2012.07.02 慎ましく
きのうは本を読んでいて、眠りについたのは1時だった。けさは5時過ぎにいちど目が覚めたが、二度寝をしていつもどおりの6時30分起床。窓の外の思ってもみなかった青空にビックリ。テレビでは、真っ青な空と名古屋駅のセントラルタワーズを映して、「雲ひとつない・・・」とコメントいたが、実際の空は南側半分に白い雲が浮かんでいる。メディアは必ずしも真実を伝えているわけではない。
でも、清々しさは本物。7時21分スタートでいつものように10.8km走ってくる。帰り道、JRの線路のアンダーパスをくぐったあとの上り坂で、自転車の高校生が立ち漕ぎで追いついてきた。ならばと、ギアを入れ替えてガシガシとペースを上げて、からだひとつ前に出て坂を登り切る。う~ん、大人げない。けど、きもちいい!
きのうからきょうにかけてのニュースでは、がっかりすることだらけ。「レバ刺し」が食べられなくなったのがまず一つ目のがっかり。それほど好んでいたというわけではないが、信頼できるお店でメニューに見つけた時は必ず食べていた。一見、国民の健康と食の安全を守るという姿勢は正しいように見えるが、これって事なかれ主義でしかないように思う。
ふぐなどと同じく、一定の基準を設けて、それにクリアしたお店は提供できるというかたちにはできなかったものか。そして、あくまで「自己責任」で食べるということでいいんじゃないのかな。たとえば、タバコには「百害あって一利なし」のような警告がパッケージに書かれているらしい。喫煙者は、そのリスクを承知のうえで吸っているわけで、レバ刺しも、本当に新鮮じゃないものを食べると、中毒を起こすかもしれないと警告した上で、それでも食べたいのならご自由に・・・ってね。
もう一つは「大飯原発」の再稼働。とうとう起動してしまったんだよね。日本は、脱原発の千載一遇のチャンスをみすみす逃してしまった。このてのものは、いちど動いたり、完成したりすれば、その既成事実のもとでは、取りやめたり、なくしたりすることはなかなかできない。となると、定期点検とはいえ、一時停止していたこのタイミングで、このまま稼働させないという決断をすれば、世界の先をゆく英断になったのに。
去年もできたのだから、ことしもきっと日本人なら原発のない節電の夏を乗りきれるはずだったのになぁ。原子力に代わるエネルギー源として、大規模なソーラー発電施設が続々とできてくる。そして、そのさらなる普及を目指して、電力の買取価格が引き上げられる。それはいいことだって言いたいけれど、その引き上げ分は電気料金に転嫁されてくる。
レバ刺しも原発も電力買取も、この国のすることは、悲しいかな「国民」のほうを向いていないんだよねぇ・・・。こんなニュースばかりじゃ、せっかくの清々しい梅雨の晴れ間が台無しになっちゃう。
きょうの名古屋は、結局31.9℃まで気温が上がった。風がベランダのカーテンをゆらすので、エアコンはまだだいじょうぶ。小市民は、こうやって慎ましやかに生きていくしかないんだよね。
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