8時45分起床。8時のアラームも8時15分のアラームも聞き流し、きのうまでの浅い眠りが嘘のように熟睡。もっともこれには昨夜のバーボンソーダが効いたからだけど。朝に残らない飲み方ならナイトキャップもいいみたいだ。6時間半眠れてリフレッシュ!
朝刊をひろげる。土曜日のわりには折り込み広告の枚数が少ない気がする。いつも入っているサミットストアもないなぁ。(どうもあしたは特別ポイントセールらしいから、あす折り込まれるのかな) 霊園のチラシが2枚はいっていたが、やっぱり土曜日は住宅関係のチラシが目立つ。
わたしは単身赴任の身だし、終の棲家をこちらに構えるつもりはないので「分譲」住宅とは縁がないが、「へぇ~っ」と感心したり、比較したりしながらついつい見てしまう。賃貸の広告が折り込みチラシで入ることは滅多にない。(前にも書いたが3~4月に向けてテレビではCMが目立つ)
今の住まいに不満はない。というか、かなり気に入っているというほうが正しいかな。適度に田舎(?)な氷川台という街の雰囲気もいいし、住宅地だけに食品スーパーなどの日常の買い物は便利だ。建物は車のほとんど通らない生活道路からさらに奥まったところに建てられているので、とにかく静かだし、となりのマンションとの間にかなり余裕があって、南が大きく開けている。もっとも平日は会社にいる時間が圧倒的に長いので陽射しの恩恵は休日だけだけど。ものが少ないひとり暮らしにはじゅうぶんな広さもある。
だから、敢えて要望があるとすれば、ガス台にグリルがないことと、お風呂が追い焚きでないことくらいだ。1Kなどの単身向けの物件ではもともと追い焚きができる部屋はほとんどないけれど。まぁ、お風呂はべつにさほど好きなわけではないので、シャワーだけで全然平気だ。ただ、冬の間だけはちょっとね。
なので「住み替え」はまったく考えていなかったのだが、先日「追い焚き」ができて、築浅で、通勤時間が今より10分は短縮できるであろう物件の情報を受けた。まぁ、話のタネにというか、これも経験と一応話を聴いてみることにした。現地はうちから池袋寄りに3駅目の「要町」。池袋まで一駅だ。駅からは6分となっている。道路まではみ出して大根を並べている元気な八百屋さんが軒を連ねている気取らない「椎名町」駅も遠くない。
10時過ぎに走って出かける。きょうは暖かい。目白の坂方面に向かう時の西武池袋線に沿ったコースを椎名町まで。おぉ、きょうも八百屋さんは元気だ。2軒とも大根が100円!駅前から北に向かう。山手通りから少し中に入っているのでこのあたりは結構静かだ。物件はすぐに見つかった。現在も入居中なので室内を見ることはできないと言われていたので、周囲をぐるりと見て回る。ベランダは西向き。その西側はすぐ道路に面していて、その向かい側は私立の中学校・高校だ。オートロックなので敷地に入れないが、自転車置き場は中にあるようだ。環境はまぁわるくない。要町まで走ってみる。たしかに歩いて6分というところだ。
池袋まで走って、この物件を扱っている会社に向かう。ここを訪れるのは4年ぶりだ。20代半ばくらいの若い担当者からひととおり説明を聴く。室内写真がないというのは減点だけど、いまのところとおなじ、A社のHメゾンだから基本的な設備などはおなじ。違うのはここの売りである「追い焚き機能」と「浴室乾燥」。収納も今より広そうだ。
正直なところ、話を聴いてみるだけで、ものすごく違いがあれば考えてみてもいいという程度だったので、決してゴリゴリと押してくる営業ではないものの、「要町で追い焚きがあってこの賃料なんていう出物は早々ありませんから早く決めないと・・・」と、今ここで申込書を書かないと後悔するくらいのことをさらっと口にされた瞬間に、すっと気持ちが冷めてしまった。その場でスッパリ断ってもよかったんだけど、とりあえずニッコリ笑って持ち帰ってすぐに連絡させてもらいますね」と帰ってきた。
帰りは、川越街道の一本内側の住宅街の中を走ってくる。走りながら、本日学んだことを復習。「住み替えは勤務地が変わったとか大きな理由がなくてはできない」というところかな。だって、敷金・礼金に、仲介手数料、カギの交換に先払いの家賃1ヶ月分などで1Kなのに50万円のお金がいるんだってさ。今のところの敷金は還ってくるけど、それにしたってねぇ。しかも、引っ越しにだって費用がかかるし、保証人を立てて印鑑証明やら何やら取ってもらわなくちゃいけないし、住所変更をあちらこちらに連絡したり・・・。
通勤時間が10分短くなるのも、追い焚きのお風呂も浴室乾燥もそれはたしかに魅力的だけど、今に不満があるがないのだから、考えるまでもなくこの話はありえないってことだ。そうそう、それにコンビニはあるけれど、氷川台と違って食品スーパーが充実していない。これは自炊派には大きな-ポイントだった。って、いい勉強になったし、結局17.0km走れたし、まぁ、よかったんじゃないのかな。
帰ってきて、お昼ごはんは味噌煮込みうどんと納豆。午後は、出社をあしたに先送りして、掃除機をかけ、本を読み、懸案だった床屋に行って過ごす。床屋の帰り、イオンの新業態のミニディスカウントスーパーでトップバリューの「赤だし味噌」を売っていたのを発見。こちらのスーパーではなかなか1kgのサイズのものを買うことができないので、ほくほくほくそ笑んで購入。
夕食は、サイコロステーキにえのきバター、目玉焼き、白菜と豆腐のお味噌汁。そして今夜もレイトショーへ。そうだ、シネコンが近くにあるのも今のうちのいいところだ! 観たのは「感染列島」。泣かされました・・・。「たとえあした地球が滅びるとも、きょうきみはりんごの木を植える」しみるキーワードだった。