2011.11.10 テイクオフボード
名古屋の朝7時の気温は12.3℃。きのうより2℃ほど高いのだけど、くもっていて陽射しがない分、体感的には肌寒く感じる。いつもどおり6時30分に起きたのだが、走りだしたのは7時25分。いつもより10分遅い。長袖のランシャツにしようかなとか迷ってみたり、なんとなくもたもたしてしまった。
走り出してみると、からだが重く感じられる。あしたの朝は雨でお休みということになりそうなので、ホントは、ビシッと決めておきたかったところだけど、どうにもノッてこない。(あとから時計だけ見れば、それほど遅くはなかったんだけど)きのうの夜、読みかけの本のページを繰る手が止まらなくて、ちょっと夜更かしをしてしまったので、寝不足で調子がでない・・・と言い訳しておく。
その寝不足の元になった伊吹有喜の「四十九日のレシピ」を今夜読了。この歳までくると、この先に「輝かしい未来」や「華々しい栄光」が待っているとは思わない。でも、なんの目的もなくただ日々を長らえていくのではあまりにも淋しい。この本の中に「テイクオフボード(跳び箱の踏み切り板)」の例えがでてくる。曰く、わたしたちがテイクオフボードになって、次の世代を前に飛ばしていく。思いきって飛んだら、うしろは振り返らず前へ進んでいけばいい。飛んでいった者たちは、そんな踏み切り板があったことなど忘れてしまっても構わない。
文中でも、「忘れられてしまってさびしくないですか」と問うている。それは「お互いさま」なのだと・・・。そうか、この歳になっても、まだ誰かに踏み切り板になってもらって、「小さく」だけど前に飛んでいるってことなんだよなぁ。それが「生きている」「生活している」ってことなんだよなって、ちょっと暖かな気分になっている。
今、あたたかな読後感を味わっているが、きょうは一日肌寒かった。早くも左足かかとがやばい。パックリいくのは目前って感じになっている。それに気づいたけさからあわててケアを強化したけれど、間に合うかな・・・。
きょうは、年末調整の書類を整えた。早いよなあ、もうそんな時期なんだって嘆息していたのだが、ごひいきの某グループの来年のツアースケジュールが発表になって、「名古屋のLIVEは来年10月」という日程がでていたのには、ちょっと驚いた。しかも先行予約もはじまるのだ。
まぁ、アーティストとしては、曲づくり、レコーディング、ツアー・・・と、大きなスパンでスケジュールを組み立ていかなくちゃいけないんだろうなと、想像はできる。でも、じぶんのことでいうのなら、正直、来年の10月、LIVEに行ける状況にあるのかどうかなんて想像もできない。元気でいるだろうか、ちゃんと暮らしていけるだけの収入はあるだろうか・・・なんてね。
でも、これを先行予約したら、そのLIVEの日を楽しみに、みんなにテイクオフボードになってもらいながら(じぶんもなりながら)、前に向かって走っていけるのかもな・・・。 って考えたら、ちょっと気分があがったりして。
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