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2009/07/17

2009.07.16 安堵から暗転

 けさも5時台にいちど目が覚めた。べつにピリピリしているわけじゃない(はず)けれど。起きだしたのは6時05分。キャベツを炒めてカレーパウダーで味付け。あらびきウインナをボイルしてお弁当のおかず。ちょっと手抜きか?

 7時21分の各駅停車渋谷行きは、途中駅で通勤急行に抜かれるから空いている。池袋から楽々座っていける。今読んでいるのは三崎亜紀の「戦争の法」。ちょっとごつごつした文体というかなめらかに読み進めるタイプのではないのが、通勤のお供にはちょっと面倒かも・・・。ひとつ前に読んだ道尾秀介の「片目の猿」(向日葵の咲かない夏で大ブレイクした人)が長編ミステリながら読みやすかっただけに、落差がある。

 7時56分に会社のカギを開ける。きのうの「安堵」から気持ちよく仕事にとりかかった1日だったが、午前中のうちから一気に暗転という感じ。月次決算の月末締めと違う締め日を持つ取引先が化粧品業界には多い。個人営業のうちは、発生主義で処理をしていてもさして問題は生じなかった。そもそも収支日計式の簡易帳簿では、「買掛」とか「売掛」とか、「未払金」というような仕訳を切らなくても決算を組んでこられた。

 それがしみついているわたしは、親会社の経理のプロのみなさんからしてみれば、どうにも危なっかしい存在に映るのだろうな。業界独特の締め日と返品との関係を説明しているわたしのことばを最後まで聴くことなく、プロのみなさんの間で「結局のところ、記帳漏れなんじゃないの?」という会話が交わされる。社長はやさしく庇ってくれたが、正確な数字こそがモノをいう彼らからしてみれば、わたしなど庇うに足らない存在だろうなぁ。まぁ、しかたないか・・・。

 で、精査してみたら指摘どおり「記帳漏れ」が見つかったのだから、もうどうにも正当化できる材料はない。ただただ詫びるのみ。それを受けて他のデータも精査にかかる。決算修正仕訳を入れなくてはいけないのを承知していた部分もあるのだが、想定していたよりも差異が大きかった。これは少々ショック。

 そのことに時間をとられたので、きょうの早い段階で仕上げる予定だったマニュアルができあがらなかった。その検証ができないので、マニュアルを使った研修の予定を1週間後ろへずらすことになった。やむを得ないこととはいえ、ちょっとつらいなぁ。なかなかすんなりとことは進んでくれないなぁ。

 まぁ、ここを乗りきって、経理財務業務の引き継ぎが終わればきっと・・・。と思ってがんばるっきゃないな。退社は22:50.氷川台の駅を出て、最初の角を曲がるとポツリと水滴が腕に。あれっ?と空を見上げると曇っているが、ところどころ切れ間も見えている。「雨?」と疑問に思っていると少しずつ雨脚が強まってくる。あぁ、うちまでは後7~8分かかるなぁ・・・。幸い、雨は道路にまばらに模様をつけただけであがったが、なんかきょうという日を象徴するで、気持ちは晴れないなぁ。

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