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2011/11/27

2011.11.27 新旧

 7時起床。きのうは「絹の贅沢」に「ウーロンハイ」とちょっと飲み過ぎたかなって思ったけど、ぐっすり深い眠りだったこともあってスッキリと起き出せた。

 きょうは8時30分すぎに走り出す。冬型が緩んでおだやかに晴れていて、気持ちが良いのでいつもの緑地ではなくて、ちょっと遠出をしてみようかなと、旧東海道を東へ走っていくことに。名古屋市内に唯一残る「笠寺一里塚」の前を通り、天白川を渡ると緑区に入る。鳴海宿は商店街になっているが、駐車場が思うように確保できず、しかも広くない道幅の旧道では、今の時代、商売は厳しいだろうな。

 左京山を過ぎると、目の前に名古屋環状2号の巨大な高架が見えてくる。前に走ったことがあるのは、10年以上は前だったかな・・・こんな巨大構造物はなかった。当然、弥次さん喜多さんの頃にも存在していない。その先の「有松」は、街並みを保全している。景観を守るためとはいえ、住んでいる人には制限されることも多くて、厳しいだろうな。すぐ北側の名鉄電車の駅前は再開発されて、スーパーも入った高層住宅が立っている。このコントラストはちょっと微妙。

Sdsc_0002

 駅からの道と旧道の交差点の角の建物には「テナント募集中」の看板が掲げられていた。この程度の景観では観光客が集まるわけではないだろうから、旧道としてはいちばん人目につく立地なのに空き家になっているというのも仕方ないのかな。

 さらに旧道を進むと国道1号線に出る。その先は名鉄電車の「中京競馬場前」駅だ。場外馬券を買おうという人たちが、駅からのだらだらとした坂を大勢登っていく。きょうは「ジャパンカップ」だね。競馬場の正門前から戻ろうと、住宅地に入っていくと、そこここに警備の人が立っている。近隣住民への配慮ということなんだろうね。

 姥子山のアップダウンを楽しんで、有松駅前に出て、往きの旧道を横切って国道1号線に出る。ここから戻ろうかと思ったのだが、目の前に長い坂が続いて見えては、そちらに走って行かないわけにはいけない。この道は今まで車でも通ったことがなかったのだが、長い上りのあと、ちいさな上り下りがあって、楽しめるコースだということがわかったのが収穫。

 調子に乗って走っているうちに、ずいぶん家から離れてきていた。目の前には伊勢湾岸道の高架が見えてきた。これはいけないと、太陽と高速道路の位置から、たぶんこちらが帰る方向だと、さほど大きくない信号交差点を右折して、住宅街の中に入っていく。その先は行き止まりみたいだなぁというあたりで、何台もの車が右折していく交差点があることに気づく。信号のない交差点だけど、これはたぶん地元の人しか知らない抜け道なのだろうと、とりあえず曲ってみる。

 車はしばらく行くとこんどは左に曲って小さなトンネルに入っていっている。こうなればついていってみるまでと、車のすれ違いができない狭いトンネルに入る。そのまましばらく行くと名古屋環状2号の側道に出られた。この道路ができてからは、はじめて走るのだが、もうここまでくればだいじょうぶ。

 県営大高緑地公園の横を抜け、国道1号線に出て、あとは一直線だ。あちらこちらで再開発されたり、切り開かれて新しくできた道を走ってきたので、国道の歩道は、継ぎ接ぎで走りにくいことこのうえない。広い道がいくつもできて、有松、鳴海界隈の片側1車線の国道1号線では、商売は厳しいようで、新しくできたお店はほとんどなかった。

 そんなこんなで、新旧の違いを感じながらの実走時間1時間49分15秒。ルート検索で21.6kmもあったことを知って、ちょっと驚いた。5:03/kmで走っていたということになる。体感的には5:30~5:45ってところだったのに。

Sdsc_0003

 きょうのお昼は妻が不在。なので、彼女のメニューには存在しないキムチ炒飯を作って食べる。旨いなぁって自画自賛。

 午後は、読みかけだった竹之内響介の「見上げてごらん夜の星を」を読了。東京オリンピックの頃(昭和39年)の東京を舞台にした連作短編集。来年映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」が公開になるが、ちょうど時代背景は同じだ。帯に「貧しいけれど、あふれるほどの夢があったあの時代」とある。

 東京オリンピックの年、わたしは9歳。たしかに、今ほどものが溢れていなかったし、テレビは白黒だった。遊びだって外で日が暮れるまでという感じで、道具やモノを使わない遊びがほとんどだった。裕福ではなかったが、貧乏ではなかったので、高度成長時代を迎えて、一般的になりつつあった家電や車は、そこそこ人並みには我が家の暮らしに存在していた。

 「あふれるほどの夢」はなかったが、「あきれるほどのひもじさ」もなかった。あの頃のほうがよかった・・・とは思わないが、あの頃のほっこりとしたぬくもり感みたいなものは、すっかり薄らいでしまっている。走っているときにも感じてたことだけど、新しくて便利なものは多くなったけど、ちょっと不便だけどいいものっていうのは存在しづらい世の中になってるってことだよね。

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