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2008/10/24

2008.10.23 同じ轍

 6時30分起床。雲の細い切れ間から薄日がのぞいているが、お天気は下り坂。「きょうは傘を忘れないでください」と愛ちゃんが言っている。乃木坂駅3番出口を上ると、正面の六本木方面からまっすぐ朝日が射してくる。ほんとに降るのかなぁ・・・と思わせる空だ。

 本日は「取締役会」。この資料づくりはわたしにとって「鬼門」。一発で合格点が取れたためしがない。今月は、きのうの夜のうちにほぼほぼできあがっていて、けさ議案の補足資料を用意すればOKのはずだった。例によって、社長チェックを受けると、BSの現金預金の額が多すぎないか・・・という指摘が。

 そう、たしかにじぶんでも多いなぁと思っていた。でも多くなる要因はわかっていたので、そのせいと気楽に考えていた。その説明を社長とともに勘定奉行データで検証したけれど、まだかなり多いような気がするが、BS的にはそれほどインパクトのある数字じゃないので、今日はこのままいきましょうということになる。

 でも、どうも気になって、預金の入出金記録と、振込の明細データを精査してみる。「あれっ? ずれてる」。ここで、ハッと原因に気がつく。100%わたしの原因ではないけれど、そんな言い訳をしてみてもしかたないので、「すぐに作り直します」と作業にとりかかる。会議の開始まで1時間あまり。ガックリとへこむところだが、そんな暇はない。時間がなく厳しいがやるしかない。

 直前の会議が延びて部屋が空かなかったことが幸いして、なんとかギリギリすべり込みという感じだったが、補足資料のひとつとP/Lに1行追加することは間に合わなかった。プリントしたものを、折って綴じ込む作業には、同じチームのYさんも巻き込むことに・・・。実に申し訳ない。

 なんとか取締役会は無事終了。終えてすぐ社長に頭を下げる。こんなに何度も何度も同じ轍を踏む「おやぢ」って、どうにも使えないよね。我慢して使っていてもらっているのかなぁと、申し訳ない気持ちになる。この「鬼門」以外は、戦力になっているとは思うのだけど、わたしが社長だったら、経験が無くてもとりあえず柔軟な頭をもった若いヤツを使ったほうがいいと思うかも。もっと安く雇えるしね。

 21時40分に退社し、新宿の現場に寄って帰ってくる。今月入った新人の女の娘が先輩に精算業務を教わっている。ひとつひとつの動作を手にしたメモに書いて確認しながら進めている。覚えることが多くて大変そうだけど、ちょっと楽しそう。そのあたりは若さの特権かな。個人的には、この歳になっても新しいことに取り組めることは楽しいのだが、残念ながら、気持ちほどには「頭」がついてきてくれない。ジレンマ。

 きのう勝った中日、本日は大敗。先制してもらいながらそれを守れなかった万年エース候補の朝倉。彼もまた同じ轍をなんども踏んでいる。深慮遠謀に富む落合竜のことだから、きょうの負けは織り込み済みか・・・。としたら、それはなかなかしたたか。あしたは?

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