2012.01.22 おいしいパン
きのうの夜は、焼酎のお湯割り。冷え込んだ夜ではなかったけれど、ふとんに入ってあっという間に眠りに落ちた。寒い夜はあたたまるために1杯だけ!というのはやっぱりありかもな。
起床は7時30分、最低気温は4℃で寒くない。8時30分スタートで走りにでる。冬には珍しくしっかり降った雨がようやく上がって、薄くなった雲間から陽射しがすこしずつのぞきはじめてきて、緑地はしっとりおだやかな雰囲気。そんな雰囲気にぴったりの清水翔太の「Umbrella」を聴きながら、ゆったりと走ってくる。そんなけさの緑地は、ランナーもウォーキングの人も多かった。わたしはというと、そんないい条件にもかかわらず、なんとなく気分が乗らず2周で戻ってきた。べつに体調が悪いとか、どこかが痛いとかいうわけではないんだけど。
緑地の入り口にきのうから「修繕工事」のお知らせ看板が立っている。きのうはクリップボードをもった作業着姿の人が、あちこち見て歩いていた。期間が3月31日までって、なんだか、年度末の予算消化のための工事って気がして、きょう帰り際、立ち止まって工事の内容を見てみた。ずいぶん前に伐採したままになっていた根株を撤去するとか、老朽化した街路灯を撤去するとか、水たまりができるところのアスファルトの補修とか、工事内容は多岐に渡っていて、この際全部まとめてやってしまうおうって感じで、やっぱり「年度末」っぽいなぁ。個人的には、サイクリングコースの1周3,136mという実測なんだけどハンパな距離表示を、どこかショートカットして3,000mにするとか、少し先まで計測して4,000mにするとか、ランナー向けの改修をしてほしいところだけど、それはマイナーな要求だろうな。
午前中は、妻と食品スーパーへ買い出しに。かつて日曜日の朝というと、目玉商品目当ての人で、駐車場にも入れなかった某スーパーは、そこそこ埋まってはいるものの、すんなり車を止められた。先着限定数の「タマゴ」1パックの値段は当時と変わらないのだが、それだけスーパー同士の競争が熾烈ということなんだろうか。たしかに、うどんやとうふなどの日配品の価格は、当時の特売価格が平常価格になっている。スーパーはそれでもやっていけるだろけれど、納めている業者さんは辛いだろうなぁ。
午後には、すっかり青空がひろがって、気温も久しぶりに10℃を超え(最高気温11.9℃)たけれど、とくに外出はせず、本日も読書。きのうの「傍聞き」につづいて、文庫の中で書店イチオシということで売れているという大沼紀子の「真夜中のパン屋さん」を読む。いろいろ事情があってまっすぐに生きていけない人たちをパン屋さんが救う話は、ちょっとほろ苦いけれど、ほっこり温かくなるお話だった。
「パンは平等な食べ物だ。道端でも公園でも、どこでだって食べられる。囲むべき食卓がなくても、誰が隣にいなくても、平気でかじりつける」というくだりがある。「ひとり」で生きていかざるえない人の言い訳にも聞こえるこのことばに「俺がここにおったって、パンはちゃんとうまいままやろ? 一緒に食っても、うまいパンはうまいままやろ。」ということばが応える。「おいしいね」って一緒に感じあえる相手がいること、それに人は救われる。
あぁ、おいしいパンが食べたくなっちゃったなぁ。
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