2008.10.31 生きるために走る
けさも6時30分起床。テンションが高いので眠気は感じないが、今週は平均4時間半の睡眠で駆け抜けた。
熊谷達也の「虹色のランドスケープ」を読了。もう少し若かったら、バイクの免許を取りに教習所の門を叩いていたかもしれないし、バイクショップに足を運んでいたことだろう。でも、若かったらこの小説のほんとうのよさはわからなかったかもしれない。
朝の千代田線の中では、目の奥がじんわりと暖かくなってきて、乃木坂に着いていたことを一瞬忘れていた。ドアのすぐ前に立っていたから、ハッと気がついてすぐに降りられたが、こんなことも珍しい。(そうそう表参道駅に止まった記憶がない)
小学校に上がる前に、ようやく補助輪がとれそうになった自転車を目の前でトラックにぐしゃぐしゃにされて以来、20歳を過ぎるまで自転車に乗れなかった(乗らなかった)わたしだからバイクに乗ろうなんて気持ちにはついぞなったことがない。
でも、今楽しみとしている「走ること」と同じように、風を、空気を、空の色や気配を身体に感じながら進めるバイクって、車とはまったく違う楽しさがあるのだろうなぁと思う。「走るために生き、生きるために走る」ということばがでてくるが、車の「乗せてもらう」という感覚と違って、「じぶん」は風を切って進んでいるという感覚がいいんだろうな。
でも、単なるバイク乗りの小説ではない。落ちこんでいるときにまわりにあれこれ心配してくれている人がいて、それが不思議なくらいにバイク乗りばかり。そして、それがちょっとお節介というか、鬱陶しいくらいだったりするが、それが人生において背負っているものを共有できる仲間であり、勇気を与えてくれる存在だったりする。そうはいっても、家族以外になかなかそうした人たちに囲まれた人生を送ることはできない。かつてランナー仲間がそうであった時期もあったけれどなぁ・・・。
本日は21時40分退社。新宿の現場に届け物をし、連絡ノートにメッセージを残し、帳票類を回収してくる。23時をまわった新宿は、月末の金曜日とあってにぎやかだ。そのほとんどが若い。今の厳しい経済状況はまだ彼らにまでは暗い影を落としていないということか。流れているニュースの「内定取り消し相次ぐ」という文字にちょっと苦い気持ちになる。うちの次男はだいじょうぶか?
そうそう、きょうはハローウイン。かいしゃで「おっぱいチョコ」をもらった。伊藤さんにはこれね・・・って手渡してくれたTさんに、「何でわたしをみておっぱいなの? まぁ、嫌いじゃないけど」と返してウケをとったわたし。忙中閑ありの1日だった。
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