2012.05.31 戦闘の火蓋
けさはルーター再設定の検証作業があって、その前にルーティンの作業を片付けておく必要があったのと、週の半ばなのにきのうの夜は友人と結構がっつり呑んだので、走りには出ず、そのまま8時前から仕事に突入。きょう3.4km走れば月間400km超だったのだが、それにはとくにこだわりはない。
「ミツカン」グループって知ってる?と尋ねると、名古屋とか愛知県の人はほぼ知っていると答えると思うけれど、愛知県に本社がある「酢」や「お酒」の老舗醸造メーカーだ。もっとも、今は「味ぽん」、「追い鰹つゆ」、「金のつぶ」といったほうが、あぁ、知ってると言われると思うけれど。
その数百年もつづくメーカーで、創業の「酢」の売上を、近年参入した「納豆」の売上が上回ったというニュースが、きのうの新聞に載っていた。納豆については後発メーカーなので、タレを混ぜるときに手が汚れない容器を開発したり、もともと納豆を食べる習慣の薄い西日本で需要を開発したりという企業努力があってのことらしい。「酢」に関しても、「飲む酢」だったり、さまざまな料理への応用レシピの提案など、需要の開拓に努力している。老舗であるとか、ナンバーワンとかいうことにあぐらをかいていてはいけないということだ。
おなじ新聞に、名古屋の老舗デパート松坂屋で、売上○位というPOPをつけた「アナログな」ランキング陳列をはじめたという記事があった。これには、何を今ごろ寝ぼけたことを言ってるのって思ってしまった。こんなこと、ふつうの小売店ではあたりまえのようにやっていることで、記事にするほうもおかしいよね・・・って感じだ。まぁ、デパートといえば、化粧品コーナーがその典型であるように、自主編集の売り場より、販売員も含めてメーカーに場所貸しするような商売のやり方が多かったから、メーカーを問わず、同じカテゴリの売れ筋をランキング形式で集めるなんてことが、デパートとしては画期的ってことでニュースになるんでしょうね。これも「老舗」という看板だけではやっていけないということのあらわれなんだよね。
最近、わたしのまわりでは、シェア1番とか、大手とかいわれている企業のお粗末な対応が続いている。かつてはかなり先鋭的なクレーマー攻勢をかけたこともあったが、角のとれたわたし(?)としては、「呆れてものが言えない」というような感覚で、大人の対応で受け流しているが、相手の出方次第では、ちょっと突っかかっていってもいいなって思いになってきていて、ワクワクする感じ。さぁ、戦闘の火蓋は切られるだろうか。