2012.05.21 きょうは強運
けさは。まるで遠足の朝の小学生みたいに5時前からなんども目を覚ました。日の出は4時43分だったけど、まだ欠けてくるわけではないしと、もう少し眠ろうとしたのだが、結局5時30分には起きだした。予報よりも雲が少なく青空も大きくひろがっている。このままでいてくれ!と必至に祈るが、時間を追う毎に雲が南から北に向かって広がり始めている。やばいぞやばい・・・。
6時45分スタートでいつもの緑地に向けて走り出す。いつものように緑地内を2周して入口近くの噴水池のところに戻ってくるとちょうど金環食が始まるという計算。走りだした時には東の空はすっかり雲におおわれていて、欠けはじめた太陽が隠れてしまった。北から西にかけての空の半分は青空がひろがっているけれど、雲の流れていく方向は芳しくない。緑地に入って1周目が終わる頃には、空全体を灰色の雲が覆ってしまう。欠けてきている太陽の影響もあるのだろうけれど、かなり暗くなってしまって、あぁ、これはダメかもと気持ちが落ち始める。いまさら、日頃の行いを悔いてもはじまらないが、やっぱりこころがけが悪いのかなぁ。
2周目、木々の間から見える空に雲の切れ間を探しながら走るけれど状況は芳しくない。でも、なんとかほんの一瞬でもと気持ちがはやるせいか、最近にはないかなりのペースで噴水池の畔に戻ってきた。金環食のはじまる2分前だった。東の空低いところには雲が切れて晴れ間も見えてきて、光の筋が地上に向かって伸びているけれど、肝心の太陽はどこにあるかわからない。
金環食がはじまったと思われる時間になってすぐ、薄くなった雲を通して一瞬だけキレイなリングが見えた。あと少し右に行ってくれれば、雲が切れているところがあるのに・・・と恨み言を言いつつ、ほんの一瞬でも見られたことに安堵していると、雲のフィルターを通して見えるようになってきた。凝視したらまずいとウエストポーチから日食グラスを取り出してみるが、雲をとおしての弱々しい光なので、グラスをすると真っ黒で何も見えない。まぁ、雲越しだからいいかとそのまま見つづける。
やがて、さっき見つけていた雲の切れ間に入ってきて、くっきりとそのリングが見えるようになった。すかさず日食グラスをかざしてみる。こんどはキレイに見えた。次はもう見られるとは思えないので、ホントよかったなぁ。この一瞬に一生分の運を使い果たしたような気分だ。噴水池の周りで、この瞬間を共有したのは4~5人。歓声が上がることもなく、みんな静かに興奮しているような感じ。
金環食が終わってしばらくするとまた雲の向こうに隠れてしまったから、ホントに運が良かったんだよなぁ・・・。と、足どりも軽やかに帰ってきた。ベダンダに出て、青空が戻ってきた東の空で半分戻ってきた太陽を見る。足元を見ると、土の中から硬い殻を持ち上げてきていたゴーヤが葉を広げはじめていた。このあと続々と発芽しそうだ。スケールは違うけれど、この育ちゆく様は、こちらもなかなかにしてすごい。きょうは、太陽にも月にも、ゴーヤにも元気をもらって、23時すぎまでかかったデスクワークもハイテンションで乗りきれた(*´∀`*)
いやぁ、きょうに限ってはめちゃめちゃ強運だったわたしである。
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