2009.07.30 輝く
6時15分起床。曇り空から少し陽射しものぞいている。きょうもスッキリしないお天気のようだ。きょうはお弁当づくりあり。おかずは、サイコロに切ったはんぺんとウインナを焼き、カレーパウダーで味付けた。作り終えてから、この間作ったはんぺんにチーズをのせて焼いて焼き海苔を巻いたものにすればよかったなぁ・・・と思い出す。「あとの祭り」
7時10分にうちを出て21分の渋谷行き各駅停車に乗り、7時57分にオフィスのカギを開けた。そうそう、きのう違和感のあったおなかはすっかり元どおりに。回復力はまだだいじょうぶなようだ。
今、通勤のお供は角田光代の「薄闇シルエット」。なんで角田光代の文庫を2冊も買ってあったんだろうと、じぶんでもちょっと不思議。主人公37歳のハナさん、学生時代からの親友で古着屋の共同経営者のチサトさんの結婚披露宴に出て、突然の指名のあたま真っ白になりながらも「独身のひがみとかじゃなくて、結婚でホントにつまらないものだと思う。結婚も陣内さんもチーちゃんを幸せにできない。チーちゃんはじぶんで幸せをもぎ取れる人だ。つまらない結婚をもぎとった幸せで満たすすご技を見せてください」などという、とんでもない「祝辞」を述べるくだりは小気味いい。
スピーチの内容に同意しているわけじゃないけれど、オブラートにくるんだような、歯の浮くような甘いことばが並べ立てられる場所で、心が通じ合う親友だけにはその真意が伝わることばを、それがたとえ顰蹙を買おうと言い放ってしまえる潔さがいい。
おなじ「薄闇シルエット」の中に、才能のある人やとてもかなわないと思った人がいたけれど、そういうものはじぶんと無関係だと思ってきた。勝負というものがあるとしたらいつもそこから降りていたというくだりもある。わたしは、これまで「才能がある人」の側にいて、その人の力によって「輝かせてもらった」人生を歩んできた。じぶんに才能があると思ったことはないし、じぶんひとりの力で輝いたと思ったことはない。
今も、才能ある人に囲まれて、勢いのある会社で仕事をさせてもらっている。そのことはとてもうれしいし、ありがたいし、楽しい。でも、どこかにちょっとだけ「もやもや」としたものもある。年齢の差なのか、ここまで歩んできた道程というか、背負っているバックグランウンドの違いなのか、微妙に考え方が異なることもある。総じて、感心させられることが多いのだが、時には、首をかしげたままということもある。そして、いちばんは、一緒に会社を「輝かせる」ことはできるが、それによってわたし自身を「輝かせてもらう」場面はないだろうなという感じなのかな。
社長から、この作業はいつまでにあげられる?と聴かれる。ちょっと逡巡してから明日のお昼までにはと答える。あしたなるべく早い時間にと親会社のSさんに約束している別件の作業もある。あしたは月末31日、日付が変わる前に絶対に終えなくちゃいけない作業もあるし、週明けまでに仕上げておかなくちゃいけない作業は他にもかなりある。
きのうも書いたが日曜日の全館停電が痛い。その分はうちに持って帰って仕上げるかな・・・。しかも、今夜とあすの夜は、上野でシステム研修。20時30分に会社を出なくてはいけない。あらかじめわかっていたこととはいえ、これもちょっと痛い。
まぁ、とにかくあしたも8時前には会社に出て、午前中からアクセル全開で行かなくちゃいけないな。