2009.06.06 重力
9時起床。きのうの夜は、「ラグビーU-20世界選手権」(日本での開催)の日本vsイングランド戦の無残な大敗ぶりを観ていた。濃いめの焼酎の杯を重ねていたのだが、いつベッドに入ったのか覚えていていない。ネットのログを見るかぎり、3時頃には眠りについていたようだ。
結構呑んでいたように思うが目覚めは悪くない。でも、お天気はまだまだスッキリしない。細かい雨が降っている。朝食後、掃除機をかけ、下着などをまとめて洗濯する。外には干せないので部屋干しにする。
ユナイテッドシネマとしまえん、11時30分の回で「重力ピエロ」を観る。観たい映画候補の筆頭だったのだが、なかなかうまく時間が合わず、「Rookies」のほうが先になってしまった。5月23日の公開から2週間、「ターミネーター4」(たぶん観ない)などの大作が公開になるとスクリーンが小さくなったり、公開終了になったりしそうで、今週こそと思っていた。きょうからの上映スケジュールでも、11時30分の回と終映が0時半近くなるレイトショーしか組まれていなかった。
伊坂幸太郎の原作はかなり前に読んでいる。でも、正直言って大まかなディテールしか覚えていない。そんな状態で観はじめたのだが、「家族」により重きをおいた演出(脚本)になっていたように思う。何よりキャスティングがすばらしい。とりわけ父親役の小日向文世は秀逸。いくつか印象的なセリフがあって、その中でも「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」と「気休めは大事だよ。その場限りの安心感が人を救うこともある」がいい。
そして、タイトルの意味でもある「楽しそうにしていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだよ」もいい。日々の暮らしの中でともすれば重圧に抑えつけられがちの凡人だから、悲しいときも苦しいときもいつも明るく笑っていられるわけじゃないけれど、そういうスタンスでいることは大事だ。
この先どうなっていくんだろうなぁ・・・という思いがあって、スッキリした!というエンディングではないが、じんわりと暖かい気持ちになる。「おれたちは最強の家族だ」というセリフがぐるぐるとめぐって、エンドロールで一旦乾いた涙が、エントランスに向かうエスカレーターに乗ってからまたポロポロとこぼれ落ちる。映画に来る直前に妻と久しぶりに長電話したことや、その中で名古屋にいる次男のこと、タンオメメールに翌日になってからありがとうと返信してきた長男のことを話題にしていたことが思い出されて、ポツポツ降りはじめた雨の中を自転車のペダルを漕ぎながら泣いてきた。
お昼ごはんは、久しぶりにカップラーメン(2年ぶりくらい?)。14時31分の渋谷行きで会社に向かう。途中、池袋で文庫本を調達。社会現象になりつつある村上春樹の新作「1Q84」も並んでいたが、買おうという気持ちはない。「重力ピエロ」も再読したいが、売ってしまったようでうちにはない。もういちど新品を買うのも癪なので古本屋で探してみよう。(ホントはこういうときは図書館なんだろうけどな)
15時45分から21時35分まで、勘定奉行への入力を中心に細かい作業をしてくる。こういう仕事は誰もいない電話も鳴らない休日に向いている。新宿の現場に届け物をしてから帰ってくる。雲が少しずつ切れ始めている。あしたは晴れるかな。走れるかなぁ。
23時過ぎの夕食は、アジの開き。ワールドカップ南アフリカ大会のアジア地区最終予選を見る。本戦出場を決めた瞬間も見届けたが、なんかへんなレフェリーということのほうが印象に残ったなぁ。まぁ、「楽しそうにしましょう」そうすれば地球の重力なんて消してしまえるからね。
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