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2011/12/10

2011.12.10 いい夜

 朝6時、メールの着信音で目覚める。「アドレス変更しました」って親しげなメールだが、残念ながら「篠田」さんには知り合いはいない。メアドを見たら「mariko・・・!」、おぉ「上からマリコ」様ではないですか・・・。って、迷惑メールをまき散らしている連中にも「遊びゴコロ」があるんだって、感心してる場合じゃないけど。

 二度寝して、7時に起きだす。けさの名古屋は0℃近くまで冷え込んで、今シーズンいちばんの寒さになったらしいが、陽射しがたっぷり注ぎはじめたので、部屋の中はそれほど寒くない。ゆっくりと朝刊と折込広告に目を通して8時15分に走り出す。

 ちょうど、走りだそうとするところにふたたび「上からマリコ」さんからメールが届く。こんどは「写真の件」というタイトルで、時間があえば一緒に行こうと思ったけれど、とりあえず先にいってます」とのこと。篠田麻里子に一緒に行こうって誘われたって妻に言うと、「馬鹿みたい?」って顔をされた。

 土曜日なので、きょうもいつも緑地ではなくてちょっと遠出。どこにしようか迷ったけれど、今回も「坂」を求めて(笑)、緑区~天白区方面にととりあえず走り出す。その名も「鳴海山下」から「伝治山」への一気の上りを皮切りに、池上台~滝の水と緩やかに登ったり下ったりを繰り返しながら東へ。滝の水公園あたりが今日の標高差の最高点(62m)だったようだ。

 ここまでは車でもよく通る道。税務大学校の先を左に折れて北へ向かう道ははじめての道。期待に応えて(?)ジェットコースターのような坂が続いた。うわあ、楽しいって思っちゃうんだから、ほんとM男ですねぇ。天白区に入って大根から島田橋に下って戻ってくる。

 きのうオープンしたばかりのヤマダ電機の前を通る。開店までまだ20分くらいあるせいか、入り口の行列はさほどではなかったが、警備の人の多さには驚いた。お店のまわりの生活道路の角々だけでなく、マンションの住人用の駐車場や、一般企業の駐車場の前にも立っていて、違法駐車や迷惑駐車を徹底的に排除しようとしていた。これくらいしないと近隣住民との間でもめるんだろうなぁ。

 地図ソフトによれば18.6km。体感的には16kmくらいだったからちょっとびっくり。シャワーを浴びて測った体重は50.5kg、こちらもちょっとびっくり。きょうは、スッキリと冬晴れ。指先がキ~ンと冷たくなるのはつらいが、それ以外は「心地よさ」を満喫。

 お昼ごはんのあと、作業の帳票が届くのを待つ間、小川糸の「あつあつを召し上がれ」を読み始める。「食堂かたつむり」に出会って以来、彼女の作品だけはずっとハードカバーで買っているのだが、その彼女の新刊だ。「食事」をテーマにした短篇集なのだが、早くに亡くなってしまう母親が、まだ幼児だった娘に煮干から出しをとっていくみそ汁の作り方を仕込み、その娘が嫁ぐ日の朝、父親に最後のお味噌汁と作る話に大泣き。ちょうどそこに、帳票が届いた。

 涙を拭いて、受け取りに出たのだが、いつもきてくれる運送会社のお兄ちゃん、こんなときに限って年末年始のスケジュールやら、規定の締切時間よりも早めに連絡をほしいことなど、いろいろ話していった。泣きはらしたほどじゃないので気付かれなかったとは思うが、ちょっと恥ずかしかった。

 サクっと作業を終えて、17時30分開演の「Superfly」のライブに妻と出かける。会場の日本ガイシホール(レインボーホールのほうが馴染みがある)は、ゆっくり歩いても10分。名古屋で10000人規模のアリーナツアーというとここが会場となることがほとんどなので、結構、重宝(?)している。

 さて、楽しみにしていたSuperflyは、その期待を裏切らないいいライブだった。じつはわたしは2回目だ。去年の夏、福岡の海の中道海浜公園での野外ライブで30分くらいのステージを見ている。音のヌケの良さはあの屋外のほうがよく、アリーナ独特のこもるような音に、志帆ちゃんのシャウトもちょっとクリアさに欠ける感じはあるが、それでもあの歌いっぷりは清々しい。

 Superflyには、わたしがロック少年だった70年代のロックの匂いがする。そこがジャストフィットする感じなのだが、それはきょうのライブでもじゅうぶんに感じられて、自然にからだが動く。そして、バラードはズンと心に入り込んでくる。これで、アルバムに収められていた70年代ロックのカバーをやってくれたら申し分なかったのだけど、まぁ、それは贅沢ですかね。

 彼女が人前で歌うということに目覚めたという原点的な曲として、コーラスの8人とアカペラで歌ったゴスペルナンバー「Hail Holy Queen」、おなじくアカペラから歌い始めた「I Remember」は鳥肌が立った。

 声で、そして歌で、人のこころを暖かく、そして熱くできることっていいなって思う。うらやましくも感じる。そして、ロック少年の頃から思っていた「青臭い」思いだけど、「歌は世界を変えられる」って思いたくなる。

 雲がかかって時々しか見えない月食が残念だけど、きょうはとっても「いい夜」だ。

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