5連休のうち間違いなく「快晴」という予報が出ていたきょう。走るにはこの日しかない(って、きのうも走っているけど)と思っていた。コースはどうしようときのうの夜も「東京の花の見どころ」なんていうサイトを見たりしていた。
で、けさの抜けるような青空を見て決めたのが、国宝の正福寺地蔵堂~多摩湖。はじめに西武線の「東村山」まで行って、多摩湖自転車道を走って戻ってくるというワンウエイのコース。
11時にうちを出て、まず西武線練馬駅へ。所沢乗り換えで東村山着。到着するちょっと前に妻からメール。「お彼岸の墓参りに着ています」と書かれたメールには、お墓の画像が添えられていた。「この写真でお参りしてください」というメッセージがついている。ことしのお彼岸は5連休というのに名古屋に帰らない「親不孝者?」のわたし。毎日仕事というわけではなく、きょうだってこれから走りを楽しもうとしているンだもんねぇ・・・とちょっと申し訳ない気分。でも、1回帰るのも結構費用かかるしね。
東村山駅の西口は区画整理で整備されたばかりのようだ。高層マンションが建ち低層階がco-opのお店になっていた。バナナを食べて12時に駅前をスタート。最初の目的地「正福寺」の案内看板がない。
あらかじめ地図で見当をつけていた交差点を曲がったが、ここにも案内看板が見あたらない。たしかこのあたりとキョロキョロするがそれらしいところが見あたらず、少し戻ってみるとそれは実に素っ気なくあった。東京都で唯一の国宝建造物なんだよ・・・。
門前にはお土産物屋もなければ、飲食店もない。そもそも拝観料もかからない。じつにさりげなくそこに立っていた。地域に根づいた「お寺さん」としてあって、たまたま地蔵堂が600年前の建物だというだけということかな。すぐ横の墓地ではたぶんご近所の人でしょう、お彼岸の墓参りをしていた。本堂のとなりの庫裏ではふとんが干してあった。
「いいものを見せてもらった」あとは、西に向かって西武多摩湖線をくぐると「狭山自然公園」。堤の急な階段を上るとそこが「多摩湖」。東京都の水がめだ。湖面の向こうには西武ドームの白い屋根が見える。逆光ながら富士山の頂きもキレイに見えていた。
多摩湖を周回する自転車道を走る。車道と完全に分離されていて走るのには快適だけど、左岸は途中まで住宅がつづき、湖側も水源を守る鬱蒼とした雑木林で湖面は望めず、景色はイマイチ。途中から道の両側が林となると、森林浴という感じとなって快適度が増す。
鹿島橋の休憩ポイントで、持っていったおにぎりとバナナで給食。貯水池はまだ奧があるのだが、きょうはここから戻ってくる。目の前に西武ドームが見えてくる。横の道路は渋滞している。「駐車場は満車です。民間経営の駐車場をお探しください」というアナウンスがくり返されていた。と言ったって民間もきっと一杯だろうなぁ。
ドームからはコンバットマーチが聞こえてくる。戻っていく右岸は、西武ドームのとなりがゴルフ場、そして西武園ゆうえんち。(西武鉄道ってすごい土地持ちなんだなぁ)レオライナーがノンビリと走っていくし、ところどころ樹々のすき間から湖面が望め景色はこちらが上だな。
多摩湖の周回を終え、「多摩湖自転車道」(貯水池から浄水場までの上水の上を整備したものらしい)西東京市までほぼまっすぐに約11km続いている。緑が多く、ところどころに花も咲いていて走りやすい。私鉄駅近くでは突然やきとり屋さんの店前になったりするが・・・
途中で横断した青梅街道を戻ってくれば少し近道だろうと思ったが、せっかくなので「0kmポイント」(その前は通ったことがあるけれど)まで完走することにした。ここからは先日走った千川上水沿いを戻ってくる。上石神井からは「千川通り」。西武新宿線の踏切を渡り、環八を横断し、西武池袋線中村橋駅あたりまで戻ってくると、「帰ってきた」という感覚になり、足取りも楽になる。本日は34.5km。緑が多かったし、陽射しも背中からだったし、風もあって快適だった。満足。
シャワーを浴びてベランダでビール。350mlを3缶。夕食にカレーを作ろうと思っていたのだが、ちょっとその前にすこしお昼寝とベッドに横になる。ちょっとのはずが2時間ちょっと。目が覚めたら19時45分だった。これから煮込むのは・・・と、夕食は急遽メニュー変更。湯豆腐with献立いろいろ味噌、そしてしめじの玉子とじ。
食後にカレーを作る。カレーは翌日のほうがうまいしね。
22時すぎ、ドンキでミネラルウオーターなどを購入。あれこれ散財を起こさせそうな品物の誘惑があったが、それを見事に(?)断ち切って必要なものだけ買って帰ってきた。
セール中のお店もある中で2日間遊ばせてもらった。あしたはお店のサポートのためもあって出社する。お店のみなさん、よろしく!