2011.09.30 次がある接客
今日は曇り空の一日。午後には「雨」の予報も出ていたが、ほんの一瞬パラパラっとしただけで、道路を濡らすところまでいかなかった。でも名古屋市のすぐおとなりで男子のプロゴルフが開かれている三好では、一時雨脚が強まったとテレビの中継で伝えていた。雨ってホントに降り方にばらつきがあるんだなぁ。
朝は曇っていると放射冷却がないせいか逆にあたたかく感じる。それに湿度が高いこともあって、走りだすとすぐにじわっと汗をかく。もっとも夏とは全然違うけれど。きょうは、戻ったあとの仕事の段取りを考えて、7時15分にスタートできたが2周で帰ってきて10.8km。月間トータルは317.1kmとなった。この間も書いたが、そろそろ「量より質」を目指さなくちゃいけないタイミングだ。
おととい名古屋駅まで買い物に行った話を、きょうはもう少し細かく書いておく。おとといは「この機会にまとめて用事を片付けてこようと思ったのだが、半分達成できずで、ちょいと残念な結果に終わる。」と、サラっと書いておいたが、結構思うところがあったのだ。
わたしの買い物は、基本的に事前にカタログやネットで下調べをして、お店では、現物を確認するだけというスタイルだ。ぶらぶらウィンドウショッピングをしていて衝動買いをするということはまずない。
おととい、まず某専門店に向かった(今回は業種も店名も伏せておく)。これがメインの買い物だったのだ。店内に入ると同時にスタッフの人と目が合ったが、「いらっしゃいませ」の声がかからなかった。入り口のバーゲン品のところで、いちど足を止めたので、上客ではないと値踏みされたのかな。
このお店のカテゴリでは、ある好きなメーカーがあって、別の系列店ではそのメーカーのものを買ったことがあるのだが、このお店ではそのメーカーのものをほとんど扱っていなかった。ふつうならここで「〇〇というメーカーのものはありますか」と尋ねるところだが、先ほどから、まるで不審者か同業者の偵察かというような視線をずっと感じていたので、尋ねる気が起こらず、そのままお店をでた。当然「ありがとうございました」の声はない。
ここで、声かけして(尋ねて)いれば、態度が変わったかもしれない。そして、「〇〇はありませんが、こちらはそれとよく似た特徴をもったもので・・・」という「売らんかなではない」的確なアドバイスがあれば、買い物をしていたかもしれない・・・でも、少なくとももうこのお店にはいかないだろう。
その足で、近くの「ビックカメラ」に向かって、きのう画像を載せたランニング用のデジタルウオッチを買った。やはりネットで色々検索済みで値段も下調べしてあったので、ここでは現物を出してもらって、ベルトの長さをを確認した(レディース用を買ったので)だけだった。
レジを先に済ませ、保証書を記入して、対面カウンターのこちらがわに出てきて品物を渡してくれるまで、トータルでも5~6分か。でも、ここでの男性スタッフの接客は、地味だけど、とてもていねいで誠実感あふれるものだった。この男性、わたしの5000円ちょっとのデジタルの時計も、隣で売っている数十万円する海外のブランドウオッチも、きっと同じ接客をしているんだろうな。
最後に、電車の待ち時間を利用して、JR高島屋地下の「GRAMERCY NewYork」でフルーツロールケーキを買ったのだが、ケースの前には先客がひとり。そのお客様の接客を終えた女性スタッフは、満面の笑みで「たいへんお待たせしました。ご注文はお決まりですか?」と尋ねてきた。この笑みについつい「チーズケーキ」も・・・とはいかなかったが、笑顔ってそれだけで得した気分になる。
最近のこうしたお店の接客のパターンで、品物を対面ケースのこちらがわに持ってきてくれるのだが、これも笑顔あってこそ。(そういえばビックカメラもそうだったなぁ)
「次もここで買い物したい」って思わせることって、実はほんの些細なことで決まってしまう。いつもうちのスタッフにも伝えることだけど、働いているこちらは、日に何回、何十回とくりかえすことだから、ついついおざなりになりがちだが、お客様にしてみれば、それがそのお店、そのスタッフとの一期一会。そのたった一瞬の印象が次があるかないかを決めてしまう。とはいえ、お客様も千差万別だから、接客業って大変。・・・でも、やっぱり楽しいなって思う。あぁ、やっぱり現場に出たい(いたい)なぁ。