁さんにしたいくらいだ・・・(爆)。

 映画館には携帯を持っていかなかった。経過を追うと負けそうで、ただただ「勝ってくれ」と祈るだけにしていた阪神巨人戦だが、結果は敗戦。またゲーム差なしに逆戻りだ。う~ん、勢いの差はあいかわらず歴然としている。まぁ、ここはもう一回切り替えていこう!(って、監督じゃないっての)


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2008/09/27

2008.09.26 「5」

 6時30分起床。鮭の切り身をホイル焼きにしてお弁当のおかずにする。氷川台駅には7時45分着。きょうは47分発の各停かなと思ったら、東武東上線からの進入遅れがあったとかでダイヤが乱れていて、40分発の各停がちょうど入ってきた。5分遅れのこの電車に乗る。

 帰り、3日連続で新宿の現場に立ち寄ったのだが、原宿からの山手線、新宿駅で線路に人が立ち入ったので安全確認のためしばらく運転を見合わせていた影響ということで、5分遅れの電車がちょうどホームに入ってきた。きょうは「5分」に縁のある1日だった。

 机に貼った付箋紙のtodoメモ、こちらは「5」割方片づいた。午後から夜にかけて横浜で新システムの打ち合わせ。弊社はダントツ最年長のわたし以外は、30代半ばの社長を筆頭に、現場は20代ばかりと「若い」会社。現場の娘たちは、そのほとんどがPCが苦手で、ExcelやWordを使って仕事をすることよりも接客などの仕事がいい思ってこの仕事をしているとはいっても、そこはそれ、さすがに柔軟に受け止めてくれている。

 何より、社長や担当部長以下推進していく側が、キッチリとめざすゴールを示して、それに向かってどう進んでいくのかを明確に指し示しているのが混乱を回避するカギとなっている。ゴールにたどり着くために、そぎ落とすものとより深めるものとを明確にしていることも理解を生むことになると思う。

 パートナーとして同時期におなじシステムを導入しようとしているT社は、歴史ある老舗の会社。それだからこそ、過去に積み重ねたものを思い切ってそぎ落とさないとゴールへの道程が遠くなるばかりと思われるのだが、それを半ば強引にでも推進するイノベーターがいない。こうなると、運用方法を固めるためのミーティングも百家争鳴、迷走が停まらなくなる。

 こういうことってよくあるんだろうけれど、システム開発を担当した会社の担当者は気の毒だ。「こういうときはどうすればいいんだ」っていきなり聴かれても、困惑するしかない。そもそもそれってシステム以前の問題で、社内でこのように運用するということは決めておいてから、システム的にはどう活用するかという話に落とし込まなくてはいけないもの。弊社でも10/1のカットオーバーに不安を抱えているのにだいじょうぶかなぁ・・・。

 氷川台ではサミットストアに寄ってくる。某タレントのダイエット成功というTV番組からバナナがバカ売れしている。23時30分近い青果売り場には影もかたちもない。そのかわりに柿と早生みかんが並べられていた。「あるある」が終わってから、テレビ発のバカ売れ食品という現象はなかなかみられなくなっていたような気がする。でも、人迷惑な話。

 帰り道。風が木々を揺らす音が大きくする。あしたからぐんと気温が下がるらしい。「柿」と「みかん」も出はじめて、いよいよ秋本番だね。

2008/09/26

2008.09.25 他力本願

 きょうのタイトルを見て、あっ、阪神が勝って巨人が負けたことね・・・って考えた方、「正解」です。直接対決3連戦の3連敗で同率首位に並ばれてからのというもの、巨人が勝てば阪神も負けず、巨人が引き分ければ阪神も仲良く引き分けるというマッチレースの様を呈してきたセリーグの闘い。ホーム甲子園で最下位確定の横浜が相手なので、ここではとにかく「負けられない」。

 直接対決に惨敗しておきながら、身勝手な言い様だというのは承知のうえで、ここは巨人と対戦する各チームにがんばってほしいというのが本音。本日の広島カープには感謝しきり。クライマックスシリーズ進出を中日と争っているというモチベーションが1点差勝ちにつながったのだろうか、いずれにしても今夜は西に足を向けては眠れない。

 あさって甲子園で直接対決だ。1ゲームの差がついたということは気持ちの上での優位を感じる。もちろん必死に勝ちにいくはずだが、「万が一」負けても、ふたたび同率になるだけ。勝てば2ゲーム差になる。いずれにしても「天下分け目の闘い」になることはまちがいないなぁ。

 本日は弊社の取締役会。その資料づくりを担当するようになって、今回ようやく「他力」を借りずになんとかかたちにできたきがする。もちろんチェックは受けて手は入れたのだけど、イージーミスやケアレスミスが何とかなくなり、この数字の根拠は?という問いに言いよどむこともなかった気がする。・・・って、新入社員じゃあるまいし、これがあたりまえなんだけどね。

 早くもあしたが週末。あすもやらなくちゃいけないことが、あれとそれと、それにこれも・・・というところ。おなじチームのYさんが夏休み中なので、郵便受けを開けたり、捺印申請の書類を作ったりという「総務」の仕事もわたしの担当。いかにふだん「他力」に助けられているかを痛感。とにかく、コツコツミスなくこなさなくちゃ・・・というのが今のわたしの責務だ。

2008/09/25

2008.09.24 イマジン

 6時半起床。カラッとした心地よい秋晴れ。朝の空気がひんやりしていて背筋がシャンと伸びる感じがする。でも、星占いは最下位。疲れからミスを連発するというような朝からありがたくないご託宣。たしかにちょっと「疲れ」を感じないわけでもないが、そんなことにかまけてはいられない。

 そんなきょうは、往きの氷川台7時40分発の渋谷行き各駅停車、いつもは座れる池袋駅でもタイミングがわるく座れなかった。明治神宮前駅からの千代田線は小田急からの乗り入れでひさびさの超満員を体験した。そういえば、帰りの新宿三丁目23時00分発の和光市行き各駅停車でも座ることができなかった。まぁ、こんな日もある。

 そんな往復でももちろん文庫本は欠かせない。きのうの帰りの「のぞみ」でちょうど読み終えた清水義範の「イマジン」は、670ページほどの長編だけど、飽きさせず一気に最後まで読ませる筆力のある作品だった。パスティーシュという文体を物まねする作品で知られたひねった笑いをとる作風のひとというイメージだが、この作品は軽妙だけど、笑いをとるための作品ではなかった。

 2003年から23年タイムスリップして1980年で、若き日の父親(そのときはまだ結婚もしていない)と出会うのだが、2003年にはエリート意識の固まりのような胡散臭く鼻持ちならない父親に辟易としている主人公だが、1980年の父親はちょっと情けなくもあり、人にやさしくもある。何故か波長の合う(合うはずだよね)ふたりの冒険は・・・。

 親としては、子のしあわせを願うからこそ、道を踏み外さないようにと心を砕く。それがともすれば、進路や過ごし方に口をはさんだりする。こどもにすればうざったいだけなんだけど、じぶんの歩んできた道を振り返ればこその親心なんだけどな・・・というのは子の親になって思うもの。

 わたしは、じぶん自身が学歴もなく、エリートとは縁はなくとも好きなことをさせてもらってきたから、こどもにも「いい学校に行け」とか「名のある会社に入れ」なんて思ったことはなかった。決して無関心だったわけではないが、こどもが下す自身の判断を尊重してきたつもりだ。そんな親子関係を思わせてくれた一冊だった。

 そういえば、きのう結婚した従兄弟の長男に対して、自営業をまぁまぁ手広く展開しているその従兄弟は「家業を継げ」とはいわず、子の意志のなすがままにしていた。その長男は頭のいい子だったけれど、努力してある国家資格を最短距離で獲得していた。朝も夜もなく働く親の背中を見てまっすぐに巣立っていったんだなぁ・・・。いい親子関係だったんだなぁってあたたかい気持ちになれたきのうだった。

 さて、星占い最下位の一日もなんとか乗りきった。あすもあさってもまだまだ大きな波を乗り越えなくちゃいけない。気合いはじゅうぶんな夜だ。

2008/09/24

2008.09.23 近頃の結婚式

 秋分の日、快適な秋晴れ。このところ休みの日には青空に恵まれないことも多かったし、きょうは走ったら気持ちいいだろうなぁ・・・と空を見上げるが、本日はそんなことは言っていられない。

 従兄弟の息子さんの結婚式は、名古屋城のお堀端のホテルで行われる。挙式の1時間前に控え室に入り、まずは両家の親族紹介からきょうのスケジュールがスタートする。新郎の父の従兄弟という関係はどう表すのかなぁ・・・と順番が回ってくる間ちょっと迷っていたが、同じ関係のひとが「新郎の叔父」と言い切った。続けて3人おなじ言い方をしたので、まぁいいかとわたしも「新郎の叔父」とあいさつした。まぁ見かけも「おぢさん」に違いないからいいか。ここでは新婦の父親の兄(=新婦の叔父)が、「新婦の兄の・・・」とすべってしまい笑いをとる。

 その後、チャペルに移動して挙式。あたらしくできたらしい別棟のチャペルは祭壇のうしろのステンドガラス部分のほとんどがガラス張りになっていて、明るい秋の陽射しの向こうに名古屋城の天守閣と金のシャチホコが見える。チャペルとお城とシャチホコ、なんかちょっと妙な感じ。

 披露宴は宴会場ではなくレストランウエディングというような雰囲気の会場で行われた。金屏風もなく、ひな壇もなく、新郎新婦もくつろいだ感じで祝いの時を共にするという感じ。お色直しも1回だけだったし、余興も目一杯詰め込んだという感じではなく、ゆったりとした感じで心地よかった。それでも、さすが格式のあるホテルと思わせる一コマも。飲み物は?と問われて「ビールで。」と答えたら、「キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーがございますが・・・」という。それではと「サントリー」を指名すると、お開きになるまでちゃんと「モルツ」を持ってきた。

 さて、かつては「嵩と重さ」が決め手だった引き出物だが、きょうはふつうの手提げの紙袋1つ。鯛や松茸のかたちをしたおまんじゅうとか、同じく鯛のかたちのパックに入った砂糖といったものはなく、メインの引き出物もカタログだった。このあたりは「名古屋」も変わってきたんだね。大スクリーンでプロフィールを紹介するような仰々しさもなく新郎新婦の性格の表れた落ち着いた披露宴だった。

 20時53分名古屋駅発ののぞみ48号で東京へ戻る。さすがに祝日の夜とあって指定席は満席だった。氷川台で立ち寄ったサミットストアで小アジが安く買えたので、あしたのお弁当用に唐揚げにしておいた。名古屋から妻が作った五目ごはんを持ってきたのであしたはこれをおむすびにしよう。今週の残り3日の稼働日は結構ハードになりそう。気合いを入れていきましょう!

2008/09/23

2008.09.22 大荷物

 願いむなしく雨である。あすの親戚の結婚式に備えて礼服やら靴やら大荷物を抱えて出社しなくてはいけないのだ。退社するときには必要なくなるはずなので、置き傘にすればいいやとビニールの傘を持ってでる。小ぶりの傘なのでトートバッグをかけたのと反対側の肩がちょっと濡れる。

 会社のデスクの脇に置いた荷物を見て、「名古屋に帰るんですか」と何人にも尋ねられる。「うん、親戚の結婚式でね」というと、「帰りにはこ~んな大きな袋に引き出物がはいっているんですよね」と、名古屋の結婚式は「派手」だというイメージを語られる。う^ん、たしかに昔は引き出物は嵩があって大荷物だったし、お菓子を屋根から撒いたりもしたけれど、今はそれほど派手ではないと思うけどなぁと答えつつも、考えてみれば「従兄弟の子供」の結婚式に招待されるという「規模」も派手のうちなのかもしれない。

 原宿駅の券売機で「名古屋市内」までの乗車券を買う。人が並んでいないといいなと願う。幸いきょうはひとりだけ。領収証の「要・不要」の確認画面まできているので、もうすぐ順番がきそうだ。さほど時間がないのでホッとする。

 ・・・が、発券されたはずなのになかなか券売機の前が空かない。購入に使ったクレジットカードをお財布に入れたり、購入した指定席券をメモと見比べたりしているようだ。そんなこと横に避けてからすればいいのに・・・と、もうちょっとで「すみません、空けてもらえますか」と口に出すところだった。

 偏見を持って語ってはいけないが、こういうところは「おばさん」のわるいところだ。本人に悪気はないんだけどね。

 品川22時07分発の名古屋行き「ひかり」はN700系での運転。指定席は7割ほどの乗車率か。窓際のE席を取っていたので足元に電源コンセントがあるが仕事はしない。読みかけの小説のページを繰りながら帰ってきた。0時10分頃帰宅。東の空には反対の三日月が上ってきた。空気が澄んでいて気持ちがいい。あしたはいいお天気になりそうだ。

2008/09/21

2008.09.21 地震・雨・出直し

 7時17分の地震に飛び起きた。練馬は震度2だったらしいが、呑んで深い眠りに落ちていたわたしを起こすくらいの揺れだった。まだ眠かったけれど、陽射しがのぞいていることもあってそのまま起きだすことにした。

 新聞を読みながらゆっくり朝食を摂り、サミットストアに向かう。ゆっくりしたはずなのに開店前についてしまい、入口の自動ドアの前で並んで待つ羽目に。スーパーでの買い物は好きだけど、開店前に並ぶのはちょっと気恥ずかしい。何といっても男性はいないからねぇ。

 23日は親戚の結婚式がある。あすの最終で戻って、23日の夜遅くに戻ってくることにしているので、生鮮品はあまり買わない。・・・となると、食品スーパーの買い物ってあまりおもしろくないものだ。ひき肉が安く買えたので、きょうもハンバーグを作る。チーズを練り込んでみた。

 きょうは休日出勤することを決めていた。久しぶりに走っていこうかなと考えたのだが、帰りが雨だったときは傘をどうしようか・・・って、考えているうちに、予報より早く雨音がしはじめた。あ~ぁ、ということで、ハンバーグを焼き、お弁当をつくって、小雨の中、氷川台駅に向かう。うちから近いほうの出口で行われていた階段の工事は予定どおり昨日で終わっていた。朝の通勤の分差の闘いからは解放される。23日からはサミットストアに近い側の出口の工事とのこと。帰りに買い物に寄るのがちょっと不便になる。

 きょうのオフィスフロアは誰も出勤していなくて、電話も鳴らず、作業に集中できた。19時30分過ぎまでの7時間ちょっとで、〆切が近くて気になっていた作業のうち3つにメドを立てる。先週も今週も祝日があって1週間のうちの稼働日が4日しかない。休みはうれしいが、稼働日にしわ寄せがいくので結局おなじことなのかもしれないな。

 退社する前におそるおそる開いたネットのプロ野球速報。5回の裏2アウト、3対2で巨人に逆転されていた。ランナーが2人残っていることに悪い予感がしたが、「2アウトなんだから何とかしてくれ!」と祈りを捧げてブラウザを閉じて帰ってきた。

 うちに戻って、バナナの皮をむきながらテレビのスイッチを入れると、9対2になっていた。最後まで何が起こるかわからないとはいうが、とても正視していられそうもないので、テレビのスイッチを切って夕食を作る。北海道産のカボチャと厚揚げとひき肉を煮てとろみをつけたものと、納豆とキャベツのお好み焼き、そしてお昼の出かける前に作っていったナスの即席漬け。

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 結果は9対5まで追い上げた阪神だけど、「よくやった!」とは言い難い。甲子園に戻って解体的出直しだなぁ。もう「守り」じゃなくて「攻める」きゃないもんね。

 あすは、礼服や靴などを持って出なくてはいけない。朝出かけるまでに雨があがるといいんだけどなぁ・・・。

2008/09/20

2008.09.20 祈り届かず

 8時起床。6時間眠れた。台風は通り過ぎたようだ。起きだしてほどなく陽射しがカーテンを通して明るく射してきた。コーヒーを淹れながらきょうあすの過ごし方を考える。お天気がわるければ、会社に出ようかと思っていてのだが、青空がひろがってくるのを見るとそれはもったいなぁって思いはじめる。

 ゴミ出しをして、洗濯をして掃除をして、洗ったままにしていた半袖のシャツにアイロンをかける。もう長袖でだいじょうぶだろうと、半袖と長袖の引き出しを入れ替える。

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 お昼は、焼きナスとトマトソースのパスタ。ソースはレトルトだけど・・・。片づけを終え、おなかがちょっと落ち着いたところで走りに出る。本日の目的地は東京ドーム。きょうとあしたはファンクラブの感謝デーということで、チケットを持っていなくてもオリジナルグッズがもらえるのだ。巨人との頂上決戦。試合開始3時間前というのに、外野席や立ち見席のゲートには長蛇の列ができていた。わたしの分も応援してよ!という思いを込めながら、その列の横を走ってきた。

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 この3連戦、1勝2敗ならよしとしなくちゃと思っている。3連敗でゲーム差なしになったら、追いかけてきた者の勢いが勝ることになりそうだ。なんとしてもひとつは勝ってほしい・・・と、祈るだけだ。

 帰りは、小日向の先で服部坂を上り、跡見学園と筑波大付属の横に出る。ここから護国寺方面への下り坂は緑も濃くいい感じ。こんどは上ってみたいなって思いながら帰ってくる。本日は24.4km。雲が多くて陽射しの恩恵には与れなかったが、空気がカラッとしていて気持ちよく走り切れた。

 試合は18時からはじまっていたが、中継がはじまる19時まで、静かに祈っていた。ネットで経過を追っていたら裏目にでそうな気がしていたのだ。でも、経過を追っていてもいなくても同じだったようだ。テレビをつけた瞬間に飛び込んできたのは7対1という現実。2番手の阿部が危険球で一発退場なんてシーンを見せられては、祈りの力も折れる。

 まぁ、ここまで大敗すればサバサバしたもの。「あした勝てばよいのだ!」って気持ちをスッパリ切り替えて、あとはひたすら「祈ろう!」

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 夕食は、お昼の残りのナスのパスタソースを豆腐にかけていただく。冷蔵庫がガラガラだ。今週も映画に・・・と思ったけれど、観たい映画の時間が合わず、今夜はテレビ。泣くことを承知の上で「戦場のなでしこ隊」を見る。案の定、大泣き。「亡くなった人への供養は戦争をしないこと」・・・御意。

 17年半つづいたブロードキャスターが最終回。お父さんのためのワイドショー講座担当の山瀬まみが泣いていた。日本を代表するスポンサーもついていたようだし、何故打ち切りなんだろうね? 視聴率なのだろうか・・・。きのう読み終えた「下北サンデーズ」じゃないが、マスコミも芸能界もシビアな世界だからなぁ。とはいっても、わたしたちでも仕事となればシビアでなくちゃいけないけれど。

2008.09.19 スッキリ!

 早く寝なくちゃ・・・と、シャワーも浴びずにベッドに入ったのが3時50分だった。少しでも睡眠時間を・・・というそんな時に、なぜか無駄なことをしてしまうというのは何だろうね。「もう届いている」とビックリした朝刊の折り込みチラシを眺めているじぶんにちょっと呆れていた。

 ちゃんと起きることができるかなぁ・・・と不安だったわたしだが、いつもより30分遅くした携帯のアラームとはまったく関係なく、ふだんと変わらぬ6時35分にスッキリ起きだした。きのうの朝よりスッキリしていて、まったく眠気を感じない。じぶんでも不思議なくらいちゃんとしてる。

 キャベツを刻み、焼いてから冷凍しておいたハンバーグを解凍してお弁当のおかずにする。おにぎりも作っておいてからシャワーを浴びて、さらにスッキリとして7時51分の通勤急行に乗る。うん、やっぱりちゃんとしている。

 木曜日とわかっていて、深夜までカフェにいたんだから、けさは寝坊したり、遅刻したり、体調がわるかったり、眠気を催していては社会人としてシャレにならないからね。おぢさんとしては精一杯気が張っていたというところなんだろうね。22時15分いに退社してうちへ帰る副都心線の車内、明治神宮前から座れて、石田衣良「下北サンデーズ」を東新宿で読み終えた後は、眠りに落ちそうとなるじぶんとの闘いとなった。

 今夜は、スポーツニュースにチャンネルを合わせる楽しみがない(3連敗しなければいいんだ!タイガース!)し、いくらちゃんとしていた一日とはいえ、若くないんだし、早く眠るぞ!

2008/09/19

2008.09.18 キライぢゃない

 今夜は「呑みニケーション」(おやぢギャグだなぁ)。先日まで結構贅沢に使わせてもらっていたオフィスフロアに、グループの親会社の部門のひとつがやってきてほぼ1ヶ月。机を並べている(わたしの場合は背中合わせ)仲間ということで、ここはひとつ「お近づきのしるし」に、食べて呑んで語って・・・という趣向。

 麻布十番でのその会、ことしの新卒くん、去年の新卒さんから両社の社長まで、20代から30代後半が一堂に会す(わたしは別格・汗)。こうした年代幅のある会になると、常なのは「どんな漫画」「どんなドラマ」「どんな音楽」という世代間ギャップをネタにする話。最年長のわたしは本来なら蚊帳の外となるのだが、こういう話はキライぢゃない。

 昔からじぶんから話題の中心になっていくことが得意じゃなくて、人の話を聞き、うまく話を合わせることで、話題の輪から外れないようにするために、「広く浅く」いろいろなことに首を突っ込むという性格だったことが、こういうときに幸いする。なんせじぶんの子供よりも年下の娘のコンサートに行く人だから・・・。(そういえば、絢香の東京公演2日目にはコブクロがシークレットゲストで出たそうな、ちと悔しい)

 一次会のお開きは23時30分過ぎ。当初の予定では、南北線麻布十番から飯田橋乗り換え有楽町線で帰宅するルートを想定していた。まだ今夜は木曜日だからね。呑むほうもちょっと抑えていたのだけど、会が盛り上がる中でとなりのテーブルから「マッコリ」のボトルがまわってきたときには、さすがにそれを拒否するほどの強い自制の心は持ち合わせていなく、ついつい杯を干してしまっていたわたし、キライぢゃないだけに「もう一軒」というその場の空気を振り切ることはできなかった。

 ということで、6人残って麻布十番のちょっと奥(?)にあるカフェへ。呑まない(呑めない)けど話の盛り上げの達者な弊社社長氏を中心にここでも、世代間ギャップをネタに盛り上がる。となりでカクテルをおいしそうに呑むY嬢につられて、こちらはビールから泡盛のロックへ。おひおひ木曜日だぞ! 眠る時間がなくなるぞ!という心の声には「1杯だけ」と答えておく。

 最後にみんなでケーキプレートに舌鼓を打ちお開き。西荻窪に帰るY嬢を新宿で降ろし(うちまで送るのが筋だろうけどねぇ)、目白でMくんを降ろし、自宅がとなりの平和台というよくしゃべる個人タクシーの運転手さんに、地元民しか知らない細い脇道から氷川台にたどり着いてもらったときには時計は3時40分を指していた。郵便受けを開けると、なんと、もう朝刊が届いていた。あちゃあ、早く眠らなくちゃ・・・。あした締切の仕事も、あれとこれと・・・。酔っちゃいないけど起きられるかなぁ。

2008/09/18

2008.09.17 読書の秋

 さわやかな秋晴れ。空気も清々しく、今週はじめから長袖シャツにしている通勤スタイルも心地よい。朝、ルーティンの集計業務をこなしていると、後ろに立った社長がひとこと、「伊藤さん、きのう絢香観にいったんだって・・・」あちゃぁ~っ、バレてる。「誰と行ったんだろうねぇってひとしきり盛り上がっていたんだよ」と追い打ち。ますます身が縮む思い。

 しかし、「いつもどうやってチケットとってるの? 絢香ってチケットとるの大変だったでしょ・・・」から、公衆電話のほうがつながりやすいとか、地方からの電話のほうがつながりやすいとか、昔、まことしやかに語られたチケットをめぐる都市伝説へと話が移っていく。もっとも、社長は叱責するために声をかけてきたわけではないんだから、身を縮める必要はないんだけどね。

 本日も横浜で打ち合わせ。終了は19時を回っていたが、きょうは直帰せず、会社に戻ってくる。往復の電車に乗っている時間は読書が進む。「読書の秋」の9月、先週今週で、日明恩の「そして警官は奔る」、あさのあつこ「NO6 #4」、そして辻内智貴の「セイジ」を読んだ。

 日明恩の警察を舞台にしたシリーズ第2弾も、文庫で700ページ近い大作。「鎮火報」に衝撃を受けて以来、期待の作家だけど、毎度毎度大作では、上梓されるペースが空くだろうなぁ。だから、この1冊を大切に読もうという気になる。シリーズ1弾の「それでも警官は微笑う」は、最後、ちょっと息切れというか、大作ゆえの散漫さも気になったが、今回は、最後までぶれなかったという印象。

 警察という組織の中のドロドロとした確執、社会問題、個性的なキャラクター、ドキュメントのようなリアルなシチュエーションなどが、今回もぎゅうぎゅうに詰め込まれている。「読み応え」というのが最もふさわしい表現かも。無骨な武本刑事の座右の銘もお気に入りのフレーズだ。

 「後悔という字は後で悔やむと書く。どうせ悔やむのならば、何もしなかったことを悔やむより、やってしまって悔やむ方がましだ。やるだけやって、その結果悔やんだとしたら。二度としなければ良い。泣いても喚いても明日は来る。明日を待つんじゃない、自分から迎えろ」

 けさの往きの電車で読み終えた辻内智貴の「セイジ」は、大げさにいえばこれまで歩んできた人生をしみじみと振り返らせる力が行間に散りばめられていた。表題作の「セイジ」は、生きる力を失いかけていて虚無の底にいる者に、凄烈に「切り取る」行為を目の前に突きつけることで、深い底から引っ張り上げる。これはこれで衝撃的だったが、個人的にはもう1つ収められた「竜二」のほうに惹かれた。

 身体が大きく、力があって、誰からも慕われる「ガキ大将」の兄、憧れであり自慢でもある。しかし、どうあがいても兄のようにはなれない。そんな思いを持つこども時代、兄を筆頭に遊びに出かけた先で、小さな流れを飛び越えられずケガをしてしまう。すぐにうちへ連れ帰り、手当てや医者への報せなどでここでも兄に借りというか負い目を感じることに。結局、その流れを飛び越すことができないままに大人になってしまう。

 大人になれば、そんな流れの幅など一跨ぎかもしれない。でも、それをしなければ、こどもの時の「飛べなかった」「越えられなかった」という思いは一生そのままだ。わたし自身も、あの時こうしていたら、ああしていたらという悔いもある。あの時1歩を踏み出していたら・・・。

 そんな悔いと負い目と、勝てなかったという敗北感のようなものから、自堕落な生活を40過ぎまで続けてしまったことからくるさらなる虚無感。その「竜二」が残したもの・・・。けさの副都心線、ドアの前に立ちながら最後の数ページを読んでいたのだが、不覚にも涙がほほを伝い落ちた。

 その中でちょっと共感したくだり。(作者の辻内智貴は1歳年下だ)

 「・・・・ツマラナイ世の中になったものだ。ふだん思ってもいないそんな事が、ふと思われたりすることが有った。ジョン・レノンの「イン・マイ・ライフ」を、ストーンズの「ルビー・チューズデイ」を、吉田拓郎の「今日までそして明日から」を唄いながら、私は、そこで大声を上げて泣いてしまいたい様な、なぜだかそんな気がする事さえ有った。」

 あしたから、お天気は下り坂らしい。台風が近づいているようだ。いくら「読書の秋」とじゃいっても、雨に降り込められて部屋で読書というのはちょっといただけないなぁ。

2008/09/17

2008.09.16 絢香に心満タン

 絢香のLIVEで「こころ満タン!」の夜。本日は連休明けでたまった仕事もあったのだけど、横浜での打ち合わせのあと直帰させてもらって、有楽町東京国際フォーラムでのLIVEに向かった。実は、横浜での打ち合わせの終了が予定よりもずいぶん早く、会社に戻っても一仕事できるくらいの時間があったのだが・・・。この三連休も仕事していたし、同行のK部長も大目にみてくれたので、きょうのところは「こころの充電」を優先した次第。あすから、またキッチリ仕事をしますから・・・。

 絢香のLIVEは、複数アーティスト出演のコンサートを含めると6回目かな? 自身のLIVEツアーは昨年の同じ東京国際フォーラムにつづいて2回目。前回はステージからいちばん遠い最後列だったが、きょうは1階39列。まだまだ表情が見えるほどには近くないが、前回よりも近づいた。そのせいでもないだろうが、より強く「声の」「唄の」もつ力が感じられた。

 6回目ともなれば、イントロに涙することはなくなったけれど、代わりに、いきなりココロをわしづかみされたような感じにちょっと驚く。以前から、いい感じに歳をとっていけば、力感のあるソウルディーバ、ビッグママってシンガーになっていくだろうなと思っているのだが、今夜の中盤、ことしPVの撮影やニューアルバムの編集のために訪れたニューヨークのソウルバーで経験したという飛び入りセッションでのBeatlesのカバー「We Can Work it Out」に、その片鱗がじゅうぶんに感じられた。

 ピアノとバイオリンだけをバックに唄った「I believe」、ピアノの弾き語りで唄った「今夜も星に抱かれて」も、「三日月」ももちろんすばらしかったが、LIVEで聴けてよかったなぁというのは、先の「We Can Work it Out」と、ソウルフルとは対極に”かわいい”って印象の「魔法使いのしわざ」かな。

 昨年のツアーは、「Jewelry day」をマイクなしアカペラで歌い終えるというドラマティックなエンディングだったが、今回は、「POWER OF MUSIC」で盛り上がったまま明るいエンディング。こういう終わりかたもわるくない。2時間半で、たっぷりと「こころの充電」ができたかな。

 有楽町線で、22時20分に帰宅。いつもよりうちに帰るのも早く、ホントきょうは「楽」をさせてもらったなぁというところ。焼きナスと、きのう深夜にお弁当用を兼ねて作った厚揚げとタマネギの煮物で夕食。食後に、ナスと厚揚げとちくわの炒め煮を作っておく。きのうもそうだけど、どうもお弁当のおかずとしては彩りが暗いけど、まぁ、こどものお弁当じゃないからいいか・・・。

 昨夜は、ベッドに入ったのが2時近かったのに、なかなか寝つけず、その後の眠りが浅かったりした。こころは満タンになったけど、きょうこそは早く眠ってからだも休めなくっちゃね。

2008/09/16

2008.09.15 今夜もまた雨

 新宿の現場でのサポート4daysが終了。最後の締めの作業まで立ち会ったので、副都心線の最終に間に合わなかった。ビルの外にでると雨が降っていた。大江戸線で練馬までというのも考えたが、小雨とはいえ、この雨の中を20分近く歩くのは辛いなぁということで、山手線で池袋まで戻ってタクシーに乗った。帰宅は0時50分、意外に早かった。

 けさは8時50分起床。きのうは梅酒ロックを結構呑んだので、ちょっと眠い。外は曇り空、きょうは陽射しは望めないようだ。けさも10時開店に合わせてサミットストアへ。月曜サービスの食パンや豆腐などを買うためだ。いつもは月曜の会社帰りに立ち寄っているのだが、きょうは休日なので朝から出かけてみた。早起きは三文の得という例えはおかしいが、タマゴが1パック98円で買えたのはありがたかった。

 戻って、ひき肉をこねてハンバーグを作っておいてから、走りに出る。本日もご近所を走る。武蔵野音大の附属幼稚園のまわりをぐるぐる走っているうちに軽く迷子になる。本日は9.9km。距離は短かったけれど、坂もあって結構楽しめた。

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 新宿へは15時30分すぎに出かけた。この時は曇っていたものの、雨はなさそうな感じがして傘を持たずに出てしまった。ということで、冒頭のタクシーにつながる。

 さて、今夜は早く眠らなくちゃ・・・って、もう早くもないけれど。

2008/09/15

2008.09.14 終わりは雨

 新宿三丁目23時57分発の副都心線小手指行きで帰ってくる。本日もバックヤード業務のサポートに赴いた。小竹向原で乗り換えて氷川台には0時20分着。地上に出たとき、ポツリポツリ感じた雨は、うちまで10分ほどの道程の中ほどから本降りとなる。洗濯物は出かける前に取り込んでおいたからよかったけれど、きょう一日の終わりが雨なんて、なんかついてないなぁ。

 きのうは2時半就寝、朝は8時に起床。新聞をとりにいこうとドアを開けると、軒のひさしが濡れていた。明け方にひと雨あったのかもしれない。でも、雲が切れて青空がのぞきはじめていたので、シーツを洗う。

 9時にサミットストアへ。戻ってユナイテッドシネマとしまえんへ。予告編を見て以来期待していた「パコと魔法の絵本」を観る。芸達者な俳優陣の「怪演」が光る。先週の「グーグーだって猫である」もそうだったが、まさか泣かされるとは思わなかった。

 場内の半分近くは小学校低学年くらいのこどもたちだった。おとなの笑いどころと違うところに沸いていた。へぇ・・・ってちょっと新鮮。でも、かなりひねりを効かせた脚本だから、そのあたりは理解できなかっただろうなぁ・・・。でも、満足満足。

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 昼食は「納豆チャーハン」。サクッと片づけて空いっぱいにひろがった青空の下へ走り出す。きょうは、東武東上線を上板橋~ときわ台~中板橋~大山とたどり、副都心線千川~小竹向原~氷川台と戻ってきた。板橋や大山といった中山道沿いの地域ではきょうは秋の祭礼のようだった。このあたりでは大人の本格的なお神輿が練り歩いていて、なかなか迫力。商店街でも祭り囃子が流されていて、地域全体での盛りあげようとしているようだ。千川あたりではこどものお神輿が出ていたが。こちらは「ワッショイ」の声も小さく元気がない。神社の格式とか伝統とかに差があるのかなぁ。本日は13.7km。ここまではいい感じの一日だったのになぁ・・・。

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 先ほどから時折大きな雨音がしている。あしたは満月なのにね。

2008/09/14

2008.09.13 つかの間の陽射し

 きのうは2時すぎから呑みはじめた。たまたまコーラがあったので、コークハイにした。3時頃まではアメフトを見ていた記憶があるが、気がついたらテレビも電気をつけたままフローリングの床で眠っていた。そろそろ空が白みはじめていた。電気を消して、ベッドに倒れ込む。

 それでも8時に起床。朝食はいつもどおりハムトースト。食事をしながら洗濯機を回す、ゴミ出しをして、洗濯物を陽ざしがいっぱいのベランダに干して、走りに出る。きょうは、練馬駅折り返し城北中央公園で戻ってくるというご近所コースだけど、石神井川沿いをただ往復するだけではなく、いくつかの坂のある路地を曲がりアップダウンを楽しむ。トータルは12.8km。かなり勢いは弱くなったが、陽射しをいっぱいにあびて満足。

 戻って、きょうはシャワーを浴びる前にベランダに出てまずビール! ここでも陽射しを楽しむ。シャワーを浴びてからまずは品川へ出かける。目的は「Sony Dealer Convention 2008」。My Sonyメールマガジンでの募集に応募して当選した「上得意」向けの新製品発表会だ。1日限りの開催というのに相当な費用をかけていたというのが印象。わたしのような単なるユーザーだけでなく、電気店などの関係者も招待されていたようだ。

 液晶テレビの進歩にも、今CMしているサイバーショットの薄さにも、ますますマルチユースになっていくVAIOにも、appleに遅れをとっているが巻き返しを図るネットワークウオークマンにもSONYの意気込みを感じたが、いちばん感心したのは、透明なガラス部分がスピーカーになっている参考出品の照明器具。これはなかなかおしゃれだった。

 「ご招待」だったので「おみやげ」がもらえた。開けてみると「マキシムドパリ」の焼き菓子。おぉ、これはこれは・・・。さすがはSONYさん、こんど液晶テレビを買うときは(何年先かわからないけれど)ブラビアにしよう!と、きょうのところは思うことにした。

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 品川から新宿の現場に移動。本日もバックヤードの業務をサポート。きのうの反省を元に運用フローを少し変更したこともあって、本日はとくにトラブルなく終了。新宿三丁目から副都心線で帰ってくる。うちに帰り着くちょっと前に日付が変わったが、きのうよりはウンと早い。メールで結果を知った阪神のサヨナラ勝ちを「すぽると」で見る。勝ち味が遅いのは気になるけれど、劇的な勝利がつづくのは単純にうれしい。

 ごはんを23時にセットはしていたが、この時間からがっつりというのもよくないので、冷や奴with大根おろしで、空腹だけ満たしておく。そうそう、帰り道ではあすの満月を前にほぼまんまるになった月が輝いていたが、取り込んだ洗濯物が湿っていた。携帯に「雨が降るでしょう」メールがきていたが、ホントに降ったみたいだなぁ・・・。きょうはだいじょうぶだろうって思ったのになぁ・・・。

2008/09/13

2008.09.12 深夜急行バス

 はじめて池袋から深夜急行バスに乗った。山手線の最終を待って1時20分に池袋西口を出て和光市までいくバスだ。金曜日の夜ということなのだろう、きょうは2台体制らしく、座席が半分ほど埋まったところで1時15分に発車した。ふつうの路線バスと違って、観光バスのような1列4席、隣に人が座るほどに運んでいたなかったので、結構快適。氷川台までは15分。地下鉄の出入り口付近ではなく、サミットストアの前に停まった。これで600円也は、タクシーでの帰宅を思えばわるくない。でも、そうそう頻繁に利用するようなことにはなりたくないな。

 きょうは、じぶんたちの重要な会議があり、くわえて社長の出席する会議用の資料を作ったりで、朝からPCとにらめっこしていた。夕方からは新宿の現場で大きなセールでのにぎわいを裏方として支えた。記録達成のよろこびもつかの間、精算で数字が合致せず、その検証に時間をとられたというのが、深夜急行バスになった所以。わたしのミスではなかったのでホッとしたけれど、わたしたちが想定していた運用フローの簡略化が生んだトラブルなので少々気が重い。もともと、現場スタッフの負担軽減のために考えたのだが、それが今夜は裏目に出た。

 それをもって、わたしたちの提案が否定されてしまうのは不本意だけど、きょうのところはやむなしというところ。あすからの3連休は、今夜のようにサポートに入るつもり。うまく業務改善につなげたいなとは思うのだが・・・。

2008/09/12

2008.09.11 ゴールに向けて

 けさは6時30分に起床。きのうの夜のうちにじゃがいもとちくわとひき肉を煮込んでおいたので、それがお昼のおかず。信号のない交差点で駅への近道へと横断しようとして、何台かの車を見送ることになって、40分発の各停に乗り損ねた。でも、この各停は東新宿で急行に抜かれていたからと、後続の42分発の新木場行きで小竹向原へ。予想どおり、反対側のホームに西武線からの渋谷行き急行が入ってきた。

 この小竹向原46分発の急行は空いていた。小竹向原で乗り込んでも楽に座れた。ドアの脇優先席側の3人掛け、向かい側とわたしのほうの計6人、6人中わたしを除く5人が目を閉じていた。となりの席の20代とおぼしきサラリーマンくんは、大きく船を漕いでいて、わたしのほうにもたれかかってきた。木曜日、そろそろみなさん朝から「お疲れモード」みたいだね。

 新宿三丁目で氷川台40分発の各停に乗り換えることができた。3回の乗換は面倒といえば面倒だけど、小竹向原と新宿三丁目は同じホームでの乗換だし、楽に座れるならこれも悪くない。

 本日は午後、ひさしぶりに横浜での打ち合わせ。朝の天気予報に反して雨が降った。乃木坂でも横浜でも降り方が弱くなったので、それほど濡れることもなかったけれど、けさのお天気キャスターは罰金ものだよなぁ・・・。

 その打ち合わせの時間が挟まった関係で、作業がずれ込んだ。きのうよりは手際よくできたのだが、気がつくと22時55分だった。検証した結果を入力する作業が残ったけれど、こちらはあしたに残して退社してきた。

 今夜も、阪神は押し出しフォアボールでのサヨナラ勝ち。ヤクルト3連戦をすべてサヨナラで勝った。きょうは巨人も勝ったけれど、これであとはゴールに向けてスパートがかけられるかな。仕事のゴールはいくつもあるけれど、ひとつひとつ着実にクリアしていかなくちゃね。

2008/09/11

2008.09.10 お尻に火

 けさも長い夢を見ていた。起床は6時36分。携帯のアラームが鳴る前に目が覚めた。けさもカラッとした秋晴れ。夜、眠るときに窓を閉めるようになった。きょうのお弁当は、以前に焼いてから冷凍しておいたハンバーグ。キャベツ炒めを添える。手際よくできたつもりだったが、38分発の通勤急行には間に合わず、40分の各駅停車に乗る。100mちょっとのことだけど、出口の閉鎖は微妙に影響がある。

 事故米を売りさばいて不当な利益を得ていた「三笠フーズ」に、刺身などの消費期限の改ざんを行っていた「三光フーズ」。名前も似ているけれど、やることも似ていたというところ。「食の安全」などと大きな話をするつもりはないけれど、バレなきゃ何をやってもいいという考えって、表面化しなかったものはこれまでだってあっただろうけれど、なんとも哀しい。防カビ剤の混入を2年前に把握していたのにそれを示してこなかった某レモン果汁の会社(本社は名古屋だよな)も情けない。CMで木村カエラに「ペット(ボトル)もあるでよ」なんて言わせてる場合じゃないだろうに。

 きょうは、きのうまとまった規約の資料づくりに取り組む。他の集計作業や来客への対応などがあったけれど、資料のすべてが完成したのは22時。ちょっと時間がかかり過ぎかなぁ・・・。着実に進んでいることをよしとしたいが、弊社のメンバーはそれぞれに業務がタイムリミットに追われる業務を抱え、お尻に火が付き始めている。この傾向はこのあと加速することは明らかだし、効率よくこなしていかなくちゃ。

 22時15分退社。ビルの1階に降りたときにタイガースの試合結果を知らせるメールが届いた。おっ!きょうもサヨナラ勝ちだ。ホームランじゃないようだけど、誰がタイムリーを打ったのだろう・・・って思いながらうちに向かう。本を読んでいるからあまり気にならないけれど、この時間は明治神宮前で少し待ち時間が長い。

 「すぽると」で、サヨナラ勝ちは押し出しフォアボールだったことを知る。どんなカッコ悪くても勝ちは勝ち。やっぱり同点の9回表に藤川を投入した采配が功を奏しているのだろう。本日も中日が巨人に勝ってくれたので、ゲーム差が6.0になった。お尻に火がついた感じは少し和らいだなぁ。阪神もわたしのしごともふたたび弾みをつけたいよなぁ。

2008/09/10

2008.09.09 引きずらない

 夢を見ていた。何人かの人が集まって「うまくできなかったこと」を告白しあっていた。きのうの「あわやの失態」を引きずっていたのかもしれない。でも、夢の中では、そのできなかったことをこの先どう実現していくかというポジティブな会話になっていった。うん、これなら悪くない・・・と目が覚めた。まだ真っ暗、時計を見ると3時だった。まだ1時間半しか眠っていない。すぐに目を閉じ眠りにつく。

 次は5時半、そして6時半と小刻みに目が覚めた。緊張しているのだろうか・・・。でも眠くはないし、疲れも感じない。外はカラッとした秋晴れ。清々しい空気に気持ちもシャンとなる。ポジティブにいこう!って気分。

 きょうのお弁当のおかずは「生秋鮭のバター焼き」。何とかというブランドのシールが貼ってあった。なかなかリッチじゃんって言っても、きのうサミットストアで半額の128円で買ってきたものだけど。

 仕事は、きのうの失態を引きずっている暇はない。くよくよ考えるタイプじゃないけれど、考える間を与えてくれないことは幸いだったかも。きょうは、夜に入って2時間ほど会議室に社長と籠もって規約づくり。どうにか会議に提案できるところまでこぎ着けた。資料としてまとめる作業はあすに持ち越しにして22時少し前に会社を出る。

 打ち合わせ中に届いていたものの、開けずじまいだったタイガースの試合結果速報メールに目を通す。9回裏矢野のサヨナラホームランで勝っていた。最終回、同点の場面でも藤川を投入した采配が的中したようだし、選手の気持ちを熱くしたのだろう。それと甲子園のファンの後押しもあったのだろう・・・。巨人が中日に敗れてゲーム差が5.0に。優勝したら、今夜の勝ち負けというのがターニングポイントだったということになるかも。巨人に勝ってくれた中日に感謝。

 サミットストアに立ち寄る日以外でははじめて2番出口から地上に出た。思ったほど遠くはないかなぁと思いつながら、一気に涼しくなった夜、久しぶりに見たような気がする「月」を眺めながら帰ってくる。秋は(とくに晩秋)はわたしの好きな季節。ポジティブにいきましょう! 

2008/09/09

2008.09.08 あわや大失態

 6時15分、目覚ましのアラームが鳴る前に目が覚めた。きのうは0時半にはベッドに入っていて、昼寝をしていたにもかかわらず、すぐに眠りに落ちたので睡眠時間的には足りているのだが、やっぱりイマイチスッキリしない。もういちど目を閉じて、6時半に起きだす。新聞をとりに行こうとドアを開けると、秋の青空がひろがっている。でも、まだきのうの夜の雨の余韻か、空気は湿り気を帯びている。

 きのうの夜、お弁当のおかず用に煮物をつくってあったので、けさは余裕をもって出かける準備ができた。きょうから13日間、いつも利用している氷川台駅の1番出口が、改修工事のために閉鎖される。氷川台駅には出口は2つしかない。きょうからしばらく直線距離で110mくらい遠い2番出入り口を利用することになる。1本内側の近道(?)をたどっても7~8m短いだけ。ちょっとだけ早くうちを出ることを意識しないといけない。

 週末は、まったく仕事にはタッチしなかったので、週末の集計などのルーティンワークからスタート、体調も元に戻ったように思われたし、上々のスタートかと思っていた午後、それは発覚した。

 一緒に経理・財務の仕事をしているYさんが、小口の現金をおろしに銀行に行ってくれた。10日に入金があるまで、残高は結構厳しいだろうなぁと、オンラインバンキングで入出金明細を見てみた。「おぉ、ホントにきついなぁ」と思いつつ、明細を細かく見るうち、きょうの自動引落が1件行われていないことに気がついた。「げっ、残高不足で引落ができていない!」

 社長に報告し、まずは銀行に次の引落のタイミングを確認するようにと指示を受ける。「約定扱いの引落なら、きょう21時までに資金移動できれば(残高が引落額を上回れば)、本日中の引落となる」ということがわかった時には、15時を回っていた。もう、通常の入金手段は無理な時間、同一銀行支店内での口座間での資金移動の手筈を社長に整えてもらって事なきを得たのは16時間近だった。

 「肝を冷やした」などというとちょっと不謹慎なくらい、この件はわたしの「失態」である。じぶんの職務を全うできなかったのだから言い訳などできない。先週のはじめ、ちょっとズレを感じるとか、歯車としてのじぶんだとか、迷いを感じさせるような書き込みをしていたが。こんなミスを犯すようなやつが何を偉そうに・・・とわれながら情けなくなる。

 仕事は待っていてくれないので、落ちこんではいられないとPCに向かいつづけるが、やっぱりふとした瞬間に「情けなさ」を感じていたのだが、きょうのオフィスフロアには、夏休み明けのKさんのおみやげの「瓦せんべい」やら、どこからのいただきものの「月餅」があったりして、珈琲とともにそんなおやつを口にしているうち、その落ち込みも溶け出していった。やけ食いじゃなく、おやつ程度で立ち直るなんて、やっぱり「得な性格」だなぁ・・・。

 でも、ホント申し訳ありませんでした。

 氷川台駅2番出口、この出口はサミットストアに近い。きょう月曜日は豆腐や食パンを買いに立ち寄る日だから、1番出口の工事も気にならない。サミットストアでは「生チョコシュークリーム」を買う。やっぱり「疲れ」には甘いものだよね・・・。

2008/09/07

2008.09.07 尻切れトンボ

 7時すぎに一度目が覚めたが、だるくて眠くて二度寝。8時に起きだすが、呑みすぎではないと思うが、やっぱりちょっと気だるい。朝食はいつものハムトーストにスクランブルドエッグを添える。

 今週も9時にサミットストアへ。そのあと、平和台に向かってダイクマでフローリング用のワックスと柔軟剤を買い、ライフでレギュラーコーヒーやビールを買う。折り込みチラシで検討した計画をキチンとこなせた。お天気がよくてよかった。

 ランニングウエアに着替えてから、床にワックスをかける。乾くまでの時間を走ってこようという計画。そこまでは計画通りだったのだけど、走り出してみると思い切りからだが重い。きのうは20km弱の走りというのに、腿にハリもあって気持ちほどに走れない。まぁ、こんなこともあるさと割り切って、うんとペースを抑えて走ってきた。

 きょうは環八の側道を練馬高野台まで行って戻ってくる。氷川台まで戻ってきて駅近くの氷川神社に立ち寄ってお参りしてくる。きのうときょうが祭礼だ(夕方、小池百合子議員がきていたようだ)うちの町内会からはきのう1回だけお神輿が神社に向かったようだ。神社から戻ってきたと思われる16時すぎに町内を練り歩いていったであろう「わっしょい」の声が聞こえていた。でも、毎年思うのだが、1回かぎりというのは淋しいなぁ。

 15kmくらいは走ったかなという体感だったが、地図ソフトで測ってみると12.4kmしかなかった。それだけ調子がよくなかったということか。シャワーを浴びたあと、ベランダに腰かけて新聞を読みながらビール。こちらは走りの不調に関係なく快調にグラスを重ねる。

 15時30分くらいだったか、空いた缶を流しに片づけて戻ってきたとき、ベッドに腰かけそのまま横になる。あぁ、ここで横になったら絶対に寝ちゃうなぁとは思ったのだが、止められなかった。案の定、すぐに眠りに落ちた。バラバラと音をたてて降り出した雨に気づいて、洗濯物を取り込んで、窓を閉めたが、そのあと激しい雨も雷にもあまり気づかないまま18時すぎまでダラダラと眠ってしまった。

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 雨が降っていることもあって、新宿まで行こうと思っていたのはキャンセル。夕食もチキンラーメン(賞味期限をが切れていたもの)にキャベツ炒めと手抜き。その横で、あしたのお弁当用に煮物はつくったけれど・・・。計画どおりで順調にスタートした日曜日だったけど、なんか尻切れトンボで終わりそう。雨は予報より早く上がってあすは秋の乾いた青空が戻ってくるらしい。仕切り直しだね。う~ん、昼寝をしちゃったし、今夜は眠れるだろうか

2008.09.06 観る聴く走る泣く

 昨夜はバーボンソーダで心地よく酔う。でも2時に切り上げ、けさは7時30分起床。ゆっくり新聞を読む。その間に洗濯機を回し、曇り空だけどベランダに干す。

 本日最初の観るは、9:15からのユナイテッドシネマとしまえん「グーグーだって猫である」。先着100名にメイキングのDVDがもらえるということと、夜には予定があるので初日の1回目の上映を観にいった次第。

 予告編は何度も見ていたが、小泉今日子、上野樹里、森三中がでていて、猫がかわいくて、見終えたあとには絶対猫が飼いたくなる・・・というくらいしか予備知識がなかった。思っていたのとはかなり違っていた。たしかに「猫が飼いたくなった」し、吉祥寺に住みたくなったが、まさか泣くことになるとは思っても見なかった。

 人間、歳を重ねるごとに捨てていかなくてはならないことや、あきらめなくてはいけないことが増えてくる。楽しかったことはなかなか捨て去れないものだけど、そこにいかに折り合いをつけて、今という現実にちゃんと向き合っていくか・・・ってことなんだろうなぁ・・・と考える。にしても、グーグーはかわいかった。ちなみに「グーグー」という名前の由来はネタバレになるので書かない。

 「現実に向き合う」わたしは、帰り道、ちょっと遠回りしてウエルシアドラッグで買い置きのなくなったティッシュペーパーを買って帰る。掃除機をかけて、冷やしきしめんとニジマスでお昼ごはん。

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 雲の切れ間から陽射しがのぞきはじめた13時20分に走りに出る。お気に入りの「富士見坂」を上り、護国寺から雑司ヶ谷霊園、南池袋のお寺の並ぶ界隈を走ってくる。本日は19.1km。シャワーを浴びてビール。夏はいつまでも汗がひかなかったが、きょうはすぐにとまる。蒸し暑いようでも、もう夏とは違うんだなぁ

 きょう2回目の「観る」そして「聴く」は、渋谷オーチャードホール(はじめて入った)での「J-WAVE ~LIVE AUTUMN」~トップクラスのミュージシャンたちによって特別編成されるバンドをバックに、注目の実力派ヴォーカリストたちが、その素晴らしい歌声を響かせます!~というコンサート。出演は、中孝介、元ちとせ、一青窈、BONNIE PINK、そしてCHEMISTRY。元ちとせと一青窈以外ははじめてのライブだ。

 ふだんのバンドとは違い、アンプラグドに近い演奏をバックに唄うということから、ベスト盤のような選曲となる。中孝介、元ちとせの奄美大島の島唄も心にしみたが、3人目の一青窈は、1曲目「つないで手」のイントロから涙があふれる。鼻の奥がツンとしてきて鼻水まで出そうになる。2曲目が手拍子を求めるような「ドミノ」だったからもちなおしたが、3曲目でCHEMISTRYと「ハナミズキ」を歌ったときには、こらえきれなくてポロポロと涙が落ちた。

 トリを務めたCHEMISTRYは、さすがの歌のうまさ。ラストが「君をさがしてた」。こちらも涙腺を刺激する。アンコールはサザンオールスターズの「希望の轍」を全員で歌った。う~ん、名曲であることはまちがいないが、できればアコースティックなバラードで締めてほしかったなぁ・・・。余談だが、カップルやCHEMISTRYファンと思われる女性同士という観客が多い会場だけど、両隣は男ひとりで観にきていた。まぁ、じぶんのことを棚に上げて何を・・・というところだけど。

 外にでると小雨。傘をささなくてもだいじょうぶだった。氷川台で地上に出ると、水たまりができていたが、ここでも雨はほとんど止んでいた。ラッキー! 22時にうちに帰ると細く開けておいた東側の窓から雨がかなり降り込んでいた。窓の下に置いてあったティッシュペーパーの箱がふにゃっとなったくらいだ。洗濯物は夕方出かける前に取り込んであったし、降られなくてよかった。阪神も延長でようやく勝ったみたいだし、巨人が負けてマジックが再点灯したし、きょうは「いい1日」かな。

 夕食は、豚ロースのソテーと冷や奴。ちょっと玄米ごはんがやわらかめだった。きのうの夜からセットしておいたからかなぁ・・・。

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 あしたは「雨」予想。うちでノンビリというところかな・・・。

2008/09/06

2008.09.05 厭世フレーバー

 昨夜は1時50分就寝。あっという間に眠りに落ちたが、けさも5時30分に目が覚めた。やっぱり長い夢を見ていた。でもけさはうまくいかなくなるという夢ではなく、目覚めはわるくない。とはいっても、、もういちど眠ったのだけど・・・。目を閉じて間もなく、携帯にメールが届いた。5時40分だった。着信音に起きだしてみると、案の定迷惑メールだ。

 着信拒否アドレスは100件まで登録できるようになったのだが、きのうでその100件を超えた。古い着拒から消していこうかとも思っているが、なんにしても迷惑なことだ。ちなみにけさのメールは、「懐かしいお友達からの招待状です」からはじまっていた。こういうのにひっかかってしまう(わかっていてリンクをクリックする)人がいるのかなぁ。

 きのうの夜のうちに、冷蔵庫の残り物のマイタケ、はんぺん、タマネギを煮ておいた。これがお弁当のおかず。それにしても「色」が汚いねぇ・・・。卵でとじればよかったかなぁと考える。

 けさは、きのうよりさらに早く出られて、7時38分の通勤急行に乗れた。自動改札を通ると定期券の有効期限が表示されるようになった。あとほぼ1週間、14日までだ。これは、副都心線が開通してから3ヶ月が経ったことを意味している。早いものだともいえるし、まだ3ヶ月しか・・・という感じもする。

 夕方、新宿の現場にあたらしくチームに加わった2人にできあがったばかりの「健康保険証」を届けにいく。こういう総務(労務)のしごともわたしの担当領域のうち。1人が休憩に出ていたので、定期券代をおろそうと銀行のATMまで出かける。ところが「お取り扱いできません」のメッセージ。よくよく見てみると残高が4000円ちょっとしかない。あらら、給料が振り込まれる口座からの振替をしていなかったんだ・・・と気づく。ということは、きのうのクレジットカード代金の引落しもできていない可能性が・・・。

 会社に戻って、PCからネットバンキングにつないで振替を済ませる。(あ、勤務中にスミマセン) カード会社のサイトで調べると、やっぱり引き落とされていなかった。2度目の自動引き落としはされないようなので、振り込まなくてはいけないらしい。きょうの星占いが最下位だったこととは関係がないが、あ~ぁ、である。

 本日の退社は22時10分。帰りの地下鉄で三羽省吾の「厭世フレーバー」を読了。腰巻きに書かれた「なんと馬鹿でかい小説を、この人は書いたのだろうと私は思う」という角田光代の惹句に惹かれて手にしたのだが、はじめて読む作家だし、正直それほど期待はしていなかった。でも、これは日明恩の「鎮火報」の時と同じ衝撃の出会いだった。

 同じ屋根の下に暮らすが、微妙に血のつながりがあったりなかったりのふしぎな家族5人が、それぞれ語り手になってじぶんのことを語るのだが、14歳、17歳、27歳、42歳、73歳のそれぞれに抱える、その年齢ならでは悩みと生き様が、とてもクリアに届いてくる。軽いタッチで描かれているけれど、それぞれの抱える課題は、今の時代を見事に切り出している。これは「おすすめ」です。(キッパリ!)

 金曜日の夜なのでサミットストアで、豆腐、牛乳。食パンなどを購入。半額になっていたニジマスも購入。あしたのお昼かな・・・。

2008/09/05

2008.09.04 救われた

 昨夜は1時45分にベッドに入った。すぐに眠りに落ちたが、けさも長い夢を見ていた。6時40分に携帯のアラームが鳴って目が覚めた。目が覚めた瞬間にその内容はすっかり忘れてしまったが、キチンとつながったストーリーだった気がする。何かを指示していたけれど、だんだんうまくいかなくなっていくようだった。目覚ましに「救われた」格好だ。

 きのうの夜、サワラの切り身をホイル焼きにしておいた。きょうのお弁当はその焼き魚とシュウマイの残り。用意する時間が短く済んだので、きのうより1本早い40分発の各停に乗れた。駅に向かう道のりは陽射しもでていたが、東京の天気予報は夕方から「傘」マークがずらりと並んでいた。傘をどうしようかと思ったが、まぁ、何とかなるだろうと持たずに出た。

 きのう、おとといとわたしをくるんでいたもやもやは霧散した感じ。何のかんの言っても「身の丈」以上のことはできないわけで、まわりのスタートダッシュで置いていかれても、マイペースでコツコツ走り継ぐうちにじわじわと順位を上げていく(上がっていく)わたしのマラソンの走りと同じでいいんだよなぁと、いつしか折り合いがついた。

 それなりにちゃんと練習していないと、制限時間の関門にかかってしまう。ただただマイペースでいけばいいというわけではないというのも確かだ。

 20時20分過ぎに届いたメールで、横浜vs阪神戦の雨天中止を知る。「えっ?雨?」と東京アメッシュを見ると、横浜あたりから東京の多摩方面に向けて強い雨雲が通っていったことがわかる。オフィスのある乃木坂あたりではポツリとも降っていない。あいかわらずのゲリラぶりだ。でも、タイガースはそのゲリラ豪雨に「救われた」。今夜も雨で中断になった時点では6対3で負けていたから・・・。それにしても、ここまでもたつくとは想像できなかったなぁ。

 22時15分退社。あいかわらず乃木坂は曇っているものの、雨は落ちていない。出がけに「東京アメッシュ」を見たが、練馬はぎりぎり雨雲からは逃れることができそうだ。23時すぎ、降り立った氷川台は、道路は少し濡れていて、細かい雨がポツリポツリと落ちていた。濡れるということのない降り方、「救われた」。

2008/09/04

2008.09.03 歯車

 6時40分起床。長~い夢を見ていた。きのうは1時を回ってすぐ眠りについたので、結構ちゃんと眠れた。きょうのお弁当は、チルドのシュウマイを電子レンジで温め、ソテーしたキャベツと一緒にパックに詰める。ちょっと手抜きだ。

 きょうも47分発の各停に乗る。明治神宮前駅の漏水は一旦収まったようで、ビニールシートは撤去されていた。雨が降らないので自然に収まったのか、補修工事が終わったのかはわからない。注意表示をするだけでなく、一日中、警備の係員が立っていたから、その費用もバカにならないだろうなぁ。

 日曜から読んでいた東野圭吾の「容疑者Xの献身」を読み終えた。朝、乃木坂に着いたとき、あと残りがほんの数ページになっていて、急展開を見せたところだった。このまま読みたい気持ちがむくむくとわくが。そうもいかない。帰りの楽しみにしておいた。

 その中で、湯川学が語る「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ」ということばにちょっとひっかかった。前段として「僕や君が時計から開放されることは不可能だ。お互い、社会という時計の歯車に成り下がっている。」とある。

 きのう書いた「ズレ」って、その時計の歯車であるじぶんが、動きが鈍くて摩擦を起こしているとまではいかないが、ちょっとその回転がなめらかでないなと感じているからかなと思う。

 いまの仕事には満足しているし、わたしのような歯車に結構大きな力を求められている。先頭に立つよりも後ろで支えることに、じぶんの力がより発揮できるとずっと思ってきたし、今、それが期待され求められていることに、しあわせとやりがいを感じている。

 きょう、ある本を探して整理をしていた社長から、いい本があったからと「経理ハンドブック」など2冊をもらった。社長に他意はないだろうし、じぶん自身でも「日々是勉強」と思っているので、ふつうに「ありがたく」受け止めた。べつに気持ち的に無理しているところはない。

 でも、なんだろう、ちょっとだけずれている感じするのだ。きっと、うちの会社全体の動きが、大きく激しくなっている中で、ちょっと遅れはじめているように感じているというところかな。今まで以上のスピード感を求められていることは確かだから・・・。

 う~ん、こんなことをチマチマ書くのはわたしらしくないな。さっさと眠って、あしたはあしたの風に身を任せよう。わたしの信条は「Take It Easy」だからね。

2008/09/03

2008.09.02 ズレ

 ふだんはベッドに入るとあっという間に眠りに落ちるわたしだが、日曜日の夜はなかなか眠れない。平日と比べて睡眠が足りていることかなと思っている。眠りも浅いことが多くて、明け方に目が覚めることも多い。個人的には週明けの仕事に向けて気合いが入っているからということにしているが、それはちょっとかっこつけすぎだろう。

 昨夜は2時にベッドに入ったのに、明け方5時15分に目が覚めた。これはなぜなんだろう。べつに首相辞任にショックをうけていたわけではないし、気がもめるような仕事が待っているわけではなかったし・・・。

 きのうの夜は日付が変わってから、「客観的」発言を横目で見ながらひき肉をこねていた。そのままフライパンで焼いておいたハンバーグが、きょうのお弁当のおかず。

 きょうは7時47分発の各停。明治神宮前駅の千代田線への連絡通路では、また漏水が起きている。天井から壁際に向けて樋のようにビニールシートが張られている。大した量が流れているわけではないようだが、まだまだ真新しい駅に無様なことこの上ない。ゲリラ豪雨でズレが生じて今までとは違った水の通り道ができたのだろうか・・・。

 星占いでは、仕事でミスを起こすようなネガティブなコメントがでていた。独断で進めずにまわりの声を聴いて進めるべしというような結びだった。とりあえず、ミスは犯さなかったと思うけれど、夕方のミーティングでは、進めなくてはいけないタスクの重要度をちょっと違えていたようだということがわかる。微妙にズレていた。スケジュールを立て直して、気持ちも仕切り直し。

 本日の退社は21時35分。仕切り直しただけだったが、時間的にも中途半端だったので、実際に動かすのはあした!と割り切って帰ってきた。駅を降りると、今夜は涼しい風が吹き抜けている。8月の終わりの信じられないくらいのひんやりとした日々からすれば、日中はかなり暑くなって、外から帰ってきた人たちが「ふうぅ」って汗をぬぐっていたしと、今の時期らしい気候といえるのかも。

 その涼しい住宅街の細い道をドロップハンドルの自転車に乗ったおじさんが、角々をぐるぐると回っている。22時半頃の夜道にちょっと気持ち悪い。この人、きのうの朝、もう少し駅に近いところをやっぱり同じところを周回していたのに出会っている。朝も夜もというのもなんか微妙だ。世の中、いろいろな人がいる。もっとも、わたしもそう思われている部分もあるだろうけど。

 ニュースでは、自民党総裁選の日取りが固まり、誰が出馬するかという話が取り沙汰されている。自民党という政党はきっと「お祭り騒ぎ」なんだろうな。選挙だ、政争だという話になると「血が騒ぐ」に違いない。そのこと自体が、国民一般の感覚との大きなズレなんだろうなぁ。

 大きなものじゃないけれど、なにかちょっとズレていたなぁという印象の一日。こんな日は早く眠るに限る。

2008/09/02

2008.09.01 客観的

 地位に恋々としてすがりつくのはみっともないが、簡単に放り投げていいものとよくないものくらいいい歳をしてわからないはずがないのに、この国の指導者たちは、そのことになると幼稚園以下だなぁと情けなくなる。

 福田康夫という人は辞任記者会見の最後、質疑応答の「他人事のようだという指摘がありますが」という問いに、「わたしはあなたと違ってじぶんのことを客観的に考えることができる」と気色ばんでいた。

 なるほど「客観的」ねぇ。与野党逆転の参議院がのど元の骨となって、国会運営がままならない。仲間と思っていた公明党も離れていこうとしている。こうなっては、福田康夫という個人の「やりたい」と思っていることは叶えられない・・・と「客観的に」判断したのだろう。

 でも、それって結局国民のことなんてちっとも考えてはいない、要はじぶんがかわいかっただけじゃんってことだね。一国の舵取りを担う総理大臣という職にある人が、これだもん、景気も何もかもいい方向に向かうはずがないってことなのかなぁ・・・。

 いよいよ「年内総選挙」って話が浮上してきそうだ。この問題山積の時期に選挙で政治空白をつくっている場合じゃないだろうに・・・。

 昼間にはFさんの「引き際」の話にショックをうけた。そして夜は、あまりの無責任な引き際に唖然。今夜は「・・・」の多い暗澹たる気持ち。

2008/09/01

2008.08.31 晴れのち「雨」

 8月最後の日は陽射しが顔を出した。朝刊はビニールにくるまれていたので、朝まで雨は降っていたようだ。8時に起床。9時の開店にあわせてサミットストアへ。きょうは玄米を買う日だったのでエコバッグを2つ持って出た。きょうは開店早々からいつもより客の入りがいい。レジに入るスタッフが間に合わずいつにない長い列ができた。店長とおぼしき人が慌てて指示をだしていた。うれしい誤算だったろうなぁ。でも、これが朝だけで終わったら意味がないけれど。

 陽射しのあるうちに走りに出ることにした。きょうの目的地は「綾瀬」もしくは「亀有」。最終的には「柏」に行くのだが、そこまで走ると40km近くになりそう。今の走力ではちょっとつらいので、途中から常磐線に乗ろうと決めた。

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 まずは荒川を目指す。いつもより相当に水かさが増している。北千住近くの千住大橋で荒川を渡り、常磐線に並行する道を行く。帰って地図ソフトを見て、小さな川の向こう側が「東京拘置所」だったことを知る。荒川を離れて住宅街の道に出た頃から、陽射しが陰らなくなって、徐々に消耗してくる。千住大橋を渡る前に、持ってきていた給水のお茶を飲みきっていた。

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 綾瀬駅近くは無国籍な雰囲気。いろいろな国の料理が食べられそう。脚はだいじょうぶそうなので、亀有を目指す。駅前広場は意外にあっけなくあらわれた。コンパクトにまとまった駅前だ。両津勘吉の像が建てられていた。そうねぇ、亀有だもんね。本日は23.1km。駅前のベンチでまずビール。そのあと、イトーヨーカ堂のトイレで着替え。持っていった濡れタオルで身体を拭き、洗面では顔を洗わせもらう。そのお礼というわけじゃないが、地下の食品売り場で細巻き寿司とビールを買う。食品売り場はそこそこ人が入っていたが、1階もトイレを使った2階も閑散としていた。駅の真ん前だし、日曜日の午後なのにね。

 常磐線の各駅停車を待ちながらホームのベンチでお寿司とビールをいただく。これが昼食。そして「柏」。はじめて降りたのだが、駅前の商業ビルが全部ペデストリアンデッキでつながっていて、人も出ていて活気があった。あとになって知ったのだが、日本ではじめてできたペデストリアンデッキが、この柏駅東口ということだ。亀有駅前のヨーカ堂と違って、そごうも高島屋もビックカメラも丸井も人が入っていた。とくに高島屋はにぎわっていた。

 帰りは日暮里で山手線に乗り換え池袋へ。本を買いに西武百貨店に向かったのだが、池袋の人出は柏の比じゃなかった。日明恩の「そして、警官は奔る」などを購入。きのうの夜は読みかけだった篠田節子の「ロズウエルなんか知らない」を2時すぎまでかかって読み終えた。過疎の街を「日本の四次元地帯」として再生させようと奮闘する姿を描いている。小さな嘘がクチコミでおおげさな「都市伝説」となっていく。笑って、ちょっとホロってさせられて長編だけど飽きさせなかった。

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 夜になって東京はまた激しい雨が降った。今夜はじとっと蒸し暑い。短い時間だったけどいつまでこの「不安定さ」はつづくのだろう。あしたから9月、値上げになるものも多い。月が変わると「ツキ」も変わるというわけにはいかないようだ。

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