2011.06.09 希望ヶ丘の人びと
梅雨の晴れ間がひろがった。時々雲がひろがって強い日差しを遮る時間もあって、暑すぎず快適な一日。あすから週末にかけてはお天気下り坂ということで、きょうは洗濯もしている。夕方には、カラッと乾いてくれた。
昼食は、きのうの牛肉の残りにキャベツを加えて野菜炒め風焼肉。夜は、ギョウザとハムサラダ。
きのうの夜も深夜まで読み続けた重松清の「希望ヶ丘の人びと」上下巻を本日読了。重松清はかならずツボにはまるから、きっと泣かされるんだろうなぁ・・・というか、頬を熱いものが伝って落ちることを期待して買ってきた文庫本だ。で、案の定というか、期待に違わずというか、最終章、エピローグと大泣き。ほっこりあたたかいものが胸の奥に灯った。
「希望は世界のどこかで転がってるぜ」
この歳になって、青臭いことを言うつもりはないが、まだまだ「希望」はもって生きていきたいよなぁ。
「人生に屋根はないぞ! 壁もないぞ! 人生は吹きっさらしだ! だから、めんどくさくて、苦労も多くて・・・でもな、そのかわり、ときどき気持ちのいい風が吹くんだ! その風が、おまえらを・・・俺たちを、いつだって元気にしてくれるんだ!」
ひとが生きるというのは、誰かから寄せられる「期待」を裏切りつづけることなのかもしれない。憎くて裏切るのではない。「期待」がうっとうしいというのとも違う。できるならすべての「期待」に応えたい。きれいごとではなく、本音だ。だが、人生には、それができないときだってある。悔しいけれど、そっちのほうが多い。
東京の4年8ヶ月は刺激に満ちていた。この歳になって、新しいことにトライさせてもらえたことには感謝している。正直、ひとり暮らしもエンジョイしていた。福岡の1年3ヶ月はこれまた充実していた。店舗に出てお客さまと近いところで仕事ができたことは、楽しくしあわせな日々だった。福岡はこのまま永住してもいいと思えるくらいに住みやすい街だ。ただ、じぶんの充実とは裏腹に満足ゆく結果は残せなかったことには「悔い」はあるし、会社には申し訳ない。
吹きっさらしの中で、期待に応えることができず、傷つき、よわっちい気分になったとき、やわらかく包み込むように受け入れてくれる「街」だったり「家」だったり、「帰る場所」がだれにでも必要なんだと思う。6年間、単身生活をつづけてきたが、そろそろ潮時かな・・・って。
ファンモンの「おかえりなさい」、いきものがかりの「帰りたくなったよ」・・・ってことで、生まれ育った「街」に帰ります! 「希望」は転がってるだろうか?
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