2009.10.20 会社とは
けさも6時起床。きょうのお弁当のおかずにと。ブリの切り身をホイル焼きで照り焼き風にする。茄子をゆでて献立いろいろ味噌で和えたものを添える。朝作ったのだが、思った通りの手順で用意できて、けさも7時16分の各停に間に合う。
きょうの帰りの電車でちょうど池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」上巻を読了。奥付で知ったのだが、この人は銀行員出身とのこと。しかも、合併連衡をくり返す前の財閥系のM銀行に入社した経歴の持ち主とか。なるほど、だからフィクションなのに生々しいんだなぁ。
「会社」についてこんな件がある・・・
会社とは利益追求を第一義とする集団であり、タテマエでは世の中をのルールを遵守する姿をみせても、本音の部分でそんなことをしていてはたちまち利益は手の中からすり抜けてしまう厳しい組織だ。綺麗事だけでは金は儲からない。
・・・う~ん。たしかにそれも第一義だけど。でも、それがすべてじゃないだろう・・・って考える。(甘いか?>ぢぶん)
朝日新聞朝刊「天声人語」では、何も起こらなくても当たり前の地味な仕事である「安全対策」をないがしろにしたJR西日本体質に触れられていた。「空飛ぶタイヤ」同様に隠蔽に走る様には辟易とする。ここでも人の命が軽んじられていた。
夕刊には、日本航空に公的資金が投入されるという記事が。「飛行機が飛ばなくなる状況になってはいけない」というのが大義名分らしいが、どうなんだろうねぇ・・・。聞こえてくるところによれば、この会社の体質もまた、硬直的で官僚的でと想像される。
青臭い正義感では利潤は追求できないし、単なる宮仕えの身ならば、ガマンするところはガマンして、片目をつぶって醜い部分からは目を背けて、日々の糧を得るために仕事に立ち向かうことが「知恵」なのかもしれない。でも、本当はそんな思いを社員に起こさせないのが「会社」なのだろう・・・。まったく問題がないとはいわないが、弊社は、その点では刺激に満ちあふれた前向きの会社だ。でも、ほんとうのところ「会社」って・・・。
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