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2009/06/30

2009.06.29 生まれ持つ運

 6時15分起床。予報に反してまばゆい朝の光が東の窓から射し込んでいる。きのう眠ったのは2時。日曜日の夜にしてはいつになく遅い就寝だったが、週明けは陽射しにも恵まれてさわやかにスタートできた。

 きのう帰りが遅くてスポーツニュースで見られなかった石川遼くんのチップインイーグルの映像を見る。「めざましテレビ」では、ご丁寧に2回リピートして見せてくれた。2発のOBで自滅気味にそれまでのリードを失ったかと思いきや、チップインイーグルでど派手に首位に立つ・・・。もちろん実力あってこその結果であることには疑いをはさむ余地はないが、それにしても「強運」ではある。

 朝刊社会面の片隅に載っていた永田七恵(佐々木七恵)さんの死亡記事。松田千枝、増田明美、浅井えり子らとともに、女子マラソンの今の隆盛の礎を築いた人と思う。どこか忘れてしまったが、市民マラソンの大会で見かけたことがある。化粧っ気もなく地味な印象の人だったが、東北人らしく粘り強い人だったんだろうなと思う。享年53歳。1956年2月生まれというから「同級生」だ。直腸がんだったという。

 人は生まれながらに「運」をもっている。その運は、早くしてドンと大きな花を咲かせることもあるし、小さな花を長く咲かしつづけることもあって、人が一生にもっている運の量は同じだとよく言う。でも、今朝のニュースを見るかぎり、「運」は不公平だと思えてならない。個人的には、もうここに来てドカンと大きな運をつかみたいとは思わないが、運に見離されることは避けたいな。

 8時13分に会社のカギを開ける。週明けはtodoリストとの闘い。今週は会社全体がタフなスケジュールを抱えている。

 退社は22時10分。池袋まで副都心線利用の新卒のMくんと一緒に帰ってきた。乃木坂はポツポツと雨が落ちはじめていた。氷川台もちょうど降りはじめたところという感じだったが、きょうはサミットストアによってパンや豆腐を買う月曜日。買い物をしてから帰ることにする。ことしはじめてスイカを買う(いただき物を食べたことはあるけれど)。

 外に出てみると、雨が本降りになっていた。道路もしっかり濡れている。石神井川沿いの桜並木を速歩で帰ってくる。しっかりと枝を張った桜の樹の下は大きな傘をさしているようだ。帰宅は23時15分。しばらくして雨音が強くなってきた。あしたは、お店をまわる用があるから大雨は避けたいなぁ。

2009/06/29

2009.06.28 てんこ盛り

 8時起床。睡眠時間5時間ながらスッキリと目覚めた。からだはスッキリだけど外はどんよりと曇っている。きのうの晴天は「天の恵み」だったんだなぁ。ゆっくり朝食を摂ってから、掃除機をかける。10時過ぎ、昨日借りたCDを返却しがてら光が丘公園まで走っていく。気温はきのうよりぐっと低いはずなのに、きのうと違って額にまで汗をかく。湿度が高いのか、疲れが残っているのか・・・。でも、走りそのものにはとくに問題なく約1時間で11.0kmを走る。今月のトータルは158.3km

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 12時15分の予約で床屋へ。さっぱりした。お昼は、冷や奴、ダイコンとホタテのサラダ、大根葉のおひたし、納豆。洗濯物を部屋干しにして、降り出した雨の中会社に向かう。

 途中、池袋の東武デパートの中のユニクロにたぶんもう着ないであろうユニクロのシャツなどを預ける。毎年3月と9月に行っている「サンキューリサイクル」と名付けられたユニクロ製品のリサイクル活動が、ことしから6月にも行われることになったことは何で知ったのかな? 毎週週末に折り込まれるチラシにはほとんど書かれていなし、WebサイトにアクセスしてもTOPにはバナーもない。

 たしか回収した製品が100万点を超える実績があると聴いたけど、じつは、コストもかかるのであまり大々的にアピールはしたくないのでは・・・なんていう穿った見方もしたくなる。

 16時少し前に会社に着いて19時30分まで作業をする。会社を出る前にもっていった夕食(ナポリタンスパゲティ)をすませておく。腹ごしらえをして渋谷店へ。きょうは30分早く閉店する日曜日を活用した「実地棚卸」。上野と同日開催だけど、今回渋谷ははじめての棚卸。今後は店舗のスタッフが担当していくことになるのだが、初回はその流れを覚えてもらう意味でこちらに立ち会う。とはいっても、お店のスタッフを代表して担当してくれたMくんは、以前、新宿店で「実地棚卸」で夜を明かしたことがあるから、とくに心配はなかったけれど。

 予定終了時間の5分前の23時25分に通用口を出られる。とくにトラブルもなく無事終了。助かった。上野はどうだったかなぁ? とくに「SOS」が聞こえてこなかったということはこちらも無事終えられたのだろう。

 渋谷から副都心線で乗り換えなしで氷川台へ。途中雑司ヶ谷までMくんと一緒。おつかれさまでした! 氷川台着は0時08分。外は雨があがっていた。てんこ盛りの1日は無事終了。でも、あすからの1週間は月末の業務、月初の業務に加え、いろいろイベントが重なっている。プラスこの「実地棚卸」のデータの処理もある。てんこ盛りの一週間になりそうだ。

2009/06/28

2009.06.27 あっという間

 目が覚めたら9時39分だった。晴れていたら午前中から走ろうと思っていたのに、これでは「ゴミ出し」には間に合ったけれど・・・という時間だった。きのうの夜は梅酒の焼酎割り(いや、割りじゃなくて足しだなぁ)を気持ちよく呑んでいたんだよなぁ。

 ブランチのハムトーストを食べながら1時間以上かけて新聞を読む。どこに走りに行こうかなぁと考える。きのうネットで見つけた府中の公園は、片道20km近くになるので、たぶん帰りはどこかから電車だな・・・。朝刊に載っていた都内で唯一の国宝建造物東村山市の正福寺地蔵堂もいいけれど、きょうのきょうではきっと人が多いだろうしなぁ。で、暑くなれば「水に親しむ」ってところかなと、久々の「荒川」下りに決める。

 正午前の天気予報で「にわか雨」の心配のないことを確認し、「きょうは全国的に猛暑」という正午のNHKニュースのトップ項目で「熱中症にお気をつけください」というのを聴いて走りに出る。なんともはや自虐的だこと・・・。

 まだ照り込んでいないのでアスファルトの照り返しもないし、結構風が吹いていて暑さをあまり感じない。この体感がくせ者で、油断禁物。きょうはうちからミネラルウオーター500mlを持って出てきた。赤塚から東京大仏通りを通り笹目橋へ。荒川のゆったりした流れを見ながら堤防の上の道を下っていく。

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 アザミが風にゆれている。甲羅干しをしている人がいる。上半身裸で走っている人も多いが、肩に鮮やかな入れ墨をした人が上半身裸で走ってくるとさすがにちょっと怖い。チリンチリンとベルを鳴らしてアイスクリーム売りの自転車が走っていった。笹目橋、岩淵水門、鹿浜橋の3回の給水で500mlがなくなる。ただでさえ常温で飲み心地はイマイチだったのに背負って走っているうちにかなり温まっていた。

 荒川を扇大橋まで下り、舎人ライナーが通る道を南に走り、都電荒川線「熊野前」から都電に沿って走っていく。100円自販機を見つけペプシコーラ500mlを購入。半分をペットボトルに入れる。梶原駅の先で都電から離れ「明治通り」に出る。ここでコーラの残りで給水。王子駅のNEWDAYSで「コロッケパン」とお茶を購入。駅すぐ近くの石神井川の「音無親水公園」で給水・給食。

 音無親水公園は、三連アーチの音無橋の下の石神井川の流れを、渓谷を流れる自然川のように造ったもの。水着を着たこどもたちが流れの中に入って遊んでいた。そこにやってきたデート途中と思われる20代のカップルがサンダルを脱いで流れの中に入っていった。まさに「水に親しむ」光景だった。ここで500mlのお茶は一気飲み。

 ここからは石神井川沿いの桜並木を流れに沿って上っていく。陽射しが薄い雲に隠れ、風が渡り、気持ちいい。きょうの走りは32.3km。走ったあとの体重は49.7kg。ビールの酔いと走りの心地よい疲労感が眠りに誘いこんで、夕方16時半頃から3時間も「お昼寝」してしまう。極楽だったけどちょっと時間がもったいなかったかな。

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 夕食は、カレイのムニエル風ホイル焼きに豆腐サラダ。22時から自転車で徘徊する。平和台に先週開店したファミマでチケットぴあで購入したチケットを受け取り、おやつのクッキーなどを買う。開店の折り込みチラシについていた「100円割引券」をしっかりと使わせてもらう。平和台の「ライフ」できょうの折り込みチラシに出ていた「い草のクッション」を探すが見あたらない。売り切れたのか? 春日町方面に向かってTSUTAYAで4枚で1000円セール中のCDを借りる。きょうからレンタル解禁の「GReeeeN」はさすがに全部レンタル中だった。

 ここでとなりに並んだ「はげおやぢ」。「おっ、高いなぁ、半額じゃないのか」といきなり怒り出す。カウンターの女の娘が「半額クーポンを見せていただけますか」と応対すると、ごそごそと携帯を取りだし、ぶつぶつ言いながらメールを呼び出している。ようやく見つけると「ほら、見ろよ」って居丈高に携帯を突きだしている。あげくに「手提げの袋はないのか」と声を荒げている。駐輪場でもとなりだったが、べつに前カゴに入れるんだったら手提げじゃなくてもいいのに。まぁ、どこにでもいる輩だけど、気分悪くないのかなぁ・・・。どっちにしてもこういうおやぢにはならないぞ。

 一旦うちに戻ってCDを置いてからこんどはサミットストアへ自転車を走らせる。マヨネーズが特売になっているのと、第2第4土曜日は「お菓子」が全品1割引だ。すべての用事が終わったのは23時45分。休みの1日はあっという間に終わるものだが、きょうは起きるのが遅いわ、昼寝をするわでホントに早かったな。さて、締めくくりは、安くなっていた刺身用のホタテ貝柱で「軽く」1杯だな。

2009/06/27

2009.06.26 冷静に

 5時55分に目が覚める。睡眠時間3時間半、さすがにこのまま起きることはなくもういちど目を閉じる。起きだしたのは6時20分。これでも睡眠時間はぎりぎり4時間。でも不思議なくらい元気。

 時計がわりの「めざましテレビ」では、マイケルジャクソンが救急搬送されたと伝えている。7時を過ぎて「心停止」状態だという情報も入ってくる。そのニュースのちょっと前にはチャーリーズエンジェルのファラフォーセットがガンで亡くなったというニュースが伝えられていた。

 お昼のお弁当のおかずは、キャベツとウインナを炒め玉子を絡めてオムレツ風にする。きょうは7時33分の新木場行きで小竹向原で各駅停車に乗り換える。氷川台38分の通勤急行が追い抜くのだけど、小竹向原で座れることの多いこのパターンを選んだのだが、きょうは小竹どころか池袋でも座れず、西早稲田でようやく目の前の席が空いた。きょうの星占いは1位、運気最高のはずだったのになぁ。

 8時13分にカギを開ける。PCの電源を立ち上げると「マイケルジャクソン死去」の見出し。あぁ、ダメだったんだ・・・。記事の中で50歳だったということを知る。若くしてというか何もわからないこどもの頃に頂点を極めてしまった人の「哀しい晩年」というところなのだろうなぁ・・・。正直、もう「過去の人」だもんね。

 とはいっても、こちらはこれまでもこれからも「頂点を極める」ようなことはないだろうなぁ・・・。まぁ、凡人であれば、淡々と細く長く生きていけるかもしれない。そのわたしはきょうで宮仕えが満4年を数えた。2005年6月27日入社。当時と仕事の内容はかなり変わった。思いのほかうまくいった「ひとり暮らし」と違って、仕事のほうはかならずしもうまくはない。まぁ、それでも求められるレベルはクリアしているとは思っている。

 きょうはミーティングも往訪もなく、溜まった仕事を片づけるのにはもってこいの1日(のはず)だった。星占いでは劇的に捗るようなコメントだったが、現実はそんなに「劇的」な場面には出会わない。逆に仕事が増えたという感じだ。これだけは絶対きょう中に仕上げるんだとスケジューリングしていた「マニュアル」づくりは意地でやり遂げる。

 ふだんは、「で~きたっ」とばかり、添付メールでレビューを依頼してしまうところだが、じぶんでもういちど精査してからにしようと、ローカルに置いたままで帰ってきた。たぶん日曜日に見直しを入れることになるだろう。たいていの場合、この「で~きたっ」は変換ミスでの誤字などがそのままになっていることが多い。ここはまずは「立ち止まって」みる必要があるなと冷静なじぶんがそこにいた。

 退社は23時05分。今週もあっという間に終わった。もう週末か・・・って感じがしてならない。あすは、仕事のことは脇に置いておやすみを楽しむことにしよう。その前にちょっと一杯だな。

2009/06/26

2009.06.25 5年目

 アラームをセットした6時20分より3分早く自然に目が覚めた。今週もウイークデーは平均4時間台前半の睡眠時間だが、元気だ。雲が多めだけど、カラッとしていて梅雨の最中らしくない気持ちのいい朝。賞味期限がきているはんぺんと野菜室にあったエリンギをともにサイコロ状に切って煮て、卵でとじる。これがお弁当のおかず。けさは7時38分の通勤急行に乗れて、8時11分に会社のカギを開けた。

 きのうのデータ集計や細々した作業をすませて、10時30分に往訪に出る。本日の目的地は丸ノ内線「本郷三丁目」。ここで降りるのははじめてだけど、本郷通りと春日通りの交差点に出て、なんども走って通った道だということに気づく。ふぅ~ん、なるほど。打ち合わせをすませて、こんどは大江戸線で「上野御徒町」へ。この駅から上野のお店に行くのははじめて。ふぅ~ん、なるほど、ここにでるのか・・・。

 お昼過ぎに会社に戻ると、社長にレビューしてもらっていた午後の取締役会用の資料に修正の付箋がいっぱいついて戻ってきていた。う~ん、またしてもわたしの最終確認の甘さが招いた要修正の事態だった。このあとミーティングもあるし参ったなぁと思っていたら、修正の付箋をつけると同時に社長がミーティングのリスケをして時間を作ってくれていた。うぅっ、いろんな人に迷惑をかけているんだ・・・と一瞬落ちこむ。でも、時間がないことをバネに立ち直る。

 直しを入れ、計算のロジックを埋め、急ぎ印刷して、ホチキス止め。最後のページを揃えてホチキス止めの過程はYさんの手を借りる。それでも、15時からの開会に5分遅れた。たまたま出席者のひとりが遅れていたので事なきを得たが、またまたやっちゃったという思いが気持ちを重くする。

 その後も会議がつづき、結局お昼を食べ損なった。取締役会の頃は空腹を覚えていたがその後、すっかり気にならなくなっていたのだが、21時過ぎになってまた空腹感を感じるようになった。ここで2つ持っていっているおにぎりのうちひとつをほおばる。ちょっとおなかが落ち着いたら、逆に仕事へのモチベーションが下がってしまった。

 変更になったスケジュールを書こうとして、ノートにはさんであった給与明細に気づく。で、忘れないうちにと家賃やクレジットカード代金の落ちる口座に振替を行っておく。この時、あっ!そういえば。と気がついた。

 そうだ、きょうから東京生活5年目に入ったんだ! 2005年6月25日は晴れて蒸し暑い土曜日だった。家具や電化製品が届くのを待ちながらまぶしい陽射しを眺めていたのを思い出す。早かったなぁ、あの日からもう丸4年だなんて・・・。想像以上にひとり暮らしには順応できた。われながら、結構ちゃんとしているなって思う。

 あの当時とは仕事の内容は変わった。今の出向先では、基本的にはバックを守る仕事に従事していくことになるだろう。社長を筆頭にみんな若くて頭がよくて、バリバリ働ける人に囲まれた中では、表舞台に立つ場面はないなって思う。もっとも会社全体がその若さを武器にかなりのスピードであたらしいこと、あたらしいものに突き進んでいるので、バックといっても相当に刺激的だ。そんな中で働けることには「感謝」だ。でも、きょうのような仕事をしていては、いつまでも働かせてもらえるとは限らない。

 その職場の空気が重い。疲弊感を覚えているであろう人が何人かいる。業務負荷が偏ってかかっていることが要因のひとつだったりするので、なんとなくぎくしゃくとした空気もある。仕事の場所だから「和気藹々」というわけにはいかないのはわかるが、気がかりだ。

 往訪に出る途中の地下鉄の中で加納朋子の「モノレールねこ」を読了。本の帯のキャッチに「ザリガニの話で泣くなんて思いもしなかった」とある。わたしもその「ザリガニの話」(バルタン最後の日)に泣かされた。ドアのところに立っていたのだが、あ、あぶないって思った瞬間にはボロボロッと涙が床に落ちていった。あわてて外のトンネルの壁に向き直ったので、空いた車内、座っていた人には見られなかったと思うが、ちょっとあせった。

 この8編の短編集は、「死」が多くの話で重要なモチーフとなっている。その「死」を嘆き悲しむのではなく、日常的なありふれたものとして受け止め、なおかつ愛おしむように身近に置いているような自然さがしみる。身近な人の死であっても、残されたものがいくら悲しんでもけっして元には戻らない。そして、どんなに泣いていても、陽は昇り陽は沈み、おなかも空く。「ありふれた」ものと受け止めるのはなかなかむつかしいことかもしれないけれど、嘆きや哀しみからはあしたは生まれてこない。そんなことをじんわりと感じさせてくれた8編だった。

 22時40分退社。23時30分にうちについて、会社で食べることができなかった残りのおにぎり1個とおかずで夕食。その後、シャワー浴びてから体重測定。食事後さほど時間が経っていないのに52.3kg。きのうより1kg近く体重が落ちていた。

 郵便受けに「賃貸住宅総合保険」の保険証書が届いていた。先週、賃貸の継続契約書も届いていた。いずれも2011年6月まで2年間の契約。これが満了するときは東京生活6年を終えられたということになる。はたして・・・。

2009/06/25

2009.06.24 淘汰

 6時15分起床。新聞を取りに行こうとドアを開けると、外は本降りの「雨」。朝刊はビニールにくるまれていなかったので、まだ降り出してからそれほど時間は経っていないかもしれない。予報では、朝の通勤時間帯がいちばん強く降るとのこと。お昼過ぎには雨があがって晴れてくるというから、渋谷15時アポの往訪の時間は傘は要らないか。

 お昼のお弁当のおかずは、冷凍庫にあった豚ロースをソテーする。キャベツも炒めた。こちらは「カレー粉」で味付けする。ちょっと時間がかかったので、けさは7時40分発の各駅停車。会社のカギを開けたのは8時17分。雨はかなり強く降っていて足元はくつ下までぐっしょり。気持ちよくないが、さすがに靴の替えも靴下の替えも会社には置いていない。

 午後の渋谷往訪は雲が切れて西日が射してくる中を出かける。スーツにネクタイではないが、一応麻混のジャケットは着ていった。暑くなくて助かった。

 往訪でデスクを空けていた時間が結構あったので、玉突き式に仕事が後ろにずれて、退社は22時20分。あしたは久しぶりにスケジュールが詰まった。合間をうまく利用しないとな・・・。

 セブンイレブンの「見切り販売禁止」に公取から排除命令が出た。かつて「再販(再販売価格維持制度)」に守られていて、メーカーのほうを向いてさえいれば、大儲けはできない(掛け率が高く利幅がない)がつぶれることはなかった化粧品店のことを考えていた。スーパーが客寄せに化粧品の値引きをはじめて、それがドラッグストアに飛び火し、やがてドラッグストア同士の価格競争に発展し、通常では利益のまったくない「30%off」が常態化してしまった。その間、幾多の化粧品店が淘汰されていった。

 それでも「街のお化粧品やさん」を「文化」として世に残そうというメーカーの心意気で今も多くの化粧品店ががんばっている。当然のことながら価格競争の土俵には登っていない。ただ、この不況でメーカーの風向きが変わった。「文化」を支えるだけの余裕がなくなってきたようだ。淘汰の波の「第何波」かが「街のお化粧品やさん」を飲み込もうとしている。

 コンビニは、コンビニエンスの名のとおり、いつでも買える「利便性」がその価値だから、値引きしなくても利用してもらえるというビジネスモデルは、ある面では「わるくない」と思う。賞味期限切れは廃棄するというのは「もったいない」し、そのコストが加盟店負担ということから、「見切り」を認めろいう声が出るのだろうが、「見切り」競争がはじまると、資本力の劣るチェーンや店舗の淘汰がかならず起きる。

 はじめは消費期限が近づいた商品の「見切り」からはじまった定価離れは、すぐに「安売り」、「値引き」に発展するだろう。そして、価格競争は一度踏み込むと後戻りはできない。

 コンビニ同士の闘いがはじまると、その決着をみる前に、「街のお菓子屋さん」や「街の酒屋さん」や「小さな食品スーパー」などが立ちいかなくなるような気がする。ここでも「食料販売の文化」がひとつ消えることになりそうだ。

 とはいっても、タイムセールの「値引き」が好きなわたしは、一消費者としてはコンビニの価格戦略見直しは歓迎だ。申し訳ないが、現にたとえそれが「文化」でも、街中の昼間でもうす暗く、人の入っていない和菓子屋さんも利用しないし、NBの食品が安くないちいさな食品スーパーにも足を向けていない。「文化」も生き残るためには、それなりの工夫を凝らさないといけない。それが明確に見てとれないと、人は動かない。

 商売がやりにくい時代になったといわれて久しいが、この不況(たぶん来年まで続くだろう)は、流通業界の地図を塗り替えるかもしれない。

2009/06/24

2009.06.23 残念な人

 5時過ぎに一度目がさめた。けさも眠りは浅め。二度寝したあとは雨の降りしきる中、水たまりでハネをあげながら当日券を求めて行列に並ぼうとしている夢を見た。何の当日券だったかはわからない。ちなみに引き換えに行かなくてはいけないコンサートのチケットがある。

 6時15分起床。新聞はビニールにくるまれて届いていたが、この時間雨は上がっていた。まだ雲は多いが日中は晴れて東京でも32℃の最高気温予想が出ている。(実際は29.7℃だった。練馬は31℃近くまで上がったようだが) きょうのお弁当のおかずは、塩鮭。

 きょうは遅れていない7時26分の通勤急行に乗る。運良く小竹向原で目の前の席が空き、座って本を読みながら新宿三丁目に向かえた。各停に乗り換え明治神宮前へ。千代田線にもギリギリで乗り換えできて、会社でカギを開けたのは7時57分。たぶん、これが現在最速のパターンかな。

 本日も、パワポでのマニュアル作りと電話でのアポ取りなどで1日が過ぎていく。下旬に入ってきて、今月の締めやら、月末に実施の実地棚卸の準備など、またまたいくつも並行して業務が動き出している。今月こそうまくスケジューリングして効率よくこなしていきたいもの。

 エアコンの効いた社内から見下ろす乃木坂の午後、まだ陽炎が立つほどの暑さではないだろうけれど、外を歩く人の姿がちょっと気だるそうに見える。

 本日の退社は22時03分。明治神宮前からの副都心線和光市行き各駅停車、ドア横の3人掛けのシート、どちらも60代とおぼしきおぢさんが2人座っている。右側に座っているおぢさんは虫眼鏡を使って本を読んでいる。時折ペンを手に何かを書きこんでいるから、クロスワードパズルかな。

 そのおぢさん。すこしななめ座りをしているので、3人掛けの真ん中に人が座れない。ちょっと「残念な人」。以前、このすき間に座ったことでケンカになった場面を見た。そんな激高するおやぢには見えないが、誰も声をかけようとはしなかった。こちらはドア横の手すりにもたれて読書。若竹七海の「猫島ハウスの騒動」を読了。

 解説によると、この本のようなものを「コージーミステリー」というのだそうだ。コージーとは「cozy」(=心地よい)ということで、陰惨な殺人事件やら妬みそねみや憎悪に満ちたじめじめした人間関係も描かれることもあるが、読後感がいい意味で「重たくない」ミステリーのことらしい。たしかに、この作品、軽快に読める。猫たちの描写も楽しいし気持ちよかった。

 3人掛けシートの残念なおぢさんは小竹向原で降りていった。氷川台駅、地上に上る階段の途中で胸ポケットからタバコを1本取り出したサラリーマンがいた。火をつけるのは地上に出るまでガマンしていたが、階段を上りきると同時にライターで火をつけていた。喫煙者のイラつきもわからないでもないが、屋外なら誰にも迷惑をかけないと思っているのならそれは大間違い。漂う紫煙は屋外でも吸わないものにはキツイのだ。これまた「残念な人」だった。

 アポ取りができて、あしたは「往訪」の予定が入った。お天気はどうかな? 雨もイヤだけど、きょうみたいに暑いのもイヤだなぁ・・・って、いい歳してわがままいうのも「残念な人」かな。(って、ちょっとまとめに無理があったかな)

2009/06/23

2009.06.22 浅い眠り

 昨夜は寝つけなかった。睡眠が足りている日曜日の夜に眠れないというのは、このところずっと続いていることなのだが、きのうはとりわけ眠れなかった。0時を過ぎても一向に眠くならないので文庫本を取り出してしばらくページを繰ったりしていた。0時40分に部屋の電気を消したが、かなりの時間、薄く光の射し込んでくるカーテン越しの窓を眺めていた。

 ようやく眠れたかと思ったのだが、まだ真っ暗なうちからなんども目が覚めた。明るくなってきたなと時計を見ると5時前だったりした。6時15分起床。まったく眠れなかったような気がしていたが、それでもまだ週の初め、からだはスッキリしていた。でも、外はどんよりと曇っている。今週はこんなお天気がつづくらしい。

 7時19分に氷川台駅に着く。西武池袋線の大泉学園駅で人身事故があったということで西武線との直通運転が中止となっている。その影響の遅れがでているらしく、16分発の渋谷行き各駅停車がちょうど出ていったところだった。こういう時は経験則として、少しでも先に進んでおくこと。ということで、つづけて入ってきた19分発の新木場行きに乗る。

 小竹向原で反対側のホームに渋谷行き各駅停車が止まっていた。西武線からの乗り入れがないので、小竹向原始発で用意された各駅停車とのことでガラガラ。楽々座れた。通勤急行渋谷行きが先にでるとホームのアナウンスが伝えたが、どのみち新宿三丁目での乗り換えはこの各停になりそうなので、せっかく楽に座れたこともあり乗り換えない。なんやかやで順調に行ったことを思うと10分近く遅れたが、8時10分にドアを開けた。

 きょうは、アポ取りの電話と、パワポでのマニュアル作成でほぼ1日が終わる。まずまず捗ったかな。きょうの東京は「くもり」の予報。にわか雨があるかもしれないとは言っていたが、お昼に外に出た人たちは「結構降ってきた」と濡れて戻ってきた。蒸し暑くなるという話だったが、オフィスの中は冷房が結構効いている。そこまで外の気温が上がっていないということなのか。足もとが冷たくなる。半袖ポロシャツを選択したのはちょっと失敗だったかも。この季節、服装がむつかしい。

 退社は22時。帰りの地下鉄の車内も冷房が効いている。幸いにして往きも帰りも雨に逢うことはなかったのはラッキーだったが、半袖の腕はちょっとひんやりする。風が強く吹いている。ごうごうという音が聞こえてくる。ちょうど今読んでいる「猫島ハウスの騒動」では、台風がやってきて暴風域に島が入ろうとしている。そんな余韻のまま強い風に煽られそうになったので、ちょっと本の中の登場人物になった気分。話はいよいよ結末に向かって展開が加速していくようだ。

 今夜はぐっすり眠れそうだ。

2009/06/21

2009.06.21 きょうは

 8時半起床。予報どおり「雨」が降っている。湿度はちょっと増した感じはするが、まだ梅雨寒という感じでひんやりしている。けさも1時間かけてゆっくりと新聞を読み。ハムトーストの朝食を摂る。

 10時頃、それまでしとしととした降りかただった雨がいちだんと強くなった。雨音を聞きながら掃除機をかける。お昼までテレビもつけず静かにしっとりと過ごす。

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 お昼ごはんは、大根おろしと高菜のふりかけでさっぱりした和風のパスタ。きのうの夜買ってきた「甘エビのクリームコロッケ」とニラの炒めにとうもろこしも添えた。

 13時20分。東京アメッシュでは雨雲が映っていなかったが、細かい雨が降っていて傘を開いて駅に向かう。14時10分に会社に着いて17時40分過ぎまで、日次集計処理や伝票の整理と、週明けの準備を簡単に澄ませてくる。べつにどうしても会社に出なくちゃいけないほどのことではなかったけれど、なんとなく「気休め」という感じ。

 帰りは池袋で降りて、文庫本を調達。駅構内のシュークリームのヒロタの売店で「株主優待券」をシューアイスに引き換える。今月いっぱいが期限というのが気になっていた。しばらくはお風呂上がりのデザートとして楽しめそう。考えようによっては、この2つが出かけた本当の目的のようなもの。会社に行ったのは、そのおまけっていうところか。(でも、わざわざ乃木坂まで行かなくてもよくないか?というご指摘もごもっとも)

 夏至でまだ暗くなりきっていない19時過ぎに戻ってきて、20時に夕食。今夜のメニューははんぺんとエリンギを焼き、刻んだキャベツ入りの納豆とスパゲティサラダ。

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 シューアイスの包みの中に入れてくれたドライアイスを流しに捨てたのだが、結構量があったので、夕食後に洗い物をして水を流したら、もこもこと白く霧のように立ちこめて幻想的な(?)あとかたづけができた。ちょっとおもろかったなぁ。

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 きょうは「夏至」であると同時に「父の日」。こどもたちからは何の音沙汰もなかった。男の子ではしょうがないか・・・。妻からは、きのうビール(プレミアムモルツだ!)が届いた。最近、第3のビールや発泡酒を買うことが多いから、これは何より。でも、考えてみれば、妻にとっての「父」ではないのだから変だよね、これ。まぁ、こどもたちはそれぞれに元気でやっているようだから、モノじゃなくても、それがいちばん。

2009.06.20 晴れ間

 8時起床。カーテンの向こうは・・・、おっ、晴れている。1時間かけてゆっくりハムトーストの朝食を摂り新聞をすみずみまで読む。天気予報を見るとあしたはあさから「雨」らしい。ならば・・・と、掃除をあしたにまわして10時30分に走り出す。

 とくに目的地はなかった。とにかく久しぶりの陽射しを楽しみたいっていうところ。唯一決めたのは、あじさいが咲いたらまた来てみようと思っていた「堀之内の妙法寺」。はじめての角を曲がってみながら、練馬駅から江原町、哲学堂公園。妙正寺川を渡って脇道に入ったらいきなりの急坂。ついにんまり。

 住宅街を勘を頼りにいくと西武新宿線に行き当たる。新井薬師駅近くだった。商店街を向けて中野。早稲田通りを少し西に進み、再び路地に入りこみ南へ。中央線の高架の下を抜け、さらに南に向かうと行き止まり。小学校のまわりを抜けて環七へ。そのまま南下し妙法寺。あじさいにカキツバタも咲いていた。

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 さらに南に向かって善福寺川に出る。そこからひたすら上流を目指す。ずっと流れの両側に長く続く緑地公園が終わる人とのすれ違いがやっとという狭い道になり、せり出した木の幹の下をかがんでくぐり抜けなくちゃいけないようなところもある。荻窪までは来たことがあったが、きょうは環八を歩道橋で渡り、さらに先へ進む。

 川の流れがどんどん細くなってたどり着いたのは善福寺公園(善福寺池)。池の真ん中に背の高いヨシ(?)が群生していて、自然のままが残っているという感じ。帰って地図を見たら。もう少し行くと武蔵野市、そして吉祥寺だった。ここを折り返して、青梅街道を渡り住宅の中を抜けていくと西武線に突き当たる。上石神井駅の横に出たようだ。ここまでくれば以前に走ったことのある道。千川通りを戻ってくる。本日は30.1km。

 シャワーのあとの計測では49.8kg。久々に50kgを割ったのを見た。まぁ、これは瞬間の値。そのあと、軽く昼食も摂っているし、ビールも呑んでいるのでね。そのあと、ちょっとお昼寝。いやぁ、極楽。

 ネットサーフィンしていて河村名古屋市長の所信表明演説の記事を見つける。東京にいるとよほどの大きな事件・事故でないと名古屋がニュースに採り上げられることはない。「市政」の話などまず見ることはできない。たまたま名古屋にいて投票できた名古屋市長選。河村市長の公約の「市民税の減税」は住民票を名古屋に置いたままのわたしにとってありがたい話だ。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=872630&media_id=2

 所信表明の中で「どえらけにゃあ面白い街をつくる」という「最大級」の表現を使ったらしい。議会はアウエーだし、パフォーマンス型の市長に市の職員も必ずしも好意的とはいえないらしいが、ここは市民のためにがんばってほしい。

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 夕食は、アジの塩焼きとニラ玉丼。21時からのレイトショーで「劔岳~点の記」を観る。ネタバレになるので詳しくは書かないが、満足度は5点満点の3.5点というところかな。戻って、23時50分のサミットストアへ。今週はミネラルウオーターを買いたいのだが、あしたは雨らしいので自転車で買い物に行けないみたい。なので・・・自転車を走らせた次第。2Lペット6本を後ろにくくりつけてキコキコと自転車を漕いできた。総菜コーナーでコロッケが半額になっていたのであしたのお昼ごはんに買ってきた。これで「雨」でもなんとかなると思って外に出ると、まだ雲が切れているのにポツポツと雨が落ちてきた。まぁ、きょうはつかの間の晴れ間を楽しんだからよしとしましょう。

2009/06/20

2009.06.19 規格外

 けさは5時20分に目が覚めた。窓の外がここ数日よりも明るい。あいかわらず雲は多いが陽射しものぞいているようだ。当然まだ早いので二度寝。6時25分に起きだす。きょうのお弁当のおかずは、ブナシメジと豚肉を炒めたもの。33分の新木場行き、小竹向原乗り換えで各停に座っていくというパターンで、8時13分にカギを開けた。

 時計がわりにつけていた「めざましテレビ」で、ねこの「スコ座り」の話をしていた。ねこがおなかをだしてぺたんと座る座り方で、おっさんのようでかわいい。でも、もともとは骨の形成不全でまるまれないねこの唯一楽な座りかたということらしいから、単に見た目でかわいいっていってしまってはいけないようだ。それでもググると動画も含めていっぱい画像が出てくる。申し訳ないけれど、やっぱりかわいい・

 通勤のお供は、最後までどうにもならなかった「ろくでなし」の話「さすらい」から、若竹七海の「ネコ島ハウスの騒動」に変わった。

 本日午前中は、7月に新しくなるPOSレジの研修に参加。まず実際に操作することにはならないはずだが、現場で行われていることをきちんと知っておくにこしたことはない。夕方は、ことしの新卒くんを連れて渋谷~上野両店をまわる。移動中の電車の中でいろいろ話をする。彼はちょうどうちの次男と同級生。「最近やっと仕事が面白くなってきました」という。そうだね、ちょっと前までは気の毒なくらいへこんで青い顔をしていたけれど、このところ表情も明るくなったよね。人は「自信」で大きくなっていくんだね。

 でも、余計なお世話かと思ったけれど「ちょっと慣れたくらいの時がいちばん危ないんだ」と、慢心を戒めておく。これも「おとうさん」の役割だ。

 夜、社長と評価面談。課題としてあげられること、「できていない」と評価されるところは、自己評価とおなじところ。欠けている点は誰の目にも明らかなのだから、ここはちゃんと直していけよってところだよね。

 その話し合いの中で印象的なワードは「規格外」。社長が35代半ばという会社の中で、わたしの存在はいい意味で「規格外」なのだといわれたのだ。ここまで年が離れてしまえば、ぶつかり合うはずもないし、セクショナリズムも生まない。いろいろな場面で緩衝材だったり、潤滑油だったりすることがわたしに求められていることなのだということかな。

 規格外というのはきっと扱いづらいだろうけれど、とりあえず、次の期も働き口を失うことはないようだ。ありがたいこと・・・と心から感謝だ。

 22時03分退社。あいかわらず雲が多いようだ。あしたの予報には「おひさま」マークが見える。洗濯をして、掃除をして、青空の下を走って・・・という具合に陽射しの恩恵をうけられるかな?

2009/06/19

2009.06.18 勝ち負け

 夜中に目が覚めた。めずらしいことだ。時計を見る、3時10分だった。あれ?まだ1時間ちょっとしか眠っていない。もちろん、もういちど眠りにつく。起床は6時15分。新聞を取りにいこうとドアを開けると、けさもひんやりした空気が入ってくる。青空は見えない。折り込みチラシに「お盆提灯」のものがあった。そうか、東京は新盆だからもあと1ヶ月だね。

 きょうのお弁当のおかずは、冷凍してあった豚ロース肉のソテー。ちょっとくたびれはじめたキャベツも炒める。きょうは7時33分の新木場行きに乗り、小竹向原で各駅停車渋谷行きに乗り換える。きょうも小竹で座れた。

 会社着はきょうも8時12分。10時過ぎ、きのうの夕方頼まれていた資料をもって監査法人の担当者のところにいく。またまたなんども説明している会計処理の方法のことを尋ねられる。イラッとくるが、ここでキレたら負けだ・・・と堪える。まぁ、べつに勝った負けたという類の話ではないのだが、あくまで冷静に詰めてくる相手に対しては、こちらも冷静に対応しないと、妙に揚げ足を取られるような気がするのだ。

 もちろん、後ろ暗いことはないのだけど、それでも人間のすることだから細かい入力ミスはあるだろう。冷静さを失ってしまうと、他にも大きな間違いがあるのではないかと思われてしまうかもしれない。だから、務めて冷静にといい聞かせるのだが、「計算してみると・・・」と、思いもかけぬ大きな数字の違いを口にされたときには、まじキレそうになった。でも、次の瞬間「呆れてものが言えない」という気持ちになる。このデータに関しては数字が間違っていないという自信があるからね。

 グループ会社の経理担当のSさんのところに立ち寄ると「だいじょうぶ? きのうはずいぶんやりあっていたって聴いたけど」と言われた。あれっ?そんな風に伝わっているんだ。これはまずいなぁ。

 午後、またまた頼まれた書類を持っていく。その説明をして戻ってくると、席に戻るのを待っていたかのように内線が鳴り、別の書類のファイルを持ってきてほしいという。頼んだあなたって、さっき説明していた時に目の前にいたんじゃない。なんでその時に「悪いけれど、もどったらこれをもってきてほしい」って直接頼まないの? 顔を合わせてるときに頼まれるのと、こんな「嫌がらせのような電話」じゃ、おなじ「2往復」でもこちらの心証は全然違うと思うんだけどなぁ・・・。

 なぁ~んて、結局かなりイラッとしたけど、最後は気持ちの上では「勝った」(だから、勝ち負けじゃないって・・・)気分だ。とりあえず、これで一区切り。あとはこちらの提示した大量のデータと業務監査のヒアリングから、「課題点」を伝えてくることになる。従順じゃない態度と思われただろうから徹底的に計算してくるんだろうなぁ。ま、いいや。

 べつに「監査」や「監査法人」自体を非難しているわけではないので、誤解無きよう。彼らも仕事だから・・・ということなのだしね。

 本日は22時38分退社。あいかわらず曇っているようだ。そして肌寒い。長袖シャツでよかった。あぁ、もう木曜日。1週間が早いなぁ。

2009/06/18

2009.06.17 聖人君子

 6時25分起床。雨は上がっていて、雲の切れ間から朝の明るい陽射しが射し込もうとしている。あいかわらずちょっと空気がひんやりとしている。

 きょうのお弁当のおかずは、マダラのバター焼き。7時38分の通勤急行渋谷行きに乗り、途中東新宿で追い抜いた各駅停車に新宿三丁目で乗り換える。氷川台では5分違ってもきのうと同じ8時12分にカギを開ける。この通勤急行は効率いいね。

 きのうの夜、最後数ページ残っていた内田康夫の「はちまん」下巻を読了。2時間ドラマでおなじみ(見たことはないが)の浅見光彦シリーズの中でも上下2巻からなる巨編の「はちまん」だけど、さすがは「流行作家」という感じの手練れの技で一気に読ませる。でも、あとに何か深いものが残るかというと、そこはちょっとね。

 けさからは、東山彰良の「さすらい」。「こいつら、想像以上に面白い」という腰巻きのキャッチにつられて買った1冊。はじめて作品を読む作者だ。よく言えばスピード感というか疾走感のある文体ということなのだろうが、あらっぽくて乱暴な感じがあって、心がちょっとざらっとする。しかも登場人物が、カツアゲをしたり、麻薬の運び人をやったり、抗鬱剤でラリっているようなヤツ。たぶん、彼らのひとりひとりを描いたあとは、そのどうにもならない底辺から彼らがはい上がっていく様を描いているのだろうと思うが、前半の展開は、ちょっと眉をひそめたくなる。もっとも、わたしだって偉そうな口が叩けるほど聖人君子じゃないけれど。

 そう聖人君子じゃないから、ときにはいらっとしてキレそうになることもある。月曜からつづいている期中監査では、そんなことの繰りかえし。 とくにきょうは、ちょっと話をお聞きしたいので・・・と呼ばれていったとき、引き継ぎが行われいないのか、まだ経験が浅い若さがそうさせるのか、若い担当者から、去年、確認済の処理のことを根掘り葉掘り聞かれる。追加の資料も求められる。彼らは、重箱の隅をつついてでも誤りを見つけて、それを正すのが仕事だが、同じようなことをなんども聴かれるのは正直いらっとする。

 そのわたしは、なんども書いてきたことだけど、ただでさえ「できる」人間ではないわたしだから、それに年齢による能力の低下も確実にあるので、それを補うためには、人よりも早く出社し、人よりも長く仕事に時間を費やすしか、与えられた仕事を確実にこなす方法はない。と常々考えている。だから、仕事のことで他人をどうこう思ったことはない。

 10のうち5も語れば、残りの5の理解だけでなく、その後の処理のしかたまでも、サクッと描けてしまうような才能ある人には、「できる」人間ではない凡人のもたつきは到底理解不能だろう。

 そんな「できる」人と「できない」人の間にできる溝や、十人十色の性格の違いからくる考え方の相違は、それを埋める努力を「できる」「できない」にかかわらず行っていくのが大人のルールだろうと思う。

 みんな「ルール」であることは承知していても、人の力を借りて目標達成への近道を邁進できるラッキーな人とじぶんを比較してみたり、業務量のばらつきを感じたりすると、それを看過できない人もあるだろうなと思う。みんな聖人君子じゃないんだし・・・。まぁ、わたしは「凡人」でよかったと思っているけれどね。

2009/06/17

2009.06.16 だいじょうぶ

 きのうベッドに入ったのは2時15分。けさも夢をみていた。夢の中でのわたしは、学校法人の人たちが集まるイベントで出欠を確認する仕事していた。美容専門学校をまわって求人活動をすることになっていることが夢になって現れたのかな。6時12分に目が覚めたとき、しっかりと肌掛け布団を掛けていた。お天気がぐずつくのもイヤだが、この時期に肌寒いのも困るよな。きっと次の週末あたりは野菜の値段が上がるに違いない。

 きのうは休刊日だったが、きょうは朝刊が来ている。ブリをホイル焼きにしながら、ゆっくり新聞に目を通し、7時33分の新木場行きに乗り、小竹向原から渋谷行き各駅停車に乗り継ぐ。小竹向原から座れて結末が近づいてきた内田康夫の「はちまん」下巻にゆったりと読みながらの出勤。会社のカギを開けたのは8時12分。

 きのうの集計などルーティンワークを片づけておいて、9時15分に会社を出て上野へ。きのうからはじまった期中監査の一環で、本日は現場の実査。開店前の店舗で監査法人の担当さんに業務の流れをひととおり説明する。

 朝9時40分過ぎの上野。きのうの「わがまま」が聞き入れられたのか(?)雨は降っていないので、いつものように千代田線湯島から歩いたが、夜は客引きがいっぱいの仲町通りも閑散としている。閉店したらしいパブの看板を取り外すクレーンつきのトラックが道路の真ん中に止まっていたりする。

 アメ横もまだまだ開店準備中といった感じで人は少ない。昼間っから飲んでいる人の姿が目につく上野も、さすがにこの時間から飲んでいる人はいないだろうと思ったが、モツ焼き大統領に2人、立ち飲みたきおかはカウンターが半分くらい埋まっていた。おいおいまだ10時前だよぉ・・・。いやぁ、おもしろい街だなぁ。でも、朝っぱらから立ち飲みってだいじょうぶかなぁ?

 その後、銀座線で渋谷へ移動して、届け物をして会社に戻る。

 夜になって雷が鳴り、激しい雨が降ってきたようだ。一旦「お先に」と出ていった社長が、今はとても無理だと戻ってくる。「いとうさんに教えてもらった東京アメッシュを見てみようか」と、PCをネットにつなげていた社長、「これはすごいなぁ」とひとこと。つられてWebサイトを開いてみると、ここ乃木坂、六本木あたりの上空はレーダー画像が真っ赤、ついてに練馬界隈も真っ赤だ。

 小降りになったみたいだから社長が帰って行ってから、さらに1時間ちょっと。22時30分に退社。雨は小降りになっていたが、肌寒い。朝、迷わず長袖シャツを選択したが、これは正解だった。名古屋は連日30℃を超えているらしいけれど、ほんとこの梅雨寒はだいじょうぶかなって気持ちにさせられる。

 シャワーを浴びてから測った体重は53.4kg。きのうから0.8kg増えてほぼいつもどおりの数字に戻った。こっちはだいじょうぶだ。

2009.06.15 わがまま

 夢を何度も見ていた。その中のひとつ、おなかが空いて「お好み焼き」のお店に入った。さしてキレイな店構えではなかったから、気軽に入ったのだが、メニューをみて驚いた。ベース(生地)が1,100円。そこにいろいろな具を追加していくのだが、「全部のっけ」みたいなミックスだと具だけで2,300 円。なんとトータル3,400円になる。

 お好み焼きって庶民の食べ物じゃなかったっけ。「大阪の人聴いたらこの値段怒るでぇ」と思うが、今さら出ていくわけにもいかず、メニューを見つめていた。「おすすめ」にチョコレ-トと書いてある。それもビターやらスイートやら何種類もある。お好み焼きにチョコレートぉ? っていうところで目が覚めた。5時30分だった。まだ早いからとふたたび眠りにつく。こんども夢をみていたが、こちらは目が覚めた途端忘れてしまった。

 起床は6時12分。新聞休刊日で間がもたず、お弁当のおかずもできていたので7時にうちを出た。雨は上がっていて、雲間から意外なくらい高く上がっている朝日が少し顔を出したが、きょうも天気はぐずつくらしい。

 本日午後は監査法人さんの「期中監査」。口頭試問の様な気分。これで何回目になるのかな? べつに「演技をする」わけでもなく「嘘で覆い隠す」わけでもないから、べつに緊張する必要はないのだけど、それでもはじまるときはちょっとドキドキした。速記者がわりに猛烈な速さでキーを叩いているアシスタントの女性を含め、相手は5人もいるからねぇ・・・。

 業務監査につづいてシステム監査。こちらはシステム担当のK部長にほとんど対応してもらったので楽だった。とりあえず、ヒアリングはこれで終了したが、いくつか書類とデータの提出を求められていて、まだまだ監査はつづく。朝がいつもより早かったので、本日は22時15分退社。外は雨が本降りだった。

 氷川台でサミットストアに立ち寄る。きのう買い物をしなかったので冷蔵庫は空っぽ。きょうも常備している「庶民派価格」のバナナがなかった。ジューシーが売り物の3倍くらい高いブランドバナナはあったけど・・・。これで3回連続。「最近品揃え悪いんじゃないの?」と心の中で毒づくが、すぐ先の鮮魚売り場で天然ブリの切り身が半額になっていて「おっ、やった!」とよろこんでいる「わがままなお客さま」だ。

 あしたは午前中に外出の予定あり。雨が降るとイヤだなぁ・・・。予報はあいかわらずぐずつくと伝えている。わたしが外を歩いている時間だけ止んでくれたらいいなぁ・・・とわがままなことを考えている。

2009/06/14

2009.06.14 届け物ラン

 8時50分起床。きのうは焼酎のソーダ割りをちょっと呑みすぎた感じ。からだが重い。どんよりと曇っているだろうと考えていたので、目覚めたときのさわやかな青空に「もったいないことをした」気分になる。

 日曜日の買い出しをどうしようか考えたけれど、気持ちのいいお天気だから走りに出ようと決める。ちょうど上野のお店に届けるためにきのう持ち帰ったものがあったので、それを走る目的にする。

 10時40分スタート。薄い雲がひろがっていて陽射しはさほど強くない。涼しい風が吹いていて寒気が入っていることがわかる。天気予報に「お日さま」マークがなかったのはこの寒気の影響を判断したんだろうな。

 往きは、大山~板橋~庚申塚~駒込を通るおなじみのコース。動坂下から不忍通りの東側の裏道に入り、よみせ通り~へび道とお気に入りの「谷根千」に入っていく。言問通りを東に少し上り、王林寺の境内から「ささやきの小路」をたどる。

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 この「ささやきの小路」は、小川糸の「喋々喃々」に登場するのだが、きのうネットで偶然検索で見つけるまで、どこのことかわからなかった。「とにかく路なりにどこまでもどこまでも進み、間違ったかなと思っても引き返さない。井戸があるからその横の階段を上り、更に先へと進む。」とあるのだが、ほんとふつうでは絶対に気づけない狭い路地だった。妙福寺の脇に出るとすぐ先がヒマラヤ杉だ。

 そのあとは、東京芸大、博物館、美術館の真ん中を抜け上野駅にたどり着く。さっと届けるものだけ届けて帰ってくる。帰りは、東大の横に出る無縁坂を皮切りに、菊坂、蓮華寺坂、御殿坂、播磨坂、切支丹坂、宿坂、七曲坂など、お気に入りの坂を巡ってくる。

 途中、白山下近くの100円自販機で給水。偶然だけど「ヴァームウオーター」が入っていた。自販機に入っていること自体がめずらしいし、500mlペットボトルが100円というのもめずらしい。播磨坂でコンビニで買ったコッペパンで給食。本日は32.1km。最後まで足が攣ることはなく、気持ちよく走り切れた。これはそれほど暑くなかったこともあるんだろうな。それでも、シャワーのあとの測定で50.1kg。それなりに消耗はしていたようだ。

 買い物に行こうかどうしようか、夕飯のメニューは?あしたのお弁当は?と考えながらベッドにころがってダラダラとテレビを見ながらノンビリ過ごす。走り終えた頃からその色を変えていった空は、夕方になって今にも雨が降り出しそうな鉛色になっていた。着替えて買い物に出るのが億劫になって、夕飯は冷凍してあるハンバーグ、あしたのお弁当は鶏肉、薩摩揚げ、ニンジン、じゃがいもの煮物と決める。

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 夕飯の支度を終えた19時過ぎ、激しい雨音が響いてきた。東京アメッシュを見ると練馬上空は真っ赤になっている。激しい音は5分もしないうちに止んだが、雨はしばらく降り続いた。寒気が抜けるのは水曜日くらいとか。どうやら不安定な状態はそこまで続くらしい。西日本は異常に雨の少ない梅雨なのに、東京は例年より雨が多いらしい。暑くないのはいいけれど、スッキリしないのはなぁ・・・。まぁ、きょうも走れたんだからよしとしよう。

2009/06/13

2009.06.13 買い物ラン

 7時過ぎに一度目がさめたが、まだ早いと再びベッドへ。8時30分起床。外はくもっているが雨は落ちていない。休みの朝の定番でレギュラーコーヒーを点てゆっくりと朝食を摂る。きょうはどうするかなぁと・・・新聞に目を通しながら考える。そこへ妻から近くの公園の睡蓮の画像が送られてきた。「へぇ、あの公園に睡蓮ねぇ」とちょっと驚き。2~3日前にカキツバタが満開という記事を見たなぁ・・・と思い浮かべるが、走っていくにはちょっと遠い。

 仕事ではないおやすみの日のtodoリストを眺めていると、「買わなくてはいけないもの」が多いことに気づく。そしてそれは池袋まで出れば一気に片づくものだということに気づく。ということで、掃除機をかけたあと11時少し前に「ショッピングラン」に出発する。

 池袋への往きは西武線沿いを行く。桜台~江古田~東長崎~椎名町。江古田の先では線路の南側にあたらしい道を発見する。住宅の建ち並ぶ中の一方通行の道なので車もほとんどとおらず、結構これは使えそう。椎名町の先では迷路のような住宅地の中を勘を頼りに走っていく。途中、西武線の線路に行き止まったりした。目白駅近くの和菓子処「志むら」で「九十九餅」を買う。(3個330円也)

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 目白駅の横を南に下り、学習院下から明治通りを渡り、2車線の坂としては東京23区で最も急だといわれるのぞき坂を駆け上がる。鬼子母神参道に入り、都電に沿って雑司ヶ谷霊園へ。そのまま北上してサンシャイン60へ。ここの「ユニクロ」で半袖シャツと、けさの新聞に全面広告がでていたシルキードライのボクサーブリーフを2枚買う。ボクサーブリーフの1枚はきょう誕生日のMくんへのプレゼント。簡単なリボンをつけてもらう。

 プレゼントと言ったので値段のところにマスキングシールを貼ってくれたが、これはプライスタグの仕様がどの商品も一緒だから用意できるんだよなぁ・・・と、うちのお店のことを考える。うちはなかなかむつかしい。

 東池袋のサンシャインから池袋に出て、ビックカメラできのう切れてしまって印刷ができなかった会社のインクジェットプリンター用のインクカートリッジを買う。駅構内に向かって、東京メトロの継続定期券券売機であしたで期限が切れる定期券を購入。3ヶ月定期を買うと、ちょっとした出費だ。副都心線経由の3ヶ月定期券はこれが5回目。そう、あしたで副都心線開業1周年だ。

 これで買い物計画はすべて完了。帰りは東武東上線沿いを走ってくる。あちらこちらではじめて走る道に入りこむ。環七と川越街道の交わる板橋中央陸橋の交差点からななめに城北中央公園に抜ける道を発見。これは使えそう。

 おなかは空いたけれど(シャワー後に測ったら50.5kgだった)、きょうは攣らなかった。くせになっていたらどうしようかと思ったけれど、ちょっと安心。本日は21.2km。

 途中、長い行列ができていたお店が2軒。江古田のお店はお客さんが2人も入ったら満員というくらいの小さいお店。目白通りに面していたのはお世辞にもキレイとはいえないが雰囲気のあるお店。戻ってきてネットで検索したところ、江古田のは「雑穀のパン」のお店。目白は「中華そば」やさんだった。

 走ったあとのビールに、ことしはじめての「とうもろこし」がうまい。

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 14時40分にうちを出て会社へ。15時33分到着。月曜日から期中監査がある。そこで提出を求められるはずの経営会議議事録に漏れがないか確認したり、いくつか週明けに向けての作業をして19時30分退社。渋谷で、お誕生日のMくんにプレゼント(ユニクロのパンツだ!)を渡し、新宿に届け物をして帰ってくる。

 夕食は。ぶりの照り焼きと、豆腐サラダ。ちょっと蒸し蒸しするので味噌汁はパス。

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 きょうは1日、晴れ間もあって雨は降らなかったが、あしたの東京は「傘マーク」が出ている。持ち帰った仕事もあるけれど、どうやって過ごすかなぁ・・・。雨に似合うあじさいの花を求めて走るってもいいけどな。

2009.06.12 問題ない

 6時25分起床。きのうは疲れを感じていたが、ここでずるずるとくずれたくはない。ということで、しゃきっと起きだす。トーストを食べながら、赤魚の粕漬けをホイル焼き。これがきょうのお昼のおかず。7時38分の通勤急行に乗れて、8時13分にカギを開けた。

 このウイークデーの睡眠時間は平均4時間10分。基礎代謝がきっと低くなっているのだろう。とくに問題ない。体重は月曜から52.0~53.2~54.1~53.0~53.2と変動。こちらもとくに問題はないだろう。

 月次決算はグループの会議に提出された。細かくいえば疑問を呈したくなる数字もあるが、とりあえず会議への上程には「問題ない」と言ってもらった。今月は、落ち込みもへこみもなくこの日を迎えられてよかった。

 22時35分、キリのついたところで本日は退社。部屋に戻って、ベランダから洗濯物を取り込む。昨夜洗濯して夜中は部屋干しにしておいたものを、けさ、あまりの心地よさにベランダに出していったもの。梅雨に入っているからしかたないのだろうけれど、このさわやかさは長くはつづかないらしい。陽射しをあびて走りたいんだけどなぁ・・・。はたして?

2009/06/12

2009.06.11 正直

 6時45分起床。外は雨、部屋の中がうす暗い。そのせいではないだろうが、一旦目覚めたのにまた眠りに落ちそうになる。あぶないあぶない、この先はもうアラームをセットしていない。

 けさのめざましテレビ、7時台のニュースで、この不況下でも元気な食品スーパーという特集を放送していた。そこで紹介されていたのが「OK」。このスーパーは、取り扱う商品の種類を絞り込んで、仕入れ先の数を減らし、ひとつの仕入れ先あたりの取引額を増やして価格交渉をして、エブリデイロープライスを実現している。そしてもうひとつの売りが「オネストカード」。たとえば「このりんごは貯蔵品なので少し水分が足りない」とか「芯のところが茶色く変色していることがある」など、安く売っていることの「わけ」を正直に伝えるPOPだ。この「正直」さが支持されている要因だと伝えていた。

 そうだよな、人間「正直」に生きることは大切だ。でも、その正直さが裏目にでることもある。足利事件で「真犯人と思われない人を起訴し、服役させたことについて大変申し訳ないと思っている」と謝罪した最高検察庁のナンバー2のI次長検事。異例の謝罪にもかかわらず、菅家さんは新聞辞令のようなこのやりかたに激怒していた。

 I次席検事にしてみれば、悪いのは当時取り調べをした警察と検察で、釈放という判断をくだしたことに、感謝されこそすれ、まさか激昂されるとは「正直なところ」思いもしなかったにちがいない。常識的に考えれば、謝罪というのは、面と向かって頭を下げるものだということはわかりそうなものなのにな。新聞記者に頭を下げたフリを見せたことで男を下げたI氏というところか。

 きょうのお弁当は「焼きそば」。けさも8時の渋谷行き各駅停車に乗る。雨降りは電車が遅れる。同じ時間にでたのに、会社着はきのうより7分遅い。

 往きの電車の中で角田光代の「夜をとぶ飛行機」を読了。朝からちょっぴりセンチになる。いい家族って、家族がともにいる場面がアルバムのようにいくつもいくつも揃っていることなのかもしれない。その場面は、なつかしいセピア色のものかもしれないし、哀しみに満ちたダークグレーのものかもしれないし、しあわせな気分のパステルからーの場面かもしれない。その場面の数が多いほどいい家族なのかもしれない。

 大雨が降ると雨漏りがして、東海大地震が来たら倒壊してしまいそうだった昔のうちには、それなりにたくさんの想い出の場面がある。「終わりを迎える日には」しあわせな人生だったなぁって振り返ることができそうだ。でも、わたしが単身赴任で名古屋を離れてから完成した今のうちには、家族の想い出がほとんどない。

 あたらしい契約を勝ち取った会社と、それに破れた会社の引き継ぎのための打ち合わせに「レフェリー?」で参加したり、ちょっとぎくしゃくしはじめている(もちろん手は打とうとしている)社内の空気にハラハラしつつ、23時まで作業をして会社を出る。月次は締まった。レポートも書いておいた。添削は入ると思うが、致命的なまちがいはない(・・・はず)。

 外にでると、晴れた空に月が浮かんでいた。空気がカラッとしていて半袖の腕がちょっと涼しい。木曜日ということもあるが「正直」ちょっと疲れた。

2009/06/11

2009.06.10 梅雨入り

 6時45分起床。きのうも書いたが、けさはメンテナンスの影響で10時までシステムにアクセスできないので、ちょっとゆっくり出ていこうと思ってのこと。・・・と考えていたのに、きのうより20分だけというのは、気が小さいというかなんというか。

 お弁当のおかずはきのうの夜中に作ってあった(鶏むね肉をまるっと一枚ソテーしたもの)ので、8時ちょうどの渋谷行き各駅停車に乗れた。こくくらいの時間が混雑のピークかな。副都心線はぎゅうぎゅう詰めにはならないが、乗り換えた千代田線は酷い混みかた。睡眠時間を少し削っても少し早くでたほうがいいなぁ。

 明治神宮前駅で、190cmはあろうかという背の高い女性を見かける。そうだ、副都心線開業当時はこのくらいの時間に乗っていたんだなぁ。あの、あたまひとつ抜け出ていた女性の姿は記憶がくっきり。そろそろ開業1周年だ。自動改札には有効期限が表示されている。この14日の期限で買い換えると3ヶ月定期5回目となる。おっと、ATMでお金をおろしておかなくちゃ。

 きょうは社長とふたりでの打ち合わせの時間がつづいた。ちょっと前に経理財務を専門にしている人と、会計処理のことで意見が食い違ったという話は書いたと思う。「会計」という立場から見た「正しい」処理と、小売の現場で「やりやすい(負荷がかからない)」処理には、相容れない部分があるということなのだが、きょうの社長との話の中では、現場に理解を示してもらった。もちろん無条件というわけではなく、タイムラグを発生させず、現場でキッチリと運用させなくてはならないのだが・・・。

 やっぱり、うわべで取り繕うのではなく、とことんキッチリと話し合うべきなんだなぁ。もちろん、聴く耳を持つ人かどうかという大前提はあるが。上司に恵まれているなぁと思えるわたしだ。

 夜10時過ぎにようやく「月次」が締まった。〆切にはまだ余裕を残している。ここでも速報値を出したあと、最後の処理について社長と話し合う。俗にいう「ホウ・レン・ソウ」ではないが、じぶんに閉じてしまっていてはなかなか解決に至らないことも、人を巻き込むことで、早く答えを出すことが可能になる。このあたりは、わたしの反省点だ。

 その作業に没頭している間に、社長がわたしの課題のひとつの導入部(かつ、コンセプトの部分)を作ってくれていた。以前にも「手が空いているものは誰でも巻き込んでいけばいい」といわれていたが、恐縮しきり。

 23時退社。氷川台からの帰り道。あと少しでうちに着くという頃から、細かい雨がポツリと顔にあたった。あしたは雨なのかなぁ、今はまだ雲は薄いようだけど。そうそう、関東甲信越にも「梅雨に入ったとみられる」という発表があったようだ。去年のようなゲリラ豪雨に襲われることのないように願いたいもの。

2009/06/10

2009.06.09 家族

 6時25分起床。くもり空。東京はきのうのところ雨はなさそうだが、西から梅雨入りしてくるらしい。朝食のハムトーストを食べながら鮭を焼く。手際よくできたので、7時38分の通勤急行渋谷行きに乗れた。この急行に乗れると、きのうの各駅停車を東新宿で追い越すので、会社に着くのが同じ時間となる。ということで、8時12分にカギを開ける。

 今、読んでいるのは角田光代の「夜をゆく飛行機」。スーパーやコンビニに客を奪われつつある下町の酒屋の四人姉妹の物語。昔のTBSのドラマのような設定というか、家族、親戚、ご近所の人とのふつうの人たちのふつうの生活の中で起きる、ふつうの家族にとっての「大事件」(?)を淡々と語るのだが、なんかお日さまに干したあとのふかふかの羽毛布団に包まれたときのようなほわっとあたたかくしあわせな気持ちになれる。

 四人姉妹だから小説になるけれど、これが男の四人兄弟だとしたら、ギャグ漫画にしかならないかもね。

 このあいだ、「重力ピエロ」で涙した話を書いたが、それを読んでか「家族思いなんですね」と言われた。きょうも下町のあたたかい家族の話をしあわせな気分で読んでいると書くと、おなじように思われるかもしれない。いやいや、そうじゃないんですって書いておこう。

 こどもの頃から、ずっと「好きに」させてもらってきた。わがままを許してもらってきた人生だから、けっして「家族思い」のやさしいおとうさんではない。今のこの生活も正直なところ「好き」をさせてもらっていると言って過言ではない。

 だから、「重力ピエロ」での涙も、「夜をゆく飛行機」にしあわせな気分になるのも、わたしの持ち合わせてこなかった「家族思いの生きかた」への「あこがれ」なのだろうなと思う。あるいは「罪滅ぼし」かもしれない。

 きのう理事長氏に「どうだ?」って近況を聴かれたときに「すまじきものは宮仕え」という話になったが、そりゃあ、好んで選んだ道とはいっても「宮仕え」は楽じゃない。でも、それを含めて、わたしのやりたいようにやらせてもらっていることには感謝だ。

 今夜は22時以降、メンテナンスの関係で基幹システムにアクセスできない。でも、他のネットワークでできる仕事もたくさんある(月次の締めもそのひとつ)が、22時になったら帰ろうと思っていた。しかし、メールの返信を作ったりしているうちに、退社は22時40分になった。まぁ、きのうよりは早いし、まだ火曜日だから元気だ。

 夕食のあと、あすのお弁当用に「鶏むね肉」を生姜醤油でソテーしておく。メンテナンス作業は朝10時までつづくので、前日データの集計など、いつも朝いちばんにしている仕事ができない。ちょっとゆっくり出ていこうかなぁ。

2009/06/09

2009.06.08 恩義

 6時15分起床。きのうは0時30分にベッドに入ったが、贅沢にもお昼寝をしたこともあってなかなか眠りにつけなかった。夢も見た。覚えているのは、自転車で大阪に向かっているわたし。最初は景色を楽しみながら快適に進んでいたのだが、何故か途中から「追われる身」になっていた。これって何を意味していたんだろう。

 新聞を取りに出ていくと、細かい霧のような雨が頬に当たる。きょうの午後は上司と往訪の予定がある。たまに往訪に出るときはお天気が悪いことが多いわたし、きょうはなんとか降らないでいてほしい。

 7時33分発新木場行きに乗車。小竹向原で西武線からの渋谷行き各停に乗り換える。池袋で座れた。会社着は8時12分。先週の集計やら、現場への出荷作業、先月の買掛の締めなどをするうちに、あっという間にお昼になる。0時30分くらいに手を止めておにぎりのひとつでも食べてからと思っていたのだが、往訪にでなくてはいけない時間が来てしまった。

 本日の往訪先は、かつて所属してた団体の事務局。その理事長、専務理事、事務局長のみなさんとの打ち合わせに出向いた。以前にも書いたが、この団体で学ばせていただいたこと、いくつも大きな経験をさせてもらったことが、今、この職にあることに通じている。とりわけ理事長にはここまで育ててもらったという「恩義」を感じている。父親を早くになくしたわたしにとっては、業界のお父さんのような存在だ。

 育ててもらいながら、外に出てしまったわたしなので、いつかはかならず「恩返し」をと思っているのだが、なかなかその機会は訪れない。きょうも一応この団体に向けてメリットある提案を持ってきているつもりだが・・・。

 部署が替わっているわたしなので、具体的な提案は上司がする。事務局の女性からは「きょうは伊藤さんの声が全然聞こえてきませんね」と言われるが、それもそのはず、あいかわらず、いや、以前にも増して情熱的に語る理事長、専務理事の大きな声にはとてもかなわない。

 わたしのいた頃もそうだけど、こんなに真剣に取り組んでいることが、団体のすみずみまでは浸透していかない。一国一城の主が集まっている「任意」の団体の限界なのだが、外に出てみると一層歯がゆく、かつ、とても残念に思う。

 途切れることなく続く話に、なかなか席を立てず、1時間くらいを想定していた打ち合わせは2時間に及んだ。変わらない姿には安心したけれど、あとのスケジュールは押したし、戻って食べる予定だったお昼を食べ損なった。同じようにお昼を飛ばしてしまった上司と近くのカフェで軽く食べてから戻る。2時間かけてたどり着いた結論をまとめて、分担を決める。思いのほかスピードを上げて取り組むことになったのはちょっと驚き。

 戻って、定例のミーティングに合流。溜まった作業と、あしたの準備などを片づけて23時に退社。途中、机の引き出しに入れてあったチョコレートブロックを食べただけだったので、帰り道はおなかが空いた。サミットストアでパンと豆腐だけ買って帰り、0時にお昼のために持って出たおにぎり2個と、薩摩揚げ、しめじ、ニンジンなどの煮物を食べる。夜としてはがっつり食べた感じでおなかがいっぱいになったのだが、シャワー後の体重は52.0kg。きのうよりは1.8kg戻したが、まだまだ標準体重は遠い。まぁ、病気しているわけじゃないから大丈夫だけど・・・。

 あしたは、きょうあまり進められなかった「月次の締め」がいよいよ正念場だ。

2009/06/08

2009.06.07 攣る

 8時30分起床。買い置きの焼酎が少なかったので、きのうは酒量控えめ。睡眠時間6時間、スッキリとした目覚めだった。カーテン越しに明るい陽射しが射し込んでいて、これでもスッキリとしたいい気分になる。

 週末のお天気がずっとすぐれなかったので、懸案(大げさ)となっていた掛け布団干しがようやくできた。部屋干しでほとんど乾いていた洗濯物もお日さまにあてる。

 週末の買い物、きょうは小茂根のオーケーへ。陽射しは強いけれど、空気がカラッとしていて、自転車で風を切って走るのが快適。まとめ買いのお客さんが多いオーケーで、わたしも5,465円のお買い物。焼酎、角瓶などのお酒が入ったことが金額を押しあげたけど、そろそろ買い置きしなくちゃと思っていたマーガリンやインスタントコーヒーも買えたので満足。自転車の前カゴが重い。帰りは上り坂がないのが幸い。

 お昼は、グリーンアスパラとキャベツ、豚肉で焼きぞば。このあとすぐに走りに出るのでちょっと控えめ。

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 0時30分に走りに出る。きょうの目的地はお気に入りの「谷根千」(谷中・根津・千駄木)。途中、坂をたっぷりと楽しみながら行く。さわやかな陽射しの中を走るのにお供に選んだのは「puffy」と「プリプリ」。今のペースにはこのくらいのテンポが小気味いい。

 東京の最高気温は28.9℃。練馬のアメダスは29℃を超えていた。最初の給水は根津の異人坂の手前の自販機。とくに汗を多くかいてわけではなかったし、口も渇いていなかったので、ここまで引っ張ったが、これがあとになって響く。ヒマラヤ杉を過ぎたあたりから足の裏が攣りはじめる。だましだまし進んでいくが、どうにもならない。ふくらはぎではないので、走れなくなったわけではないが、せっかく気持ちよく走ってこられたのに残念無念。駒込の手前で2回目の給水。ここでは500mlのペットボトルを買って手に持って走る。信号待ちで止まるたびに足の裏が攣るようになるが、ペースを落としてなんとかうちまでもたせることに専念。ちょっと無様な結果になったけれど、トータル31.6km。陽射しもたっぷり楽しめたし、満足満足!

 走り終えてシャワーを浴びて測った体重は50.2kg。相当に消耗していたんだなぁ・・・。ベランダにビールを持って出て消耗した水分(?)を補給する。う~ん、極楽極楽。この頃には足はすっかり元に戻っていたから、やっぱり給水のミスだったんだろうなぁ。極楽ついでにちょっとお昼寝も。

 夕食は、たらのバター焼き、はんぺんにたこぶつ。食後にあしたのお弁当用に、ニンジン、しめじ、薩摩揚げとたこの残りで煮物を作っておく。

Sdsc00920

 さてさて、鋭気も養えたし、買い出しもできたし、あすからのあたらしい1週間への準備も完了。月次決算の締めがいよいよ本番だ。

2009/06/07

2009.06.06 重力

 9時起床。きのうの夜は、「ラグビーU-20世界選手権」(日本での開催)の日本vsイングランド戦の無残な大敗ぶりを観ていた。濃いめの焼酎の杯を重ねていたのだが、いつベッドに入ったのか覚えていていない。ネットのログを見るかぎり、3時頃には眠りについていたようだ。

 結構呑んでいたように思うが目覚めは悪くない。でも、お天気はまだまだスッキリしない。細かい雨が降っている。朝食後、掃除機をかけ、下着などをまとめて洗濯する。外には干せないので部屋干しにする。

 ユナイテッドシネマとしまえん、11時30分の回で「重力ピエロ」を観る。観たい映画候補の筆頭だったのだが、なかなかうまく時間が合わず、「Rookies」のほうが先になってしまった。5月23日の公開から2週間、「ターミネーター4」(たぶん観ない)などの大作が公開になるとスクリーンが小さくなったり、公開終了になったりしそうで、今週こそと思っていた。きょうからの上映スケジュールでも、11時30分の回と終映が0時半近くなるレイトショーしか組まれていなかった。

 伊坂幸太郎の原作はかなり前に読んでいる。でも、正直言って大まかなディテールしか覚えていない。そんな状態で観はじめたのだが、「家族」により重きをおいた演出(脚本)になっていたように思う。何よりキャスティングがすばらしい。とりわけ父親役の小日向文世は秀逸。いくつか印象的なセリフがあって、その中でも「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」と「気休めは大事だよ。その場限りの安心感が人を救うこともある」がいい。

 そして、タイトルの意味でもある「楽しそうにしていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだよ」もいい。日々の暮らしの中でともすれば重圧に抑えつけられがちの凡人だから、悲しいときも苦しいときもいつも明るく笑っていられるわけじゃないけれど、そういうスタンスでいることは大事だ。

 この先どうなっていくんだろうなぁ・・・という思いがあって、スッキリした!というエンディングではないが、じんわりと暖かい気持ちになる。「おれたちは最強の家族だ」というセリフがぐるぐるとめぐって、エンドロールで一旦乾いた涙が、エントランスに向かうエスカレーターに乗ってからまたポロポロとこぼれ落ちる。映画に来る直前に妻と久しぶりに長電話したことや、その中で名古屋にいる次男のこと、タンオメメールに翌日になってからありがとうと返信してきた長男のことを話題にしていたことが思い出されて、ポツポツ降りはじめた雨の中を自転車のペダルを漕ぎながら泣いてきた。

 お昼ごはんは、久しぶりにカップラーメン(2年ぶりくらい?)。14時31分の渋谷行きで会社に向かう。途中、池袋で文庫本を調達。社会現象になりつつある村上春樹の新作「1Q84」も並んでいたが、買おうという気持ちはない。「重力ピエロ」も再読したいが、売ってしまったようでうちにはない。もういちど新品を買うのも癪なので古本屋で探してみよう。(ホントはこういうときは図書館なんだろうけどな)

 15時45分から21時35分まで、勘定奉行への入力を中心に細かい作業をしてくる。こういう仕事は誰もいない電話も鳴らない休日に向いている。新宿の現場に届け物をしてから帰ってくる。雲が少しずつ切れ始めている。あしたは晴れるかな。走れるかなぁ。

 23時過ぎの夕食は、アジの開き。ワールドカップ南アフリカ大会のアジア地区最終予選を見る。本戦出場を決めた瞬間も見届けたが、なんかへんなレフェリーということのほうが印象に残ったなぁ。まぁ、「楽しそうにしましょう」そうすれば地球の重力なんて消してしまえるからね。

2009/06/06

2009.06.05 昭和

 6時30分起床。睡眠時間はちょうど4時間。きのうの「歓迎会」では、生ビール2杯と焼酎の緑茶割りを2杯呑んだが、なにせ3時間近くもワイワイしゃべりながらのお酒だったので、朝の目覚めに影響することはなかった。

 外は細かい雨が降っていて部屋の中が暗い。食パンは冷凍庫にあるが、けさはきのう帰りに買ってきた菓子パン。トーストする時間を待たなくていいので、その時間をうまく使って、冷蔵庫の残り物の中から、しめじとちくわの玉子とじを作る。これがきょうのお弁当のおかず。

 週末と、月曜サービスで買った食品を、賞味期限を見ながらメニューを組み立てていく。なので、金曜日ともなると冷蔵庫にかなりすき間ができる。今週末は、どこに買い物に行こうか・・・と折り込みチラシを集めている。

 きょうは7時38分の通勤急行渋谷行きに乗る。8時13分に出社。氷川台駅までの道程は、どうにか傘をささないですむくらいの細かい降りで助かった。

 今の通勤のお供は、堂場瞬一の「いつか白球は海へ」。いっときの栄光から転げ落ち負け犬根性がしみついてしまい、存続の危機を迎えている地方の社会人チームを、東京六大学出のヒーローが、孤軍奮闘しつつ「勝てる」チームに変えていく様を描いたスポーツ小説。まぁ、ありがちなプロットだなぁと思っていたし、どことなく無骨な感じのする筆致だが、なんとなくハマってきた。

 このひとつ前の恩田陸の常野物語シリーズの「エンドゲーム」は、ファンタジーというにはちょっとおどろおどろしい感じがして、重たかったし、もうひとつ前の吉田修一の「初恋温泉」はちょっと気恥ずかしかった。そのひとつまえの川端裕人の「今ここにいるぼくらは」は、昭和の少年小説だった。わたしよりもちょっと前の話だったけれど、そこから感じられる「昭和のにおい」は、じゅうぶんに嗅いだことのあるものだった。

 そうそう、「いつか白球は海へ」も時代は昭和。巨人に金田がやってきて、八時半の男宮田が活躍している時代だ。やっぱり、昭和はからだになじむんだなぁ・・・。こと音楽に関しては「いい歳をして」新しもの好きなのだが、54歳だもんなぁ、いつまでも気が若いって言っていても、端から「気味が悪い」のかもなぁ。

 さて、あしたは雨のようだ。梅雨が近いからしかたないのだろうけれど、洗濯もしたいのになぁ・・・。まぁ、まずはゆっくり眠ろうっと。

2009/06/05

2009.06.04 成長

 6時25分起床。きょうも東の窓の向こうの空はくもり空。すぐに雨が降るという感じではないが、太陽は隠されている。けさの朝刊には「歯磨き」や「キシリトール入りのガム」の広告が目立つ。一瞬「ん?」と思ったが、そうか、きょうは「虫歯予防デー」かと思いつく。ということは、きょうは父親の誕生日でもある。生きていたら81歳だったのかな?

 きょうは、ことしうちのチームにあたらしく加わってくれたMくんの歓迎会。表参道(西麻布)の隠れ家のようなお店で、豚しゃぶをいただく。きょうの主役のMくんは、この春大学を卒業して入社してきた新卒。うちの次男と同級生だ。まだまだ慣れないことばかりで危なっかしいところもある(とくに電話の受け答えはまだまだ)が、息子の成長を見守る目で見ている。

 そのMくん、きょうの夕方、わたしたちがとなりの会議室で打ち合わせをしているときに、ミスを犯して先輩にかなり強烈に叱られたらしい。先輩のSさんが、きょう中に解決の糸口を見つけたいと思っていた案件でかかって電話に、「折り返しのお電話をさしあげます」ではなく「伝言をお伝えします」と対応したことに端を発しているようだ。

 電話の相手が「伝言で」といったというから、彼はじぶんには落ち度はないと思っていたようだ。ただ、電話の内容をうまくまとめることにまだまだ難があるMくんだから、先輩にとっては拙い対応に思われてしまったのかもしれない。「一緒に仕事をすることができない」くらいに言われたらしく、きょうは歓迎会というのに、そんな気分になれなくてとひどく落ちこんだと、帰りの電車で話してくれた。

 その場にいたわけでないので、断定的にはいえないが、先輩の言い方はちょっと厳しすぎるかなと思う。でもまぁ、これも「愛のムチ」というところ。ミスをして、叱られて、落ちこんで・・・そうして、すこしずつ成長していくものだから、「今晩はぐっすり眠ってあしたは、スッキリした顔で出ておいで」と伝える。勢いの「売り言葉と買い言葉」で、きつくあたってしまったであろう先輩も、あすにはケロッとしてでてくるはずだから。まぁ、それにしても歓迎会の当日とはねぇ。

 わたしとて、これまでミスをして、仕事の進め方が非効率と指摘され、自らの不甲斐なさに歯がゆさを覚えたりして・・・どれだけ、落ち込みへこんできたことか。そう、きのうだって、ちょっぴりポコンとへこんだっけ。

 Mくんが「息子」なら、各現場には「娘」もたくさんいる。きのうの午後、いつも名字ではなく名前のほうに「ちゃん」づけして呼んでしまうTさんから「限定発売の商品マスタ登録」のことで電話がかかってきた。このところ、電話の受け答えが格段とうまくなった。今回は、こちらの指示に従ってメーカーさんとのやりとりもこなしてくれた。「きのう紹介されたばかりなのに、今、いとうさんに言われたとおりに商品登録の話をしたら、もう完売ですって言われたんですよ。」という。「そうかぁ、こんどからは、限定品を仕入れたいと思ったら、すぐに仮押さえをしてもらって数を確保してから、商品マスタ登録とか発注データ作成とかをするといいね」と伝えると、「ホントそうですね。今回はとても勉強になりました」と答えてきた。なんだか「娘の成長」を目の当たりしているようでうれしくなった。(うちは男の子2人だから、余計にかわいく思えるのかもね。)

 この歳になると、へこみをバネにいちだんと高みをめざすというわけにはいかないが、その分、MくんやTさんたち「息子」や「娘」には成長していってほしいなと思う「おとうさん」なのであった。

 いつものように話が盛り上がり、お店を出たのがほぼ0じ。Mくんと、ひとつ先輩のおなじくMくんと3人で、副都心線の池袋行きの最終に乗る。西武線の最終になんとか間に合って練馬に0時55分着。駅前のコンビニであしたの朝のパンを買って帰ってきた。Mくんのへこみは少しは修復したかな。まぁ、明日は明日の風が吹くから、一晩ぐっすり眠ればいいさ。って、じぶんにも言っておこうっと。

2009/06/04

2009.06.03 暗示

 6時30分起床。きのう明るい朝の陽射しが射し込んでいた東の窓、青空はわずか一日でくもり空に変わってしまった。週間予報も「くも」と「傘」のマークがならんでいる。そろそろ梅雨のはしりなのだろうか。好天が長続きせず、どんよりした天気がつづくというのは、なんだか、これからの仕事の有り様を暗示しているようでちょっと気持ちが落ちる。

 お弁当のおかずは、豆腐とシューマイとキャベツを炒め煮したものをきのうの夜つくっておいた。7時38分の通勤急行渋谷行きに乗り、8時13分に会社に着く。

 6月もはや3日。5月の月次を締める作業を急ぐ。そんな作業の途中で親会社の経理財務担当のMさん、Sさんとこの作業をいかに効率よく、かつ、早く終えられるようにするかを話し合う。たしかに、今後事業を拡大していけば、今のわたしが行っている「属人的」で「労働集約型」の作業のやりかたは早晩行き詰まることとなる。

 わたしの経験してきた「個人自営」レベルの会計処理と、企業型のそれではそのやりかたが異なって然るべきだとは思う。ただ、伝票の日付ではなく、商品が納品された日を基準として「買掛」を確定していくという発想は、会計学的には正しいのかもしれないが、ちょっと違和感がある。仕入れ先に「買掛の締め」がある以上、伝票日付を正としておかないと、あわせづらくなり処理がむつかしくなるように思うのだが・・・。

 それぞれの立場から(現場の意見は聴けていないが)真剣に意見を戦わせたが、結論は出ない。それぞれの立場で業務に対する考え方は変わる。フロントに立つ人間と、バックを支える人間でも業務のとらえ方が違うし、バック側でもいろいろなとらえ方がある。すべての立ち位置でみんなが納得できるやりかたを見つけるのはなかなかむつかしい。とりあえず、今のやりかたをつづけながら、課題を見つけていくことになったが、気持ちはちょっと落ちたまま。

 とはいっても、目の前の仕事は片づけなくちゃいけない。わたしなりのやりかたでコツコツと数字を固めていく。きょうは「甘い」ものがない。机の引き出しの中にも「ハッカ飴」しかない。コーヒーで気持ちを整えながら23時05分まで粘って退社。差違の原因もすんなり見つけ出せて、きょうのところは結構順調。

 この調子でいってくれればいいんだけどなぁ・・・と願うのだが、氷川台駅からの帰り道。ポツリポツリと雨が落ちはじめた。う~ん、これがあすからの作業の暗示でないことを祈るばかり。

2009/06/03

2009.06.02 甘い

 6時20分起床。東側の窓から朝の明るい光が射してきているのは久しぶり。4時間睡眠、きょうも眠りが浅かったのに、このさわやかさにからだもスッキリという感じ。きのうの夜中につくっておいた「焼きそば」がきょうのお弁当。小さめのおにぎりをひとつにぎる。

 7時29分の新木場行きで小竹向原乗り換え、会社には8時05分に着く。きょうは午前中のチームの打ち合わせが延びた。クリアしなくてはいけない課題があいかわらず山積していて、スケジュール管理をきちんとしないといけない。チームのYさんとこのあとの進め方などを話しているうちに、お昼ごはんにするのが遅れて、焼きそばをレンジで温めたのは15時過ぎ。大したことはしていないのに時間が経つのが早い。

 きょうは打ち合わせの時間以外はとくに予定が入っていなかったので、課題をひとつひとつクリアしていくが、細々したtodoは片づいたものの、大きな課題のクリアは遅々として進まず、あいかわらず詰めが「甘い」じぶんが歯がゆくもあり、およそ達成感がない。

 きのうまで帰省していたKさんが、広島から「生もみじまんじゅう」を買ってきてくれた。夕方、往訪から帰った社長は、目白志むらの「九十九餅」をおみやげに買ってきてくれた。熊本のメーカーさんからは、この時期恒例の「スイカ」が送られてきて、切り分けたものがわたしたちのフロアにも届けられた。オフィスに「甘い」ものがあふれた。

 疲れてきた頭には「甘い」ものはありがたく、23時10分に退社するまでに、そのすべてを美味しくいただいた。「生もみじ」は従来の「もみじまんじゅう」と違って、皮がやわらかくてなかなか美味。志むらの「九十九餅」は、卵(?)を練りこんだ求肥の中にとら豆がゴロゴロという感じで入っていて、これまた美味。甘さほどほどというところもいい。最後に、ことしはじめて「スイカ」をいただいた。「初物七十五日」だから、ちょっと寿命がのびたかな?

Dsc00918

 「甘い」もので結構おなかがふくれたので、0時の夕食はバナナと冷や奴。それでもシャワー後に体重を測ったら53.5kg。きのうより0.5kg増えていた。日曜日、走った直後に測ったときの51.5kgからはだいぶもどしてきた。それでもWiiFitの判定は「やせぎみ」。目標の「標準」まではまだ1.5kgくらい足りない。

 さて、あしたは、「甘くて」詰め切れなかったところを埋めよう。

2009/06/02

2009.06.01 商い

 日曜日の夜は、いつものことながらなかなか寝つけない。しかも眠りが浅くて明け方まで何度も夢を見ては目を覚ましたりする。きのうの夜は、結局持ち帰った仕事には手をつけられず、そのかわりに「アイロンかけ」「ガスレンジ」の掃除をしていた。それでも、0時20分にはベッドに入ったのになぁ。

 朝からスッキリとした青空を期待していたんだけど、天気の回復がゆっくりで、朝の東京はくもり空。眠りが浅かったわりには寝起きはわるくない。けさは6時起床。7時前にうちを出て7時47分に会社に着く。きのうで終わった「5月」の集計と、6月の準備からスタート。1ヶ月が経つのがホントに早い。

 次から次へと「ニュース」が生まれてくるから、「人の噂も75日」どころか週が変わればすっかり記憶のかなたへと忘れ去られてしまうことも多い。きょうの夕刊では愛知県蟹江町の一家3人殺傷事件から1か月が経ったと伝えられていたが、初動捜査の遅れや不可解な犯人の行動などが記事になっていたのは、事件発生から1週間くらいだったか。未解決で1ヶ月というきょうの記事が出なければ、もうすっかり忘れていた事件だった。

 その愛知県ではじめての新型インフルエンザの感染が確認されたらしい。もうすっかり「終わってしまった」ような雰囲気だが、まだまだ油断はできないんじゃないのかなと思う。関西と違って元々感染者が少なかったこともあって、街でマスクをしている人の数はめっきり少なくなった。各店舗のために苦労して集めた「除菌シート」や「消毒液」なども、そろそろ出回りはじめている。マスクはさすがにまだ品薄状態だが、こちらの解消も近いことだろう。

 ■愛知県で新型インフル初確認、ハワイから帰国の40代女性
               (読売新聞 - 06月01日 19:51)
   http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=854546&media_id=20

 GMが破綻し、破産法を申請した。改正薬事法の施行で、大衆薬の販売の仕組みが大きく変わる。たぶん価格競争が激化するだろうから、一消費者としては、しばらくは恩恵を受けることができるだろう。でも、それは生き残りをかけた「消耗戦」。きのう走った「商店街」ではないが、商環境の変化は、ますます規模の小さい小売業者に淘汰の波を生む。「商い」は「飽きない」ことなんて昔は言っていたけれど、簡単に「がんばって!」なんていえないなぁ。

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